2019/10/11 - 2019/10/13
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bell-sanさん
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2019年10月は中国浙江省の舟山群島へ3泊4日の予定で出かけました。
旅行好きな人のタイプは多様だと思いますが、
私の場合、地図を眺めていろいろ想像するタイプ。
今回出かけた舟山もそのパターン。
中国・上海の南、杭州湾を挟んで、寧波のあたりから、
東シナ海に三角状に大陸が飛び出している部分があり、
その少し沖合に島々が散らばっています。
そこらへんが舟山群島。
日本からも一番近い中国大陸ということで、
遣唐使の出入り口となるなど、交流の拠点にもなったとか。
美しい島々や観音霊場があるらしい。
そこで、2019年GWは、中国最奥部の新彊ウイグル自治区へ行ったので、
今回は日本へ一番近い中国を訪ねてみることにしました。
ただし旅程変更もあって、慌ただしい旅となってしまいました!
第1日 大阪・関西空港→杭州蕭山国際空港(中国国際航空)
杭州空港からバスで舟山市へ
第2日 舟山群島「普陀山」観光
舟山市から寧波へバス移動
第3日 寧波駅→南京南駅→南京駅→揚州駅
揚州泰州空港→大阪・関西空港(春秋航空)
(第4日の予定)
寧波櫟社国際空港→北京首都国際空港→大阪・関西空港(中国国際航空)
第1弾は大阪から普陀山到着まで!
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
関西空港へやって来ました。
いつもの通り、外国人で大賑わい。
中国国際航空のカウンターもこの通り、
行列ができています。 -
行列ができていましたが、
オンラインチェックインしていたので、
出発1時間半前ぐらいにゆっくり目に行ったところ、
杭州便のレーンはガラガラ。
スムーズに手続きできました! -
出国すると、免税店も大賑わいです。
最近は通路にも店を出しているのをよく見ます。
これはメイプルケーキ。
東京駅で人気!と書いてあって、
中国人に飛ぶように売れていたけどホントかな。笑 -
中国国際航空はいつものように
南ウイングの先端からの出発です。
外を見ると、山東航空が降りてきました。
韓国便の穴を埋めるように、
この秋、関空でも中国路線の新設、増設が盛ん。
連雲港や温州、常州、南昌にも飛び始めたみたいなので、
興味津々です。 -
杭州行きの搭乗がスタート!
隣は中国東方航空の寧波行きみたいですね。
今回の目的地、舟山に行くならホントは寧波便が便利なんだけど、
少し高かったので行きは杭州、帰りは寧波→北京経由を選択! -
上海、杭州、寧波と舟山群島の位置関係はこちら。
杭州湾を挟んで、寧波と舟山は上海の「対岸」ですね。
杭州湾には以前は橋が架かっていなかったのに、
いつも間にか上海と寧波を短縮する橋や、
舟山にも架橋されていて、
上海側からも橋がぐんぐん伸びてきているのがわかります。
こんなに島々に長い橋を架けて何をするんだろう?
そんな興味が最初のきっかけでした。 -
舟山エリアを拡大してみます。
日本でいうと瀬戸内海みたいな感じなんでしょうか。
島づたいに橋がどんどん架けられています。
このあたりは島全体を港に見立てて、
巨大な貨物基地にしようとしているらしいです。
百度地図を見ると、
舟山から袋山県と書かれた島まで橋が建設中。
そのうち上海側とつながるのも時間の問題かも! -
さあ、搭乗します!
-
関空では中国国際航空はJAL系の会社が
整備をしているらしく、
丁寧に見送ってくれました。 -
1期島の滑走路から離陸!
連絡橋が一気に眼下に。
この旅立ちの瞬間が好きですねー。 -
大阪湾をすぐに旋回して、
明石海峡大橋が見えました。
行ってきます!! -
瀬戸内海の上空を西へ。
遣唐使も大阪から西は海路をたどったそうだから、
1300年の時を超えて、
同じ経路をたどっているということになるのかな。
あっという間に広島上空です。
眼下に岩国空港、その先に宮島が見えました。 -
そして福岡市上空へ。
海の中道が良く見えますね。
福岡は太宰府が置かれたり、
防人が配置されたりして、
日本の重要な西の拠点だったんですね。 -
機内食が出てきました!
