2019 但馬空港利用カニフルコースと玄武洞 日帰りひとり旅1～往路便欠航もナイスリカバリー！～

2019/12/07 - 2019/12/07

この旅の要望は
◯日本海で松葉蟹を食べたい
◯日帰り昼食
◯１人でもフルコース
◯飛行機に乗りたい
◯玄武洞も見てみたい

まず１人でカニフルコースが食べられる宿を探すのが難しく、兵庫・京都の日本海側は交通の便が悪いため、我ながらなかなか難しい要望です。
カニがおいしい地域は兵庫県なら城崎・竹野・佐津・柴山・香住・浜坂、京都なら間人・宮津・木津温泉・天橋立などがありますが、但馬空港を利用するため、城崎温泉から車で10分弱の気比の浜（津居山港）にある民宿はし本さんに決定しました。宿選びには豊岡港観光協会さんhttp://www.eonet.ne.jp/~minato-k/にメールで問い合わせて探していただきました。

はし本さんのかにフルコースメニューは18,000円（税込）から、予算や要望を伝えて決定します。
基本のコースは鍋・焼き・茹で・お造り・味噌・グラタン・雑炊・季節によりセコガニが付きます。今回は25,000円でセコガニと甘エビ無し、カニ天ぷら追加でお願いしました。これぐらいなら津居山がにも良いものが用意できるとのこと。期待が膨らみます！

ところがなんと、初めて但馬空港を利用する予定が伊丹空港に着いた途端欠航に！
急遽JRに切り替えてなんとかお昼前にたどり着き、カニフルコースの昼食を楽しむことができました。

エリア 豊岡(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JALグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

8:20 カウンターで払い戻し手続きのために並ぶ間に伊丹空港から城崎温泉駅までの行き方を検索。すると宝塚駅から9：34発の特急こうのとりに乗れればなんとか午前中には城崎温泉駅に着けます。

でも宝塚駅行きのバスは8:30には発車してしまいます！手続きを終え、急いで外に出て既に６番乗り場で待っている運転手さんにアピールしつつ猛ダッシュで無事に乗り込むことに成功しました。

バスは定刻通り8:55に宝塚駅に到着。240円でした。

JR福知山線 (JR宝塚線) 乗り物

介助犬シンシア

介助犬の公的認知及び法的整備に向けての取り組みのシンボルとして大きな役割を果たしたそうです。

JR宝塚駅構内に像があります。優しい街ですね。

午前9時、駅マルシェが開いていたので入ってみることにしました。

エキマルシェ宝塚 ショッピングモール

駅マルシェの大部分を占めるパントリー

お弁当やフルーツ、離乳食まで品揃え豊富です。
お土産というよりは日常の買い物に便利なお店という印象です。

パントリー JR宝塚駅店 グルメ・レストラン

綺麗で開放感のある駅ですね。
切符の購入と買い物を終えてホームに向かいます。

宝塚ー城崎温泉　指定席　4,930円

9:34発こうのとり３号を待ちます。

5分ぐらいの待ち時間でも寒かったけど、とにかく間に合ってよかった～(^◇^;)

こうのとり3号がやってきました！

シャッター切るの早すぎた！

指定席はほぼ満席です。

城崎温泉駅には11:52到着予定。
当初の予定より1時間半遅いですが、なんとかお昼過ぎにはお宿につけます。

モノレールと阪急電車で向かった場合でも9:14には着けたようです（430円）が、空港で探した時には検索結果に出てこなかった…

和サラダとチューハイを購入しました。
空腹だったのでお酒だけだと酔っ払うと思ったので、カニに向けてお腹にたまらないような物を。
ビニール袋にはチューハイがもう一本入っています（笑）

