
2019/10/18 - 2019/10/23
4523位(同エリア22610件中)
funasanさん
- funasanさんTOP
- 旅行記600冊
- クチコミ18件
- Q&A回答38件
- 4,093,722アクセス
- フォロワー186人
私がバンコクで最も愛するホテルが「ロイヤルオーキッドシェラトン」、古くてアクセスが悪いが、古きよきタイ王国の歴史と伝統が感じられる素晴らしいホテルである。
特に上層階(27階)にあるシェラトンクラブ・ラウンジからの眺め(写真)が絶景だ。今回はここに5連泊する。シニア男性の1人旅、誰にも気兼ねせず、心行くまで高級ホテル滞在を楽しめた。
参考までに今回の宿泊は全てマリオットポイント利用による無料宿泊である。マリオットポイントの改定前(カテゴリー2の時)に予約したので1泊12500P×4泊=50000P支払った。ポイントで4連泊すると5泊目が無料になる特典利用なので、5泊で5万Pというコスパに優れた滞在となった。
アラスカ航空のマイレージの改悪と同じように、マリオットリワードも一般化すればするほどサービスの低下をきたす。ポイント改悪前に駆け込み予約するとリスクヘッジになる。(ポイント予約はキャンセル無料)
PR
-
バンコクの車の洪水と騒音、そして蒸し暑さに嫌になる。空港から電車を乗り継いでBTSスカイトレインの「Saphan Taksin」駅下車。そこからホテルお出迎えの無料シャトルボート「シェラトン号」に乗って、チャオプラヤー川を揺られ揺られて「ロイヤルオーキッドシェラトン」(写真)に向かう。旅情満点でこのアプローチがバンコクらしさをかもし出している。
-
ホテルに一歩入ると別世界だ。エアコンがしっかり効いているので、外の蒸し暑さが一瞬にして消え、快適空間となる。フロント近くのスタッフに軽く挨拶し「マリオットのプラチナメンバーなのでクラブラウンジでチェックインをお願いします」と告げる。王様のおなり~?
注:今はチタンメンバーであるが、プラチナの方が伝わりやすい(ような気がする) -
重厚なエレベーターは何基もあるが、写真奥の方にある「上層階直通エレベーター」に乗ってラウンジのある27階に行く。
-
そしてやってきました、シェラトン・クラブ(写真)。久しぶりの再会だ。前回の旅行記は以下に詳しい。
https://4travel.jp/travelogue/11340759 -
フロント(写真)に座っているタイ人の女性スタッフに笑顔で挨拶し、今日から5泊お世話になること、観光旅行せず、ひたすらホテルライフを楽しむこと、など、適当に話す。このスタッフとの何気ない会話が結構重要だ。
-
JALビジネスクラスに乗って名古屋からバンコクに着いたのが(現地時間)午後2時過ぎ。優先入国して鉄道乗り継ぎで急いで来たのであるが1時間半くらいかかった。時刻は午後4時少し前、この時間のラウンジ(写真)はまだ静かだ。
-
窓側の席に座りまずはコーヒータイム、いつもながら窓から見えるこの絶景に「参った、恐れ入りました。感動!」私はこの眺のためにここに来ると言っても過言ではない。
-
スタッフにカプチィーノを注文し、まずはここで長旅の疲れを癒す。ご親切にもこのラウンジには日経新聞がいつも置いてある。日経を読み終わって元気なら英字新聞のバンコク・ポストも見てみる。
-
新聞が飽きたらおもむろにパソコンを開き、ネットの世界に入る。日経新聞を読みネットにつなげば日本と同じだ。ここが異郷の地「バンコク」とは思えないくらい近い。何も面白くない自宅と絶景ラウンジ(写真)この違いは大きい!
