常寂光寺の紅葉

2019/11/24 - 2019/11/24

紅葉の名所として知られる小倉山の中腹に寺域を占める日蓮宗の寺院。
紅葉の名所がひしめく京都嵐山。その中でもとくにオススメなのは「常寂光寺」
山門から仁王門、本堂、多宝塔へと続く参道が秋には紅葉のトンネルとなります。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

「常寂光寺」はそのまま読むと常に寂しく光ってるお寺。あまりいい名前とは思えないのですが、その由来は「常寂光土」という仏教用語から。
山門
太い角材を格子に組んで造られた山門は、江戸後期に作り変えられたもので、江戸中期出版の「都名所図会」には、袖に土塀をめぐらした薬医門が図示されています。

本堂横には紅葉が
本堂は、第二世通明院日韶上人(日野大納言輝資の息男)代に小早川秀秋の助力を得て、桃山城客殿を移築して本堂としたもの。江戸期の文献、資料に図示された本堂の屋根は、本瓦葺きの二層屋根となっている。現在の平瓦葺きの屋根は、昭和七年の大修理の時に改修されました。建立の年代は、慶長年間。

紅葉が真っ赤に

石仏があちこちに

多宝塔
常寂光寺多宝塔（重要文化財、江戸時代初期 元和6年 1620年建立、桧皮葺、高さ12.27ｍ）

　
　多宝塔からの眺めが素晴らしい

　妙見堂
　妙見堂に祀られている妙見大菩薩は、慶長年間（1596-1615）の
　保津川の洪水の際に上流から流れ着いた菩薩像を麓の角倉町の
　船頭が拾い上げ、長らく角倉町に祀られていたのを享和年間に
　常寂光寺に遷座したものです。

　
竹林と紅葉が美しい

本堂の紅葉
本堂は、桃山城の客殿を常寂光寺2世の通明院日韶上人が
小早川秀秋の助力を得て、安土桃山時代から江戸時代初期の
慶長年間（1596年～1615年）に移築した建物（桟瓦葺き）です。

苔が美しい
藤原定家が山荘「時雨亭」を構えた場所とも伝わります。
自然豊かな山腹に堂宇を並べ、市街地ではあまり見ることが
できない珍しい苔も豊富に生息し緑が美しい。

銀杏の絨毯
黄色や赤など、鮮やかな落ち葉で彩られた美しい風景です。

　
赤や黄色が～！