2019/10/16 - 2019/10/22
83位(同エリア231件中)
お砂糖猫さん
モロッコ旅行したいな~と思いはじめたとき、サハラ砂漠でのテント泊は絶対に行きたいと思っていました。
……が、2019年3月にモロッコ政府がサハラ砂漠内のテント撤去を開始したとの報を受け、大ショック。
しかし基準とクリアし、ちゃんと認可を受けているテントは撤去されず営業を続けているらしいとの続報もあり、ひとまず安心。
それでもモロッコ政府が砂漠のテントを閉鎖したいという方針を持っている以上、うかうかしてはいられない。
今年中にモロッコ行くぞ! と急いで計画を練ったのでした。
ということで砂漠でのテント泊をしているツアーを探し、とうとう実現した満天の星空の元で眠る砂漠泊!
やっぱり来てよかった~~もう感動でした!!
□10月16日 羽田からカタール航空でドーハ乗り継ぎ、カサブランカ着。車でシャウエンへ移動。シャウエン泊
□10月17日 シャウエン観光。車で移動しヴォルビリス遺跡観光。フェズ泊
■10月18日 フェズ観光。イフレン→エルフード→メルズーガへ移動。サハラ砂漠でテント泊
■10月19日 トドラ渓谷へ移動。アイット・ベン・ハッドゥ泊
■10月20日 アイット・ベン・ハッドゥ観光。ティシカ峠を経てマラケシュ泊
□10月21日 マラケシュ観光。車でカサブランカへ移動。カタール航空で帰路
□10月22日 ドーハ乗り継ぎ、羽田着
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 旅工房
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時刻は19:20、予定から2時間押してすっかり日も暮れたころ、エルフードの街で一旦車を乗り換えます。
今までのドライバーさんとは一旦お別れし、別の人の運転にバトンタッチ。
これ、どう考えてもラクダには乗れないよな~……などと考えながら車に揺られること1時間、メルズーガでまた2度目の車換え。
ここでスタッフが「ラクダ、トゥモロー!」
ですよね、わかってた。ラクダに乗ってサハラ砂漠を行くという経験ができれば今日でも明日でもいいよ。 -
車ごと砂漠に突入して20:30ごろにテント到着。
そして私たちはなぜかトランクはドライバーに預けて、1泊分の荷物だけ持ってテントに泊まるんだと思い込んでおりました。
そのつもりで荷物を分けていたんですが、結局はトランクも同じ車でやってきました。
トランクは自分たちのテントに放り込んで、まずは夕食!
大きいテントで同じテントグループの人たちと一緒にいただきます。 -
夕食会場のテントには先に到着していた中国人とスペイン人のグループが既に食事中。
そして猫が3匹ウロウロ。 -
ますはすっかりおなじみのスープ、ハリラ。
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前菜は野菜とチキン、パスタの冷菜。
-
メインは肉料理。何肉かなーと思いながら食べると、うっ、苦手なラム肉だ……
頑張って食べたけど…… -
猫たちはますますにゃーにゃーとうろつく。
けど、決して撫でさせてはくれない。
人間どもはエサだけ寄こせばいいんだ!という確固たる意思を感じますね。 -
デザートはカットフルーツ盛り合わせ。
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食事後は焚火を囲んでベルベル音楽タイム。
太鼓のリズムに合わせてみんなで踊ったり太鼓を叩かせてもらったり。
※ベルベルとは北アフリカの先住民族の呼び方の一つ。「何を言ってるのかわからない言葉を話す人たち」という意が語源で差別的なニュアンスを含むため、アマーズィーグと呼んだほうがいいかも。 -
そしてこの星空! もう素晴らしすぎる。
こんなに星を見たのは生まれて初めて。カシオペア座とか初めて見た。
星撮りくんというカメラアプリを使用してiPhoneで撮ったけど、全然伝わらない。
こればかりは実際に見てもらうしかない。 -
音楽タイムは三々五々解散し、自分たちのテントに。
そしてテントが、事前に想像していたよりもかなり豪華でした。
なんとコンセントまであるから充電ができる! やったー -
トイレは水洗だし、
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シャワーまである!
正直シャワーがあるとは思ってなかったから汗拭きシートを持って来てたんだけど、これは嬉しい誤算。
しかもカーテンもついてて、むしろ昨日のフェズのリアドよりもよっぽど使い勝手がいい。
アメニティーはハンドソープしかないけど、そんなことはどうでもいい、砂漠でちゃんとお湯が出るシャワーを浴びられるは!
