2019/08/03 - 2019/08/04
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norijiroさん
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風光明媚な二島を十分に楽しんで、ふたたび舞い戻ってきたアテネ。翌日の帰国まで、初日に行けなかった場所をいくつか回ることにした。だが、そんな一家に不逞の輩が近づく…。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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あっという間にアテネへ戻り、パルテノン神殿ふたたび。
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落書きもふたたび。何とかならないのだろうか。
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ホテルから歩いてやってきたのは、紀元前329年に建設された競技場・パナティコスタジアム。その後に改修され、第1回近代オリンピックの会場になった競技場、と言ったほうが分かりやすい。2004年のアテネオリンピックでは、マラソンのゴール地点にもなった。女子マラソンは暑さのため、出場82人中16人が棄権し、ここにたどり着けなかったという難レース。この日もなかなかの暑さであり、とりあえず大会当日の熱気だけは体験できた気がした。
パナティナイコ スタジアム スタジアム・スポーツ観戦
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総大理石製の馬蹄型のスタンドがフィールドを囲む。
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とりあえずオリンピアンの気分になって走る。日の丸を背負って戦う心境はいかが?
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偉い方の特別席もあった。スタンドは屋根のない石造りで、下手に座ると熱傷を負う。
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排水溝の蓋?がなかなかかわいらしい。炎天下で一服の清涼剤。
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スタジアムの見学を終えてタクシーを待っていると、そこで事件発生。別の観光客一家がふいに寄ってきて、「財布を盗られそうになってたよ」と忠告してくれた。そう、タクシーに注意を向けていてまったく気づかなかったが、いつの間にか妻の背後に一人の男が近づいており、リュックサックをまさぐっていたというのである。容疑者とおぼしきは、まだ少し離れた場所にいる気の弱そうなヒゲ男。「僕なーんにも関係ありませーん」と言わんばかりのおすまし顔に腹が立つ。妻のリュックは旅行用で、背中側にチャックがあるという優れモノのため幸い被害はなかったが、実に危ない。島時間に浸っていたためすっかり警戒心が緩んでいた。
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危ないところは早々に立ち去り、次はモナスティラキ広場へ。ここは旧市街・プラカ地区の入り口で、アクロポリスも見えることから人が多い。だが、ここにも魔の手は張り巡らされていた。アフリカ系の売人があちこちで観光客相手にミサンガの押し売りをしているのである。フレンドリーに話しかけつつミサンガを強引に腕にまきつけ、簡単に外せないのをいいことに結構な代金を巻き上げるという、あれだ。あまりにも古典的、そんな手口は骨董品としてアクロポリス博物館にでも収蔵しておけばよいと思う。だが、意外にもだまされている人はおり、本気でキレている人もいた。私もミサンガを巻かれそうになったので、すかさず腕を引いたところ、売人は「Fxxk you」と負け惜しみを浴びせ去って行く。カモにならなかったからとはいえ、その言い草はあるまい。いい加減にしていただきたい。
モナスティラキ広場 広場・公園
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ふらふら歩いていると危ない、というか面倒くさいので、近くのレストランへ避難。ひときわ混み合っていたケバブの名店、タナシスへ。
スブラキと呼ばれる串焼き肉はじっくりと火を通しているのか、ジューシーで軟らか。適度にスパイスがきいており、かなりの逸品である。タナシス 地元の料理
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食後はプラカ地区をぶらぶらと散歩。ミサンガ売人は縄張りでもあるのか、その生息地はモナスティラキ広場に限局されており、プラカ地区の内部まで侵食してくることはなかった。アテネは全体的に公団住宅のような味気ない建物が多いのだが、アクロポリスのお膝元ともいえるこの地区だけは旧市街の雰囲気が残っている。
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土産物屋も多数。最後の買い物にいそしんだ。
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続いてやってきたのがリカヴィトスの丘。アテネ市街を一望できる場所であり、麓から山頂まではケーブルカーに乗って登頂することができる。ケーブルカーは時刻表だと30分に1本の発車となっているが、客がいればガンガン増発するのでご心配なく。
ケーブルカー その他の交通機関
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山頂は想像以上の見晴らしのよさ。アクロポリスはもちろん、ピレウス港のほうまでよく見える。
リカヴィトスの丘 散歩・街歩き
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山に沈む夕日を見届けた。
帰りは麓のケーブルカーの駅前で客待ちをしていたタクシーに乗ろうとしたところ、近くにいた地元民っぽいおばちゃんに「タクシーに乗る前に、値段を聞いたほうがいいわよ」と言われた。そこで、運転手の一人にホテル付近までの値段を聞いたところ、相場の3倍以上の値段をふっかけてきた。もちろんそのタクシーはパスしたが、都会の世知辛さが身にしみるねえ。 -
ついにこの旅の最終日。ほかの者はみな疲れているというので、昼までホテルでゆっくり休むらしい。
私だけが貪欲に最後の観光を敢行。まずは初めてアテネの地下鉄へ。アクロポリ駅 (地下鉄) 駅
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国鉄と違ってなかなか立派な駅だが、地下鉄の車内はスリの巣窟とされている。その道一徹のプロ集団がうようよしているとか。
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「スリのプロ」vs「対スリ防衛のアマ」では、はなから勝負は決まっている。狙われたらひとたまりもない。前日のこともあるので最大限の警戒をし、明らかな外国人旅行者グループの近くで鞄をしっかりと押さえつつ、目的地に着くのをじっと待つ。幸いにも休日の午前中で車内が空いていたためか、無事にシンタグマ広場へ到着した。
シンタグマ広場 広場・公園
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衛兵の守る「無名戦士の墓」。独立戦争の戦死者や、身元不明の兵士の霊を慰めるために作られたものだという。奥はギリシャの国会議事堂で、このあたりが現在のアテネの中心ということになろうか。
無名戦士の墓 建造物
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衛兵の交代式を見学し、これにてアテネの観光は終了。
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時間には余裕をもって空港へ。飛行機の遅れのアナウンスなどはなく一安心。あの交渉を海外で、しかも外国語でするのは不可能である。
アテネ国際空港 (エレフテリオス ヴェニゼロス国際空港) (ATH) 空港
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一時は300秒の乗り継ぎを強いられそうになったウイーン空港。「最短乗継所要時間が25分と、時短乗継に大変便利な空港」という紹介を見たが、空港は意外に広く、よい子は25分にチャレンジするのはやめたほうがよいと思う。
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万事順調にウイーン経由で帰国。定刻の運行というのは実にすばらしい。
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今回の行程はこれにて終了。最後は、ミコノス島のパラポルティアニ教会にてパジャマ姿で写真を撮られていたモデルさんとともに。ギリシャはやはり島がよかった。ぜひまた行ってみたい。次は夢の長期滞在を。
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旅行記グループ
2019年子連れギリシャの旅
この旅行記へのコメント (1)
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- andさん 2020/02/20 19:21:57
- こんばんは~
- norijiroさん
子連れギリシャ楽しそう。
私は出産前に行ったので大人旅でした(笑)
観光地にもスリいるんですね…
私もアテネ着いて地下鉄からエスカレーター降りた所で母のリュック開けられました。
母が声出して逃げたのですが、ホント着いてすぐのホテル探している観光客がわかったので狙ったのでしょうね。
後から考えたらエスカレーターの上から見ていたのだとおもいました。
ギリシャの観光は楽しかったのですが、ヨーロッパの都市の怖さを知った旅でもありました。
オリンピックすたは行けなかったので、ギリシャの島行くときにアテネに寄りたいと思っています!
and
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