2019/10/22 - 2019/10/23
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Pメテオラさん
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アンコールワットの遺跡群を、ふらりと観光した。2019年10月下旬のご当地一帯は、まさに乾季の始まりで、連日、ほぼ快晴で猛暑。1回だけ30分弱の夕立ちに見舞われた。
私は、典型的な個人観光客。現地では、「トゥクトゥク」という、バイク牽引の座席車みたいな乗り物をチャーターして、気の向くままに遺跡巡りをした。遺跡観光の中心アンコールワットは、規模といい、美しさといい、聞きしに勝る圧巻の宗教遺跡であった。午後の強い日差しを浴びてそびえる塔は、まさに人類の『たぐいまれな才能』の表われであることに全く異存なし。日の出前の薄紫色の空を背景にした数本の塔の黒いシルエットも、この世にこんな美しい影があるかと思うくらい幻想的だった。
短い滞在の中で感じたのは、クチが悪くて申し訳ないが、「アンコールワットを造ったクメール人の子孫が、ほんとうに今のカンボジア人?」と思ってしまうほどの過去と現在の落差である。強いて言うならば、アンコールワットは生命力が感じられない超有名遺跡。周辺の有名無名の遺跡も、すべて過去のものとしか思えなかったのが、少し悲しい。やっぱり、私は遺跡マニアとか古代史マニアではなさそう。それでも、とっても良い旅であった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 徒歩 バイク
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1 ますます簡単、カンボジアのアライバル・ビザ:Visa On Arrival
アンコールワット観光の拠点、シエム・リアップ:Siem Reap 国際空港に着いたのは朝9時過ぎであった。まず、やることはカンボジアの入国ビザの現地取得。2019年10月現在、手続きは、ブログやガイドブックの記載より、さらに簡素化され、限りなく入国税に近づいていた。
きれいなターミナルビルに入って「VISA」と大書された場所に向かうと、
「こっち、こっち」と係官が手招き。
「パスポート出して」と、英語でのやり取り開始。
「えっ、申請書類は要らないの?」
「不要です。写真も要りません。はい、それでは、30ドルを隣りの係官に払ってね」
「はあい」
「30ドル受け取りました。カウンターの端の方へ進んで待っててね」
「はあい」
その後、5分くらいで名前を呼ばれて1カ月有効のツーリストビザ取得完了。
続いて、入国審査、預入れ荷物引き取り、税関スタッフに機内で配られた申告用紙を出してチェックを受けると、もう仕切りのドアを開けるだけ。飛行機のタラップを降りて地面に足が着いた瞬間から30分くらいの、あっという間の出来事であった。シェムリアップ国際空港 (REP) 空港
-
2 筋書き通りの「トゥクトゥク」現地交渉
カンボシア式の「トゥクトゥク」:Tuk tuk は、バイクの後ろに座席車を取り付けたスタイル。タイやフィリピンのものと少し違うが、基本型は同じだ。
私の予約したホテルは、空港送迎付きだった。あまりにも早い入国手続き完了のせいか、やや遅れて迎えに来たホテル指名のトゥクトゥクのドライバー氏、私の荷物を座席に積むや否や、待ってましたとばかりにチャーターの勧誘。こちらも、筋書き通りの展開に一安心、というか心の中で笑ってしまった。
この人は、いちおうホテルの眼鏡にかなっているので、多少の上乗せは仕方ないと思って、コースと料金交渉をした。初回の料金は、後でホテルの受付で見た料金表そのものであった。着いた瞬間から、油断のならない雰囲気、旅行者をだまそうという雰囲気を漂わせる国もあるなかで、シエム・リアップの初印象は真面目な感じであった。 -
3 トゥクトゥクのチャーター料金
今後の参考までに、ずばり妥結額を示す。(1台あたり)
