2019/12/02 - 2019/12/06
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mackerelさん
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ダッカへの渡航は以前から計画したものではなかった。圧倒的にバングラデシュ・ダッカの情報量が少ない中で、言葉も通じない、見たことがない景色の中に自分を置いてみたかった。単に行きたいから行く、ただそれだけのことだ。なぜダッカなの?よく聞かれた。そこに理由など無い。アジア最貧国と言われるバングラデシュ。そこで暮らす人はどんな人なのか、自分の目で見て確かめたかった。様々な国、地域を見てきて、「すごい国、素晴らしい場所」という印象はどこへ行っても感じることができる。しかし、ダッカ初日にして思ったのは「ヤバい国に来てしまった・・・」という印象。非常に疲れる国。ここには日本にはすでに無くなってしまった景色がある。
【3泊4日全行程】
●12/2(月)仕事を夕方に終え、羽田空港へ
●12/3(火)バンコク・スワンナプーム経由でダッカ・シャージャラル空港、そして市内へ
●12/4(水)ダッカ市内
●12/5(木)ダッカ市内
●12/6(金)ダッカ市内からシャージャラル空港、そしてバンコクへ
【前編】
●バンコクのトランジットからバングラデシュ入国、列車にてコラムプール、宿泊のホテルへ。2日目はオールドダッカとショドルガットまでの行程を紹介する。
【後編】
●滞在3日目、ニューマーケット、アローン、スターモスク、そして最終日のコラムプールから空港駅、ダッカからバンコクまでを紹介する。
【特別編】
●ダッカで出会った笑顔の数々を紹介する。
【エピソード】
●入国して30分で感じたのは「やばい国に来てしまった」
●この国は2ランク上の国。
●ガン見
●落とし穴
●人をだます人はいない。物を盗む人はいない。
●道を譲らない
●前、後ろ、斜め、上、下、すべてに五感を集中させる必要がある。非常に疲れる。
●交通事故は日常茶飯事
●路地に座って小をする人多数目撃
【おわりに】
旅の最終日、また来たい、いつか必ず戻ってくると考える。しかしダッカを発つとき、その考えはなかった。一度行けば十分だ、富士登山の後の感じが支配的だった。しかし今は行きたくて仕方がない。あの悲壮感のない彼らの笑顔をもう一度見たい。その心境でいっぱいだ。見たいもの、経験したいこと、この国には、まだまだたくさんある。
⇒次回12/6からのタイ編へ続く。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- Agoda
PR
-
12/2(月)、早々に仕事終え、羽田空港へ。00:05発のJL033にてバンコク・スワンナプームへ。乗り継ぎ便は10:55発。6時間弱のトランジットではあるが、1年ぶりのタイの雰囲気を味わうためにCIQへ。バッゲージはスルーなので手ぶらでいったん入国。EDカードの「宿泊地」にはトランジットでOK。
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スワンナプーム1Fにあるマジックフードポイントへ。クーポン100Bを手にして安定のパッガパオガイ。65B。まさに私が求めていた味。おいしい。辛さが苦手な人は「マイペッ!」と調理の際に言っておこう。ここでは空港wifiは極端に弱くほぼつながらない。
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出国CIQそして、10:45搭乗開始、10:55出発予定が25分遅れの11:20出発。搭乗率は60%くらい。左側最後尾に座るが周辺は空きが目立つ。バングラ人は半分くらい。他はほぼ欧米人とタイ人。約2時間半のフライトであるが、離陸して30分経たないうちに昼食が配られる。離陸中からカレーのとても良い香りが機内を漂う。
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眼下にはミャンマーとバングラの海岸線。沖積平野と三角州がよくわかる。都市、道路、人や車の往来はほとんど見られない。天候もよく、約2時間のフライトは終始、安定飛行となった。
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12:45、ほぼ定刻通りにDAC・シャージャラル国際空港に到着。Arrivalビザを取得する。日本人は左側の青いカウンターへ。無料。
「入国の目的は何だ?」
「観光です。」
「こんな何も無い国に何しに来た?」
「はあ?大きなお世話だ。」
みたいなやり取りし、ビザ発給、そのままイミグレはスルーして入国、バッゲージレーンへ。 -