予定通り飛行機だったら飲まないつもりだったんですよ！？

城崎温泉駅に着く直前、車掌さんからの放送で対岸の天然記念物玄武洞についての紹介がありました。

食後に訪れるつもりが既に１時間半の遅れ。
電車の本数が少ないので、うまく帰りに寄れるといいのですが。

玄武洞公園 自然・景勝地

11:52 城崎温泉駅に到着しました。

向かいのホームには浜坂や香住方面に向かう二両の列車です。
2017年に浜坂に行った際に利用しました。

↓浜坂のカニの様子はこちら↓
https://4travel.jp/travelogue/11218979

城崎温泉駅 駅

一駅前の豊岡駅で連絡を入れて城崎温泉駅まで迎えに来てもらいます。

お迎えの車が到着する前に駅前をぶらり。

駅を出てすぐ右手にあるのは「さとの湯」です。

さとの湯 温泉

駅正面のカニ爪のオブジェで皆さん記念撮影をしています。

城崎温泉の飲泉所

飲む勇気はありません…

城崎温泉飲泉所 名所・史跡

観光案内所にはコインロッカーもありました。

12:15 宿のご主人の運転で民宿はし本さんに到着！
宿泊する場合は１年後の予約をして帰らなければいけないぐらいの人気のお宿。

ご主人に「１人は大歓迎ですよ」と言っていただけました。お若い頃１人でアメリカや韓国に旅をしていたそうです。

たびたび　花院 宿・ホテル

まずはこちらに通されました。

ここで食べるのかと思ったら待ち合い室のようでした。

囲炉裏の金輪の中に天照大神のお札があります！

隅に置かれた小物も可愛らしいです。

古民家のようで素敵ですね。

右のカウンターの中が厨房です。

待ち合い室の入り口で振り返ってロビーをパチリ。

少しのお土産や観光案内がありました。
写真の左奥でお会計をしました。現金のみです。
あちらが玄関の正面です。

数分後、食事をするお部屋に案内されました。
完全個室ですので１人でカニをむさぼる姿を見られないのがありがたい（笑）

お鍋と茹でガニがセットされていました。

タグ付きの津居山がにです。

500gぐらいの中大サイズといったところかな～？

お造り（甘エビ抜き）

連子鯛にブリ・ホタテいくら・イカ、炙っているのはサゴシかな？

カニの時はお造りはあまりいらないのですが、こちらはボリュームたっぷりでした。
もちろん全て美味しくいただきました！

焼きガニが運ばれてきました。
甘みがないな～と思いながらむさぼります。
あとで鍋の時に聞いたことから考えるとこちらは冷凍ガニでしょうが、プリッとはしていました。ちょっと焼き過ぎかな。

でも宿泊なしで25,000円払って冷凍ガニ…それはないんじゃないのって思いました。

カニしゃぶでも刺身でもいける津居山がにが来ました！

「刺身の場合はお醤油をつけてください」と言われましたがもちろんそのままでいただきました。プリプリを超えたギュインギュインです！

が、甘みはそこまで感じられなかった…

茹でガニより少し大きめです。

２～３回しゃぶしゃぶっとしただけで美しい花が開きます！

刺身よりこちらの方が良いですね！

カニグラタン

予約時に省いてもらおうかとも思ったのですが、評判の良い宿が出すグラタンはそこまで良いのだろうか（カニ味噌風味が濃いとか？）と思い、いただくことにしました。

結果、カニの風味は感じられず、マカロニもたくさん入っていて無駄にお腹を膨らませることに…

「鍋用のカニです」とまた半身の追加が来ました。（左のお皿）
こちらは生では食べられないのでじっくり火を通してくださいとのこと。
「ということは津居山がにじゃないんですね」と聞いたら冷凍ガニだと教えてくれました。

とはいえ他店ではお刺身で出すレベルのカニを使っているそうで、確かに火を通してもプリップリで津居山がにとはまた違った食感を楽しめました。

でもやっぱり最初に「全部津居山がにでしてほしい」と伝えておくべきだったと反省。

カニミソ甲羅焼きもやって来ました！

期待していましたがこちらはちょっと期待はずれ。
塩味が強く、香ばしさがかえってクセのある味になっていました。
なんと表現したら良いのだろう…

とはいえオススメの「カニ身にミソをつけて食べる」もやってみました。

いや、ミソの味が変わるわけないか（笑）

基本のコースにはないカニ天ぷら

ごめんなさい、お野菜いらないです…
ししとう以外残してしまいました。

カニの時は極力他のものは省いて欲しいのです。

こちらのお宿は昆布だしのみですので、雑炊にするにはカニとお野菜から出るだしが必要なのだそうです。

私は固くなるのが嫌でグツグツ煮込まむことはないのですが、仲居さんに言わせればこのままでは雑炊をするのにだしが全く足りないのだそう。もっと黄色くならないといけないんですって。

残していた野菜と豆腐や糸こん、冷凍ガニを入れてグツグツ煮込みます。
冷凍ガニは津居山がにのしゃぶしゃぶとは違い、プリッとしていてそれはそれで美味しかったです。
見た目は焼きガニに似ていました。それがもう少しよじれた感じ。

カニの肩肉（足の付け根の扇みたいになっている部分）をだしにするように言われましたが、その扱い嫌いなんですよね～
肩肉は一番動いているところで繊維質でありながら弾力もあって、食べにくいけど好きなんですよ。

これを聞いてちょっと私には合わないかな、と思いました。
とはいえ黄色くするために全て投入しましたよ。

中身を引き上げたら雑炊を作って持って来てくれます。

毎朝お宿でついたお餅が入っているのです！
満腹で入らないと思いましたが、優しいお味でスルスルいけました。

…と仲居さんに笑顔で伝えました。もうお腹パンパンでヤバイです…

もう一杯分ぐらいありますが気合で食べきりました！

鍋で煮込んだ後のカニと、茹でガニの半分は持ち帰りました。
小さな箱代260円です。

デザートはオレンジと巨峰かピオーネとなぜかパセリの乗ったマンゴープリン。
生クリームとパセリを避けていただきました。

25,000円で津居山がに1.5杯と冷凍ガニ1杯＋天ぷら2本。
コースの内容を変えずに値段によってカニの質を変えるスタイルです。
次利用することがあればメニューを減らすかカニの量を減らして津居山がにのみで出来るか聞いてみようと思います。

城崎温泉から送迎があって10分以内でいける立地と、１人でも敬遠されないのはとてもありがたいお宿です。あとはメニューについての話し合いの結果次第でしょうかね。

14:30 城崎温泉の斎藤製菓堂にやって来ました。

かに最中と柚子最中を買いました。
どちらも１つ110円（税込）です。

齋藤製菓堂 グルメ・レストラン

かに最中はカニの姿の中に餡が入っていて面白いですし、柚子最中は小ぶりなのにも関わらず、柚子の香りの餡がたっぷりです。

駅前のおけしょう海中苑をのぞきます。

津居山がに、お高いのに売れてますね！
生を買って二階の食堂で調理してもらうこともできます。

カニを持ち帰ったのでここでは購入せず。
意外と早めに食べ終わったので、この後は玄武洞に向かいました。