1)アンコールワットと小回り、夕陽鑑賞付きコース1日 20ドル
2)アンコールワット日の出鑑賞、ホテル往復で約3時間 12ドル
3) アンコールワット周辺の大回りコース1日 25ドル
ホテル側は数ドル手数料を得ている感じ。
それとは別交渉にて、バンテアイ・スレイとアンコールワット再訪1日チャーターを25ドルで手を打った。追加の勧誘では、郊外遺跡のベンメリア往復も35ドルでやると言ってきたが、これは、普通のガイド付きクルマ・ツアーで申し込んだ。トゥクトゥクで片道2時間は、さすがにきつい。
私の出逢ったドライバーは、安全運転、時間厳守、待ち合わせ場所もきちんと確認し合い、最低限のことは守っていた。愛想もないかわりに、余計なおしゃべりや土産店の勧誘などもなかった。 -
4 キップ購入こそアンコールワット観光の始まり
シエム・リアップ滞在ではなく、アンコールワット観光をしようと思ったら、まず、入場券を買わなければならない。
私も、ホテルに荷物を置いたあと、すぐにチケット・センターに向かった。トゥクトゥク運転手も心得たものである。
市街と遺跡地区を結ぶ幹線道路から、少し東にはずれた場所にチケットセンターはある。周辺には、カンボジア仏教寺院風のデザインで統一された現代美術館や官公庁らしき建物もある近代的な装いのある地区。世界屈指の観光地アンコールワットに流れ込むマネーの多さを具現化している。 -
私は、10日間の有効期間のある3日券62ドルを買った。
他の2種類も、数年前に値上げしたままの値段。1日券37ドル、7日券72ドルである。チケットセンターも、ハイ・シーズン前の午前11時では、がら空き。30以上ある窓口も、6-7カ所が開いているのみで、観光客もちらほら歩いている程度。当然、待ち時間ゼロ分で、お馴染みの顔写真付きチケットを買えた。 -
5 衝撃のアンコールワット初体験
トゥクトゥクで北へ走ること15分で、アンコールワット正門に着いた。途中、道路上でチケットのチェックがある。個々の遺跡に加えて、アンコールワット遺跡群のある「考古学地区」そのものへの入場が、ガイジンは有料なのだ。ところで、別の用件での単なる通り抜けの場合はどうなるのだろう?
トゥクトゥクは、親切心から歩く距離が少ないような入場最寄り地点に行く。そのため、写真のように、西側正面の表参道に降り立って、かの有名なアンコールワット真正面からの雄姿を拝むことは稀である。私も、あとで、そのことに気が付いて、2回目に行ったときに、表参道からアンコールワットに近づいた。
「やっぱり、ショートカットとか、裏口入場はだめだな」 -
初めてアンコールワットを見たときの衝撃はすざまじい。
「大きい、凝ってる、美しい」に加えて、
「何で、こんなところに、こんな素晴らしい建物があるの?」
と、心の中で絶叫状態になった。
写真などで有名過ぎるくらい有名なアンコールワットの塔のキリッとした美しさに、しばらくの間、目が点となった。
個人客の良いところのひとつは、こういうとき、気を落ち着かせる意味も含めて、好きなところに好きなだけ居られること。ツアー客を見ていると、国籍を限らずに「はあい、皆さん、いまからアンコールワットに向かって入りまあす・・・・」と、お堀端で感激する間もなく、どんどん先に行ってしまうので、少し残念。
私は、気持ちを落ち着けて、5本全部の塔が見えるように、お堀端を横に移動して外側からの眺めを楽しんだ。アンコールワットは、真正面からでは、一番高い主塔と左右2つの合計3本の塔しか見えないように巧みに設計されている。だから、3本の塔が見える位置、5本の塔が見える位置、と両方の景色を楽しむことがポイントだと思う。 -
それにしても、すごい建築物である。お堂の近くに行く前に、早くも、こんな気分になってしまった。
2019年10月現在、アンコールワットの正面参道は修復工事中なので、観光客は南側の仮設浮橋を通って寺院内に入る。少し横からのアプローチなので、ここからでも5本の塔が見える。 -
