2019/03/09 - 2019/03/09
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わらんちゅさん
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ベラルーシってどんな国?と聞かれて答えられる人は少ないのかな、少ないよね??
地理的にはロシアの西隣、ウクライナやポーランド、リトアニアと国境を接している・・・なんて難しいこと言っても出てくる国がことごとくマイナーなせいでまったく実感がわかない。。。
ちょっと調べてみると、濃い共産主義色、旧ソ連、鎖国中の国、神秘の国、美女の国、独裁国家、ヨーロッパの北朝鮮・・・いろいろ出てくる出てくる。けれどもそれ以上の情報はあまりない、行ってる人少ないしねぇ・・・。
こういう国見るとマイナー国家に行きたがる私の血が騒ぐ、ってことでこの3月、実際に行ってきました。とはいっても、ウクライナに行ってからロシアに行く途中のルートでどうしても通らなきゃいけなかったもので。ついでにミンスクを観光した、という流れです。
観光客慣れしていないせいなのか、それとも国民性がそういうところなのかは良くわかりませんけども、総じて治安はかなり良かったと思います。ただ観光地と呼べる観光地はあまりないので、行ってから自分なりの楽しみ方を見つけましょう。
ある種ついで感が否めないベラルーシでしたが、この国もウクライナ同様雰囲気が共産圏のそれなので、歩いているだけでも新しい発見がたくさんあって楽しかったですよ!
今回はそのベラルーシに行ってきた旅行記です。とはいっても滞在したのはミンスクに実質半日くらい。またいつものように駆け足の旅になりました。
■関連旅行記
【ベラルーシビザの取り方】目指せ東欧!!ベラルーシ~面倒なのはビザだけだから大丈夫!~(地球を駆けるテクニックvol2)
→ https://4travel.jp/travelogue/11508613
【前:ウクライナ編】
行けと言われたウクライナ その理由を探す旅 Vol.1~ウクライナ国際航空でキエフIN~(地球の駆け抜け方5)
→ https://4travel.jp/travelogue/11562881
行けと言われたウクライナ その理由を探す旅 Vol.2~穏やかな時間と暮らしのある街キエフを巡る~(地球の駆け抜け方5)
→ https://4travel.jp/travelogue/11562882
【後:ロシア編(執筆中)】
こんなカードにご用心!サンクトペテルブルクでぼったくりタクシーに遭いスマホを失くした話(地球の駆け抜け方6番外編)
→ https://4travel.jp/travelogue/11470928
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キエフの観光を終えた私たちは現在キエフ駅におります。観光の時に預けた荷物を回収して次なる目的地、ベラルーシはミンスクへと向かいます。
本来はキエフからモスクワに直行できればベラルーシ経由する必要はなかったのですが、ロシアウクライナ関係が悪化していること、ロシアウクライナ国境の陸路での移動に不安があること、そもそも空路は飛んでいないことから直接行くのはやめとこうという話に。モルドバ回るかベラルーシ回るかで迷いましたけど、ベラルーシの方が時間有効に使えるし、ということで決定。
ミンスク行のチケットはウクライナ国鉄のHPより手配。予約した際に印刷したeチケットのようなものを窓口でチケットに交換します。国際線の飛行機のようなチケットですが、書かれているのはほぼロシア語(というかウクライナ語)。予約したときに時間とか列車名とか座席番号とか自分で選んでると思うんで、その情報を頼りに解読しました。 -
駅の中にある電光掲示板を見て列車の発車ホームを探します、が、ホームがいつまでたっても表示されない・・・。表示されたのは出発の大体30分前で、跨線橋の方ではなく、駅舎からダイレクトに行くことが出来る1番線でした。
簡単なパスポートコントロールと乗車券のチェックをを受けて、ホームへと向かうことになります。 -
乗る列車は21:09発のミンスク行。号車番号とかは列車の窓に貼ってあるのでそれを頼りに自分の号車を探します。書く号車の入り口に車掌さんが立っているのもシベリア鉄道と一緒。
ちなみにここでパシャパシャ写真撮ってたら「No PHOTO!!」って怒られました・・・。。。一応撮影禁止なようです。。
自分の号車の車掌さんに切符を見せて乗車。英語が通じてしまって拍子抜けしてしまいました。シベリア鉄道出は通じなかったのに・・・。 -
車内はこんな感じ。せっかくなので今回は1等に乗ることにしました。二人用の個室で、思った以上にきれい。
