遠野から十和田湖へ　１　　花巻　雨にも負けず宮沢賢治の世界を回る

2019/10/22 - 2019/10/23

東京での大学同窓会のついでに東北旅行へカミさんと行って来ました。
4Ｔで知った遠野の民話の世界を見てみたかったのと、十和田湖の紅葉（昔行ったことがあるが、紅葉には早かったがダイナミックだったので）をカミさんに見せてあげたかったのです。
唯、１ヶ月前に東北旅行を思いついたので、ホテル予約しようにも十和田湖周辺はほとんど満室で慌てました。紅葉見頃の最盛期だったのですね。

1日　東京ー新花巻　レンタカーで宮沢賢治関連見学　花巻温泉紅葉館
2日　遠野民話の世界を巡る　　　　　　　　　　　　あえりあ遠野ホテル
3日　花巻ー八幡平ー十和田湖ー奥入瀬ー青荷温泉　　ランプの宿青荷温泉
4日　酸ヶ湯温泉ー蔦沼ー十和田湖　　　　　　　　　十和田ホテル
5日　十和田市現代美術館ーレンタカー返却八戸ー東京

写真はIphoneｘにて撮影

今回の旅行で東北のボリューム感が分からずQ＆Aで行程を相談しました。
4Ｔの皆様には沢山のアドバイスを頂き有難うございました。

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は天皇陛下即位礼正殿の儀の日です。
混雑、検問などもあるかと思い、早朝に東京駅を出発です。
東北新幹線は初めて乗るので嬉しくてたまりません。
緑と赤の車両がドッキングしていているのですね。変な感じ。

清掃作業の方がびしっと整列して新幹線をお待ちしています。
これぞ日本の礼儀正しさと真面目さ。
私が驚くぐらいだから、外国人が見たらびっくりするだろうな。
清掃終了したら我らに一礼するのだから、おったまげました。

新花巻駅に到着。これから5日間このレンタカー　スズキスイフト君と共にします。この車種は初めて乗るのでドライブが楽しみです。よろしくね。

東北の里はもう紅葉が始まっていました。
私の里なんか、まだまだ緑真っ最中ですよ。

今日は宮沢賢治関連を見て回るつもりです。
４館共通入場券1,000円も即位の儀ということで本日無料です。やったー！
恩赦になって喜ぶ受刑者と同じ心境でしょうか。

記念館は中々興味深い展示がなされていました。
宮沢賢治は詩人であり百姓であり学者であり科学者であり宗教家みたいな方だと理解しました。本も読んだことないのに急に親近感を感じたのです。

写真は館内撮影禁止なので、ここから見た景色。普通の里山です。

るるぶやマップルを見ていると、やたらにこのお店が出てくるので、ミーハー私としては行かなくてはならない所です。
注文の多い料理店という作品をモチーフにしたレストランです。

