2018/12/02 - 2018/12/02
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岳人28号さん
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鎌倉時代末期に建てられた本堂と南北朝時代の五重塔が国宝に指定されている広島県福山市の明王院は、けっして紅葉の名所というわけではありませんが、それなりにイチョウやカエデの紅葉を楽しむことができます。裏山にある奥の院への参道から山道が展望台に通じていて軽いハイキングもあわせて楽しむことができます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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明王院は福山市の中心市街地から少し離れた芦田川沿い、法音寺橋を渡ったあたりにあります。
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法音寺橋から見た芦田川。このあたりは中世に交易で栄え明王院を経済的に支えたとみられる草戸千軒町のあった場所です。川床にあった遺跡は発掘調査の後、河川工事で消滅しています。
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石段を上がって明王院へ。
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明王院の庫裏(県重文)の玄関。きれいな水墨画の衝立がありました。
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国宝の五重塔と本堂。
五重塔は貞和4年(1348)の建築で、国内の五重塔のなかで五番目の古さ。一文勧進の少資を積んで建てられたと塔の伏鉢に記されており、庶民が建てた五重塔といわれています。
本堂は元応3年(1321)の建立。 -
五重塔の裏のほうに奥の院(現・草戸愛宕神社)への参道の入口があります。
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明王院では、このあたりが紅葉の一番きれいなところです。
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鳥居をくぐると頭上を色づいたカエデが迎えます。
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鳥居の手前から分かれる脇道は、イチョウの大木から落ちた黄色い葉で一面埋め尽くされています。振り返ると五重塔が見えます。
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このあたりには古い五輪塔などの石塔が多数あります。現地の案内板によると草戸千軒遺跡から出土した墓石群をここに集めて安置しているそうです。鎌倉~室町時代のものとみられ、市の重要文化財に指定されています。
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奥の院までの石畳の参道は、さらに山道になって展望台に続いています。
奥の院は市の重要文化財に指定されている江戸初期の建物ですが、風化を防止するための覆屋にすっぽり覆われており、見ることはできません。 -
明王院の裏山にある明王台団地の水道施設が展望台として整備・開放されており、らせん状のスロープで屋上に上がれます。展望台に描かれている壁画は地元の明王台高校美術部の作品です。
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展望台からの芦田川の河口方面の眺め。この日は霞んでいますが、よく晴れた日には瀬戸内海や四国の山並みも見えます。
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福山市市街地方面の眺め。
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下山に登りとは違う分かれ道を行くと、五重塔や本堂のあるところからは少しはなれた墓地に出ます。そこからだと庫裏や書院なども含む全景が見えます。
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墓地から五重塔のほうへ向かう途中に小さな池があり、その周囲にも紅葉したカエデがあります。水がきれいでないのが難点です。
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建物の屋根越しに見る五重塔。手前に見える古い瓦屋根の建物は幕末に寺子屋として使われたものだそうです。
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明王院のとなりにある草戸稲荷神社。ふだんは閑散としてますが、毎年新聞で発表される正月の初詣の人出は県内トップクラスです。
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展望台のようになっている草戸稲荷神社の本殿からの眺め。
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草戸稲荷神社のとなりにある日光寺。明王院と同じ真言宗のお寺です。
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