空港を出て正面、東に向かって歩くと5分ほどでダッカエアポート駅に着く。正式名称はBiman Bondor (ビーマンボンドール)と言うらしいが、終始エアポートステーションで通じた。
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エアポート駅構内。ホームには朝の新宿駅さながらたくさんの人。線路には入り放題。しかし、たまに「う●こ」があったりするので要注意。「電車が来ます!」的なアナウンスはあるが、もちろん読解不明。
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駅構内に入ってまず切符を買う場所が分からない。「みどりの窓口」的なものもあるが、実は反対側ホームのこの場所で購入することになる。しかも列車が入線する15分前くらいにならないと開かない。「コラムプール!」を連呼して切符をゲット。
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客車は、どんだけボロなんだ??天井は落ちているし壁ははがれている。社内灯や扇風機の痕跡もあるが、もちろん稼働することはない。最近のカメラの性能には驚かされる。現物の写真だが見た目はもっともっとボロい。ドアは常に開放状態。低速の時は乗り降り放題。やはりダッカは、2つくらい自分の想像の上を行く場所だ。
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しばらくすると「車内販売」がやってくる。お弁当・お茶いかがですか~みたいな。もちろんお弁当を売っているわけでもなく、お菓子的な謎のもの??1つ2TK。ベビースターラーメンのちょっと辛い版みたいな。まずくはない。
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一緒に乗車した丸坊主の子供はずっと外を眺めていた。しかし、いくらなんでもそのセーターは暑くないか?
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25分ほどで無事コラムプールに到着。駅前はリキシャ、CNGでいっぱい。一緒に乗った若者にリキシャやバスを勧められたが、初めての街、ここから徒歩でホテルに向かうことにする。
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wifiが無いのはキツイ。空港でセッティングするのを失念してしまった。コラムプール駅からホテルまで歩いても2km程度。しかし迷いに迷い、交差点にいた警官(らしき人)に聞いたらリキシャ手配してくれた。50TK。
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ホテル71外観。普段、トレランやっている自分としては方向感覚には自信があった。wifi?そんなの無くても平気だよと。いやいや、西に向かって歩いているつもりでも、だんだんずれてくる。謎だ。ホテルwifiで確認すると全く逆方向に行っていたよう。警官(らしき人)とリキシャのおかげで無事に到着。
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ホテル21階からの街の風景。すでに夕方の渋滞が始まっている。ホテル前の度悪露は一応、片側4車線。反対側に渡るときには最大限の注意が必要。
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暗くなってから昼間と同じ場所を撮影。大きな通りの車道は車のライトで明るいが、一歩路地に入ると真っ暗。目が慣れないと足元は非常に危険。水たまりや、落とし穴がいたるところにある。
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チェックアウトしたら夜の街へ繰り出す。居酒屋?バー?そんなの皆無。敬虔なイスラム教国ですから。日本は本当に便利な国だ。いつでもコンビニで簡単にお酒が手に入る。結局ダッカ滞在中の4日間、強制的禁酒となってしまった。飲酒運転なんか存在しない。しかし、本当にみんなよく働く。
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この時期、ダッカの夜は早い。18時には真っ暗になる。19時~20時くらいが人の往来のピーク。20時過ぎると多くが店じまいし、ナイトバザールや屋台も終息に向かう。飲食店においては昼間の数時間しか営業していないものもある。喧騒のダッカは、ここからしばし、静寂の時間を迎えることになる。
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小規模なナイトバザールがいたるところで散見される。果物や携帯関連の雑貨、服や化粧品が大半。バングラ人はシャツの上から、ズボンの上から試着する。それでサイズ感分かるのか??