和風の煮物がなかなかうまかった。
サラダの枠に、唐揚げが付いているのは珍しいかも! -
五島列島の上空まで来ました。
いよいよ日本ともサヨナラ。笑
遣唐使など、大陸へ渡った人たちも
ここで日本に別れを告げ、海に漕ぎ出していったんですね。 -
3列×3列の機内。
杭州便もほぼ満席の搭乗率でした。 -
やはり杭州は近いですねー。
2時間で上空に到着です。
巨大な工場みたいな建物が多く、
生産基地になっているのがよくわかります。 -
杭州蕭山国際空港に到着!
杭州は初めてです。
巨大空港が相次ぐ、中国にしては
中規模の大きさみたいですね。
ANAが止まっています。杭州蕭山国際空港 (HGH) 空港
-
ANAはターミナルに横付けでしたが、
こちらはバス連絡でした。
まあ、機体が近くで見られるし、
空港に降り立った感覚があるので、
急いでない限り、悪くはないです。 -
flightradarで航路をチェック!
やはり北京や内陸に比べて、すごい近いですね。 -
杭州は上海などに比べて地方都市だから
入国は空いているかと思っていたけど大違い。
韓国からの便も同時に着いたみたいで
1時間ほど並びました。
国際線ロビーを出て、
舟山へのバスが発着する国内線ターミナルへ向かいます。
案内に沿って地下に降りてみると
車道に沿って歩道がありました。
こんなのが連絡通路?? -
広い駐車場を横切って、
エスカレーターを上がると
国内線ターミナルがありました。 -
エスカレーターの正面に
ちょうどバスのチケット売り場が。
日本で出力してきたバス時刻表を見せて、
舟山へのチケットが無事買えました!
杭州の空港バスの路線一覧、時刻表はこちら↓
http://www.hzairport.com/bus.aspx -
到着ロビーもそれなりに人がいますね。
-
バスが出発するまで30分ほどあるので、
空港見物をしておきましょう!
国内線の出発ロビーに上がると、
建国70周年の装飾がありました。 -
国内線ターミナルは2回に分けて増築されたみたい。
新しいところと、ひと昔前の雰囲気が混在していました。 -
国内線と国際線をつなぐ通路には
江南地方の建物を模した装飾が続いてます。
そうか、地下に降りずに2階から来れば、
この通路でスムーズに移動できたんだな。
国際線で着いた方は、2階に上がることをおすすめします! -
国際線ロビーにも建国70周年の装飾が!
-
杭州発着の国際線はまだ少ないんですかね?
時間帯にもよるのか、まったくカウンターは開いておらず、
閑散としていました!
中国建設銀行のATMがあったので、
ここで現金を調達! -
国内線ロビーに戻って、バス乗り場へ。
すぐに舟山へのバスがやって来ました!
杭州蕭山国際空港から舟山普陀へは、
下記の本数、時刻があります。
11:20、13:40、15:50、17:40、19:20、20:30
利用したのは15:50発。
所要は4時間半とあったけど、
実際は4時間ぐらいで行きました。 -
2列×1列のゆったりシートで
意外と快適!
舟山に向けて出発です! -
高速道路を一路東へ!
途中、並行して高速鉄道も見えました! -
バスのチケットはこちら。
座号とあるのは座席番号なんだけど、
中国では、そこに他の人が座っているケースもあって、
このあたりの座り方の作法はまだよくわかりません。笑 -
寧波や台州に向かう本線と別れて、
舟山への高速道路に分岐します。 -
それにしても高速道路もきちんと整備されて、
ほんと、移動は便利になりましたねー。 -
そして、いよいよ海に差し掛かりました!
-
杭州湾の海上に長い橋が架けられていて、
延々と橋を渡っていきます。 -
寧波と舟山の最初の島「金塘島」をつなぐ
「金塘大橋」の長さは21キロもあります。
東京湾アクアラインが約15キロ、
瀬戸大橋が約10キロだから、やはり長いですね。
百度地図のGPSで見ると、
ちょうど中間ぐらいに差し掛かったみたい。 -
舟山群島に入ったら、
すっかり日が暮れました。
島づたいにたくさんの橋を渡っていきます。 -
舟山市の中心部に入ってきたみたいです。
瀬戸内海に浮かぶひなびた離島のイメージを持ってきたのに
大間違い!