-
自宅でパソコンを開きながら「妻にコーヒーお願い」と言っても、「ご自分でどうぞ…」という返事しか返ってこない。ここでは王侯貴族の生活ができる。マリオットの上級会員さまさまだ。ただし、午後のアフタヌーンティー用のケーキ類は何もない。以前はあったような気がするが、今は、ビスケット、ナッツ程度である。(サービスダウン)
写真:クラブラウンジ -
ラウンジでコーヒータイムを楽しんだ後、今日からお世話になる私の部屋に行く。有難いことに、ラウンジと同じ27階にある角の部屋だった。
写真:27階の廊下 -
SPGのプラチナになってから何度もこのホテルに泊まったが、例外なく「セミ・スイート」にアップだった。しかし、今回は普通のカテゴリーの部屋だった。SPG時代のプラチナ優遇(スイートアップ)はマリオットになってから相当ダウンしたのではないか?そんな気がする。
-
バスルーム(写真)は広くて使いやすい。ピカピカに磨かれた洗面台と、その横にある独立したシャワーブース、勿論、レインシャワー(天井から水・湯が落ちてくる)だ。ただし、水やお湯の出る勢いが少ない。これが唯一の問題点か?
-
バスタブ(写真)は深くて日本人好みである。幸いバスタブの方は非常に熱い湯が勢いよく出てきてお湯をためるのに時間がかからない。十分合格だった。
-
ここのバスローブ(写真)は肌触りが抜群にいい。まるで絹のガウンみたいで(素材は知りません)湯上りにこのバスローブを着てベッドに寝転ぶと、まるで天国に行けるかのように心地よい。
-
このまま心筋梗塞か脳梗塞で本当に天国に行けるなら、それも悪くはないな、と思いつつ、まだ死にたくない。こんな幸せな老後を捨てるのはもったいない。バスローブのまま起き上がって、部屋にある「BON CAFE」でコーヒーを作る。インスタントではなく本格派パウダーのドリップコーヒーが飲める。
-
そして、私の部屋の窓側のソファーに座れば大きなガラス越しに、再び「チャオプラヤー川と絶景のバンコク」(写真)が眺められる。部屋の中でも最高のコーヒータイムが楽しめる。1人旅の場合、広いスイートルームよりコンパクトな通常の部屋の方が何かと便利であることを実感した。
-
このホテルには2種類のプールがある。全く正反対のプールで、1つは競泳用・トレーニング用の長方形型プール(写真)この写真右にフィットネスジムがある。写真左の高層ビルは「ミレニアム・ヒルトン」、最上階の円形の場所にエグゼクティブラウンジがあり、こちらも眺めが素晴らしい。
-
もう1つはトロピカルムード満点のガーデンプール(写真)。完璧リゾートしてください、てな雰囲気が漂う。バンコクの喧騒が嘘のように静けさが漂っている。注:子供連れのファミリーが来ると賑わってくる
-
私は毎日ジムでトレーニングするので、ジムの前にあるプールがお気に入りだ。特にチャオプラヤー川に面したテラスに並べられたラウンジチェアー(写真右)がいい。ジムで汗を流し、プールで軽く泳ぎ、最後に、テラス席のチェアーに寝転がる。ここからの眺めがまた凄い…。(注:ここからのリバービューは以前よりはるかにグレードアップした。特に夜の夜景が素晴らしい)
-
今年の3月に来た時にはまだ建築中で無残なコンクリートの塊(かたまり)だったものが、驚くほど素晴らしい超高層ツインタワー(写真中央)と巨大商業施設(写真左)に生まれ変わった。昔からある「ミレニアム・ヒルトン」(写真右)が陳腐に見える。特に中央のタワーにはマンダリンオリエンタルの扇子(センス)のロゴが見える。おー、これは新築の「マンダリンオリエンタルホテル」か?
-
その商業施設「ICONSIAM(アイコンサイアム)」に行くシャトルボート(写真)がひっきりなしに川を渡る。ロイヤルオーキッドシェラトンの隣のピアから出てるようだ。
-
余りにも凄い建物が目の前に誕生したのでプールサイドにいたスタッフに色々聞いてみた。商業施設「ICONSIAM」については皆さん知ってるが、その横の超高層ビルについてはよく知らないようだった。そこで、今度はラウンジ(写真)のスタッフに色々聞いてみる。
-
ロイヤルオーキッドシェラトン27階のラウンジから見る新築ビル群こそ素晴らしいリバービュー(写真)を提供している。正面の超高層ビルは何とマンダリンオリエンタルの「ザ・レジデンツ」だった!ホテルではなく全部が超高級・超高額コンドミニアムだ。ビックリ、ビックリ、もう一度ビックリ。
-
その横の「ICONSIAM」(写真)の中に「高島屋」が堂々オープンした。全7階にも及び日本の食品から衣料、化粧品等、様々な商品が並んでいる。カフェ・レストランも多彩で「北海道どさん子プラザ」が面白い。常夏のバンコクに行って北海道のアイスクリーム・スイーツ・魚介類を味わう?
