2019/06/16 - 2019/06/16
3247位(同エリア4378件中)
放浪老人さん
午前中は休養して、午後、Googleマップを活用して、バスなどを乗り継いで、イスタンブールの北側の周辺部を廻ります。
注:Turkish Telecom のプリペイドsimを入れたiPad miniを使っています。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8:35 朝食:午前中は休養します。
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Googleマップで、行き先ヴァレンス水道橋を検索すると、93番のバスが直行します;途中、テオドシウスの城壁に沿った外周道路を通ります。
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13:09 行き先、近接停留所、次停留所などが表示されます;Googleマップで現在地がわかりますが、さらに安心できます。
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13:18 テオドシウスの城壁:巨大な2重の城壁に沿って道路が続いています;幅は広いですが、鉛直でさらに角が立った構造で、砲撃への備えが十分とはいえません;小アジア南西沿岸で見たロドスタウンの城壁より、中世型に近い構造です;コンスタンティノープルの陥落後の70年間にロドスタウンの城壁が進化したのでしょうか?
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13:23 バスは延々と続く巨大な城壁に沿って北上します;歩いて回れたロドスタウンの城壁とは規模が桁違いです;トラムと同じ通りで右折して、旧市街の中心部に入ります。
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13:39 ヴァレンス水道橋:市街の北西の水源から水を旧市街のスルタン・アフメド地区に引く途中の丘の間の谷を跨ぐ、ヴァレンス水道の一部として373年に架けられました;地下宮殿=貯水池の水もこの橋から供給されました。
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この水道橋を保存するために、旧市街を南北に貫く、Atatürk大通りは、車線ごとに水道橋のアーチの間を通り抜けています。
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13:57 Fevzi Paşa通りを北西に向かうバスに乗って;
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14:12 カーリエ博物館:修理用の足場に覆われています;5世紀創設のコーラ修道院の付属聖堂として12世紀に建てられました;オスマン支配下では、装飾を漆喰などで覆ってモスクに転用されました;20世紀中頃に、漆喰の下に、ビザンチン後期のモザイクやフレスコが発見され、モスクから博物館に変わりました;アヤソフィアと同じで、トルコ共和国が世俗国家である故の大胆な変更です。
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14:18 身廊上部の中央ドーム:構造は、四隅の柱とアーチで支える、ビザンチン様式の円蓋ですが、モザイク・フレスコは残っていません。
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扉の上に、「生神女就寝」が残っていました。
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内ナルテクスの天井:小さな回廊ですが、壁面から天井までモザイクで覆われています;この回廊に描かれているのはマリアの生涯です;規模はアヤソフィアのモザイクと比べ物にならない位小さいですが、ストーリー性がある細かい細工のモザイクが、比較的保存状態がよく残っています;小さいゆえに、近くから眺められるのも魅力です。
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奥のドームにはイエスと24使徒。
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外ナルテクスの天井にはイエスの生涯が描かれています;同時代のパレルモのモザイクと比べても、規模は比較になりませんが、細かく繊細な作品になっています。
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14:32 パレクレシオンには美しいフレスコ画も残っていたはずですが、第3段階の修復中で、入れませんでした;内部の修復が終わり、まわりの覆いが外されると、トプカピ・アヤソフィアに次ぐ目的地になりそうです。
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14:44 ミフリマー・スルタン・モスク:ミマール・スィナンが、1570年にスレイマン1世の娘ミフリマー・スルタンのために作りました;ミマール・スィナンの設計・建築の2箇所目です。
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柱とアーチで組み上げた箱の上に、柱とアーチとペンデンディブでドームを載せて巨大な空間を作り出しています;壁がない構造なので、ステンドグラスの開口部が広く、外光が十分に取り入れられています;スルタン・アフメド・モスクと違い、装飾を抑えたシンプルな巨大空間は、宗教空間というより、体育館を連想させます;モスクは、教会のような神聖な場所でなく、祈りを捧げる場所なので;アザーンが響くとイメージが変わるのでしょう。
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14:57 モスクの隣はテオドシウス城壁です;ミニバスのたまり場の向こうにカリシウスの門:1453年にコンスタンティノープルを征服したメフメト2世が入城した門と解説がありました。
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15:00 外側からテオドシウスの城壁:カリシウスの門がやや立派に見えます;城壁の周辺は公園ですが、ゴミが散らかっていて、荒れた感じです。
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15:05 監視塔の間の城壁が取り除かれ、Fevzi Paşa通りが城壁外に通じています;
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15:05 バスで更に北の、ピエール・ロティの(が通っていた)チャイハネに向かいます。
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15:23 ロープウェイ駅。
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15:31 ロープウェイを待つ列:この日は日曜日、週末を楽しむイスタンブール市民で大混雑でした;彼女たちは、目だけあけた黒服、髪の毛を隠すスカーフ、ジーンズ・Tシャツ・サングラスまで、多彩な服装で休日を楽しんでいます;都市部を旅するときは曜日に注意しないといけません;トルコはモスレムが多数派ですが、土日が休みです。
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16:34 乗車するまで、1時間待ちでした。
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16:41 ロープウェイの頂上から南西方向の金角湾口方向。
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16:46 拡大すると、左から、ガラタ塔と旧市街のトプカプ宮、アヤソフィア、スレイマニエ・モスクが並んでいます。
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16:48 ピエール・ロティの(が通っていた)チャイハネは、家族連れの市民で大混雑で、一人旅の外国人が割り込む余地はありません。
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17:17 帰りは、墓苑の中の道を下ります;丘の下のエユップ・スルタン・モスクを取り巻く墓苑です。
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17:23 エユップ・スルタン・モスク:7世紀の、ムスリムによる第1回のコンスタンティノープル遠征時に殉教したアブー・アイユーブ(トルコ語でエユップ)・アル・アンサーリーの墓が、15世紀のコンスタンティノープル陥落時に偶然発見された場所に建てられました;異教徒には関係ありませんが、トルコ人のみならず、ムスリム全体にとっての聖地です。
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30分毎ですが、イェニカプに直行するバス路線があります。
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18:26 片側3車線の中央側に停車して、なれない私には近づけない間に発車するバスがあったりして、1時間近く待ちました。
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18:44[Yenikapı]:マルマライに乗り換えます。
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19:33 ホテル帰着:イスタンブールカードとGoogleマップがあれば、イスタンブールは自在に旅できます。
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