値段は3000UAHくらい。12000円くらいなのでウクライナの物価を考えるとかなり高級な移動手段なんだろうな。 -
乗車して発車を待っているとノックが。扉を開けると武装したウクライナ美女がいてなんだ???と思ったら出国審査官でした笑
特に問題なくパスポートにスタンプが押されて出国。その際にベラルーシの入国カードが渡されました。ちなみにこの入国カード、ロシアと共通なので、ベラルーシ出国、ロシア入国の時には回収されません。
車掌さん曰く朝の3時くらいにたたき起こされて入国審査、と言われたのですが、ベラルーシ時間なのかウクライナ時間なのか聞き忘れてしまって変な時間に一時間起きる羽目に・・・。 -
やっぱり深夜3時にノックされたたき起こされます。とはいえベラルーシ入国もENGLISH?って聞かれて英語で対応してもらえたので余裕でした。審査官はパソコンとスキャナー、懐中電灯と虫眼鏡のようなものを携帯しており、ものすごく綿密にパスポートを見られます。偽造じゃないかだと思うんですけどこの人たち日本のパスポートどのくらい知ってるんだろう???ベラルーシビザにスタンプが押されたときは一安心でしたね。深夜にやってきてベッドに隣り合って入国審査ですもん。威圧感がすごい・・・。
ちなみに写真は車掌さんが持ってきてくれた朝ごはんです( -
この箱開けるとこんな感じ。
乾パンみたいなもの、クッキーみたいなもの、スモークサーモンにジュース、チョコレート。端的に言って量がとてつもなく多い・・・。到着40分前に渡されても到底食べきれる量じゃないっす・・・。一部は持ち帰りまして非常食にしました笑 -
そんなこんなで列車はベラルーシ・ミンスク中央駅に到着。ウクライナはEU寄りの国、ベラルーシはロシア寄りの国のため、ほぼ同じ経度にありますがそれに合わせる形で時差があります。ベラルーシ到着の時は時計を1時間進めるのをお忘れなく。
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駅から階段を下り、地下の連絡通路を歩いているといきなり物乞いがいました。友人が過去にベラルーシ経由していた経験があり、その時も物乞いがいたとのことだったので私はそれほどびっくりせず。あとにも先にもこれだけでしたしね、物乞い。
駅のコンコースの出てきましたが、かなり近代的な感じがしている駅舎です。キエフとは対照的。1階に両替所があるのでそこでベラルーシルーブルを調達。ユーロ、ドル、ウクライナグリブナ、ロシアルーブルあたりなら問題なく両替できますが、この国も物価がすごく安いので両替する際は計画的に。めっちゃあまりますし、高額紙幣は実質紙切れのようなものなので注意! -
その後地下に荷物を預けに行きました。これが荷物預けに繋がる扉。とてつもなくわかりにくい・・・。入ると窓口がありそこでお金を払う→預けるカウンターがあるのでそこで荷物を手渡す→番号札を受け取るという流れになります。
荷物1個で1.25ルーブル(60~70円)。10ルーブル札ですら嫌な顔をされます(受け取ってはくれます)。ただ、両替所では結構高額紙幣来ちゃうんでこの国では使いどころにすごく苦労します。 -
さて荷物も預けたのでいざミンスクの観光でもしましょうか、と言いたいところなのですが、この国、観光資源に乏しく、なかなか観光という観光は難しいのが現状です。共産圏の雰囲気を楽しむ、というのが一番の観光になるのかもしれませんね。
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ミンスク駅からまた地下鉄に乗ります。乗り方はロシアやウクライナの地下鉄と一緒で、窓口でコインを買って通すだけ。一乗車0.65ルーブルです。
さて正面にあるモニュメント、ここに描かれているのはソ連の国旗にデザインされている鎌と槌のマークです。駅名もレーニナ駅(レーニンより)。ミンスク中央駅直結なのに。地名とは関係なく、そういう名前がついているのがいかにも共産風。
こんなのロシアではすでに見られなくなっているのに、ここベラルーシでは時がソ連時代で止まっているみたい。 -
その後地下鉄に乗ること5駅かそれくらい。近郊のウスホード駅にやってきました。
ミンスクの地下鉄もロシアやウクライナの地下鉄と同じで構内が凝ったデザインになってます。ただそれほど深いところには走っていない感じ。 -
この駅を降りると現れるのがこのすごく特徴的な建造物。これ何かというと図書館です。
ベラルーシ国立図書館ということで、ミンスク市民にはダイヤモンドと呼ばれているようですが、私の目には「バクテリオファージ」にしか見えません・・・。一応生物を専攻していたもので、そこで結構出てくる題材なのでわかってくれる人はわかってくれる・・・のか???