-
少子高齢化が急激に進み、国内マーケットの縮小が続く百貨店「高島屋」にとって、中間層が激増しているバンコクに未来を託さざるおえないのであろう。夕方の5時半からラウンジ(写真)ではイブニング・カクテルタイム(注)がはじまる。
注:17:30~19:30 -
私はお酒が飲めないが、ここでちゃっかり夕食にしてしまう。よって、何が食べられるか大いに気になる。食材カウンターを見てみると、まずは、スイーツのオンパレード(写真)だ。
-
取りあえず初日の夜は色々取り合わせて私のディナーメニュー(写真)をテーブルに並べてみた。残念ながら生野菜が極端に不足している。特に葉野菜ゼロが不満であるが、ニンジン、キュウリ、パプリカのスチィック野菜を多めに食べる。
-
見知らぬ外国のシニア1人旅にとって高級ホテルのクラブラウンジ(写真)ほど有難いものはない。
-
夜の街をはいかいし、1人でレストランに入り、訳が分からないメニューから料理を注文する。そして、出てきた料理はイメージと大違いで食べてみるとまずい。不満足ながら支払いだけは多くなる。こんな経験は何度もした。
写真:ラウンジのカクテルタイム(オードブル類) -
若くて元気で海外旅行ビギナーの人なら「何でも体験してやろう」ということで、現地に溶け込むことは非常に意味がある。これこそ旅の醍醐味で海外旅行の熟練度がアップする。是非、お勧めである。
写真:ラウンジのカクテルタイム(温かい料理:私のメイン料理) -
しかし、30年近く海外旅行を楽しんできた私としては、今では刺激的な体験が精神的にも肉体的にも少し負担になってきた。胃袋も小さくなり、無駄なお金を使いたくない。最近ではプチ糖質制限の食事をしているのでレストランの注文に苦労する。
写真:ラウンジのカクテルタイム(日替わりのケーキ類) -
ここにクラブラウンジという救世主が現れた。まるでマリア様が微笑んでいるようだ。いや、実際にそうである。日本でも世界でも、どこに行ってもマリオットホテル、ヒルトンホテルのラウンジには若くて綺麗な女性スタッフが笑顔で歓迎してくれる。
写真:ラウンジのカクテルタイム -
ホテルの上級会員になれば、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、部屋の無料アップグレード、等、特典満載だ。そして極めつけはラウンジアクセスだろう。私はラウンジにこだわる。
写真:ラウンジのカクテルタイム(オードブル類) -
ラウンジさえアクセスフリーになれば、朝食、アフタヌーンティー、カクテルタイム(夕食)、と実質3食付の宿泊になる。しかもアルコールも飲み放題という太っ腹だ。ホテルから一歩も出なくてもホテル内で飲食が完結してしまう。しかも全部無料という有り得ないサービスだ。
写真:ラウンジのカクテルタイム(温かいメイン料理) -
勿論、クラブレベルの部屋を予約すればそれでOKだが、宿泊代金は通常の2倍以上?と高額になる。これはお金持ちに譲ろう!我々庶民派(特に年金生活者)は何とか格安に、できれば食事もなしの最低料金で予約してラウンジアクセスできないか?