お店は猫のキャラクターを全面的に打ち出した中々ユニークなお店です。

メニューのデザインもほのぼのとして好きです。

メニューの中に方言の手引書がありました。
これは便利だと写真に収めましたが、一度も使うことはなかったです。

お店の名物　すいとん定食です。
お汁の中にメリケン粉状の物体が入っているだけで、旨いものではありませんでした。満腹感が無いんだな～

資料館となっているイーハトーブ館へ。
水溜り階段と共に降りていく面白いアプローチです。

今回の旅行中に2本の台風が接近して来ています。なんでこの日に限って！
よって今日は雨です。そう！表題にした雨にも負けずに行きましょー

場所は変わって宮沢賢治童話館に到着です。

グランドを中心に展示場が点在している広い公園みたいな所です。

なんだこれは！？　
アート作品なのでしょうが、宇宙からの使者というか神秘的な感じがします。

グランドに立つ不思議な物体。夜になると灯が点灯するらしく（土日限定）幻想的でしょうね。

賢治の学校へのアプローチ。構造物が期待を膨らせます。

ようこそいらっしゃいと、森の番人君がお出迎えです。

まず入ると、真っ暗な部屋に雲が流れているのです。投光しているだけですが。

足元を見ると、なんと宮沢賢治が歩いています。
賢治さ～ん　振り向いて～

木が遊んでいる。なんとファンタジーな世界なんでしょうか。

グランドの奥にはログハウスが連なっています。
宿泊ロッジだったら泊まってみたくなるような環境です。

賢治の教室といって、動物・植物・鳥　などがテーマーごとに、ユニークな方法で各ログハウスに展示されているのです。

鳥の展示室といっても、鳥の標本があるわけでなく木々で作った鳥が天井に飛んでいます。

動物の展示といっても、動物の標本があるわけでなく動物の切り絵が並んでいます。それがファンタジーなんだね～

時間があれば、ゆっくりと見たいぐらいのユニークな内容の展示教室でした。
花巻の子供たちは絶対賢くなるなと確信しました。

隣接する花巻市博物館へやって来ました。
かなり手の込んだジオラマ風景が展示されています。
江戸時代の南部藩と仙台藩との藩境（関所）を再現しています。
侵入を妨ぐため、あえて街道を屈折させていたのです。

お役人様へのお食事を再現しています。
中々のご馳走ではありませんか。

博物館を出ると目の前に、鮮やかな色とりどりの樹木が競い合っています。
あまりにも見事なので、植樹したのではと疑うほどでした。

前から気になっていたイギリス海岸へ寄ってみます。
イギリス海岸とは、宮沢賢治が名付けたこの川底の地質の容態ですが、今は満水で見られません。

むしろ私は賢治がイギリスへのセンチメンタルな憧れがこのような名前をつけたのではと。
私だってイギリスでこのような川は見たことはありませんが、イメージ的にはすごく分かります。

寂しげな、荒涼としたイギリス海岸。
好きだな～　この地に住んでいれば散歩道になったでしょう。

花巻温泉で宿泊です。
大きなホテルが３っも並ぶ巨大温泉郷です。
自由にお風呂を行き来できるのですよ。

宿泊はこの巨大なる紅葉館です
本来は、しっくり小さな温泉宿が好みなのですが、たまには巨大観光ホテルもいいかなと思って。
それとＱ＆Ａで、ここのホテルをお勧めしてくれたので即決まり。
質問した以上は、お答えになって下さった所へ泊るのが仁義です。

部屋から望むお庭とお山。綺麗でしょ。
唯、周りの人家が見えないように撮っています。

このホテルで期待していたのは、毎夜２０時半から始まる地元民謡・祭りショーでした。
が・・・なんと歌謡ショーなんです。フロントに聞いたら民謡などは土曜しかやっていないとのこと。ガックンこの上ないです。

そのうち、おばさんたちのハワイアンショーまで始まってしまって・・・
観客６割がたの台湾、中国、その他外国の方々からは拍手喝采です。
お父さんは・・失意の中、早々に引き上げ21時に就寝しました。

この旅行記へのコメント （4）

• TKさん 2024/01/10 11:56:31

  懐かしい花巻温泉、紅葉館。

  olive kenjiさん
  
  あけましておめでとうございます。
  本年もどうぞ、よろしくお願いします。
  
  ただいま、olive kenjiさんの旅行記サーフィンを楽しんでおります。olive kenjiさんの新鮮な目線での東京都心、東京西部の旅行記、大変楽しく読みました。東京って、観るところ結構あるのだなあ～、と改めて、感動しています。
  
  花巻温泉行きましたよ！かなり昔で、１０年ほど前でした。もちろん、宮沢賢治記念館も。宮沢賢治が大好きな方にはたまりませんね。紅葉館・ホテル千秋閣・ホテル花巻のすべての温泉をはしごした思い出があります。次の日佳松薗にも、泊まりましたよ。全て意外とちゃんとした温泉で、湯量もたっぷり、しかも素朴な感じが良いですね。
  
  そしてハイライトは、olive kenjiさんのご指摘とおり、毎夜２０時半から始まる地元民謡・祭りショー。私は、感動しました。当日歌っていた、哀愁に満ちた（地方回りの）歌手の、顔には似合わない、ものすごく上手な歌唱力！サブちゃん（北島三郎）の歌のメドレーです。個人的な印象としては、サブちゃんより上手。温泉情緒を堪能してきました。
  
  昔行った、花巻温泉旅情を思い出しました。ありがとうございます。
  
  重ねて、本年もよろしくお願いします。
  
  TK
  
  
  
  
  

