2019/06/15 - 2019/06/30
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さくらいろさん
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スペインで楽しみにしていたバスク地方・サンセバスチャンに滞在中です。
美食の町として知られるサンセバスチャンに3泊しましたが、
バル巡りに加えて予定していたのが「シドレリア(りんご酒醸造所)」
へ行くことです。
日本からディナー付きのシードル(サイダー)醸造見学ツアーを
申し込んでいました。
家族経営のシドレリアでは、りんご農園の見学から始まって
樽に入ったシードルの試飲までガイドしてもらいました。
この地方では何世紀にもわたってシードルが醸造されてきたとのこと。
初めて知ることも多かったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
サンセバスチャンに滞在して3日めの朝です。
ゆっくり起きたら朝から雨が降っていました。
今日は予報も曇りの1日です。
ここまでの2日間は天気が良かったのですが、この地方は
西岸海洋性気候のため、年間の大半は曇りで、まんべんなく
降雨があるとのことでした。
到着した日から晴れ続きでしたが、その方が珍しかった
ようです。
部屋のネスプレッソでコーヒーを淹れてクッキーなど
食べました。 -
雨が上がってきたので、ホテルを出て歩き始めました。
近くにマーケットがありました。 -
野菜や果物が新鮮で美味しそう。
-
ホテルを出て、まずはバスターミナルに行きました。
翌日はバスでビルバオに向かうので、そのバスの情報を
知りたかったのです。
バス会社は2社あるのですが、よく分からなかったので
観光案内所に行って聞きました。
ビルバオの地図もくれて、ホテル名を言うとそこへの
行き方も教えてくれました。
個人旅行では観光案内所にお世話になることが多いです。
その後、また旧市街にやって来ました。
「サン・ヴィセンテ教会」です。
サンセバスチャンで最も古い教会で、14世紀には既に存在して
いました。現在の教会は1574年に再建されたゴシック様式の
建物です。 -
旧市街で最初に来たのは「ラ・ヴィーニャ」
ここも是非、と思っていたバルです。
3月にローソンで「バスク風チーズケーキ・バスチー」
が発売され、大ヒットしました。
そのチーズケーキのオリジナルを食べられるのが
ここ「ラ・ヴィーニャ」です。
私もローソンで買って食べてみたので、本場でも
食べたいと思っていました。 -
中に入ると奥はキッチンになっていました。
中央の棚に並んでいるのがチーズケーキです。 -
カウンターには食材も並んでいました。
-
大きなチーズケーキも。
ラ・ヴィーニャオリジナルの「tarta de queso」です。 -
この日は夕方からシドレリアを予約しているので
軽くブランチにします。
いつもは人でいっぱいで外で食べる人も多いようですが
この時は空いていて、テーブル席に座りました。
チーズケーキが有名ですが、ラ・ヴィーニャとは「ぶどう畑」
を意味するように、ワインと料理を楽しむ店です。
私達もチーズケーキと一緒にオムレツと白ワインを注文しました。
オムレツは蟹とポテト入り(2.40ユーロ)チーズケーキは2切れで
5ユーロ、ワイン(1.70ユーロ)コーヒー(1.50ユーロ)と
計10.60ユーロで素敵なブランチとなりました。
チーズケーキは外は香ばしく、中はクリーミーで美味しかったです。
店内は改装されているのか新しく、トイレもとてもきれいでした。 -
ラ・ヴィーニャを出て歩いていると、気になる店を
見つけました。
「Casa Urola」です。
初日に「Borda Berri」で隣合った日本人カップルが
「帆立が美味しかった」と話してくれた店。
それでは、と入ってみることにしました。 -
白ワインを注文して。
-
教えてもらった「帆立」を。
ミルクベースのスープ状のソースの中に
帆立が数個。その上には日本の海苔が細かく散らして
あります。
ソースがクリーミーで中にナッツのようなカリッとした
ものが入っていました。いい味。
ピンチョスはどれも美味しいな、と思いました。
ワイン1杯と帆立1皿で5.4ユーロでした。
バルで軽く1杯は楽しいです。 -
海岸沿いを歩いてホテルに戻ります。
-
天気が悪いので、今日はビーチにもあまり人が
いませんでした。 -
桟橋を散歩する人はちらぼら。
私達ものんびり歩きました。 -
