2019/08/13 - 2019/08/13
3位(同エリア3件中)
こぼちゃさん
ナウルはかつてりん鉱石採掘で栄えていて、その収益をもとに国民は不労所得生活をしていたため失業率が非常に高く、頼りにしていた資源も枯渇し資金がなくなり大変なことになっているという情報を得ていたのでどのような生活をしているのか気になっていた。。見どころとしてはピナクルスという奇岩や廃墟が有名だが戦争中に日本が散々荒らした痕跡として数多くのトーチカ(バンカー)や高射砲が残っていてなかなか見応えがあった。
ナウルのビザ申請は個人でナウル領事館にメールで直接連絡を取りビザ申請用紙を入手して何度がメールをやり取りする手段であったが、ナウルドメインのメールアドレスが機能していなくてGmailでのやり取りとなった。セキュリティ的にどうなんだろうか。
ナウルに行くのは簡単なのだが、行けるようになるのが大変で、まず最初に数少ないホテルの手配から始めなければならず、私は5年くらい前からいろいろ見ていたのだがホテルにメールしても応答が無かったり予約サイトは常時満室で取れなかったりで計画を立てるに至らなかったのだが、ようやく宿の確保ができてナウル行きが実現した。
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ノーフォーク島から戻ったあと、ブリスベンの街には出ずに空港で野宿して一夜を明かした。ブリスベン空港は野宿環境が良いのだがほとんど寝ることができずチェックイン開始同時にチケットをゲット。往復でチケットを取っているのにチェックインの時に帰りのチケットの提示を求められた。あとナウルのビザの招待状も求められた。
チケット入手後、カウンター近くでナウル航空のマネージャーらしき人が盛んにジャパニーズがと言って何処かに電話していて私のことであることは一目瞭然なので気になった。 -
ブリスベン空港はプライオリティパスを利用してカフェで飲食も可能だが以前利用したときいまいちだったので、制限エリアに入りラウンジでのんびり過ごした。
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ずっと乗ってみたかったナウル航空についに搭乗。B737300の古い機材だが清掃も行き届いていて大切に使われていた。乗客は20人くらいしかいなかった。
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機内食が提供され蓋を開けてビックリ。
エビが大量の機内食だ。エコノミーでこんな豪勢な機内食は初めてお目にかかった。クリームソースが添えてあり立派なエビを7匹も堪能することができた。
今までの経験上、どの航空会社も朝食はソーセージとエッグの傾向が高い感じがしたのでスペシャルメニューを選んだ。ナウル航空はスペシャルメニューのラインナップが充実していた。 -
機内誌には戦争のことが書かれていて日本軍が残した砲台の写真が掲載されていた。
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ナウルの地図が載っていたがシンプルすぎて使い物にならない。
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入国カードは書くことが多くて面倒だった。
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飛行中ドリンクの提供は4回くらいあった。
チップスが配給されこのビネガー味のチップスに初めて出会ったのだが美味しくて旅行中に買って食べたりした。 -
ナウルに到着だと思ったら眼下にナウルを見ながら低空飛行で通過し旋回しての着陸となったのでゴーアラウンドしたのかもしれない。
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無事に着陸後、滑走路を走行中にwelcome nauruの文字が見えた
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ターミナルには飛行機を眺める人々が居た
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入国審査はなにも聞かれずあっさり終わった。
飛行機が居なくなれば、ここは道路となり通ることができるため柵には横断禁止のマークが付いている。 -
空港の展望台から一枚。
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今日の宿にチェックインしようとしたら、不審な顔されて予約なんか把握していないと言われてしまったのだが、部屋を用意してくれて泊まることができた。宿主曰く私の取ったブッキングドットコムはイマイチな感じらしい
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部屋の窓からは滑走路が見えナウル航空の離陸を楽しめた。2機目もすぐに出ていった。
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この宿、人の家の一室に泊まるかたちなのでトイレやシャワーも住民と一緒。だからネコの赤ちゃんが部屋に入ってきたりする。4ヶ月半の人間の赤ちゃんも居た。
1泊110ドルで2泊した。ナウルはクレジットカードが使えないので現金払い。 -
爪を立てて私のリュックによじ登りリュックを倒して寛ぐネコ。宿の方がこれから娘を学校に迎えに行くのでついでに車に乗せてもらえるとのことで待機中。
宿の方に今年、私のお友達がここに泊まったんだけど覚えてるかと聞いたら蚊に刺されまくって、島国めぐってた人でしょと鮮明に覚えているようだった。ところであなたも多くの国を旅しているのかと聞かれた。ここに来る人は全世界制覇を狙っている人ばかりだよと言っていた。日本人は年に2、3人来るらしいが、ここ最近は宿泊客が全く来なかったらしい。 -
日本軍の刑務所跡と言われる場所で降ろしてもらった。
いい雰囲気がでている -
自然の岩をうまく利用した入り口
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重厚な扉が綺麗に残っている。
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奥に進もう。
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収容所だろうか
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トロッコらしき物が投棄されている
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もう少しゆっくりしたいところだが蚊がすごいので退散。
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クシャクシャになった自動車
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巨大なダンプカーが燐鉱石採掘で取れた土を頻繁に運んでいた。
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続いて日本軍の高射砲を見に行くことにした
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独特な地形を見ながら進んだ。
写真中央のタンクの右側にトーチカが見える。現地の方はバンカーと言っているようだ。 -
写真左下にバンカー
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あと5メートルくらいの所まで来たのだが、ギザギザの岩に阻まれて到達ならず。
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時々、こういった岩を超えなければならないのだが、脆い箇所が多く崩れたりしてとても危ないため岩場は歩かないほうが良い。実際に一度崩れて転落して頭を打ったのだが日よけのためフードを被っていて、柔らかい地面にぶつけたためダメージはなかったのが幸いだ。ただ、スネをぶつけて手のひらは軽く血が滲んでしまった。
