天空の城ラピュタの世界！廃墟寺院に大樹が生茂るタプローム（アンコール遺跡群）

2019/12/27 - 2019/12/29

カンボジア・シェムリアップにある世界遺産アンコール遺跡群。メインのアンコールワットに続き、アンコールトム、タプロームなどの遺跡を観てきました。今回一番楽しみだったのが、廃墟寺院に大樹が生茂るタプローム！そこには天空の城ラピュタの世界が広がっていました！そのほか大きな顔が並ぶバイヨン寺院も！夕日が沈むのを眺めながら、悠久の歴史を感じる旅になりました。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

アンコールワット観光を終えて、次の目的にアンコールトムに向かいました！トムと聞くと欧米人のトムを思い出してしまいます。どことなくアンクルトムにも響きが似ているし。でも関係ないし、スペルも違います。向かう途中、アンコール遺跡でよく目にする南大門！よく見るとにこやかな表情をしています。

アンコール トム 南大門 史跡・遺跡

アンコールトムに到着！ここでも入場券のチェックがありますので、顔写真入りのパスは無くさないようにしましょう。日付も結構ちゃんとチェックされます。

アンコールトム 建造物

アンコールトムの見所は大きな顔の仏様で有名なバイヨン寺院です。中央がその寺院で、中に入ったら上を目指していきます。

アンコールトム 建造物

回廊を抜けてさらに上を目指します。

アンコールトム 建造物

はしごを登り切るといきなり視界が開け、外に出ます。するとそこはもう一面、顔、顔、顔！微笑みの仏像がいろいろな方向をむいて経っています。

アンコールワットとは異なり、ガタガタ、ゴツゴツとした感じの寺院です。段差も大きくて、同じアンコール遺跡なのにいろいろな様式があるのがわかります。

現地のツアーガイドさんの話では「ほら、京唄子。似てるでしょう？」

アンコール遺跡の寺院は基本的に四角形。そのため、観て回っていると、方角がわからなくなり、入り口と出口がごちゃごちゃになってきます。

ちょうど日が傾き始めていたので影の位置で一個ずれた出口に出たことがわかりました。昔もこんな風に影のむきなんかで場所を確認していたのかな。アンコールトムにも小さな池がありました。

アンコールトムの勝利の門を抜けて、タ・ケオに向かいます。この勝利の門、かっこいい。

アンコール トム 勝利の門 史跡・遺跡

タケオに到着！この三つのカクカクとした尖塔が特徴なんだそうです。

タケオでも最上階まで歩いて登ることができます。しかし、写真以上に急勾配な階段で、降りる時に相当な恐怖を味わうので、注意が必要です。

今回の旅のハイライト、タ・プロームに到着です！すでに廃墟となって数客年がたった寺院に、いくつもの樹木が上から根を張り、ゆっくりと時間をかけて下へ下へと根を広げたそうです。

タプロームは廃墟となっている寺院のため、たくさんの組み石はまだ復元されないままになっています。

一箇所だけでなく、いくつか木が生い茂っている場所があります。根をはった木も背が高い！

こちらは細やかな糸のような根がはびこったところ。

廃墟部分は今はまだ形を留めていますが、どんどん木の勢いに押し潰されてきているそうです。

白い木がカーテンのように垂れ下がっています。数百年かけてこの姿に。自然ってすごい。

屋根に沿ってモリモリと根が伸びています。

ここは塀を超えて根が伸びてきています。

樹木が生き物のように見えます。夢中になって写真を撮っているうちにすでに夕方の５時。アンコール遺跡群の寺院はだいたい午後５時３０分で入場が終わってしまうのでご注意を！

一番いきたかったタプロームを満喫し、アンコールを後にしていたら、ちょうど夕日が落ち始めていました。この風景がとてもよく似合うアンコール遺跡。悠久の歴史を感じます。