ホテルに戻るとロビーにこんなコーナーが
あるのに気づきました。
水や飲み物、コーラなども並んでいます。
これもフリーのようです。
いろいろとサービスの良いホテルです。
部屋に戻って休憩。
パソコンで検索したり、テレビでテニスを見たりしました。
17:30には部屋を出て、フロントでタクシーを呼んでもらい
ました。
18:30にシドレリアの予約をしているので、タクシーで
向かいます。 -
予約していた「ペトリテギ」はサンセバスチャンの
郊外にあります。
ホテルからタクシーで15分ほどで着きました。 -
海岸沿いのホテルから山の方に入った場所でした。
高台にあり、見下ろすと山が連なった様子が
分かります。
「ペトリテギ」はアスティガラガにありますが、ここと
エルナニ周辺には100軒ものシドレリアがあるとのこと。
サンセバスチャンから10㎞ほどの距離です。 -
いくつかの建物が並んでいますが、着いた時には
誰もいませんでした。
ベルを押して予約を伝えるとガイドさんが案内して
くれました。 -
シードル作りの見学をします。
建物の裏にりんご農園がありました。
ここからスタート。 -
この時は6月ですが、もう小さなりんごが
なり始めていました。
花は5月に咲いて、9月に収穫するとのこと。 -
収穫の時は木から落としたりんごを
拾っていくのよ、と実演してくれました。
手に持った棒の先に突起があり、そこに引っ掛けて
カゴに入れていきます。
私もやってみましたが、スピード(リズム感)が
大切なようです。 -
りんごがたくさん集まるとこんな光景になるそう。
これはパネルになっているのですが、本物のように
見えます。 -
今は機械を使いますが、昔は手作業で行われていた
様子が描かれています。
いろんなりんごをミックスしてシードルにするとのこと。
途中経過のりんご果汁を味見したり、設備や機械、ビデオを
見ながら見学しました。 -
そして大きな樽の並ぶ部屋。
絞って濾過した果汁をこの樽で発酵させます。
ここはひんやりしていました。 -
最後はシードルの試飲です。
樽から直接、お酒が出てくるのです。
高い蛇口から飛び出すお酒をグラスで受けます。
お酒を空気に触れさせて受けると泡が立ち、香りが
引き出されるとのこと。
グラスにいっぱい注ぐのではなく、グラスの五分の一
(ガイドさんは2フィンガーと言った)くらいが
いいとの説明でした。 -
見学の後はお酒を販売しているフロアにも
案内されました。
ここではピンチョス(チョリソー)をいただきながら
2種類のシードルを試飲しました。
シードルはかなり酸味の強いサイダーという感じ。
香りは良いです。
ガイドさんにも「日本にもサイダーがあるけど、
アルコールは含まないので、全く違う飲み物ね」と
話しました。 -
見学は面白かったです。
フランスでシャンパーニュ地方へ行ったり、
シドニーでもワイナリーツアーに参加しましたが
お酒ができる工程はそれぞれに違っていました。
バスク地方では、チャコリやリオハのワインと並んで
このシードルが何世紀も醸造されてきた歴史を知ることが
できました。
見学が終わって、食事まで時間があったので、農園を散歩すると
元気な鶏がたくさんいました。 -
夕食会場になる建物に入るとテーブルの準備が
整っています。
今は誰もいないけど、こんなにお客さんが来るの?
と思っていました。 -
部屋の時計は振り子が「りんご」です。
可愛い。 -
食事の始まる20:00が近くなると、続々と
お客さんがやってきました。
家族連れやグループでテーブルに座っています。 -
面白いのは、グループごとの席がこのパンで
仕切られていること。
木製の長いテーブルで(これもシドレリアの特徴らしい)
相席も多いです。 -
私達も若者2人連れと相席でした。
-
夕食はコース料理になっています。
スタートは「タラのオムレツ」 -
続いて「タラのソテーの上にピーマンと
玉ねぎ炒め」
タラも美味しいのですが、ピーマンが柔らかくて
気に入りました。 -
どんどん人が増えて、あっという間に満席に。
こんなに人気とは思いませんでした。
皆さん陽気で、よく食べて、よくしゃべる。
大賑わいです。 -
もちろん、食事の合間にはシードルを
グラスに注ぎに行きます。
ディナーは飲み放題付きです。 -
樽によって微妙に味が違うので、好みの樽から
自由に注ぐことができます。
何人かで次々とグラスに入れていきます。
私も知らない人と一緒に順番にグラスに注いでもらいました。 -
メインは「炭火焼きのTボーンステーキ」(大きい!)
