2019/10/13 - 2019/10/14
609位(同エリア764件中)
骨ヅルさん
ローマの北北西約90kmにあるボルセーナ湖。その南東に接する「山」、モンテフィアスコーネに行ってきました。
ここには数十年前から行ってみたかったのですが、その理由は超ーーーーくだらなく、恥ずかしいくらいです。
その話は追々ということで。
この旅行記は、行程的に「ツマRanEIZEN ★第2のバチカン、ガンドルフォ城編」の続きです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ローマから「太陽道路」を北上すること約1時間。城砦都市、オルテが見えてきました。
フィレンツェ-ローマ間を移動するといつも見えて、いつかは行ってみたいと思っていたところです。
今回、その近くまで来ましたが、あまり時間が無く、このような町は中に入っても同様のオルビエートやサン ジミニャーノなどと変わり映えしないと思い、行きませんでした。
でも、実際に町の直下から周辺を見、地図も見ながら、町の見栄えが良さそうなところを探し、そこに行ってこの写真を撮りました。
この手の町は遠くから眺めるに限る! -
アップ。
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オルテから西へ切れ、約40分で目的地のモンテフィアスコーネに着きました。
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泊まった宿、La Bertina。
民宿みたいな感じです。 -
【写真は借用】昼間の写真を撮るのを忘れたので、グーグルマップからの借用です。
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部屋。
きれいで広々としています。
Wi-Fiの電波は部屋の中だと弱まりますが、なんとか利用に耐えます。セイフティボックスはありません。 -
お城が見える、バルコニーからの眺め。
夕暮れ-夜-朝霧-朝陽が射して。 -
城郭都市への入り口の門。
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その朝です。
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門左右の内側には、ワインをグラスに注ぐ飾りがありました。
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朝もう一度見たら、それがワインのコルク栓でできていることに気付きました。
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城郭都市の内側の城壁の外側。
ここは城郭全体の中心のようで、役所、警察、観光案内所もあります。 -
その朝。大聖堂のクーポラもよく見えます。
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門の内側にある、ワイン醸造の絵。
昼間に見るのを忘れ、残念! けっこう良い色彩みたいです。 -
夜に行ったリストランテ。
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その古めかしい店内です。
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ホテルで、この地には湖で取れた魚が名物だと聞きましたが、レストランのメニューを見ても魚は見つかりませんでした。
時間も遅くなり、適当に選びました。
ガス入りの水、ワイン1/4L、ブルスケッテ・ミステ、フェットチーネ・ラグーとコーヒーです。
麺はちょっと伸び気味でした(泣)。 -
メニューはノートに手書きでした。
右の支払時の勘定書きです。いずれも少し安くて、端数があるのは税抜き価格みたいです。
確かイタリアの付加価値税(消費税に相当)は22%ですが、外食は軽減で10%みたい。
実際の請求に税分の上乗せはなく、そればかりか引いてくれました。
若主人と思しきが、日本人かと聞くのでそうだと答えると、ニヤニヤ笑ったので、どうしてと尋ねると、空手をやっているとのこと。Wi-FiのIDも「taro-なんとか」。それでマケてくれたんじゃないかと勝手に思っています。
もちろん、心付けは渡しました。 -
翌朝は半地下の朝食ルームで。
初老の奥さんと娘さんが作ったという朝食向けケーキやジャム類がところ狭しと並べられています。 -
翌朝、ボルセーナ湖に向かいました。
その途中で。 -
湖畔のパノラマです。
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左寄りの対岸、マルタです。
カナで書くと地中海に浮かぶ小さな島国と同じ表記になっちゃいますが、「Marta」です。 -
行く途中にあったぶどう畑(奥)です。
このぶどうを使って、世界的に有名なワインを造っているのでしょうね。 -
そこから見るお城。
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城に上がる途中、見晴らしの良いところからの北東側です。
中央の赤丸は泊まったホテル(右下が拡大写真)。 -
同じところから、朝靄がほとんど消えた湖。
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さらに上がって、城の直下に来ました。
この町は、ローマ-アッシジ間の要所として、宗教的な偉人にもそれなりの係わりがあり、さらにドイツからの酒好きな偉い聖職者の取った行動により、良い白ワイン(EST! EST!! EST!!! )の産地として有名になりました。
そのモニュメントがあります。 -
これはドイツからの司教の墓なのでしょうか?