ちなみに上は展望台で夜はライトアップもされるのだとか。生憎行った時間が早すぎたせいで中には入れていません。。ちなみに500ルーブル札にも描かれているようですが、高額紙幣すぎて手に入れることすらできませんでした。 -
そこに隣接してショッピングモールがあったので冷やかしに。アリョンカのチョコレートってロシアではすごく有名なのですが、ベラルーシにもあったりします。ただ少女の顔のイラストが全然違う。ベラルーシ柄は結構かわいい女の子が描かれていますよ。ちなみに今日の朝ごはんの写真のところに写ってたりしますので興味ある方は戻ってみてください笑
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いくつか地下鉄の駅をめぐりながら、写真を撮りながらミンスク中央駅まで戻ります。
これも途中駅の写真。本当にいろいろなデザインがあってみていて飽きないです。 -
ミンスク中央駅に戻ってきてまだまだ時間に余裕があったので、今度のるのはバス。このトロリーバスの色合いどこかで見た・・・といって京都市バスを連想した方がいたので私はもうそれにしか見えなくなってます笑
右側の売店でチケットを購入して乗る形になります。一乗車0.60ルーブル。 -
バスを降り損ねて一つ崎の停留所まで行ってしまいました><;;
しかも土地の使い方が贅沢だからなのか、停留所の間が長くて歩いて戻ってくるだけで10~15分、みたいな感じでもうへとへと。。
やってきたのは大祖国戦争史博物館。本来は行く予定じゃなかったんですけど、時間が余ってどこ行くかと歩き方を見ていてちょうど目に留まったので。。
ちなみにgoogle mapの乗り換え案内はベラルーシでは全く役に立ちませんでした・・・情報が載ってないんだろうなぁ。。 -
この建物の中には戦車や戦闘機などがたくさん展示されており、第二次世界大戦のベラルーシについて学ぶことが出来ます。とはいえ展示がロシア語なのでフィーリングなのですが・・・。
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そうして時間が過ぎ、ミンスク駅に戻る時間になりました。こんなところでもバス停のすぐ横にキオスクがあり、そこでバスのチケットを買うことが出来ます。その他も日用品や新聞、おもちゃなど色々なものが狭いスペースに所狭しと並べられていましたね。
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ここからはバスの中から車窓見物でミンスクの街を楽しむことにします。
ちなみにこのバスの中、スキー教室に向かう様子の小学生たちでいっぱいでした。このあたり雪降らないみたいだし、どこまで行くのかなぁ・・・?なんて。
写真はフリーマーケットでしょうか。つかれてなければ行くんだけど。 -
次に通ったこれは旧市庁舎。再建されたものではありますが、上の方にある時計塔は毎正時にメロディを奏でるのだとか。
見た目的にもお洒落な建物で、右側にはちらっと馬車も移っています。結婚式なんかもやってるのかな?? -
そうしてベラルーシ中央駅まで再び戻ってきました。今回ベラルーシはロシアへ向かうための乗継という位置づけ、観光はあくまでも時間が空いたから、というわけだったのですが、半日でも結構お腹いっぱいになるもんです。
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荷物を回収して空港行のバスが出るバスターミナルにやってきました。駅を出て右に曲がってマックを超えて少し行くとそれっぽい建物が現れます。
窓口で切符を買いますが、空港行のバスは時間が指定された乗車券になりますが、特に何も言わなければ向こうから最短の出発時間で切符を渡されます。時間も何時ですよ、と教えてくれます(ロシア語ですが)。ちなみに時間指定して購入することもできます。