写真はアンコールワットの中央西塔門と呼ばれる、いわゆる山門(さんもん)。もうここで、あまりのすごさに脱帽状態である。
あれこれ遺跡を周った結果論として言うと、やっぱり、崩落の一番少ないアンコールワットが最大最高の遺跡であると思う。それを分かったうえで、大きなブッダ顔が有名なバイヨン寺院、密林の遺跡感が人気のタプローム寺院、ジャングルの中のようなベンメリア遺跡の良さを感じることができるのではないだろうか。 -
6 光の具合と、回る順序も選んで
西塔門を経て内陣の参道へ来ると、青空に向かってそびえ立っている3本の塔が眼前に迫ってくる。写真以上に、目の前に屹立(きつりつ)している感があり、実感として、ものすごく圧倒されてしまう。
アンコールワットは、西向きなので、だいたい午後2時以降が順光である。私も初日は正午前後の入場だったので、塔や建物が逆光で影が多かった。そのため、捲土重来とばかりに、後日、午後2時から3時過ぎを狙って再訪した。
同じ場面の写真であるが、1枚目が晴れの日の正午ごろのアンコールワット正面でで逆光気味。よく見ると、左右の塔の背後に、さらに塔が2本あることが分かるが、現実では、そんな細かいことに気付かないほど感無量になっていた。 -
イチオシ
2枚目が快晴の日の午後3時ごろのアンコールワット正面で順光。正面または斜め前から太陽が当たるので、塔の彫刻のコントラストも鮮やかで、しかも明るく見えるのだ。
最も美しく輝いているアンコールワットを見るためには、晴れの日の午後2時から4時ごろに行くべしである。攻略本などにつられて午前中の早い時間帯に行くと、人は少ないかも知れないが、カゲのあるアンコールワットしか見られないので要注意!。
それに加えて、最大の感動を求めるならば、この地区では、最初にアンコールワットを訪問することを是非、おすすめする。時間や旅程配分の都合上、他の遺跡をめぐってからアンコールワットに来るケースも多いが、遺跡巡り疲れで、感動がかなり目減りすることは確実である。
どうか、うまくやりくりして、晴れの日の午後、アンコールワットを皮切りにゆっくりたっぷり遺跡巡りを開始することを、体験上からおすすめしたい。 -
7 第1回廊のレリーフと麗しきマダム
主塔のある建物に入り、順路どおりに第1回廊、第2回廊と歩いた。第1回廊は、ヒンドゥー教の壁画で埋め尽くされている。詳しい物語は、他の解説のとおりだが、精巧で美しく、現世的である。そして、麗しいマダムを案内をしている、煩悩も多くなりそうなお坊様の姿も、とても現世的であった。
私は、こういう情景が、けっこう好きな方なのである。 -
8 十字回廊の世俗的なムード
続いて、少し高い場所にある十字回廊に進んだ。名前の由来となった十文字の通路の端に、金色の飾りに囲まれた仏像があり、お坊さんが祈祷を受け付けていた。
現在のカンボジアは仏教国だが、現実は、ヒンドゥー教の土台に乗った仏教みたいな感じ。日本も、神道と仏教のコラボだから、何となくイメージが重なった。 -
後日出会ったガイドさんをはじめ、カンボジア人は、ヒンドゥーの神々や神話を身近かなものとして良く知っていた。
「あなた仏教徒ですよね」
「ええ、でも、ヒンドゥーの神様にもすがっています」
こんなメンタリティなのだ。 -
このあたりの名物は、昔の参拝者のラクガキ。日本人のものもあると聞いていたので、付近の柱の表裏を見てみたが、どうも見落としてしまったようだ。予習が多少不足している個人観光客の悲しい一面である。
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十字回廊の外回りに並んでいる、首無し仏像。クメール・ルージュという原始共産制を信奉した政権の時代に破壊されたようだ。文化財の最大の破壊者は、自然ではなく人間であるという良い例。フランスのノートルダムの火災といい、復元首里城の火災といい、最近、人災が多い気がする。
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ヒンドゥー寺院には、デヴァターと呼ばれる女神の彫刻がいっぱいある。なぜ上半身裸なのかは勉強不足であるが、さわってみたくなるのは凡人の悲しい性である。ご容赦を。