写真:ラウンジのカクテルタイム -
ここで再びマリア様が微笑んでいる。「ホテルの上級会員になればラウンジフリーですよ。入会金も年会費もいりません。グループのホテルにたくさん泊まって頂くだけで上級会員になれます。マリオットのプラチナ、ヒルトンのダイヤモンドになればラウンジフリーですよ」とおっしゃる。
写真:プールサイドからの夜のリバービュー(非常にエキゾティックでおすすめ) -
しかし、そのハードルは高い!マリオット・プラチナ年間50泊、ヒルトン・ダイヤ年間60泊(又は30ステイ)。これを毎年毎年続けなければならない。日本でこれをしようと思うと老後の資産がなくなる。かくして、私はホテル代金の安い東南アジア(王様)修行の旅をしているのである。マリア様の美しい微笑の裏にワナがあった。上級会員を取り込む甘い甘いワナである。そのワナに私は完全にはまってしまった。
写真;夜のアイコンサイアム -
目覚めの朝、ホテル(写真)ばかりにこもっていてはバンコクに来た意味がない。朝のさわやかな時くらいは外に出て散歩をしよう。と思ってTシャツ・短パン・運動靴姿で飛び出したところまでは良かったが…。蒸し暑い、メイン道路は既に多くのバイク・車が走りまわって、アジアの熱気ムンムン。これが好きな人はいいが、私の感性には合わない。直ぐにホテルに逃げ帰ってきた。
-
そして、優雅なホテル朝食である。ラウンジで無料の朝食がいただけるが、今回は5連泊もするので、プラチナギフト1000ポイントもらう代わりに、レストランでの朝食にした。2名で泊まっていれば2名×5泊=10回分のレストラン朝食が無料になるので、これも結構凄いサービスだ。
写真:グランド階にある朝食レストラン -
レストランの朝食の模様は以前の私の旅行記に詳しいので、ここではラウンジ(写真)の朝食を紹介する。5連泊中に1回だけラウンジの朝食を試してみる。これが結構いい。
-
カクテルタイムと違って朝のラウンジは非常に空いている。時間が止まったようなゆったりとした時間と空間が流れている。お客は欧米人が多く、皆さん静かに朝食を楽しんでいる。いい感じ~!
-
さて、そのラウンジ朝食であるが、西洋料理が好きな私としてはこれで十分だ。特にカクテルタイムの時に不足していた生野菜が豊富にある。新鮮な野菜をたっぷり食べて、ビタミン・ミネラル等を補給する。
-
嬉しいことに、ラウンジにはスモークサーモン(写真左)がある。グランド階の巨大朝食レストランのビュッフェ朝食には、これがない。高級レストランの朝食でスモークサーモンがあるか、否か?私にとってこの違いは大きい。
-
温かい料理もそれなりに準備されており、アメリカンブレックファーストなら完璧に近い。要するにラウンジ朝食は西洋料理であり、欧米系のお客を対象としているのである。
-
私のラウンジ朝食第1弾(写真)。新鮮野菜にドレッシングはつけず、スモークサーモン、ハム、チーズと一緒に野菜を食べる。これが実に美味しい!幸せな朝食タイムのはじまり、はじまり。
-
ラウンジ朝食のサービスとしてオムレツやエッグベネディクト(写真)等をオーダーすれば専属シェフが作ってくれる。
-
最後は甘いデニッシュ2種に特製カプティーノ(写真)。窓からは相変わらずチャオプラヤー川の滔々とした流れが見える。朝からひっきりなしに船が行き来している。バンコクの朝の始まりである。
-
朝食後は私のお気に入りに席(写真)に移動して執筆活動に入る。今やここが私の書斎である。妻はいない。若くて綺麗なタイ人女性スタッフが私の秘書である。(と言っても何も頼まない、コーヒープリーズ程度だ)
ラウンジに興味のある方は以下の私の旅行記参照
《ヒルトン東京お台場のラウンジ紹介》
https://4travel.jp/travelogue/11398054 -
執筆に疲れたら短パン・Tシャツに着替えてトレーニングジムに行く。しっかり汗をかいた後は、プールでひと泳ぎする。頭上には熱帯の太陽がギラギラ輝いている。10月下旬、バンコクは乾季に入り連日晴天が続く。
-
泳いだ後はプールサイドのチェアー(写真)に寝転がってリゾートだ。好きな本を持参し好きなだけ読む。眠たくなればそのまま夢の中へ。ただし、日焼け防止はしっかりと。
-
このようにしてバンコクのホテル「ロイヤルオーキッドシェラトン」5連泊が終了した。こんなに優雅で贅沢に過ごして支払いはマリオット5万ポイント(支払い金額ゼロ円)のみ。安くて豪華にホテルに泊まるバンコク編である。実は11月にも5万ポイントで5連泊予約済みである。
参考までに、この後、バンコクからクアラルンプールに飛び、現在、KLのヒルトン系ホテルを毎日移動してヒルトンステイを稼いでいる。努力の甲斐あって、「マリオット・プラチナ50泊、ヒルトン・ダイヤ30ステイ」達成のめどがたってきた。
私のホームページに新著紹介・旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
バンコク(タイ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52