近江白髭神社から高島の町家レストランへ

2019/11/19 - 2019/11/19

2019年秋、義母の様子伺いに滋賀県高島市に行ってきました。

川西から新名神、名神で京都東ICから、湖西バイパスで普段なら2時間一寸の距離でしたが、紅葉シーズンという事もあり道路は渋滞、3時間強かかってしまいました。

途中、白髭神社に参拝し、高島の町家レストランでランチを頂き、短い時間でしたが、レストラン周辺を散歩してきました。

義母と久し振りに話をし、義兄の趣味の話を聞き、多肉植物を頂いて帰路につきましたが、帰りも渋滞しており、唐戸周辺であまり見かけない九州うどんの看板を見つけ夕食とし、帰りも同じ道で無事帰着いたしました。

義母も元気そうで良かったです。

エリア 高島(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車 徒歩

渋滞している中、ようやく高島市に入ると琵琶湖に鳥居が浮かんでいる白鬚神社に到着です。

今年の夏のTVﾆｭｰｽで、水上ﾊﾞｲｸ等で鳥居を傷つける輩が問題となっていましたが、神域、神様は見ていますよって思います。（関西ﾛｰｶﾙですが、尼信のCMでも言ってますよ。)

帰りに通るとﾗｲﾄｱｯﾌﾟされていました。

この鳥居は昭和56年、琵琶湖総合開発の補償事業で建立されたもので、国道端より58.2ｍ沖合にあり、湖面からの高さは12m、柱幅7.8ｍです。

白髭神社の鳥居です。

国史見在社（六国史に記載のある神社）で、旧社格は県社。別称は「白鬚大明神」「比良明神」と呼ばれています。
神紋は「左三ツ巴」。

全国の白鬚神社の総本社とされ、沖島を背景として琵琶湖畔に鳥居を浮かべることから、「近江の厳島」とも称されています。

祭神は猿田彦命 （猿田彦大神）。

国史に「比良神」が当社を指すとされており、元々の祭神は比良山の神であるという説があります。

人格神が猿田彦命とされた由来は不詳ですが、猿田彦命は高島市拝戸の水尾神社の縁起『三尾神社本土記』にもあることから、両社は密接な関係にあると言われています。

古くから延命長寿白鬚の神として広く崇敬され、また縁結び・子授け・福徳開運・攘災招福・商売繁盛・交通安全など、人の世の総ての導き・道開きの神として信仰されているゆです。

創建は社伝では、垂仁天皇（第11代）25年に倭姫命によって社殿が建てられたのが当社の創建とされておりますが、一説では再建ともいわれています。
また、白鳳2年（674年）には、天武天皇の勅旨により「比良明神」の号を賜ったとも伝えられています。

境内は、慶長年間に豊臣秀頼によって整備が行われ、本殿は慶長8年の造営で、棟札等から、片桐且元を奉行として播磨国の大工の手で建てられたとされています。

間口三間・奥行三間の入母屋造で、向拝一間を付し、屋根は檜皮葺で、桃山時代の特徴を示していますが、明治の拝殿造営・接続に伴い、向拝の軒先は切り縮められて権現造のような複合社殿様式となり、その際に屋根も杮葺から檜皮葺に改められています。
この本殿は国の重要文化財です。

国史に見える神名「比良神」から、当社の元々の祭祀は比良山に対するものであったとする説がある一方で、白鬚信仰の多く分布する武蔵国北部や近江国・筑前国には渡来人が多いことから、それら渡来人が祖神を祀ったことに始まるという説もあるようです。

私は、この背景の山に由来するような印象を受けました。

本殿後ろの石段上には、伊勢両宮（天照皇大神宮・豊受大神宮）・八幡三社（加茂･八幡･高良）・天満神社･波除稲荷社・岩戸社と、寿老人社･弁財天社のお社（上の宮）があります。

白髭神社を後に、高島の食を通じ地域文化の継承と地域資源の発掘、そして地域活性化のﾓﾃﾞﾙづくりを目指し、地元有機野菜を消費できるﾚｽﾄﾗﾝ、高島ﾜﾆｶﾌｪに向かいます。

ﾜﾆｶﾌｪは、近江高島駅近くの観光＆体験ｽﾎﾟｯﾄ、高島びれっじにあります。

高島びれっじは構想から25年、古い商家の改装等による整備が進められており、倉吉の小型版という印象ですが、高島びれっじが有る勝野地区は、平成27年に「重要文化的景観」に指定され、さらに日本遺産「琵琶湖とその水辺景観～祈りと暮らしの水遺産」に選定されています。

現在、１号館、２号館の敷地にある蔵や納屋、民家跡をﾘﾉﾍﾞｰｼｮﾝし、８号館まで増えています。
食事処、ｶﾌｪ、ｽｨｰﾂ店、手作ﾊﾟﾝ屋、屋内体験工房、ｱｳﾄﾄﾞｱ等があります。

ﾜﾆｶﾌｪは、高島びれっじ6号館にあります。

地元農家や琵琶湖漁師等の生産者から直接仕入れ「命を頂いた実感のある安心・安全な食材」を使用し、これら食材のもつ味わいを、なるべくそのまま活かした料理を提供するという、食べものをつくる、とる現場と、食べる現場を繋げる事で、
関わっているすべての人と、感動を共有できたらとの思いで作られたお店のようです。

ｺﾝｾﾌﾟﾄを具現化した店内。

食材から器、ﾜｰｸｼｮﾌﾟ等、様々な街起こしに取り組んでいるようです。

奥様は、生ﾊﾟｽﾀﾗﾝﾁｾｯﾄ。

ｾｯﾄにはｽｰﾌﾟ、季節の前菜盛り合わせが付きます。

私はｽﾊﾟｲｽｶﾚｰ。

生ﾊﾟｽﾀとﾊﾞｹｯﾄ。

ｾｯﾄのﾃﾞｻﾞｰﾄ、珈琲です。

ちょっと内容の割に高いかなという印象でしたが、味は優しく美味しく頂きました。

義母も年相応の老いはありますが、元気に暮らしているようでした。

義兄は、今年から完全ﾘﾀｲﾔして、趣味で多肉植物の栽培をしているとの事で、気に入った1鉢を貰って帰ることにしました。

帰り道も湖西道路は断続的な渋滞。

夕食をどこかで食べようと、一旦湖西道路を降り国道沿いを走っていると、博多うどんという見慣れる看板のお店がありました。

博多は、うどん文化で有名で、柔らかめのうどんという事は聞いていましたので、歯の弱った私達向きでは・・・、という事で「小麦屋」小野本店に入店です。

博多は、麺文化を生んだ中国からの製粉技術の伝承地という事です。

私の好きな漫画、ｸｯｷﾝｸﾞﾊﾟﾊﾟでも良く紹介されているごぼう天うどんや、鶏天うどん等もあり、美味しそうです。

私はやまかけご飯ｾｯﾄで、きつねうどんをﾁｮｲｽ。

奥様はうどんの具が多い、どんたくうどんｾｯﾄ。
牛肉旨煮、ごぼ天、わかめ、温玉です。

出汁も少し甘めで、柔らかいうどんとﾏｯﾁし、とても美味しく頂きました。
さぬきうどんも良いですが、大阪うどん、博多うどん等々、うどん文化は奥が深いです。

本日これまで。