水原・仁川まとめてリベンジ　【韓国市場巡り　2/4】

2020/01/11 - 2020/01/11

　この旅2日目は、ソウル駅から始まります。
　特急ムグンファで水原へ
　城郭を徒歩で巡ります。
　そして、地下鉄（といっても地上を走ります）で、仁川へ
　水原・仁川とも過去に訪れたことがあるのですが、町歩きに失敗した過去が――
　今日は、それを取り戻したいと思います。

　この「韓国市場巡りシリーズ」の旅行記は、次のとおり４部作でお送ります。

　１　跳ね上がる影島大橋（釜山）
　　　一人焼肉に成功！
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591239
◎２　水原・仁川まとめてリベンジ
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591251
　３　（ミルク島にミルク山）東洋のナポリ
　　　統営にはーー
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591261
　４　釜山は松島にかぎる
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591269

エリア 水原(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　令和２年１月１１日（土）
　朝７時　明洞に毎朝でている軽自動車を改造したフードスタンドで朝ご飯
　スペシャルトースト（野菜入りオムレツとハム・スライスチーズを挟んだトースト）350円で朝食とします。
　朝７時から昼前11時までの４時間が営業時間だそうです。

明洞 散歩・街歩き

　地下鉄でソウル駅へ
　ここから国鉄で水原に行きます。
　おっ、変わった列車が入っているゾ！
　私が乗る列車の１本前を走る「S-train」麗水エキスポ行きです。
　いわゆる観光列車（ジョイフルトレイン）で、なんと先頭車はディーゼル機関車です。電気機関車でないところがまた良い！！
　列車発車まで20分弱あるので、各車両を見て回りましょう。

国鉄ソウル駅 駅

先頭から、ディーゼル機関車、電源車、5～1号車という編成です。
では、前側５号車から順に見ていきます。
【5号車】イベント車　団体用の貸し切りを想定
　　　　カラオケ設備もあるそうです。
　　　　車端（後部）には自転車の固定器具
　　　　も装備してます。

【4号車】
　茶礼室　靴を脱いで座る掘りコタツ風ブース
もあります。
　ここでお茶が供されることもあるようです。

【3号車】カフェカー
　　　　　売店や半個室のカップル席（コンパ
　　　　ーメント）もあります。

【2号車】家族席
　　　　　4人掛けのボックス席と、一般席
　　　　があります。

【1号車】ヒーリング席
　　5号車とほぼ同じ造りですが、車端（前
　部）に窓に向いた展望席が4席あるようです。

　S-トレインの見学終了
　私が水原まで乗る8時10分発の特急ムグンファ釜山行きは、5番線からでるようですね。

　オー、これこれ
　電気機関車が引く客車特急です。
　日本の14系客車みたいで大好きです。
　水原には、地下鉄でも1時間ほどで行けるのですが、これに乗りたくて、日本からネットでキップを取りました。
　所要33分で270円
　安っ――

　水原駅に到着
　ホームで写真撮ってたら、駅員さんに「写真を撮ることはできません」と注意されました。
　今でもダメなのかなあ。

　水原駅

水原駅 駅

　駅前大通り
　2011年の11月に来た際、徒歩で八達門まで歩いて行こうとして、たどり着けなかった過去があります。
　その際、この大通りをまっすぐ進みました。

　観光案内所で確認したところ、八達門に行くバスは、11番又は13番
　5つ目の停留所だそうです。
　11-2のように枝番が付いたバスもありますが、運転手に確認したところ「行かない」とのゼスチャーでした。

　発車

　10分ほどで到着
　目の前に八達門が見えるので、すぐ分かります。
　八達門はロータリー状になっているので、中に入ることはできません。

八達門 史跡・遺跡

　さて、これからの予定ですが、地図の下側（南側）の八達門にいます。《6時の方向》
　これから、反時計回りに城郭に沿って歩いてみたいと思います。

　すぐに水原川にかかる南水門に出てきました。

南水門 史跡・遺跡

　城郭が見えてきましたよ。
　建物は東南角楼

東南角楼 史跡・遺跡

　自分の中で勘違いがありました。
　「城郭の上」を歩けるものだと思ってたんですが、外敵から守る「壁」ですから、上を歩くことはできないんですね。
　水道関係の部署が長かったものですから、ついついダムの堰堤をイメージしていました――

《2時の方向》蒼龍門
　小学生の団体も来てました。
　　

蒼龍門 （華城東門） 史跡・遺跡

続いて練武隊

練武台 (東将台) 史跡・遺跡

　城郭が続きます

《12時の方向》訪花随柳亭

訪花随柳亭 （パンファスリュジョン） 史跡・遺跡

《12時の方向》華虹門
　最初に見た南水門の上流（北側）に位置します。
　ガイドブックでよく見る景色ですね。

華虹門 （ファフォンモン） 史跡・遺跡

《11時の方向》長安門
　現在の時刻は10時50分
　八達門を9時15分に歩き始めたので約1時間半歩いて、全行程（5.74㎞）の半分を攻略したことになります。
　さあ、これからどうするか。
　このまま残り半周に挑むのか、それともこの大通りを南下して「華城行宮」を経て八達門に戻るか。

長安門 史跡・遺跡

　八達門方面に向かうことにします。
　ちょうど、華城御車が通り過ぎて右に入っていきました。
　ということは、右に曲がれば「華城行宮」ということか。
　右に曲がってみましょう。

　正解
　華城行宮の入口に御車が停まっていました。
　現在11時2分
　次の便は11時30分のようです。
　おやっ、華城行宮前広場で何か始まったようです。

　武芸24技の公演が始まったところでした。
　午前11時から30分間、毎日（月曜日を除く）やっているようです。
　ちょうど良い時間にたどり着きました。

華城行宮 城・宮殿

　公演の途中ですが、華城御車の切符を取っておきたいと思います。
　隣接する窓口でキップをゲット（400円）
　また、公演を見に帰ろうとすると、窓口の方が事務所から飛び出してきて、「発車
10分前までに乗り場に行くこと」と、教えてくださいました。