マンションがビルが立ち並び、
そこらへんの町中と全然変わりません。
むしろ、新しい建物が多く、この10年以内ぐらいに
大きく様変わりしたのではないかと思わせます。 -
舟山普陀長途客運中心に到着!
杭州からの長時間乗車は心配だったけど、
ゆったり座席で快適に移動できました。 -
バスターミナルも立派です。
マクドナルドがありました。
バスが到着すると人が散り散りとなり、
閑散とした雰囲気に。
民宿の客引きおばちゃんが数人いたけど、
振り切って、タクシーでホテルに向かいます! -
舟山普陀長途客運中心のバスターミナルは、
高速道路のインター近くにあり、
町中に向かうにはバスやタクシーに乗らないといけません。 -
タクシーの乗車!
客待ちしているタクシーで安心です。 -
予約していたのは「中瀚大酒店」。
バスターミナルからはタクシー10分ほどでした。 -
フロントも内装もなかなか豪華な造り。
-
部屋も広くていいですねー。
1泊6,000円ぐらい。
中国の地方にしてはちょっと張り込んだけど、
まずまず満足! -
水回りもきれいでした。
中国で初めて、便座シートが置かれているのを発見!
ウォシュレットが普及するとなおうれしいんだけど。笑 -
ホテルで一息ついて、
せっかくなのでちょっと出かけることに!
舟山市にはBRTが走っているんですね。 -
夜7時すぎということでしたが、
今から市内に向かう人は少ないのか、
空いてます。 -
BRTバスでやって来たのは、
さっき来るときにバスから見えた高層ビルのイルミネーション群。
こんな離れ小島に、プチ摩天楼が表れてびっくりだったので、
ちょっと間近で見てみることにしました。 -
幻想的は円盤は体育館だそう。
ここも近未来的にライトアップ! -
市内中心部に近い新開発地区の一体が
スポーツ公園として整備されているんですね。 -
自転車のオブジェの中には
すっかりと社会主義のスローガン! -
体育館の反対側にはスタジアムが建設されています。
なぜかオリンピックマークが!!
舟山って、五輪と何か関係あったっけ?
公園の向こうには、青色のイルミが輝くビル群! -
オリンピックにどんな関係があるのかわからないまま、
周囲をふらふらと散策。 -
柵の間からのぞいてみると、
中は陸上競技場になっていて、
市民が走っていました。
これもきっと数年のうちに出来たんだろうな。 -
公園の向こうに見えていたビル群にやって来ました。
近づいてみると、
窓一面にLEDが付いてきて、きらきらしています。
建物の壁には、
舟山市中小企業サービスセンターって書いてあったけど、
なんのビルなんだろう??
日本でいう商工会議所みたいなもの?
それにしてもこんな巨大なビルが必要なんだろうか。笑 -
ビルの間から、なんか巨大な橋のライトアップが見えています。
さっきもバスでこの巨大橋がちらっと見えたから、
気になって来たのでした。 -
それにしても、離島がどうしてこんなに発展しているの?
旅の途中で少し調べてみると、なんとなくわかりました!
この舟山群島と対岸の寧波を合わせて、
ここ数年でとんでもない規模の世界的な貨物港になっていたんですね。
日本の国土交通省がまとめた「世界の港湾別コンテナ取扱個数ランキング」。
2018年には、寧波ー舟山港は、なんと世界で第3位!
東京・横浜・川崎を合わせてかかっても、
その3倍以上の規模にいつの間にか育っていました。
そりゃ、これだけの規模になれば、
港湾業務とか、貿易関係とか、
造船会社とか、会社と人が集まってくるもんな、と納得。。 -
ちなみに国交省の同じ書面で、
1980年のデータがありました。
当時のデータなら、我ら関西が誇る神戸港は世界第3位!