空港までは8ルーブル。値段分からなくなったので拙いロシア語で聞いてみたら通じて感動。語学って通じると嬉しくなりますね! -
ターミナルは電光掲示板がありますし、乗るときに運転手さんに乗車券渡すので乗り間違えるってことはないと思います。空港まで大体1時間、ちょうどいい睡眠時間になりました。
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こうしてやってきたのがミンスク国際空港。この空港もなかなか近代的な建物になっています。ここからはロシアへと飛ぶので、手持ちのベラルーシルーブルをロシアルーブルに両替します。
ドル、ユーロ、ポンド、ロシアルーブル、ウクライナグリブナ、ポーランドズロチの両替ができる様子でした。 -
ここから乗る飛行機はベラヴィア(ベラルーシの国営航空会社)のサンクトペテルブルク行。ベラルーシとロシアの間では入出国カードは共通ですが、出国時には簡単なパスポートコントロール(というかパスポートと搭乗券のチェック)があります。ロシア入国時は普通に入国審査がありましたけど、ベラルーシの入国カード、ベラルーシビザがあれば全く問題なし。ベラルーシの入国カード取られることもありませんでしたし。
出国スタンプ押されなくてすごく不安だったのですが、サンクトペテルブルク無事入国できて一安心でした。。。 -
飛行機はバス搭乗。待っていたのはボーイング737-300という1995年製の骨董品機材。
乗ると随所に歴史を感じる、そんな感じの飛行機でした。 -
機内はこんな感じ。とはいってもきれいに使われている印象。隣に座ったロシア人マダムと話が弾みました。
日本人です~って話すと極東ロシアの地名をいくつか言われて、知ってる、極東ロシア行ったことあるってスタンプ見せるとかなり驚いているようでした笑 -
ベラヴィア。水とサンドイッチの簡単な機内食は出ました。
最低限ですがお腹が空いているとやっぱりありがたいんですよね。 -
そんなこんなでサンクトペテルブルクの空港に到着。こっちは着陸の時に拍手喝采笑
入国審査も問題なく、無事にロシアに入国することが出来、一安心。
・・・ちなみにこの後に重大なハプニングに遭遇するとはこの時点では知る由もありません
(→こんなカードにご用心!サンクトペテルブルクでぼったくりタクシーに遭いスマホを失くした話→ https://4travel.jp/travelogue/11470928 )
ウクライナからロシアに向かうついで、としてベラルーシにも寄ってみよう、こんなところからビザ取ってミンスク観光して、ってのがスタートしたわけでしたが、なかなかどうしてベラルーシもウクライナとはある意味違う「空気」が流れている感じ。ずっと日本人がイメージする「ソ連」の空気を守っているような感覚。というのもソ連って行ったことがない(というか生まれた時にはすでに崩壊してましたけど笑)のでね。
また行きたいか?と聞かれた場合どうなんでしょう。観光地という観光地は無いのでやっぱり後回しになりがちかも。今回の旅行では東欧諸国、ウクライナ、ベラルーシしか行ってませんけど、これだけでもいろいろな顔があることを実感。今度時間あったら東欧重点的にめぐってそのあたりの感覚を肌で感じたいなぁ。。
それと今度はベラルーシ料理食べにいきたいな。ロシア大使館近くにあるミンスクの台所っていうレストラン、すごくおいしかったので笑
ここからはロシアの旅行記に繋がっていきます。
例の事件があったので写真が少なく、執筆できるかどうか分からないんですけど・・・もし公開出来たら是非見てやってくださいね!
【続く:ロシア編(執筆中)】
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地球の駆け抜け方5~私に合う国!?東欧を巡る~
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