ちなみに砂漠の夜、思ったより寒くないです。少なくともこのときは。
薄手の羽織りもので十分。
ではおやすみなさい。 -
おはようございます。まだ薄暗い砂漠の早朝。
これから日の出を見に行きます。 -
時刻は7:00ごろ、だんだん明るくなってきた砂丘に登ります。
朝はやや寒いかなー。
砂にまみれるからサンダルを履いているんだけど、砂が冷たい。メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野
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恐らくホテル宿泊組だと思いますが、ラクダに乗って日の出を見に来たグループがちらほらと。
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テントはこんな感じで砂丘を隔てて何個かグループがあります。
私たちのテントグループは3組しかいなかったけど、他のグループの人たちが結構いました。 -
太陽が顔を出しました!
これまた写真じゃ伝わらないけど、太陽がかなり大きく感じる。 -
砂丘から太陽が出ている感じに撮りたくて、寝そべって写真を撮る私 笑
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砂の上には小動物の足跡。これは何かなー
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こっちはさらに小さい。鳥?
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シャウエンで買った小瓶にサハラの砂を閉じ込める。
……砂漠にはラクダの糞が相当落ちており、この瓶の中にも砂サイズにまで風化した糞がかなり混ざっていると思われます 笑 -
明るくなったところでテント全景を改めて。
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朝食はビュッフェ形式。
ホブスにドーナツ、茹で卵にオレンジなど。 -
8:30ごろ、持っていたストールをターバン風に巻いてもらったら、いよいよラクダで出発ー!
ラクダは後ろ足から立ち上がるので、立つときに前のめりになるのがちょっと怖い。
トランクは車に乗せられて別便です。 -
すっかり暑くなりました。
あー、昨夜は満天の星のもと眠り、日の出を拝み、今はサハラ砂漠をラクダに乗って進んでいるんだ。
こんな日が来ようとは……モロッコに来てよかった。 -
風紋。
このときはあまり風も吹いてなくて、さほど砂まみれにならなくて助かった。
でも一応スマホは入れたまま使える防塵ケースに入れてました。 -
ラクダ使いの人がひとりひとり写真を撮ってくれます。
ターバンにサングラスで怪しい女。 -
向こうに街が見えてきました。
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1時間ほどラクダに揺られ、次第に足元が砂から石に変わってきたところでラクダを降ります。
降りるときはラクダが前足から座るので、またしても前のめりで怖い。
ちゃんと自分でラクダ舎に帰っていくラクダたち。
再び車に乗ってメルズーガからエルフードの街へ。 -
エルフードのホテルでドライバーさんと再会。
ワルザザードに向かって出発です。 -
ちらっと化石工房みたいなところに寄っていきました。
アンモナイトを活かしたデザインのテーブルとか棚とか。エルフードの化石加工工場 専門店
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砂漠のバラ(ミネラルが結晶化したもの)とか。
買わなかったけど、この後行くアイット・ベン・ハッドゥでお手頃サイズの砂漠のバラを売ってました。 -
カスバ街道を西へ。
カスバという要塞化された集落が集まっていることから、ワルザザードへの道はこう呼ばれます。 -
13:20ごろ、昼食はトドラ渓谷入り口のレストランで。
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レストランのテラス席からトドラ渓谷が見えます。
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まずはまたしてもハリラ。
でもこう続けて食べると、それぞれの店の味の違いもわかりますね。 -
メインは卵タジンと牛肉タジン。
ジュージューしててうま!
タジン鍋に料理がこげついているあたり、ちゃんとタジンで調理していますね、ここは
(他の鍋で調理して盛り付けだけタジンというところもあるらしいので)。 -
デザートはデーツと、梨っぽいような瓜っぽいような謎の果物。
ドリンク(ミントティー)代のみ支払い。20dh……だったかな。 -
昼食後、トドラ渓谷へ。迫力!
