<ミルク島にミルク山>東洋のナポリ：統営とは　【韓国市場巡り　3/4】

2020/01/12 - 2020/01/13

　この旅3日目は、ソウルから高速バスで統営に移動し、ミルク山のロープーウェイで山頂をめざします。
　今回の旅の目的は、東洋のナポリと称される統営の海辺のホテルでゆっくりすること
　といっても、せわしない性格なので、ホテルにじっとしているわけもないのですが――
　十分気分転換になりました。
　
　この「韓国市場巡りシリーズ」の旅行記は、次のとおり４部作でお送ります。

　１　跳ね上がる影島大橋（釜山）
　　　一人焼肉に成功！
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591239
　２　水原・仁川まとめてリベンジ
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591251
◎３（ミルク島にミルク山）東洋のナポリ
　　統営にはーー
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591261
　４　釜山は松島にかぎる
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591269

エリア 統営(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　令和２年１月１２日（日）
　ソウル高速バスターミナル（京釜ターミナル）にやってきました。
　超巨大なターミナルです。

ソウル高速バスターミナル バス系

　８時40分発：統営行の高速バスに乗り込みます。
　優等の高速バスなので、座席は1-2の3列シートです。
　助手席側の１人席・一番前が、私のシート（３番席）です。

　高速バス　3,500円

　統営まで約４時間かかります。
　高速道路に入ってきましたが、渋滞しています。
　そんな中を、一番内側は、バス専用車線なので、スイスイ走ってます。
　内側に入ればこっちのもの――

　　一番内側車線に入ってスイスイ行き始めたのですが、バスは一つ外側の車線に戻って停車（高速道路です）
　ほどなくして、後ろの車から青年が運転席の窓下までやってきて、なにやら言ってます。（高速道路なのに）
　バスは、しばらく動いて、今度は一番外側の路肩に停車
　運転手さんは、「ちょっと話をしてきます。」と言い残して車を降りて行きました。
　私は一番前の席なので、交渉の様子もバックモニターで見ることができます。
　

　路肩に停車中

　途中、運転手さんは携帯を取りに戻ってきましたが、ほんの2～3分で話は終わったようです。
　車線変更中に後方の乗用車を擦ったのかもしれませんが、衝撃もなかったし、全然気が付きませんでした。

　運転再開
　何事もなかったように、順調に進んています。

９時12分
　と思ったら、乗客からの要望により、最寄りのSAで臨時のトイレ休憩
　全員に案内して10分間停車することになりました。
　臨機応変な対応が好きです。

10時43分
　所定の場所でのトイレ休憩
　11時に出発と案内されました。

　一番右の「V」マークの機械は、キップのQRコード読み取り機です。
　乗車時にキップをかざすことで、乗車処理されてディスプレーに表示された席の色がオレンジに変わります。
　今回は、高速バスのチケットもネットで取って、プリントアウトしたものがそのままキップとして使えました。
　「KOBUS」のサイト（日本語選択可）から予約できます。座席の指定もできるので、とっても便利でした。
　ただし、予約の際、次の2点に留意してください。
①　途中、携帯番号を聞いてきますが、正直に入力するとエラーになります。「090-」で始まる携帯番号は韓国にはないのだと思われます。これを「010-」にかえて入力すると、うまくいきます。なお、携帯番号の下4桁がパスワードになるようです。（通常はパスワードを使うことはありません）
②　カード払いをしようにも、選択画面のラインナップは韓国のカードばかりです。いちばん下までいってみると、「其他」というのがあります。これを選んでカード番号を入力すれば大丈夫です。

12時09分　川の横を走ってます。
川幅も広くなってきたので、もうすぐ海でしょうか。

　12時52分　統営総合バスターミナルに到着
　4時間12分の快適な旅でした。

統営総合バスターミナル バス系

　ターミナルの食堂で昼食にしましょう。
　スナックコーナーと表示されてますね。
　ここは、前回の旅行でもお世話になった食堂です。
　店主は、名古屋で働いておられてので、日本人に対しても親切にしていただけます。

　テンジャンチゲ　650円
　今回は、注文の発音が「およろしかった」のか、すぐには日本人とは見破られませんでした。（だから放置プレイ）
　いやあ、ここのテンジャンチゲは美味いわ！
　エビとワタリガニの出汁がきいて最高です！！

　ターミナル前から141番バスで「ケーブルカー乗り場」まで行きます。

　統営は港町なので、海の景色が良いですね。

　繁華街を抜けて

　忠武橋を渡ると――
　「ミルク島」です。
　牛が沢山いるとか、そういうことではなくて、漢字で書くと「弥勒島」
　「弥勒菩薩（みろくぼさつ）」の「みろく」をハングル読みすると、「ミルク」になります。

　ケーブルカー乗り場に到着
　韓国では、「ロープーウェイ」のことを「ケーブルカー」と言います。

　閑麗水道統営ケーブルカー
　往復1,400円
　列で少し待ちますが、客が途切れない程度に、需要と供給がなりたっています。
　おかげで、私は1人で乗せてもらえました。