　乗り込んだらちょうど10分前
　ほぼ満席で出発です。
　どういうルートを通るのか、どこで降りれるのか、予備知識もないままにキップを買いましたが、30～40分で戻ってくるようなことを言っていたような…
　車は、一般車やバスとともに公道を通ります。
　さっきも言ったように、城郭の上を遊園地の乗り物のように走るわけではありません。
　約3分で八達門まで行って、なんと、反時計回りに城郭に沿った公道を走ります。要は、私が歩いたルートの外側の公道を走っているわけです。

　これは、さっき行った華虹門
　ありゃりゃ、そして長安門を通って――
　その先、華西門（10時の方向）まで行って折り返し、長安門に戻って、華城行宮に戻ってきました。
　結果として、新たに見ることができたのは、華西門だけ。
　まあ、こんな乗り物で公道を走ることは、日本では許可が下りないでしょうから、それはそれでよい経験になりました。

　さあ、それでは入場料150円を払って華城行宮に入ってみましょう。

華城行宮 城・宮殿

　華城行宮は、王の行幸の際の臨時の居所だそうです。

　天気が良いので、コンデジでもキレイな写真になりますね。

　それでは、華城行宮を出て、八達門方面に向かいます。
　なんじゃこの仏像の大きさは―――

　華城行宮から八達門までは、けっこう近かったです。

八達門 史跡・遺跡

　八達門に帰ってきました。

　すぐ横の八達門市場

八達門市場 市場

衣料品が中心の市場でしょうか。
すぐ隣には栄洞市場と池洞市場があります。

　池洞市場
　通称スンデタウン

池洞市場 市場

　みかん越しに見える食堂は、ひっきりなしに客が出入りしています。
　この店で昼食を採ることにしましょう。

スンデクッパ　780円
　オープンキッチンで、ばんばん作ってます。
　スンデは、豚の腸に、豚の血・もち米・香草を入れて蒸した韓国風ソーセージです。
　クッパには、輪切りにしたスンデと、豚の臓物がこれでもかと入っています。
　塩とオキアミの塩辛で味を調整しながら食べます。
　いやあ、こんなに大量のスンデを食べたのは初めて――
　美味かった！

　八達門で水原駅に戻るバスを待っていたら、華城御車が通り過ぎていきました。
　この車が公道を通るなんて、やっぱりシュール！

八達門 史跡・遺跡

　路線バスで水原駅に戻ってきました。
　時刻は午後1時50分
　これから地下鉄を乗り継いて仁川に行きます。

水原駅 駅

　水仁線はまだ全通していないようなので、袴井まで戻って、安山線で烏耳島（オイド）へ
　さらに水仁線の開通区間の列車に乗り継いで仁川駅に到着したのは、午後4時でした。
　水原から2時間10分かかりました。
　この行き方でよかったのかなあ――
　まあ、地下鉄といっても地上を走っていたので、景色も見れたし、グーグー寝てたし、まあ良い休憩にはなりました。

仁川駅 駅

　日が沈むまでに観光を済ませましょう。
　1時間弱が勝負か――
　駅前の中華街に入っていきます。

仁川チャイナタウン 散歩・街歩き

　仁川には、1997年の10月に来たことがあるのですが、この時は東仁川駅で降りて、路線バスで目的地に行こうとしたら、なんか寂しい場所まで行ってしまって、同じ番号のバスをつかまえて帰った苦い経験があります。
　なので、仁川を観光するのは、初めて
　リベンジじゃ！

　仁川には日本人街が保存されています。
　また、「清・日租界地境界階段」は、灯篭の形状が左右で異なっていることに特徴があるようです。

仁川旧日本人街 旧市街・古い町並み

　ここの中華街は、韓国人が大好きなジャージャー麺が名物です。

　観光終了、ソウルに戻ります。
　そのまま地下鉄でもソウルまで直通で帰れますが、もう一つリベンジしたいことがあるんです。
　それは、着席バス（急行バス）で戻ること。
　当時は、東仁川駅からソウルへの着席バスがでてたんですが、「地球の歩き方」によると、今は「仁川ターミナル」から出ているようです。
　地下鉄で富平まで戻って、別の線に乗り換えて、ターミナルを目指しましょう。

仁川駅 駅

　仁川から約1時間
　午後6時に仁川ターミナルに着いたのですが、市外バスの乗り場はあるけど、着席バスの乗り場が見つかりません。
　案内所も見つからないので、やっぱり地下鉄で戻ることにします。
　仁川から地下鉄に乗り続けていたら、もうソウルまで帰っていたのに――
　いつか、リベンジしてやる！

　そんなこんなで、南大門市場に着いたのは、午後7時40分

南大門市場 市場

　昨日よりは早いので、店も開いてはいるのですが、やっぱり食べたいものがありません。

　そこで、宿のすぐ近くにある明洞餃子で、カルグクスを食べることに。
　待たずにすんなり入れました。
　ただ、この店、注文すると前金で払わされるのが、感じワルっ――

明洞餃子 地元の料理

　でも味は文句なし！
　バンチャン（付け合わせ）は、キムチだけ
　キムチはお替りをくれます。

　今晩も地下鉄明洞駅を上がったところにあるジューススタンドで生ジュース
　奮発して500円のイチゴジュースにしてみました。
　今日はここまで。
　明日は、高速バスで統営に向かいます。

　３　（ミルク島にミルク山）東洋のナポリ
　　　統営にはーー　　につづく
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591261

　

明洞駅 駅