リバーランドの旅（3）マレー川でカヤッキング

2019/12/28 - 2019/12/28

年末、猛暑に見舞われたレンマーク、一番暑い時間帯を冷房の効いた室内でのんびりと過ごしたあとは、いよいよリバーランドへの旅のメインイベントである日没後のマレー川カヤック体験を楽しみました。

エリア オーストラリア

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

夕方の６時半、といっても夏時間の南オーストラリア州はこんな感じ。
柑橘類やワインとならぶこの地域の名産、アーモンド畑です。

約束の時間には余裕があるので、車を降りて見学です。

アーモンドは乾燥に強い樹木ですが、それでもやはり灌漑システムは必要で、特にこんな猛暑の時期は水やりもかかせないようです。

しばらく走りましたが、あいかわらず、右には見渡す限りの葡萄畑、左はアーモンド畑が続きます。

しばらく行くと当然のように出てくるのがこの標識です。

これが目印、ここから未舗装道路を川へ向かいます。

少し行くと大きな看板もあります。

細い未舗装道路の片側には葡萄畑が。葡萄は多すぎる水を嫌いますが、猛暑の続くこの時期、灌漑システムがフル稼働していました。実は翌日、街を散歩しているときに昔使われていた灌漑用ポンプを発見しました。

さらにいくと受け付けがありました。そこでライフジャケットを借りてつけてから川べりへ。

左側はガイドさんの舟、右の黄色が私たちが使う舟です。まず最初に基本的なパドルの使い方を教わってから出発。

これでも一応、午後７時過ぎです。日差しは強いですが、川の上は結構涼しいですね。

それはそうと、こういうパドルにブレードが二つあって左右使い分けるのはカヤック、ブレードが一つのパドルを使うのがカナディアンカヌー、そしてこの両方を合わせてカヌーともいうそうです。ああ、ややこしい。

前方の枯れ木に鷹を発見。

かと思えばペリカンも。

何も見つからなくてもこの眺めと、風だけで十分、という気もします。

遠くに静かにたたずむ鷺を見つけるとやはりちょっと興奮。

ところどころに、ガマの密生地があります。

だんだん太陽が低くなってきました。

このあたりからゆっくりと引き返します。

ときどき、モーターボートが猛スピードで追い抜いて行きます。そのたびにしばらくは波が・・・

ガイドさんによれば、このクリスマス休暇の時期以外はモーターボートはあまりいないそうです。

美しいマレー川の景色と野鳥を堪能し、Ａ２０号線に戻る途中、遠くに何かが見えました。あれは？？？

それはカンガルーでした。なんとまぁ・・・・
しばらく佇んでこちらを見ていましたが少し近づくと去っていきました。

街の中心部に戻ってきました。

夜のアクティビティに参加すると、こんなことになってしまうのが難点です。まだ明るいのにレストランは営業終了、レンマークホテルもレストランはオーダーストップでスポーツバーだけが営業、レンマーククラブも残り時間わずかな上に土曜日はビュッフェだけ。結局夕食はここで仕入れてまたまた部屋で食べる羽目に。

車を降りて船に上がろうとするとなにやらうごめくものが。

なんとポッサムでした。

部屋に戻ってKFCのチキンとチーズで晩御飯を済ませてレンマークの旅は終了です。

翌朝、朝食を食べがてら朝のマレー河畔を散歩します。これはなんだろう、と思ったらカフェでした。

ハウスボートが川を航行しています。操縦に特別な免許などは必要なく、運転免許証があればいいのだとか。

川からこの町に来る人を歓迎しています。

ここは自治体が管理する船着き場です。次回は大人数でハウスボートをレンタルしてこういうところに停泊するのも楽しそうです。

今はとても乾燥していますが、過去にはここまで溢れてしまったこともあるんですね。

これは、PSインダストリーというマレー川の発展期に活躍した船のモニュメントです。

散歩中に見つけたこれは、オーストラリア最初の灌漑施設で使われていたくみ上げポンプだそうです。

結局、よさそうな店は開店時間前、営業中の店はぴんとこなかったので、ホテルでコーヒーだけ飲んで帰路につくことにしました。まあ、途中でカフェがあるでしょうし。

お腹がちょっと限界、となってきたときに評判の良いカフェを見つけました。

Viewpoint、という名がまさにふさわしい。

気持ちのよさそうなテラス席もあります。蠅さえいなければ・・・・隅のテーブルに殺虫剤がありますが、まさか食事しているテーブルで使うわけにもいきませんし。

というところで中で食べることにしました。BLTサンドイッチです。飲み物は、Nippy's のオレンジジュース。

もう一つはベーコンとトマトのサンドイッチ。
どちらも作り立て、値段の割には美味しいものでした。
これでリバーランドとはしばしのお別れですが、家からそれほど遠くもなく、またいずれ訪れたいものです。