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高射砲が見えた。
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近付こうとしても岩の高低差が行く手を阻みアクセスの仕方がわからなかった。
ここまでなんともなかったのだが、このあと道が無くなりひたすら岩場の歩ける場所を探して歩くことになった。maps.meを頼りにもう一つの高射砲に向かおうとしたのだが道が記されていないため方角だけが頼りで岩場を進み迷路状態。 -
こんなところを進んでいるうちに体調が急変した。なんか変なので休もうと思い岩陰で休んだら体調がどんどん悪化してきた。寝ていないし暑いので熱中症になりかけているようだった。水分を取っても水を被っても回復しない。30分程度休んで少しだけ回復したのだが、宿までは結構な距離があるため万が一を考え、やむを得ず宿に電話をして迎えに来てもらった。宿の方はお友達と一緒に岩場まで来てくれた。
日本のSIMカードだがこんなところで電話がつながったのは運が良かったと思う。
目標地点まで残り40m程度のところで断念となった。 -
宿で休憩したところ回復したのでお出かけすることにした。空き地では皆さんスポーツを楽しまれている。平日の昼間にこのような光景を目撃できるということは、やはり働いていないということなのだろうか。
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空港にはチャーター機が停まっていたので通行できず、宿の裏の山道を迂回した。
今日はすくなくともナウル航空2便、小型機1便、軍用機1便、この飛行機ということで5機もお見えしていて、空港の稼働率の高さが意外だった -
宿泊した宿は空港にほぼ直結で商店も近いので利便性抜群。
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ナウルは使わなくなった物をそのまま放置する習慣なのだろうか。至るところに産業廃棄物の痕跡がある。
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線路の跡に沿って進んでみる。
地図上では線路が有ることになっているのだが最近埋められたのだろうか。 -
藪に埋もれる工場に萌えー
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爆風で逝ったかのように鉄骨が捻れているが照明がついているので使われているようだ。
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たまたま工場のおっちゃんがスマホで遊んでいたので、ダメ元で中に入っていいか聞いてみたらそこから入ればとオーケーが出た!
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レールが残っていたりする
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枕木の下は深さ10mくらいの空洞なので足を踏み外したら終了だ。よくこんなところに入れてくれたものだ。
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落ちないように気をつけながら萌えた。
左奥に写っているおっちゃんが入れてくれた。 -
こちらは橋の跡
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昔は鉄道で採掘した土を運搬していたようだが今は線路の上をトラックが走っている
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暇つぶしにラグーンに行ってみた。
水は汚いのだが水面が鏡のように反射していて美しい。 -
工場廃墟に萌えー
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でも廃墟ではなくて使っているっぽい
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ナウルにある数少ない宿のひとつOd'n Aiwo Hotel
宿泊するならここが一番利便性が良い。メネンホテルは周囲に何もなくて出かけるには車が必要。 -
使われていない車。左のタイプの車の廃車をよく見かけたので以前は沢山走っていたようだ。今は大半が日本で使われていた中古車だ。
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島を一周する幹線道路。交通量が多くタイミングが悪いとしばらく渡れない。
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海に夕焼けを見に行った。
南国らしいヤシの木と海に倒れ込む廃墟が何ともミスマッチ -
ナウルの名物の一つ
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ビーチでは皆さん何かの球技をしていた
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広場では空手をやっていて、いち、にー、さん、と日本語でかけ声を上げていた。日本人は居ないようだった。
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スーパーで水とコーラを購入。
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瓶に入ったお寿司のガリが大量に売られていたのだが、ガリを提供しそうな店は無かったので庶民が食べているのだろうか。
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夕食は安定の味の中華料理店にした。
チキンヌードル6.5ドル。リーズナブルで良い。 -
シビックセンター
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ナウルの大統領
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宿に帰ろうとしたら空港に飛行機が駐機されているためゲートが閉じていて進めない。宿まで200mなのに4キロくらい歩かなければならないため地図上の短絡路を挑戦しようとしたところ民家で行き止まりになり、そこに居た住民に確認したら、道は無いと言われた。なんと、その方が宿まで送ってくれるとのことでバイクで滑走路を一周して宿に連れて行ってくれ、とてもありがたかった。。お礼に先ほど買ったコーラを献上させてもらった。
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宿に帰りシャワーを浴びたのだがシャワーヘッドを下に持ってきても水がチョロチョロしか出なくて体を濡らすのも難しいくらいで残念だった。
明日はナウルを徒歩で一周する。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ひとり旅さん 2020/01/08 06:30:11
- 2019/7に同じ宿に宿泊しました
- こんにちは
自分はAirbnb予約で同じ宿に2泊しました
向かいの部屋でしたが間取りは大体同じですかね
お願いすれば空港まで迎えに来てくれます(夜24時頃でしたが)ので,それが一般的なのかもしれません
1週間前の予約でbooking.com掲載がなかったので,そちらは掲載停止したため困惑してたのかもですね
水は定期的に購入してるようで、水が無くなるとシャワーも出なくなります
ご愛敬ですねw
これでもナウルの家だと富裕層な気がします…
- こぼちゃさん からの返信 2020/01/08 20:28:26
- Re: 2019/7に同じ宿に宿泊しました
- こんにちは
同じ宿でしたか。部屋の間取りは同じ感じでしたよ。
水を購入とは意外でした。働いている人が少ないナウルで収入を得ているわけですから裕福層なんでしょうね。
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