2019/07/31 - 2019/08/03
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norijiroさん
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もはや説明不要の世界に冠たる超メジャー観光地、サントリーニ島。海からの断崖絶壁に白い家々が建ち並び、所々にアクセントのように青いドームの屋根が見えるという、旅行パンフレットの表紙などでは定番の光景だ。ここではあちこちで素晴らしい景色を堪能していきたい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エーゲ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フェリーを降り、いよいよサントリーニ島へ上陸。港近辺はイメージと違い、険しい崖に閉ざされた荒涼とした印象である。そしてジリジリと暑い。「この島で1週間サバイバルをしてもらいます」などと言われたら途方に暮れそうな不毛の地。水の気配がまったくない。
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島は海底火山の噴火で形成されたカルデラで、火口と外輪山の間に海水が入り、現在のような姿となった。外輪山の火口側はいずれも急斜面となっており、そこに建物が密集している。元々はギリシャの貿易商が停泊中の自分たちの船を見下ろせるよう、海側の崖に商館や集落を建設したのがはじまりで、その後は住居、そして観光用のホテルなどに転用された。
頼んでおいた車でつづら折りの坂道を登り、ホテルのあるフィロステファニに到着。港近辺の雰囲気からは一転し、駐車場から海方面を見ればこの光景。海と山、両方をいいとこ取りのような眺めが楽しめるのが実にすばらしい。ここなら3年くらいはサバイバルできそう。 -
難点といえば、崖付近には大きな道がつくれないので、崖の中腹にあるホテルと車道の間は細く急な階段でしか行き来できないことである。荷物どうしよう…と思っていたところ、ホテルのスタッフの方が重量20kg超のトランク2つを軽々と運んでいく。トランクを肩に担ぐというのを初めて見た。すごい! チェックアウトの時にまねしようとしたら、「チッチッチッ、ヤワな素人がやるとけがするぜ」というようなことを言われた。もう少し屈強になって出直してきます。
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サントリーニ島で宿泊するのは「ヴィラ・フェガリ」。崖をくり抜いて作ったサントリーニ島の名物ともいえる「洞窟ホテル」である。
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地中なので、奥の部屋は真夏でもひんやりと涼しい。
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あふれ出る洞窟感。秘密基地のようで妙に落ち着く。外には別にテラスがあり、カルデラ側の景色を望むこともできた。
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ホテルに荷物を置き、さっそく散歩を開始。まずはこの島の中心地、フィラへと向かう。
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山頂に町が続いているのがわかる。
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フィロステファニの名所、青ドームの教会。まるで絵はがきになりそうな景色、というかすでになっている。定番の構図だ。ここの特徴は屋根に併設された3つの鐘である。向こう側に見える海と島もポイントが高い。
Agios Theodori Church 寺院・教会
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鐘を正面より。青ドームの教会自体は島内にたくさんあるので、プラスαのポイントをつくって他との差別化を図っていかないとなかなか有名にはなれない。厳しい競争社会である。かつてはサントリーニ島の代表的な光景として紹介されることも多かったが、最近はイアの三連ドームに押され気味。隣接してあと3つくらい支店の小ドームを作ってはどうか。
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フィラへの案内板。ほぼ落書きに等しいあまりの手作り感が不安である。
看板の向こうは島の外側で、こちらはもともとの火山島の山裾にあたるため、傾斜は緩い。これはこれで悪くない景色だが、やはり火口側に比べるとインパクトに欠けるか。 -
迷路のような路地を、先ほどと似たり寄ったりの落書きを頼りに進んでいく。
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海沿いの道はまるで空中散歩。吹き渡る風が心地よい。
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駅のような時計塔のあるバプテスト教会。サントリーニ島の大半を占めるギリシャ正教の教会とは宗派が別らしい。なぜ屋根を青くしなかったのか、宗教上の対立関係でもあるのだろうか。
カソリック教会 寺院・教会
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フィロステファニから15分ほど歩いてフィラに到着。急に店も人も増えて賑やかになった。
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崖下の旧港から登ってくるロバの群れ。港からフィラの町まで人が乗れるようだが、利用している人をほとんど見かけなかった。「落馬(落ロバ?)してけがをする人もいる」「落ちても自己責任」などという口コミを目にしたたため、あまり乗る勇気が出ない。同じような考えの人が多いのか、空ロバが大量にだぶついている。
ちなみに、ロバに乗らなかったからといって階段を上がる必要はなく、同じ運賃でケーブルカーが利用できる。 -
ほぼ空中にあるカフェで休憩。フィラの町が一望できる。大人はビール、子どもはコーラをがぶ飲み。体重が気になる今日この頃である。
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カメラの特殊機能をつかってミニチュア風に撮影。けっこう雰囲気が出る。
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少し早いが夕食タイム。この旅はここまでずーっと洋食を貫いてきた(それしかなかった)。そんななか、フィラの町中でついに漢字のメニューを発見。世界はそれを中華と呼ぶんだぜ。これは行くしかない。
中華大飯店 中華
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なぜか箸袋が日本語(日本だとくずし字が普通だが、なぜゴシック体でこんなにもはっきりと書いてあるのだろう)。店の中国人(多分)の兄ちゃんは、意味が分かるのだろうか。なお、メニューには中国家庭料理的な裏メニューもあったりして、なかなか本格的である。
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炒飯!
