ベトナムの世界遺産『ハロン湾』『タンロン遺跡』『チャンアンの景観複合体』を巡る旅：その④ハノイ市内観光～タンロン遺跡・ホーチミン廟・・・

2019/12/05 - 2019/12/11

今回の旅はベトナムの首都ハノイを拠点に３カ所のベトナム世界遺産を訪れることに。
常夏のイメージのあるベトナムだが、国土が南北に長いため北に位置するハノイ周辺はきっちりとした『冬』がある。
日本の冬の様に厳しい寒さは無いが、１２月の気温は10~20℃くらいと日本のGW頃の陽気、そして乾季にあたるため降雨も少ない。
ハノイ市内、ハロン湾、チャンアンを巡るにはベストなシーズン。

羽田からハノイへANAの直行便で往復、往きはエコノミー、帰りはビジネス。
ホテルは、大陸・半島の団体で溢れかえっていないことを期待し日系のプチホテル、そして観光・買物・食事などの利便性を考え旧市街に立地ということで選択。

旅の目的は、以下の通り。
①3ケ所の世界遺産『ハロン湾』『タンロン遺跡』『チャンアンの景観複合体』観光
②ハノイ市内街歩き
③ハノイ グルメ

ハノイ３日目は市内観光。
まずは世界遺産のタンロン遺跡に、ここは前日訪問したベトナム建国の古都ホアルーから遷都されたところ。
ハノイ市内に有る世界遺産だ。
B52 戦勝博物館、ホーチミン廟、ベトナム軍事歴史博物館など近代ベトナムの建国に関連する施設を見学。
ベトナムはかつて仏・米・中の3ヶ国と戦争し負けなかった国だ。
国威発揚のためのプロパガンダ満載だが、一方で戦争に悲惨さを十分に伝えてくれる場所だ。
その後は一転、線路沿いのカフェ、高級百貨店、オペラ座、大聖堂など買物・観光客であふれかえるハノイの中心部を散策。
ベトナムの今と昔、そして表と裏・・・足で回って体感することができた。

エリア ハノイ(ベトナム)

