2019/07/31 - 2019/08/02
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たぬき2号さん
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夏期休暇を利用して「オーストラリア」「ナウル」「フィリピン」を訪れました。5日で3ヶ国といういつも通りの弾丸の旅です。
各国の歴史・宗教・世界観について、深く語ってはおりません。
いつものお気楽な「なんちゃって旅行記」をご紹介します。
≪全行程≫
1日目:夜、関空→ケアンズ [ジェットスター]
2日目:早朝、ケアンズ着。
終日、キュランダ高原列車でキュランダ渓谷へ。
https://4travel.jp/travelogue/11566847
夕方、ケアンズ→ブリスベン [タイガーエア]
3日目:朝、ブリスベン→ナウル [ナウル航空]
4日目:終日、ナウル島内散策。
≪★今回のお話はココです≫
https://4travel.jp/travelogue/11569031
5日目:早朝、ナウル→ブリスベン [ナウル航空]
昼、ブリスベン→マニラ [フィリピン航空]
6日目:午前、マニラ市内散策。
https://4travel.jp/travelogue/11569784
午後、マニラ→成田 [フィリピン航空]
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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オーストラリアのケアンズを散策した後、
https://4travel.jp/travelogue/11566847
ブリスベンよりナウル航空でいよいよナウルを目指します。 -
ナウル航空ですがこのようなルートを飛んでおり、私も2017年にマジュロ(マーシャル諸島)からタラワ(キリバス共和国)への移動に利用したことがあります。
https://4travel.jp/travelogue/11363850
現在当時よりも路線が縮小され、この地図のうちポンペイ(ミクロネシア連邦)、ホニアラ(ソロモン諸島)への路線は廃止されています。 -
さて、ナウルはオセアニアでは珍しい査証が必要な国ですが、これが多少面倒でまずホテルを予約した上で直接ナウルの担当者に申請しなければなりません。変態旅行のあやしい旅仲間satochanさんとこぼちゃさんも2019年になってナウルを訪れており、こちらに査証申請の詳細が記載されています。
★satochanさんのナウル査証情報はコチラ
https://4travel.jp/overseas/area/oceania_micronesia/nauru/yaren/tips/13446685/ -
それに従って申請してみたら1週間でビザレターが送られてきました。以前は宿が少なく予約自体が困難でしたが、ここ最近はExpediaやBooking.com、airbnbで簡単に予約ができ、特に問題もなく査証を取得できました。こぼちゃさんは政府のサーバーがダウンしていたとかで1か月もかかったそうですが、あやしい旅仲間の中でもひときわあやしい彼自身に何か問題があったのではないかと私は睨んでいますw
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ということで、無事ナウル国際空港に到着です。
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まあ、島はひとつで国内線は飛んではおりませんが。
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そもそも機内は空いていましたが、意外にも10名少々ほどのツーリストも搭乗しておりちょっと驚きます。
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satochanさんやこぼちゃさんの旅行記にもあるように、この国を訪れるツーリストはまず間違いなく世界の国制覇を目指している旅人のようです。
★satochanさんのナウル旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/11452358
★こぼちゃさんのナウル旅行記はコチラ
https://4travel.jp/travelogue/11532778
https://4travel.jp/travelogue/11533690 -
イミグレに先ほどのレターを提示するとビザのスタンプがぽんと押されました。
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空港内でSIMカードを20オーストラリアドル(A$)で購入。普段は宿や交通機関の無料Wi-Fiでやりくりしていますが、ナウルではそんな気の利いたものはなくやむを得ません。とりあえず通信手段を確保し空港前でairbnbで予約したMeneng1というゲストハウスの迎えを待つもなかなかやってきません。と、いきなり「どこにいるんだ」というメールが。
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どうもSIMカードを購入している間にやってきて誰もおらんと帰ってしまったようです。
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結局宿のオーナー・スクワイアの兄と名乗る男が迎えに来て約3㎞離れた場所にあるゲストハウスに連れていってくれました。
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5分もかからずMeneng1に到着です。Menengというのはこの地区の地名です。
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エアコンはパブリックスペースのみで、
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こちらがベッドルーム。
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これで1泊120A$(8,880円)ですが、離島のマイナー国ゆえこちらも致し方ありません。
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夜になると黒いミミズのような虫が床をぞろぞろ這いまわったりもします。
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海岸に出てみます。
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海は特筆するほどのものではありません。
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バレーコートでしょうか。
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小さな商店もあり、カップラーメンなどを購入することができます。
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翌日になりました。
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昨日スクワイアから「明日はどうする?島を観光でもするか」と言われ、同宿のツーリストと2人で島内ツアーに参加することにしました。
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ツアー代1人50A$(3,700円)。ドライバー、スクワイアにスペイン人の男性ツーリストと私の計4人を乗せて出発です。
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まずは空港ビルのちょうど滑走路を挟んだ向かい側にある博物館へ。
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島の歴史に関する展示物が陳列されています。
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元々はイギリスやドイツの植民地でしたが、
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第2次世界大戦で日本軍が占領、
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終戦後国連の支配下となり、1968年に独立を果たしたという比較的新しい国です。
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1900年代にナウル経済を支えたリン鉱石の運搬鉄道も展示されていました。
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同宿のスペイン人男性も熱心に展示物を眺めています。
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さてこの男、名前をフェルナンドといい歳の頃は53歳、職業は教員だそうで1ヶ月の休暇をもらいオセアニアの旅に出ているとか。彼もまた世界147ヶ国を訪れている変態旅行者です。
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このフェルナンド、とにかく好奇心が旺盛で興味を持ったところ全て「ストップ!」と片っ端から車を停めさせ立ち寄るのでなかなか前に進みません。
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ナウルの中心地にあたるヤレン地区のこのスーパーにも立ち寄りましたが、
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並べられているひとつひとつの商品に興味津々のようです。
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地元の人たちの憩いの場でもあるこのスーパーには、
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ちょっとしたカフェもあって、他の3人はこちらで休憩。フェルナンドが出てくるのを待ちます。
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出てきてすぐ出発かと思いきや、彼もまたお茶するのでまた時間がかかってしまいます。日本・スペインのあやしい旅人(おっさん)2人の図です。
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それでもようやく出発し、
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次のポイントにやってきました。
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リン鉱石を船に積み込む設備ですが、こちらは廃墟のようです。