その代わり、アンコールワット内の原色は、いまのように黒ずんだ感じではなく、赤っぽい黒だった、と理解したことも事実。艶めかしい色だ。 -
9 最上階の第3回廊へ這い上がる
ほとんどがらんどうの第2回廊をすっ飛ばして、いよいよクライマックスの第3回廊へ登った。まず、順路に沿って日の当たっている西側から裏の方へ回った。
写真は、2回目の訪問時の順光の主塔である。けれども、昼過ぎまでは逆光であるため陰がさして写真映りは良くない。 -
第3回廊への入場は定員制なので、オンシーズンには行列ができるくらい混雑するとガイドブックには書いてあったが、今回は、待ち時間なし。
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しかし、アンコールワット一帯の遺跡のお寺の塔への階段、何でこんなに急傾斜なのだろう。老齢のお坊さんや王侯貴族は、絶対にまともに昇降できないよな、と我が身に照らして思った。
ご老体は、特例措置と称して、カゴなどに座って、吊るし上げたり、降ろされたりしてもらっていたのだろうか。こういう現実が、アンコールワットの説明を聞いていても、さっぱり分からないのである。 -
遺跡保護のための見物客用の外付け木製階段も、足場こそしっかりしているものの急傾斜である。上から見ると、下に真っ逆さまに落ちるくらいの角度だ。
実際に「体力、気力が残っているうちに来て良かった」と、しみじみ感じたのが、こういう階段を昇降し終えたときだった。 -
10 絶景かな第3回廊
汗だくになって第3回廊までたどり着いた。これだけ苦労した甲斐は、あったあ!
周囲より頭ひとつ高い場所からの眺めは抜群だった。 -
補強用の木枠が痛々しい。回廊の造りは精巧だ。塗装もおそらく剥げ、何の飾りも残っていないが、十分に聖なる雰囲気を漂わしていた。
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イチオシ
高さ65mの主塔も眼の前に堂々と立っていた。お堂全体を背景に記念写真を撮ってもらったら、自分の姿の何と小さかったこと。ヒンドゥー教や仏教の描く宇宙の広大さに、改めて感じ入った。
汗がひくまで石の床に腰掛けて、天上の世界の聖なる空気を吸った。
「この主塔、内部に階段とかあって、てっぺんまで行けるのかなあ?」アンコールワット 史跡・遺跡
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主塔の基礎部分には仏像が安置されている。何たって、いまは仏教のお寺なのだ。
この仏像のお顔、意外に美形である。彫刻家の腕が良かったようだ。 -
第3回廊から眺める西向きの表参道。ずうっと向こうから汗をふきふき、ここまで登ってきたのだと改めて感慨にひたった。
70歳代になったら、ここまで来られるだろうかと、ふと不安になった瞬間でもあった。アンコールワット 史跡・遺跡
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第3回廊に30分くらい居て、第2回廊面へ降りてきた。昼下がりに西側の拝観ルートにいると、主塔や四隅の塔が強烈な日差しにあたって輝くようにそびえている。その反対に、午前中は逆光で黒っぽいただの塔。
何度見ても、アンコールワットの姿は美しく神々しかった。アンコールワット 史跡・遺跡
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11 アンコールワット遠景
帰路は別ルートをたどった。表参道の北側の蓮池越しのアンコールワットも絵になった。あちこち崩れている個所が、遠目には分からないので、それはそれで見ごたえがある。 -
通常プラスアルファで水分補給をするため、冷えたココナッツジュース1ドル也を土産物屋の店先で飲んだ。