ホテルのブフェで朝食
お粥、野菜、豆乳・・・
三日目は1日ハノイ市内を歩き回る予定、朝からガッツリ

日曜日の朝だがハノイ市民は朝早くから働き始める
特に女性は働き者だ

セレブファミリーの休日

ハノイでもワンコは大人気

日曜の朝でもバイク軍団は減らない

ベトナム軍事歴史博物館の前

ベトナム軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

こうしたプロパガンダを見ると・・・

やはりこの国は共産党1党独裁の国と実感
ここには後で寄ることに

レーニン像、の前でスケボー小僧・・・

今回の旅の目的でもある世界遺産『タンロン遺跡』に到着

まずはチケットを購入

ホーチミンによるプロパガンダが・・・『勝利を勝ち取るための一生懸命に戦おう』

タンロンの意味は昇竜、旧ハノイのことだ
昨日訪問したベトナム建国の首都ホアルーからこの地に遷都された

ハノイのタンロン皇城の中心区域 城・宮殿

2010年に世界文化遺産に登録
正式名称は『ハノイ・タンロン皇城の中心区域』

歴代のベトナム王朝の皇居がこの周辺に建てられた

ここは端門

タンロン城跡の端門 建造物

門の上に登る

階段脇には国花睡蓮

広場の向こうに見えるのは・・・

ハノイ・フラッグタワー
国旗掲揚台だ

建築様式は中国風
琉球の建物に通ずるものもあるか

遺跡の一角にある水上人形劇場

練習中

釣鐘

香炉

太鼓

そしてここは総参謀部作戦指揮地下壕

抗米戦争時の地下壕

アメリカの原爆にも耐えうる地下構造体

敬天殿につながるドラゴン・ステップ

昇竜・・・タンロン

敬天殿
かつて代々の皇帝が政を執政した宮殿跡

敬天殿 史跡・遺跡

遺跡発掘のモック

D67革命ハウス

ホーチミン以下共産党の幹部がここで作戦指揮を取っていた・・・大本営だ

軍用車

幹部公用車　

庭にはポメロ

西側の門から外へ

ここは・・・

国立記念碑

こちらは発掘調査中の考古学遺跡

約1000年続いたタンロン王朝の遺跡が重層的に発見されている

広い、広大だ

正式にはホアンジェウ通り18番地の考古学遺跡

宮殿跡

排水路跡

井戸跡

ここも井戸か

濠跡

西門の前では前撮り真っ最中

ベトナム大統領府
ここからgrabで移動

B52 戦勝博物館
ベトナム戦争の戦勝記念に敵国米のB52や自国のミグ戦闘機が展示されている
が、昼休み中でクローズ・・・残念

公的施設はしっかりと（1～2時間）昼休みをとる、やはりこの辺は社会主義国家

B52 戦勝博物館 博物館・美術館・ギャラリー

外から写真だけ収める

これがB５２の残骸か・・・？

残念だがこれで撤退

この時間どこも昼休み中
カフェで昼食をとることに、Legend Cafe

ベトナムコーヒーとビーフシチュー＆フランスパン
雰囲気も良く美味いが価格は他のカフェの3倍！

オバマ、ヒラリー、プーチンが来たことあるよう

ベトナムでは有名なセレブ・コーヒーチェーン

ここでセキュリティチェックを受け先に進む

マンホール蓋は睡蓮

ホーチミン国家主席所縁の場所だ

延祐寺

ベトナム仏教の象徴的な寺院

特にこの池に浮かぶ一柱寺

中には千手観音、無宗教のベトナム人も皆ここにはお参りに来る

池には睡蓮と亀・・・ベトナムだ

1本柱の上にのる寺院・・・一柱寺

短パン、ミニスカはダメ

そして次に向かうは・・・

ホーチミン廟
ホーチミン国家主席の遺体が安置され公開されている・・・見ませんでしたが

ホーチミン言わずと知れたベトナムの英雄
インドシナ戦争でフランスからの独立を勝ち取った

いまだにベトナム国民からは大きな敬愛を受け、多くのベトナム人と世界からの観光客がここを訪れる
同じ共産主義でもスターリンや毛沢東、いわんや金日成とは全く異なる人格者だ

次は朝前を通過したベトナム軍事歴史博物館
ここはタンロン遺跡に隣接している

主にはインドシナ戦争、ベトナム戦争に使われた武器・兵器が展示されている

庭にはベトナム戦争時の兵器・武器、そしてその残骸が無数並べられている

米空軍の残骸・・・ヘリコプター、爆撃機

装甲車

米軍のナパーム弾による北爆で多くのベトナム人が命を落とした・・・
また投下された枯葉剤で未だに苦しむ人々がいる・・・

撃墜された米・仏戦闘機の残骸で作られたオブジェ

衝撃的な絵だ

主翼、コックピット、エンジン・・・様々な残骸の塊

米仏合わせて約4500機の戦闘機がベトナム軍によって撃墜された

撃墜した米軍機の残骸を回収する女性兵士

軍事的なプロパガンダ

そしてこの戦車
米軍撤退後の南ベトナム大統領府に侵攻、サイゴン陥落のメモリアル戦車

タンロン遺跡から見えたフラッグタワー
ベトナム軍地歴史博物館の敷地にある

上に登り軍事歴史博物館を見下ろす

そして遠くに見えるタンロン遺跡の端門

grabで移動
Hanoi Train Streetへ
線路沿いにカフェが立ち並ぶハノイのインスタ名所
ただし警備員が立ち立入り、撮影などは禁止

だが、客引きしてるカフェの店主の誘導でこの通り
警備員の目の前通ったが何も言われない

この線路、カフェだけでなく普通の通り道として地元民は利用しているが

カフェが並んでいる

そして鳥籠を下げた民家も

当然オーダーは必要
マンゴスムージーを頼み電車が来るのを待つ

こんな感じで待つ

来た！

カフェの軒先ギリを通過していく

ドイモイ号

結構迫力ある

手を伸ばせば触れることができる

通過

普通の生活空間に戻る

grabで移動
ハノイ・オペラ座
フランス統治時代パリのオペラ座を模して造られた
確かに似ている
https://4travel.jp/travelogue/11095698

日曜日、周辺はホコ天

お子ちゃま達が車を運転
（近くで親がラジコン操縦！）

チャンティエンプラザ
日本なら銀座三越か日本橋高島屋

テナントはラグジュアリー・ブランドショップ

ホアンキエム湖

ホアンキエム湖の南側は北側の旧市街を下町とすると山の手
フランス統治時代の名残が街並みに強く残っている
お店やレストランもお洒落

歩いてハノイ大聖堂へ

夕暮れ時旧市街方面へ歩いて向かう

お洒落なバーストリート

ホアンキエム湖の北側のジョーズシャークビル

ビル最上階にあるカフェで一休み

ビルの下、ドンキンギアトゥック広場はいつ来ても人出が多い

ホアンキエム湖のの夜景を楽しみながら、ベトナムコーヒーをいただく

アバロン カフェ ラウンジ カフェ

ドンキンギアトゥック広場もホコ天

本日の夕食はハノイ一の人気レストラン　クアン・アンゴンへ

宿泊先ホテルのすぐ近く、ホテルに頼んで予約してもらった
（週末はフリーでの入店は厳しそうだ）

クアン アンゴン (ホアンキエム店) 地元の料理

オープンな野外席
結構ギューギュー詰めだ

この店名物のバインセオ

〆はフォー

料理は見た目・味ともgoodだが雰囲気は日本の居酒屋
騒がしい団体観光客と隣合わせだったため早々に退散

その後ホテルでビールを飲んで、明日のハロン湾行に備える