仕切りのパンは食べていくので、だんだん短くなります。
お隣の2人は、かなり短くなっている。
私達は食べきれませんが、お替わりのパンをもらいに行く
グループもありました。
みんな、よく食べるなあ、と感心しました。 -
かなりお腹いっぱいですが、デザートもあります。
バスク・チーズとマルメロのゼリー(チーズの上にゼリーを
のせる)それに殻ごとの山盛りクルミ、焼き菓子(ラングドシャ
のようで美味しい)
クルミは50個くらいあり、クルミ割りもついていました。
食べても食べても減らなかったです。
料理はどれも量が多かったのですが、何とか完食。
(パンとクルミは食べきれませんでしたが)
これらの料理はこの地方の郷土料理とのことです。
美味しくいただきました。
シドレリアの見学とディナーの予約は日本からしていました。
支払いは現地払いで1人42.50ユーロ(約5,300円)でした。
シードルは美味しいのですが、そればかりを飲んでいると、ワインなどの
他のお酒もあったらいいなというのが、夫の感想でした。
まあ、そうかな。
食事が終わり、タクシーを呼んでもらってホテルに帰りました。
22時過ぎにはホテルに着いたのですが、まだ明るさが残っていました。
欧州の夏は夜が長いです。 -
さて、翌日はサンセバスチャン滞在の最終日です。
この日はバスでビルバオに向かいます。
朝、起きると雨でした。
出発する時間は決めていないので、のんびりしていました。
雨が上がってきたので、朝食に出かけます。
ホテルの近くでパン屋さんを見つけていました。 -
美味しそうなパンが並んでいます。
-
パン好きな私としては、気になるパンのいろいろ。
-
店内で食べられる軽い朝食セットがあるようです。
カウンターで注文します。 -
オレンジジュース、パン、コーヒーで5,5ユーロ。
私はクロワッサン(上から切って焼いてくれた)
夫はトースト(フランスパン風)にしました。
どちらもカリッとして美味しいパンでした。
さらに美味しかったのはオレンジジュース。
店の機械でプレスしています。
今までで一番美味しいジュースだったかも。
「Barrenetxe」というベーカリー&カフェでしたが、
後で調べると300年の歴史のある店でした。
300年の歴史のあるパン屋さん・・サンセバスチャン、
古くからある町なのね、と改めて思いました。 -
朝食後、少し散歩しました。
小さなスーパーがあり、入ってみると
やはり野菜も果物もたくさん並んで美味しそう。
滞在型のコンドミニアムに泊まって料理すると
楽しくて美味しいだろうな、と思いました。 -
魚のコーナーには塩タラが並んでいます。
-
昨夜のシドレリア(りんご酒醸造所)の料理にも
使われていました。
塩タラは郷土料理として使われてきたようです。
スペインもそうですが、以前食べたポルトガル料理
にもありました(食べたのはマカオでしたが) -
さて、ホテルに戻りチェックアウトして
バスターミナルに向かいます。
サンセバスチャンカード(バスの回数券)が残っていたので
それを使って45番のバスに乗って行きました。
私達の買ったカードは12回券でしたが、結局乗ったのは10回
でした。
それでも2人で1枚のカードを使えたこと、ケーブルカーの
割引もあったこと、バス代(小銭)の心配をしなくて良かった
ことなど便利で、2回分残してもお得でした。 -
バスターミナルでビルバオ行きのバスのチケットを
買います。
前日に下見していました。
バス会社は2つあり、PESAにしました。
窓口でチケットを買いました。(自販機でも買えるようです)
希望していたバスは予約で満席、1時間後の12:30のバスを
予約。
1人12.50ユーロでした。 -
バスターミナルですから各地に行くバスがあります。
行き先の番号を確認しました。
ビルバオ行きは12:30発ですが、12:10には車内に入れました。
私達のバスは「ビルバオ行き バス1」でした。「バス2」も
あって乗る人が多いです。
このバスも大型で車内もきれいでした。 -
時間通りにサンセバスチャンを出発してビルバオへ。
来た時と同じように景色を眺めながらの道中です。 -
山あいの道路を走って行きました。
12:30発でビルバオ着は13:45の予定でした。
ところが途中から大渋滞です。
高速道路で事故でもあったのか、車が動きません。
運転手さんも高速から一般道に迂回したりしましたが
1時間以上も遅れてしまいました。
車内では特に放送もなく、誰も文句を言いません。
仕方がないことなので・・という感じです。
私達もこの日はビルバオ泊なので、フライトの予定など
入れてなくて良かったです。 -
ということで、ビルバオに着いたのは15時頃と
なりました。
着いたビルバオ駅は大工事中。
ここからメトロに乗るのですが、その駅はどこやら。
まずは案内所を探しました。 -
ようやく見つけたメトロの駅。
ここからメトロで「モユア駅」に向かいます。 -
メトロの駅では「barik」カードを買いました。
日本のSuicaのようなカードですが、ここでは複数人で
1枚のカードを使えます。
空港バス3ユーロが1.14ユーロ、メトロ初乗りは約半額の
0.91ユーロになるなど、ビルバオの各種交通機関、ビスカヤ橋の
ゴンドラなどが割引料金で利用できるカードです。
カードは3ユーロで購入して、チャージして使いました。
買った時に10ユーロのチャージをしました。
メトロに乗ってホテルに向かいます。
ビルバオ滞在記に続く。
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