私は注文しなかったが、食事類は市中の3倍くらいの値段で、カンボジア風チャーハンや焼きそばが6ドルもする。味はコメントを控えたい程度であるものの、食べられるはずだ。時間の押している観光客にとり、時と場合によっては重宝な観光食堂ではないだろうか。 -
12 日の出鑑賞なくしてアンコールワットを語るなかれ
定番中の定番、アンコールワットの日の出鑑賞に行った。別料金でトゥクトゥクを貸切って朝5時出発だ。前日の夕焼けや天気予報チェックで、晴れまたは快晴の朝であることを確信しての見物である。
午前5時20分、東の空が茜色に染まり始めるころ、アンコールワットの入口を通過。アジア系、欧米系を問わず、みんな先を急ぐ。中国人や日本人団体さんにびっくりした記憶はないが、居るときは大勢いるそうだ。 -
イチオシ
工事中ではない南側の池のほとりに行って日の出を待った。そこそこの人出なので、声を掛けあって最前列に出してもらって順繰りに朝日の撮影。
写真撮影もいいが、ちょっぴり涼しい空気のなかで、ほとんど静かに日の出のシルエットに見入る気持ちもすがすがしくでいいものだった。世界中の人たちが感動するひとときが刻々と過ぎていった。
風のない水面に映り込む「逆さアンコールワット」も幻想的だった。 -
その日の見物客は、欧米系の人が多かった。
-
夜が白々と明けてくると、みんな思い思いに移動。朝日の昇るのを待っていたり、その辺を歩き回って、いろいろと写真撮影。
いそいそと寺院の建物に向かう組は、ツアー客で時間制限がある人たちのようだ。ここまで明るくなっても、まだ、太陽はアンコールワットの背後から顔を出していないのである。 -
お日様が顔を出す直前のアンコールワット正面のシルエット。
静謐(せいひつ)な気分のなかで夜が明けた感。人混みの割には、みんな静かに動いたり、撮影したり。アンコールワット 史跡・遺跡
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少しだけ空に漂っていた雲をかきわけて朝のまぶしい太陽がアンコールワットの脇から顔を出した。美しく荘厳な輝きに、またまた視線が動かなくなった。
季節により、太陽の位置は本殿の横や真後ろになったりする。ベストの場面はプロの写真家のブログなどで見られるだろう。けれども、大切なことは、自分自身の五感で日の出を体験すること。アンコールワット 史跡・遺跡
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朝焼けの、中央西塔門。黒ずみ、少し崩れ落ちた建物が、こんなに美しく濃いオレンジ色に染まるなんて、思ってもみなかった場面も眼にできてうれしい。
朝の涼しい空気を切るように走るトゥクトゥクに乗って、いったんホテルに帰りまどろむ。「攻略」好きの方々は、こういうときにアンコールワットに残って精力的に見物なのだろう。「でも、外は逆光だよ!」 -
13 日の出を見れば、夕陽も見たい
太陽に魅せられたので、夕陽見物もした。一番人気の「プノンバケン」という寺院遺跡の丘のてっぺんまで歩いていって西の空に沈むお日様を見た。
プノンバケンの入口は、未舗装の赤茶けた森の道。ここからだらだら坂を15分くらい歩いて高さ60メートルほどの丘に行く。夕方5時前だが、少しずつ汗が出てくる。やっぱり熱帯なのだ。 -
プノンバケン参道前のにぎわい。土産物屋、茶店に加えて、観光象乗り体験ができる。
寺のテラスは定員300名なので、「満員だったらどうしよう」と、少し不安になりながら登山開始。心配性のニッポン人なのである。 -
汗だくになりかけたころ、視野の彼方にプノンバケンのお寺のテラスが見えてきた。遺跡そのものも、かなり荒廃していて、カンボジア風のペースで修復中のようだ。テラスの人の数は少ないようなので、「多分、行ける!」
プノン バケン 山・渓谷
-
遺跡の横の階段下にたどり着いて10分ばかり待機。
係のおじさんが、
「ちょっと待ってね。いま、入場パスを持ってくるから」というようなことを言っている。プノン バケン 山・渓谷