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1907年よりリン鉱石の採掘が始まり、1980年代には人口9,000人程のこの国がオセアニアで最も高い所得水準となりました。
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しかしリン鉱石は枯渇し、1990年後半には経済も破綻してしまったというなかなかに興味深い国の歴史です。
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目の前に広がるのはリン鉱石採掘後に残ったピナクル(石灰柱)です。
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こんな島ですから、見どころといえばリン鉱石関連か旧日本軍の遺構ということになります。
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移動中も大声で話しかけるフェルナンドにひとつひとつ丁寧に答えるスクワイア、ドライバーと私は終始聞き役です。
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森の中には日本軍の刑務所跡とか。
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それっぽい作りをしていました。
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こちらは現在の砕石場です。現在でもわずかではありますが採掘は稼働しているのだそうです。
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そして山から海岸へ降りてきました。
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ナウルで最も美しい海岸だそうですが、
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ここでもフェルナンド1人ウロウロします。
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30℃を超えかなり暑いですが、一周19kmのこの島を歩いてまわっていたこぼちゃさんはやはり変態です。
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その後も2人の案内でツアーは進み、
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いつの間にか時間は13時を過ぎていました。
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本来ならばとっくに宿に戻っている時間ですが、
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スーパー併設の店でランチとなります。
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スクワイアとドライバーが食事している間も、
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フェルナンドはどこかへ何かを探しにいっていたようでしたが、
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私は先に食事にします。チキン&ポテト9.6A$(700円)。
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後でやってきたフェルナンドはさらにタロイモも注文。家族は?と尋ねると「将来は世界のあちこちにワイフができるのさ」と訳のわからないことを言います。なんとなく他人とは思えないような気がしてきました。
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さて食後もツアーは続き、
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リン鉱石の工場跡が見えたところでクルマから降ろしてもらいました。
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フェルナンドは興味なさそうだったので、ここからは1人での散策です。
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まだ稼働している部分もあるようなので、
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遠慮がちに見学していましたが、
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こぼちゃさんはずんずん奥まで入ったいったようです。やはり只者ではありません。
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先ほどの積み出し施設のある海岸にやってきました。
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こちらは現在も稼働しているようです。
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こんな看板がありました。
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リン鉱石関連施設の見学に満足し空港方面に歩いていくと、
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これまたこんな看板が。
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ちょうど一機飛び立つところですが、
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警備員がやってきて道路を封鎖します。
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空港ビルの反対側へ。
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マイナー国には台湾との関係が深い国が多いです。
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日が陰ってきました。
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滑走路沿いの道路を回り込んで、
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宿までもう一息です。
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意外と変化に富んだ1日でした。
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翌朝、ブリスベン行きは6:30の出発です。
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3時に宿をチェックアウトして空港で待機します。
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私はブリスベンへ来た道を戻りますが、キリバスからやってきたフェルナンドもブリスベンまで一緒です。
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搭乗開始となり、
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早朝便で乗客が寝静まっている中ではフェルナンドも静かでした。
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機内食をいただき、
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ブリスベンでフェルナンドと別れます。社交的な彼のおかげで楽しい旅となりました。来年はカリブの国を潰すそうです。ありがとう。
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私はこの後マニラ行きフィリピン航空(PR)に乗り継ぎます。
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フィリピン訪問も実に1993年以来なんと26年ぶりです。
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搭乗時刻となりました。
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機内では映画を見て過ごします。
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1985年制作の「Back to the Future」です。
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何度も見た映画ですが、いまだに古さを感じさせません。
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続いて「ボヘミアン・ラプソディ」。
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3度目の鑑賞でしたがこちらも楽しめました。
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この後はマニラでの様子をご紹介します。
https://4travel.jp/travelogue/11569784
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この旅行記へのコメント (8)
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- olive kenjiさん 2019/12/19 14:56:43
- 勉強になりました
- ナウル島ってリン鉱石の島として、昔中学校の教科書には必ず書かれいましたよね。
それが、この頃耳にしないのは、もうかってのように採石していないのだ。
1980年代にはオセアニア最高所得国でありながら、1990年代には経済破綻とは、複雑な気分になります。
それならば、南国の島なんだからリゾート開発でもと思ったのですが、旅行記をみている限り、リゾートに適したビーチはありませんね。う~ん,厳しいな。
こんな島になんでスペイン人観光客がと思っていたら、やはり彼も変態旅行者だったのですね。気が合ったでしょ~
ナウル島なんて記憶から忘れるところでしたが、この旅行記で思いださせて頂きありがとうございました。
今も細々とリン鉱石を採石しているのだ。頑張れナウル島!