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炒麺!
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魚香茄子!
というわけで、久々の中華に大満足であった。これだけ観光客が集まる島なのに、中華料理の店は2、3軒しかないらしい。ギリシャは概してアジア系の飲食店が少ない気がする。 -
食べ終わるとちょうど夕暮れタイム。サントリーニ島は夕日の美しさで知られており、周囲の景色とも相まって世界一と称されるほど。
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日が沈んでまいりました。
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この日はフィロステファニの教会にて夕日を堪能。ほれぼれする美しさ。
Agios Theodori Church 寺院・教会
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夕日をあびる白い町並みも見逃せない。いい時間だった。
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翌日。この日は島の北部にあるイアの町へと向うことにした。現在、サントリーニ島の風景として紹介されている町並みは、ほとんどがイアのものである。いわば観光の中心といってよい。
サントリーニ島もミコノス島と同様、タクシーは非常に少ない。基本的には事前に予約して利用するものと思っておいたほうがよいだろう。なので、ここでも主な移動手段はバスである。
ホテル近くのバス停に行くと5人ほどの先客が難しい顔をしてバスを待っていた。時刻表によると20分に1本来ることになっているが、バスを待つ男たちの顔にはすでに「1時間超級」といった貫禄が現れている。われわれもすぐ末席に加わったが、やはり待てど暮らせどバスは来ない。
30分ほどが経過し、ふいに1台の空車のタクシーが現れた。もしや乗れる? タクシーに近づいて、運転手にイアに行きたい旨を伝えるも、「予約があるから来たんだ」とのこと。やはりそんなおいしい話は転がっていなようだ。そして、運転手が気になることをいう。「ここからバスでイアには行けないよ」。 -
ここはフィラとイアを結ぶ最短の幹線道路である。まわりのバス待ちの諸先輩方もイアに行きたいような話をしていた。バス停は間違っていないと思うのだが。
悩んでいると、ようやく1台のバスが現れた。だが、北にあるイアとは反対側のフィラ行きのバスである。舌打ちして見逃そうとしていると、バスの運転手はバス停で待つわれわれ全員に乗るように促した。どうやらバスは変則的な環状運転をしているようで、タクシーの運転手の言うとおり、イア行きのバスはこの道を通らない。それ、早く言ってよ…。
結果的にいったんフィラ行きのバスに乗り、フィロステファニ→フィラ(乗り換え)→イアというルートで向かうことになった。それなら最初からフィラまで歩いて、そこからバスに乗ったほうが早かったではないか。 -
フィラ発のバスは火口とは反対側の海沿いなどに寄り道しながら、えっちらおっちらと1時間近くかかってようやくイアに到着。長かった。
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終点からすぐ南へ向かい、突き当たりを西に進めばすぐに見えてくるこの場所。そう、本や雑誌、テレビなどありとあらゆる媒体で紹介されるサントリーニ島の代表スポットがここである。写真撮影待ちの人が行列しているのですぐにわかる。
昔のガイドブックを見るとこの場所も写真も載っておらず、どうやら割と最近に“発見”されたようだ。いまではグーグルマップにも「Three Domes of Santorini」などと明記されている。あまりに有名になったため、観光客の流れまでイア中心に変わってきた気がした。イア 旧市街・古い町並み
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カメラの機能を使い色を盛ってみた。これくらいの色彩で掲載されている雑誌もあるような。
ここのポイントからは、至近に2つの青ドーム+青い鐘楼が同時に見える。そして背景には崖に張り付くようにつくられた白およびカラフルな建物の数々…。誰が見つけたのかは知らないが、サントリーニ島広しといえど、これほどバランスの取れた構図はほかにない(多分)。まさにザ・サントリーニと定冠詞をつけて称えたい。何の目印もない路地裏の一角が珍重される所以である。 -
観光の中心だけあって、メインの路地はこの人混み。
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昼食はイアのロカレストラン。
こちらはサントリーニ島の名物・ファヴァというレンズ豆のペースト。優しい味の豆カレーといった感じ。 -
見た目も美しい魚のグリル。
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このスパークリングワインがよかった。すっきりフルーティで、とても飲みやすい。地元産なのだろうか。
その後、同じものをワインショップやレストランで探したが、どこにもなかった。 -
店のテラスからの眺め。カルデラとは反対側だが、観光ナイズされていない素朴な雰囲気がなかなかよい。
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食後はさらに海沿いへ。
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イアの町並み、崖側の様子。
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どこを切り取っても絵になる素晴らしき世界(色、盛ってます)。
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ついに最西端の岬が見える場所に到着。風車がいい味を出している。
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その風車を間近から。このあたりにも小さな宿があった。次に来ることがあれば、こんなところに泊まってみるのもよいかも。