　キャビンから
　ミルク山に登ってます。

　山頂駅に着きました。
　駅舎屋上の展望所から

　天気が良いのがなにより

　ロープーウェイを下って、路線バスで忠武橋の手前まで帰ってきました。

ちょっと行きたいところがあるので――

　ここ統営海底トンネル
　1931年から1932年までの1年3か月で造られた「東洋初の海底トンネル」です。
　関門トンネル（鉄道・下り線）の開通が1942年なので、たぶん、そういうことになるんでしょう。
　にしても、あまり知られていない。
　まあ、日本統治下に造ったものですから、言いたくないのでしょうね。

　ミルク島から本土側まで戻ることができます。
　

　本土側入口に到達
　犬も渡っています。

　ここから海岸線を西湖市場方向に歩いていきます。

　西湖市場に着きました

　地元の方が使う市場が大好きです。

　どんな観光地もかないません。

　干し魚
　オブジェみたいです。

　本日の宿：閑山ホテル（ハンサンホテル）

　デラックスダブルルーム（ハーバービュー）
　朝食付きで5,631円

　正面は港湾施設
　右にはフェリーターミナル
　前回泊まった時は4階の部屋だったので、電線がジャマだったのでが、今回は6階なのでバッチリ
　しかーし、風呂がなくなって、シャワーになってる。

　前回は、ラブホのような、こんな風呂があったのに――

　もう夕方5時過ぎです。
　日が沈む前に、中央市場まで行ってみましょうか。

　夕陽に照らされたトンピラン壁画村
　今回は対岸から見るだけ

　中央市場入口にある奇妙な建物
　カニ？

　さあ、中央市場のようすをレポートします

　名産の牡蠣を売ってます。

　こういう市場の雰囲気が好きです

「モシモシ、へんなオッサンが私を撮ってるんだけど…」

　バス通りで見つけた食堂で夕食をとります。
　ビビンバ　650円
　統営は「忠武キムパブ」が有名で、専門の食堂もたくさんあるのですが、あえて外して、普通の食堂で食べます。

　ホテルに戻ってきました。
　正面の港湾施設（荷揚場）では、この船は一晩中電気が点いていました。

　フェリーターミナルと統営大橋

令和2年1月13日（月）
おはようございます。
統営の日の出
今日も良い天気です。

　今日は、市外バスで釜山に戻ります。

　ホテル1階の駐車場の一角にあるカフェでアメリカン・ブレックファースト
　トーストのほか、ゆで卵とコーヒー程度ですが、セルフサービスで無料で付いてます。
　前回は、どこで朝食が食べられるのか分からず権利を放棄してしまいましたが、今回は、チェックインの際にフロントで確認したので、朝食にありつけました。

　今回の旅の目的の一つが、「海辺のホテルでゆっくり過ごす」というものでした。
　なので、チェックアウトは、いつもより遅い9時過ぎとします。

　統営総合バスターミナルに戻るため、最寄りの路線バスの停留所に向かってます。
　途中、味のある建物を発見

　なんか好きなんですよね！

　路線バスで統営総合バスターミナルを目指します。

　路線バスに乗るのはハードルが高いけど、総合バスターミナルを通るバスは、経由地に「ターミナル」とハングル表記され、時折、電光行先表示板にも「Terminal」と掲出されるので、比較的乗りやすいです。

9時52分
ターミナルに到着

　窓口で10時05分発の釜山（ササン）行きの市外バスの切符が取れました。

統営総合バスターミナル バス系

11時15分
洛東江を横断中
ササンの西部バスターミナル（釜山）は近い

11時22分　釜山に到着

西部バスターミナル（釜山）
さあ、それでは釜山での行動を開始します。

　４　釜山は松島にかぎる　につづく
　　　https://4travel.jp/travelogue/11591269

釜山西部市外バスターミナル バス系

この旅行記へのコメント （2）

• あんあんさん 2020/01/31 19:37:24

  トンヨン懐かしいです！^_^

  はじめまして。
  わたしも若い頃は韓国が好きで1人でフラフラと遊んでいました。
  マサンやチャンウォンやトンヨン・・・
  いろいろ行きました。
  とても懐かしいです！
  トンヨンで食べた牡蠣やアナゴ、忘れられないです。
  
  マジェッドさんは、本当に韓国がお好きなんですね！！！

  マジェッドさん からの返信 2020/01/31 21:28:08

  RE: トンヨン懐かしいです！^_^

  　あんあん様
  
  　コメントありがとうございました。
  　「はじめまして」と言いたいところですが、「大崎下島のみかん農家」とか、「あんあん様・カイカイ様」の旅行記をちょいちょい拝見しているので、なんか初めてのような感じがしません。
  　さて、あんあん様も統営に行かれたことがある由、さすがです。
  　ちなみに私も広島県在住です。ご近所さんかもしれませんね。
  　今後ともよろしくお願いします。
  
  　　　マジェッド