olive kenji
- たぬき2号さん からの返信 2019/12/31 05:40:49
- RE: 勉強になりました
- olive kenjiさん、ご返事が遅くなって申し訳ありません。
こんな国が存在していること自体、世界は広いなあと思います。
かつての栄光はいまいずこといった感じですが、
地元民は今稼働している工場を自慢げに見せてくれました。
そこがもしかしたら彼らの誇りなのかもしれません。
わずかな変態旅行者の訪問だけでは観光産業は成り立ちませんし、
今後どうなっていくのか興味のある国ではあります。
たぬき2号
> ナウル島ってリン鉱石の島として、昔中学校の教科書には必ず書かれいましたよね。
> それが、この頃耳にしないのは、もうかってのように採石していないのだ。
> 1980年代にはオセアニア最高所得国でありながら、1990年代には経済破綻とは、複雑な気分になります。
>
> それならば、南国の島なんだからリゾート開発でもと思ったのですが、旅行記をみている限り、リゾートに適したビーチはありませんね。う?ん,厳しいな。
>
> こんな島になんでスペイン人観光客がと思っていたら、やはり彼も変態旅行者だったのですね。気が合ったでしょ?
>
> ナウル島なんて記憶から忘れるところでしたが、この旅行記で思いださせて頂きありがとうございました。
> 今も細々とリン鉱石を採石しているのだ。頑張れナウル島!
>
> olive kenji
>
>
-
- ひとり旅さん 2019/11/24 17:32:30
- ナウル航空の路線縮小
- 今年の7月はまだあったホニアラ・ポンペイ路線が今はもう無くなったんですね…
ポンペイ-マーシャルはUAと競合してることと、ホニアラは需要が少ない(私がナウル航空でホニアラで降機した時は自分含めて9人だけ)ことが要因でしょうか
私が行った時はちょうどお祭りのようなイベントを開催してて、来賓してた大統領に写真撮影を断られた記憶がありますがw、通常時期なら訪問スポットはこんな感じですよね。
2日間居れば十分かと
変態開拓は引き続き期待してます!
- たぬき2号さん からの返信 2019/11/26 20:55:54
- Re: ナウル航空の路線縮小
- こんばんは。
私も路線縮小の件は旅友の皆さんから聞きました。
もともとかなり空いている路線ばかりなので
やむを得ないとは思いますが、
ポンペイ~マーシャル~タラワ~ナウルというのも
アイランドホッピング便として面白い路線だったので
残念です。
変態開拓ですが、私もかなりのおぢとなり
そうそうパワーが残ってないので
↓のお2人に託しております(笑)
ぜひそちらもご参照ください!
たぬき2号
-
- こぼちゃさん 2019/11/23 22:43:27
- 見るところは同じ
- やっぱ見どころが限られているというか見どころが無いので皆、行くところは同じですね。
南太平洋の独立国はコンプリートされましたが、国の中に国を持っているところもまだ沢山ありますから引き続き変態国開拓お願いします。
- たぬき2号さん からの返信 2019/11/26 20:59:49
- Re: 見るところは同じ
- 毎度ネタになっていただいて申し訳ありません。
同じような場所の旅行記なので
大変助かりました(笑)
海外領土・自治領まではなかなか難しいです。
ぜひ皆さんで頑張ってください。
私も機会があれば訪れたいとは思いますが、
キツいです(笑)
-
- satochanさん 2019/11/23 22:05:31
- ドライバー同じ
- 南太平洋コンプリートおめでとうございます。
たしか私の雇ったドライバーも同じ人のような気がする(笑)金額も同じだし。
でもここまで連れてってもらってないなぁ(^_^;)
ま、小さい国ですからね。あるあるでしょうね。
- たぬき2号さん からの返信 2019/11/26 21:01:43
- Re: ドライバー同じ
- ありがとうございます。
たぶんガイド料2人分入るのとフェルナンドの
押しの強さによるものだと思います。
私は意外と気が弱いんで、あんな風にはできません(笑)
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旅行記グループ 2019年7~8月オセアニアコンプリート「オーストラリア・ナウル・フィリピン」
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