トドラ渓谷 山・渓谷
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観光客もかなりいますし、道端には土産物を売る行商人。
さわやかな渓流。 -
トドラ渓谷はロッククライミングが盛んらしいですが、このとき登っている人はいませんでした。
それにしてもすごい高さ! こりゃ登り甲斐もありそう。 -
トドラ渓谷を後にして、また延々と車を走らせます。
ところで、車窓から風景を眺めていると各町にひとつふたつ、こんなカラフルな塀の建物が現れます。
これは学校だそうです。 -
さらに車に揺られて16:00過ぎ、ダデス渓谷の街を通りました。
ローズウォーターの看板がわんさか出ていて、「あー、ちょっと寄りたいけどここに立ち寄る予定は書いてなかったなー」とぼんやり思っていたら、街はずれの店に寄ってくれました。
この店、瓶の大きさに関わらず全部120mlのラベルが貼ってあるという愉快な店。
なので実際に何ml入ってるのかわからないけど60dhのを購入。ダデス渓谷 山・渓谷
-
18:00ごろにワルザザードを通過。
砂漠地帯とかカスバとかの光景を利用したロケがよく行われ、映画の街として知られているそうで、大きな映画スタジオもあります。 -
30分後、アイット・ベン・ハッドゥすぐそばのホテルに到着。
ここも宿泊カード書かなかったな。ホテル ラ カスバ ホテル
-
部屋に行くと……えっ、2人なのに4人部屋だ。
まあ広い分にはいいけど。 -
もう夕方だけど、せっかくだからアイット・ベン・ハッドゥを軽く見てこようかなー
目の前に見えるカスバを目指して、ごろごろと石が転がっている道なき道を向かっていきますが……
ここ、よく見たら干上がった川だ! -
どんどん日が落ちて暗くなる。
村長の家というところで10dh払って入ったものの、暗くてほぼ何も見えん。 -
そのままカスバを登っていきます。
こんなに電灯も何もないとは知らなかった。
でもまだ結構観光客がいます。
今も数組、現役で住んでいるらしいんだけど、その住人たちは夜どうしてるんだろう? -
アイット・ベン・ハッドゥのカスバからホテルのある対岸(干上がってるけど)を眺めます。
ほんのり明かりがついた対岸はきれい。 -
アイット・ベン・ハッドゥでは有名なあぶり出しの絵の店を発見。
サフランと紅茶で描いているんだって。
暗くなっていく中、あぶり出しの実演を見せてくれました。
ハガキより一回り大きいくらいの絵を50dhで購入。
そんなこんなしてたら真っ暗になっちゃった。
あぶり出しの絵の人が店じまいして、懐中電灯片手にカスバの外まで送ってくれました。 -
ホテルに無事帰り着いて、気づけば20:00。
併設のレストランで夕食。 -
前菜はモロカンサラダ。トマトたっぷり。
-
メインは野菜たっぷりのタジン。牛肉もあるよ。
タジンばっかりだけど、いろんな味付け・種類があるから意外と飽きないもんですね。 -
デザートはオレンジ。
ここもドリンク(ミントティー)代のみお支払い。
10dhだって。ホテルなのに一番安い。 -
部屋に戻ってバスタイム。わーい、バスタブがあるぞー!
……って思ってたんですが、お湯が出ないぃぃー!!
優雅なバスタイムどころか水シャワーだよー
そうそううまくは行かないな、ということでおやすみなさい。 -
おはようございます。
朝食は7:30から、ということで一番乗りでやって来ました。
朝食会場からカスバが見える! -
ここにもエサねだりにゃん。
テントの猫よりは触らせてくれた。 -
朝食はビュッフェ形式。ホブスにベニエ、茹で卵に野菜少々。
ピスタチオという日本では見たことのない味のヨーグルトがありました。
なんとなく不思議な味。 -
さあ、またカスバの散策へ。
また干上がった川を徒歩で渡って、今度は昨夜とは違う入り口から入ったら、20dhの博物館でした。アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡
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まあ博物館といっても展示物があるわけじゃないけど。
かつての住居の内部を見る感じです。 -
鮮やかなペイントが残っている部屋も。
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山肌に並ぶ茶色い要塞集落。どんどん登っていこう。
アイット・ベン・ハッドゥは、ハッドゥという一族が敵襲から身を守るため集落全体を要塞化したカスバ。 -
朝の対岸の光景はこんな感じ。
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頂上に着いたー!
石が積んであるのは何だろう?
何か賽の河原っぽい 笑 -
頂上にあるのは籠城に備えた食料庫だったそうです。
しばし眺めを拝んだら再び下って集落を回ります。 -
昨日も見たあぶり出しの絵の他にも油絵やストール、ベルベルじゅうたんに砂漠のバラやアクセサリーなど、いろんなものが売られています。
私たちはフェズ→砂漠→マラケシュというルートで巡っているけど、逆にマラケシュから砂漠へ行く人は、砂漠の前にここに寄ることがほとんどなので、「砂漠に行く前にストール買いなよ!」と勧めてくる人多数。 -
アイッド・ベン・ハッドゥもよく映画のロケ地になってるそう。
「アラビアのロレンス」とか「グラディエーター」とか……
どれも見たことないけど。 -
乾季で干上がってるとはいえ川なので橋が架かってます。
帰りはここから。
ホテルに戻って荷物を整えてチェックアウト。 -
10:00にアイット・ベン・ハッドゥを発って山道をひた走る。
……車酔いつら!! -
そりゃこんなぐにゃぐにゃの道だもん、酔うよ! いろは坂かよ!
これが……アトラス越えの洗礼……
さあもうすぐ最終目的地、マラケシュです。
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ホテル ラ カスバ
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