書いてあるのはたぶんラテン語なのでチンプンカンプンです。
EST! EST!! EST!!! の薀蓄をどこぞからコピペしても詐欺なので、控えます。
ここのワインは、30年くらい前に初めて飲んで、大して旨くないと思っていましたが、もう一つの理由のため、このワインに纏わるものを肌で感じたくなり、ここまで来た次第です。 -
これはお城の入り口から内部を垣間見たところです。
なお、正式名称は「Rocca dei Papi」ですから、城じゃなくて「教皇の砦」ですね。 -
敵の侵入を防ぐ掘割がカフェになっています。
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公園になっているお城の前から、南東側のパノラマです。
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城の敷地の入り口の門扉にある紋章。
樽はこの町産のエスト!エスト!!エスト!!!を代表とするワインを、その下はイタリアの山を表すそうです。 -
大聖堂、サンタ マリア 教会(Basilica Santa Margherita)です。
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ワイン醸造所、Cantina Stefanoniです。
観光案内所でこの地の醸造所を聞き、町中にあり、且つ歴史があるここにまず行きました。 -
その売り場。
種類はあまり多くないです。 -
セラーです。
ここは2枚上の正面を入ったところの階ですが、地形から奥はそのまま「地下」になっています。 -
続いて訪れたのは大きな工場みたいなところで、「ワイン醸造所 モンテフィアスコーネ農業共同組合(Cantina di Montefiascone Soc. Coop. Agr. )」。
店のおやじは、私が日本人と確認したあと、日本へも出しているんだと輸入業者としてメルシャンワインの名が入った背面用日本語ラベルをわざわざ持ってきてくれました。 -
店内。
けっこう広々としたところに、6本の箱がたくさん。最低5Lはあるだろうと思われるポリタンクに入ったものもありました。
イタリアでは、郊外に行くと量り売りもありますし。 -
赤の試飲カウンタ。
中央の天窓の下には、町の紋章を模った泉が。但し、樽を支える山は四方から見ると6個ですが、実際全部で13または14あります(底層中心の1個の有無不明)。 -
白の試飲カウンタ。
その左手には、古いワインが並べられています。 -
エスト!エスト!!エスト!!!を買いに来たというと、おやじはおもむろに冷蔵庫からこの5本を取り出し、口直しのビスコッティも出して「これを喰いながら手酌で呑め」と。
彼はイタリア語以外はできないと言っていたのですが、こちらの問いに対して知っている(だろう)英語を並べようとするものの、その端々にドイツ語っぽい単語が出てくるので、試しにドイツ語で話し掛けてみたら、会話の9割が成立するようになり、そうと判ると、逆に日本や日本人のことについて、ワインのみならずいろいろなことを聞いてきました。
かなり長い時間を駄弁り、楽しかったとソムリエ・ナイフを土産にくれたのでした(のちのコマの黄緑色のもの)。 -
外の大きなタンク群です。
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町からちょっと離れたところで。別れの1枚。
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これが今回ローマ・テルミニ駅近くで借りたレンタカーです。
スマートの4ドアなんて知りませんでした。24時間距離無制限、免責ありの保険込みで22エウロでしたが、イタリアでは盗難や傷付けられる可能性が高いことを考えると、やっぱりフルカバー保険が必要。でもそれが41エウロもしました。
それに給油に25エウロ、〆て90弱。
オルテまで汽車で行ってそこからタクシーでも、そのくらいはしちゃうでしょうから、正解と考えます。時間も自由だし。
今回運転して思ったのは、ローマ+αでの交通マナーが向上していること。信号を守らない車両や歩行者がすごく少なくなっていると思います。
7月にナポリで運転したときと比べると、イタリア的疲労度は皆無といっていいくらいでした。 -
これが今回のイタリア/バチカン道中での土産。
ちなみに、左端のワインはここで2.ちょっとエウロの3百円弱。日本では千円くらいするようです。 -
最後にモンテフィアスコーネに行った一番の理由を。
もう半世紀近く前に放映された「刑事コロンボ」。その中に「別れのワイン」と題するワインを扱った作品があります(画像が原題)。
その最後で、殺人犯である醸造所雇われ代表者のワインに対する熱意に敬意を表して乾杯するのが、ここのワインです(但しモンテフェスコーネと聞こえる)。
そこでは「最高のデザートワインだ」との台詞だったので、それも2軒の醸造所で尋ねましたが、簡単に「無い」と言われちゃって、オチが付きました!
https://www.youtube.com/watch?v=c0ho3hxD9hU (C) NBC universal
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