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サントリーニ島のなかでも、特に夕日が有名なのがここイアである。だが、われわれの宿のオーナーは、「イアは夕日の時間になると全島から観光客が集まってくるので、人混みがすさまじい。路地は人だらけで、子どもは人の背中しか見えないよ」という。そんなに混むのか…。また、あわせて懸念されるのが交通の便の悪さ。観光客の多さに比してバスの本数は非常に少なく、帰りのバスに乗れるまでどれほど時間がかかるのかもわからない。というわけで、当初は夕日の時間まで滞在しようかと思ったが、今回は早めに撤収。夕日は改めて洋上で見ることにしよう。
それでも帰りのバスはすごい混雑であった。イアに宿を取るのも一つの選択肢であろう(ただし、他の地区に比べてとてもとても高い)。 -
翌日。この日も快晴。
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朝からやってきたのはランドリーサービス。夏の日差しが照りつけるエーゲ海で、なぜペンギンなのかはわからないが、たまった洗濯物をふたたび大放出。われわれの旅はランドリーサービスなしでは成り立たない。
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その後はフィラの町からケーブルカーで旧港へ。
ロープウェイ その他の交通機関
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この日はクルーズ三昧。まずは海賊船風の小型船に乗り、湾中央部の火口のある島「ネア・カメニ島」をめざす。
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海から見るとサントリーニ島は断崖絶壁で阻まれたの要塞のよう。
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島の建物は、山の上のほうに万年雪のごとく見える。
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ネア・カメニ島へと到着。一路、噴火口をめざすこととする。現役の活火山だ。
ネア カメニ島 (火山島) 自然・景勝地
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溶岩風の岩石がゴロゴロしている。そういえば、その後にニュージーランドの火山島で噴火が起き、観光客に被害が出ていたが、ここはそういう心配はなかったのだろうか。ここ70年ほどは大きな噴火はないようではあるが。
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山頂の噴火口にいくはずが、想像以上の難路+暑さで、早々にダウン。二児の意向により、目標は早くも放擲される。
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一応、港すぐそばの元噴火口らしきものは見た。これでよしとしよう。
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ネア・カメニ島からイア方面を眺める。なかなか開放的な気分。
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帰港後、昼食をはさんでクルーズ第2弾。今度は本格的な船で、サンセットクルーズとしゃれ込むことにする。
ウェルカムドリンクでは、ご当地名物のお酒「ウゾ」がふるまわれた。これがかなりのくせ者で、ライチサワーにハッカと香辛料を足してかなり凶悪にしたような味。飲み慣れないとなかなか厳しい。 -
湾内を軽く遊覧した後は、波の小さい島陰に移動し、船上のビュッフェで夕日前の腹ごしらえ。
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山頂の町はすでにほんのりと赤く染まっている。
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いよいよクライマックス。もうすぐ沈む、という瞬間、どういうわけか船は夕日の見えない岩陰に移動し、乗客たちを大いにやきもきさせた。不安および不満が船内に充満したのを見計らって?船はふたたび夕日の見える洋上に。恋の駆け引き上等の焦らし作戦だろうか。
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今日の日よ、さらば!
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沈んだ後の色彩もまたよし。
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ホテルに戻り、夜景を眺めながらテラスでビール。サントリーニ島最後の夜を惜しみつつ。
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翌朝は朝8時半の便でアテネへと帰還。空港から朝日を拝む。夕日ばかり注目されるが、朝日もよいぞ。
サントリーニ空港 (JTR) 空港
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サントリーニ空港は口コミの評価が非常に低かった。来てみるまではその理由がよくわからなかったが、写真をみれば一目瞭然。押し寄せる観光客に対してあまりにも空港設備が狭隘で、座る椅子どころか立つ場所すら満足にない。いずれ全面的に拡張されるようだが、早期の竣工を願う。
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アテネまでの飛行時間はわずか45分。実はとても近い。
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上空から最後の別れ。ミコノス島のようなのんびりとした雰囲気は感じられないが、何よりも景色が特級クラス。写真コンテストなら、どこを撮っても入選、ちょっと選べばたちまち特賞というレベルである。こんな島はなかなかほかにないだろう。
この旅も残すところあと1泊。アテネではどこに行こうかな。
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