• yamayuri2001さん 2021/10/23 16:01:29

  ２年まえ！

  kenjiさん、こんにちは。
  十和田湖に行ったのが、丁度2年前なんですね。
  即位の礼で無料？！凄いラッキーでしたね。
  私も宮沢賢治の世界観に浸りたいですね。
  世界全体、平和にならない限りは、個人の平和などあり得ない！
  宮沢賢治さんのこのフレーズが好きで、いつも心で渦巻いています。
  そこ行くと、今の日本は、個人の平和は望めない・・・国ですね。
  kenjiさんは賢治さんなのか・・・
  
  山猫軒、今でもあるのでしょうか？
  すいとんではお腹がいっぱいになりませんね。
  ここは、宮沢賢治のひもじい時代を体験するレストランなのかもしれないです。
  花巻温泉は、湯めぐり自由だなんて
  素敵ですね！
  奥様に紅葉を見せたい！って心がkenjiさんなのです。
  更には、質問したからには、そこに泊まるってとこも。
  
  失意のうちに引き上げた歌謡ショー、
  kenjiさんを満足させるショーはどれだけグレードが高いのでしょう・・・
  ラスベガスのショー並？
  
  私は石垣島で見た民謡ショーに歓喜しましたけど、
  このホテルのショーは、kenjiさんを満足させてはくれなかったのですね。
  
  先々週の東北は、紅葉していませんでした。
  だから、旅行記も書き上げないうちに
  昨日北軽井沢へ行きました。
  驚いたことに、こちらも紅葉していませんでした。
  今年は、急に冬が来たのです。
  今日は冬です。でも、関東も来週には秋になるとか・・・
  日本の気候が目茶目茶になったのも、資本主義の行きつくところなのでしょうか・・・
  SDGsは間に合うのかなと心配です。
  
  小豆島は、まだ秋の真っただ中なんでしょうね？
  キラキラした海を見ていると、絶対に心が浄化されますね。
  
  yamayuri2001
  

  olive kenjiさん からの返信 2021/10/23 17:28:43

  Re: ２年まえ！

  百合さん　コメントが嬉しいです。
  なんたって、この記事に関する初投稿ですもんね。
  それほど注目すべき事のない記事だったのかとガックンでした。
  
  kenjiはケンジでも賢くないケンジです。正しく言い当てています。
  民謡ショーは東北の郷土民謡を聴けるのかと思っていたら、素人歌謡ショー如きとフラダンスで、失望でした。
  ラスベガスでショーは見たことありません。見たことあるのはソウルのウオーカヒルでカッパ―フィールドがマジックでステージに豹や動物を出現させるのにはおったまげました。
  
  ところで、もう2年になるのですね。
  来週、これまた2年ぶりに、コロナも収束気味なので、子供たちに会いに来週上京します。ついでに1泊で久しぶりの家族旅行として日光へ行こうかと思っています。
  ところが計画練っていたら、ホテルが満室近くになっているのです。やはりコロナ収束に付き旅行熱が高まっているのですね。
  また、紅葉時期はいろは峠が普通30分のところ、3時間もかかると知り慌てています。レンタカーも前日から借り、夜走りするか早朝出発にしょうかと思っています。今から前途多難な旅行の予感がしますが、楽しんで来たいと思っています。
  
  島はまだ紅葉の気配もありません。こちらは11月下旬かな。
  キラキラした海を見ていると、如何に自分が浄化されていないのかを思い知ります。
  　　　　　　　　　　　　　　　　健ちゃん
  

  yamayuri2001さん からの返信 2021/10/23 21:24:16

  Re: ２年まえ！

  健ちゃん、こんばんは。
  健康な健ちゃんだったんですね！
  
  う、健ちゃんは、許可が出ていないから
  kenjiさんで行きます。
  来週　東京へ！
  そしてご家族で日光へ！
  良いですね。
  結構な寒さですから、防寒着をご持参ください。
  手袋も必要かも。
  日光の渋滞は経験していますが、結構凄いです。
  週末ならヤバシ！です。
  
  夜中にドライブ？？？
  紅葉が見えないような。
  日光に着くのが朝になるようにですか？
  それも、一考ですね・・・
  
  久しぶりにご家族そろってのご旅行、楽しみですね。
  また、エスプリの効いた旅行記の新作が出るのですね？
  私も楽しみにしていますね！
  
  yamayuri2001