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写真は、定員300名をきっちりとカウントするためのプノンバケンのテラス入場パス。
係のおじさん、茶目っ気があると見えて、片手に持ったパスがなくなると、にやりとして「もう、おしまい」というようなことを順番待ちの列に向かって言った。そして、間をおいて、机の下から、まだ、たくさん余っているパスを取り出して見せていた。 -
プノンバケンのテラスで、みんなといっしょに夕陽を待った。客筋は、欧米系半分、アジア系半分くらい。名にしおう中国人大規模団体様は、その日の登場はなし。けれども、運悪く遭遇すると、団体様は3時半ごろからやってきて延々とテラスでおしゃべりしながら待つという話。
観光中に、中国人のみならず大人数の団体をよく見かけた日は、早目の午後4時ごろプノンバケンに上がった方がいいかも、とは私の感想である。プノン バケン 山・渓谷
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テラスで立って待つこと40分、やや雲の多い西の空の彼方にオレンジ色の太陽が、ようやく姿を見せた。平原のなかに沈みゆく夕陽を久しぶりに見た。空気は、まだ、もやっとして暑かった。
プノン バケン 山・渓谷
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イチオシ
夕陽は、すこし大きくなりながら、再び雲間に隠れるように沈んで行った。でも、きれいな夕陽を見られて、観光客としてのメンツは保たれた。
人混みもあり、次第に闇に包まれゆくアンコールワットの遠景は見られなかった。「美しい夕陽を見たのだから、ヨシとしよう」プノン バケン 山・渓谷
-
プノンバケンのテラスの観光客風景。陽が沈むと、みんな脱兎のごとく丘をおりて街に向かった。
ほんとに、アンコールワットは、世界中から人々が集まっていた。カンボジアの宝であり、世界の宝であることは、絶対に間違いない。
了
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mom Kさん 2020/03/30 09:16:01
- 気分は再訪
- そうですか。ワットで朝日をみられたのですか。それであの紫のお写真なんですね。うっとりしました。ヒミツがわかりました。あの階段は私も同様の思い。こわかった。年配のやせたお坊さまがすたすたと追い越して上がっていくのにあんぐりでした。私は上からの夕日と別の日はぷノンパケンからです。朝のあのエリアにいくこと思いつかなかった若気の至り。全然別の方向の別の遊びに。私は市場の前にたむろしているバイクタクシー(町のおばちゃんたち利用でおもいついて)をチャーターして3日間過ごしました。バンテアスレイだけは空港で出会ったタクシードライバー(町まで行くとき)が感じよいので、翌日それで真っ先に。空港もワットエリアへの入場券売り場の建物も驚くほど立派になっています。私の時でも殺戮の時代を思って、私なりに「よくこここまで」とどこを見ても思ったものです。カンボジア人、ローカルの人たちはとてもシャイと分かった旅です。今でも彼ら一人一人を鮮やかに思い出せる。ああやっぱり行きたい。平和の意味の大きさ、この時節私も同感です。ありがとうございます。
マダムの写真もよくアップしてくださいました。
- Pメテオラさん からの返信 2020/03/30 18:37:49
- Re: 気分は再訪
- mom kazukoさま。たくさんのコメントと思い出話ありがとうございました。いま感じるのは、平和のありがたさです。それが内戦であれ、コロナウィルスであれ、観光や世界の人たちがお互いに出逢うチャンスは、身の回りの安全が確保されてこそのことと実感しています。いつの日かコロナも終息し、再び旅とチャレンジと新たな体験が、ひとりひとりの希望どおりにできる日を願いつつ。
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