時刻は21時、ダッカ初日は、これにてホテルに退散。非常に疲れたがここまで無事に来られた達成感も大きい。 -
ダッカ滞在2日目。すでに暗いうちから大音響でアザーン(イスラム教の教え)が流れ、目が覚めた。午前6時、ダッカの夜明け。オレンジの朝日が灰色の街を照らしていく。朝陽の時間は非常に短い。
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朝食は7時から。そのままホテル近くを散策してみる。市内のあちこちで新聞が掲示されている。通勤前に新聞よ読むのは日本と同じだ。あぁ、日本はスマホニュースか・・・。
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ホテル近所のバザール。果物、野菜、肉、魚、生鮮品は何でも手に入る。しかも鮮度はかなり高い。奥には、あのヤギのブースが。
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午前中は8時~9時がピーク。大きな道路や交差点はどこも、この状況。
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これだけ荷物を載せて荷車を漕いで行く。リキシャもそうだが、明らかに日本人より小柄な体で、どこにそんな力があるんだろう。
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謎の荷物。謎の荷車がたくさん走っている。こんなの日常茶飯事。転がったらどうしよう・・・。
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歩いている途中、ペットショップを発見。オウムは店の看板代わり。さすがにこれは食べないだろうな・・・。金魚やウサギ、ウズラも販売していた。
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街中いたる所にあるダッカ「負」の部分。ごみ箱?らしきものはあるが入りきっていない。常に悪臭が漂う。
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オールドダッカ。Extremeな世界への入り口。この交差点を超えるとカオスな街並みが現れる。私にとってここからは「夢の国」。
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一歩、路地に入るとリキシャ渋滞。ぶつかり合い、小競り合いは日常茶飯事。チリンチリンと、あおりあおられ。どの運転手も相当キレ気味。
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バス、トラック、普通車、バイク、CNG、リキシャ、荷車、そして馬車・・・。思いつく乗り物はすべて同じ道路に走っている。ここで無い乗り物はセグウエイくらいか?
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オールドダッカの入り口から30分ほど歩いてショドルガット(Sadar Ghat)へ到着。ペラペラな小舟。落ちたら最悪だがとりあえず安定感はあった。船上で「襲われる」なんてブログもあったが、彼らは良心的だった。30分ほど乗って、そろそろ帰る?みたいに言ってきたし。
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ショドルガットの夕日。写真では美しいが・・・。行ってみたら分かる。行ってみなきゃわからない。
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写真だけ見るととても美しい・・・のはカメラの性能のおかげ。水面は濁っているというより、真っ黒。まさにコールタールのような。今の日本の水辺では見たことがない色。
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この混沌とした状況の中で火事発生。消防車のサイレンのは聞こえるがたどり着く間もなく自力で鎮火。煙の中、全く臆することなくリキシャ、CNGは進んでいく。
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客待ちの手漕ぎ船。駅前の客待ちタクシーのよう。
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橋まで遠いために、多くのバングラ人は対岸への移動用としてこの船を利用している。
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手漕ぎ船。器用に「櫂」かいを操り、前に進む。
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スマホで歩行距離を見たらなんと25km。いやあ、歩いた歩いた。普段、スピードを優先し、歩く機会が少なくなった日本人には、この国は刺激が強すぎるかもしれない。しかし私にとって2日目のダッカはまさに「夢の国」であった。心地よい疲れの中、ホテルに戻り熟睡する。
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この旅行記へのコメント (1)
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- teramaさん 2020/01/13 10:49:04
- 懐かしい光景
- ショドルガットやオールドダッカの写真を見て、そうだったな~と懐かしく思い出されました。私が3年前に行った時は、オールドダッカでは、ラールバゲル・ケッラやダケシュワリ寺院に入場、ダッカ大学の中にも入ったのですが、すごいきれいなプールがあって、びっくりしました。バングラデシュの人たちはとても親切でした。リキシャーのドライバーからふっかけられそうになった時、周りの人たちが代わりに交渉してくれ、値切ってくれたこともいい思い出です。
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