中国の港なんて、どこにもありません、
ちなみに、2018年の神戸港の取扱個数は
大阪と合わせても
1980年の2倍にしかなっておらず、
寧波ー舟山港の9分の1しかありません。。
とほほ。
発展には理由があるんですねー。 -
ビルの間から見えた橋に、ビルの横をぐるっと回って、
近づいてみるとこの通り。
ロンドンの橋をモデルにしているのか、
すごいゴテゴテとしたデザインが目を引きます。
さすがバブリーだわ。 -
地図で見ていたひなびた離島の寒村のイメージは
もはやどこにもありません!
この橋、どこに続いているんだろう?笑 -
百度地図で見ても、
この先にそんな島はなさそうなんけど、
たぶん、港がまだまだ拡張されるんでしょう。
さっきのオリンピックと並んで、
舟山には摩訶不思議な光景が広がっていました。 -
さっきのビルを振り返ってみると、
定期的にLEDに映像が浮かび上がります。
これはサッカー選手みたい。 -
ビルの周囲はまだ開発中。
いろんな企業や団体の研究所ができるみたいですね。
こんな島に摩天楼ができるなんて、
未来小説を読んでいる気分になります。 -
さて、ひと巡りしたので、
ホテルのあたりに戻ります。
バス停に行ってみたら、
バス停にも大きな液晶が付いていて、
いまバスがどこらへんを走っているかを表示。
わかりやすくていいですね。 -
バスに乗って移動!
このあたりが舟山市のもともとの中心街みたい。 -
発展はしているけど、夜は意外と早いみたいですね。
夜10時半ぐらいだけど、あまり開いている店がなかったので、
ホテル近くで見つけた砂鍋と海鮮麺の店で夜食にします。 -
若夫婦で開いているお店みたい。
他に客もいなかったけど、
冷蔵庫から海鮮を選んでササっと作ってくれました。 -
原味三鮮麺。30元。
エビや魚だんごなど、具材がたっぷりで
おいしかった!
浙江省の料理って、まったく辛くないんですね。
むしろあっさりし過ぎているぐらいで、
ちょっと物足りない味だったかな。
でも、ごちそうさま! -
他に散歩するところもないので、
ホテルに戻って、のんびり。
恒例のテレビを見ていると、
これも中国では恒例の軍隊テレビがやっていました。
これは地元舟山の青年たちらしく、
きちんと地元のために頑張っています!ってテイストの番組でした。 -
ホテル近くの便利露店で買った缶ビールで乾杯。
部屋にはミカンと飴ちゃんが置いてあったので、
少しいただいて、おやすみなさい!
地図を見て憧れて訪ねた舟山群島は、
海辺のひなびた漁村ではなく、
海上の島にキンキラのビルが並ぶ
不思議な雰囲気の島でした。
中国の発展の波は、もはや全土に広がっているんですね。
明日は、そんな中国と日本の歴史をつなぐ観音霊場の島、
「普陀山」を訪ねます!
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旅行記グループ
中国・舟山群島と寧波で日本との近さと発展ぶりを体感する
この旅行記へのコメント (2)
-
- メイリンさん 2019/11/05 02:08:47
- キンキラキン
- bell-sanさん、おばんです。
関空のメイプルケーキのそのお店、私羽田空港で年賀に買いました。
結構買っている人いましたよ!さすがに年賀はいませんでしたが(笑)
舟山の景色、キンキラキンですね(*´▽`*)
そこで発展の理由として貨物量を旅の途中で調べる所がさすがと思います。
オリンピックのマークは、なんなんでしょうね?
続きの旅行記も楽しみにしています^^
ところで旅行記とは関係ないんですが、アリペイが外国人対応でクレカチャージできるサービスを始めたらしいです。また中国行く機会あったら試してみてはどうでしょう?
https://www.traicy.com/20191104-alipay
- bell-sanさん からの返信 2019/11/07 08:09:09
- RE: キンキラキン
- メイリンさん、さっそくチェックありがとうございます。
舟山は想定外に謎や発見が多い島でした。
五輪はわからないままでしたが、微妙に色合いも違うような気もするし、
勝手に使っているんですかね?笑
続きの旅行記も頑張ります。
アリペイの解禁はありがたいですね。
ただし中国ではWechatのほうが圧倒的に強いように見えるし、
こちらも解禁をお願いしたいところです!
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旅行記グループ 中国・舟山群島と寧波で日本との近さと発展ぶりを体感する
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