瀬戸内海アートを巡る島旅 Part2　豊島～直島

2019/08/29 - 2019/08/31

アートの島直島に行きたい！
そう思って数年、今年は瀬戸内国際芸術祭開催の年。
今年こそ行こうと思って調べてみたら、美術館の予約や島巡りのフェリーの時間とか移動方法とかなんだか大変そう。
絶対泊まりたいベネッセハウス も一人だと中々予約が取れそうもない。
そこでツアーは無いかと調べたらありました！
ベネッセハウス に泊まって豊島美術館や地中美術館、ついでに小豆島にも行くってやつが！！
すぐに予約。
しかし、後で気がついたんだけれど、なんと夏の芸術祭と秋の芸術祭の間の期間でした。
まあいいか、その方がゆっくりと美術館が見られるでしょう。
芸術祭はまた次の機会に。

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

• 旅行の満足度: 5.0

朝起きたらやっぱり小雨混じりのどんより曇った空。
ホテルのすぐ横の海岸を歩いてみました。
最近の私は雨女の様相を呈してきた？！

小さな桟橋。
朝食の後すぐに豊島に向かいます。

車窓から。
ビクターの犬（？）も雨に濡れている‥。

土庄港で作品「太陽の贈り物」を鑑賞。
雨が強くなってきました　(T . T)

土庄港観光センター お土産屋・直売所・特産品

色々な人の願いや希望が葉っぱの一枚一枚に込められています。

豊島に到着。
な、なんと晴れた！
やっぱり天は私を見捨ててなかったのね?
やっと何度も写真で見てきれいだなぁと思ったこの場所に来る事ができました。

豊島 自然・景勝地

棚田もあります。
時間がゆったりと流れています。

食堂のオブジェもおしゃれ。
さすがアートの島です。

自動販売機もありますよ。

いよいよ豊島美術館でアート鑑賞です。

期待が膨らみます。

この横の白いドームが美術館ですが、残念ながら写真撮影は禁止です。
でもここの魅力は写真では伝えきれない、五感で感じる場所。
湧き出る水が他の水玉と融合して何かの生命体のようになってまたどこかに吸い込まれていく。
微かに聞こえる心地良い音。
誰も言葉を発しない。
皆思い思いに座ったり寝転んだりしてこの場を楽しんでいます。
ずっとここにいたい、そんなふうに思わせてくれる不思議な美術館です。

豊島美術館 美術館・博物館

アートを満喫して心が満たされた後はお腹を満たします。
素敵な古民家レストランです。

島キッチン グルメ・レストラン

地元で採れた野菜や新鮮な魚を使って島のおばさん達が作ってくれる美味しいお昼ごはん。
瀬戸内海って本当に魚が美味しい！

カウンターもあります。

土間もいい感じ。

島内を散策。
神社がありました。

雨上がり。

普通の家なのになんだか素敵。

やっと猫を発見！
逃げようと必死。

全然逃げようとしない猫。

名残惜しいけどそろそろ直島行きのフェリーに乗る時間です。
またきっとここに戻って来る！
そう思って豊島を後にします。

豊島からフェリーに乗って岡山の宇野港に着きました。
この時期は豊島から直島に直接行くフェリーは無いようです。
船を降りたらこんな自転車のオブジェがありました。
これは放置自転車に鉄屑を溶接して再生した「終点の先へ」という作品です。
レンタル自転車として貸し出しもしています。

こちらは「真庭のシシ」。
真庭市の家庭ゴミからできています。

タテガミはハンガー。

尻尾はジョウロ。
足はミルク缶。

ベロはフライパン。
鼻の中にはお花が。

あっ！カエルもいます！

直島の宮浦港では草間弥生の赤かぼちゃがお出迎え。

直島パヴィリオン。

中から見るとこんな感じ。

ベネッセハウス に到着。

ベネッセハウス ＜直島＞ 宿・ホテル

安藤忠雄の世界。

ガラスのスリットからは光と緑が。

宿泊棟入口前にはアントニー・ゴームリー本人の型を取ったオブジェ「サブリメイトIV」が迎えてくれます。

眺めの良い部屋。
コンパクトだけど居心地が良いです。

必要なところに必要なものがきちんと揃っています。
これって大事です！
アメニティはタイの高級ブランドTHANN。
使いかけの石鹸をお持ち帰りできる袋も置いてあります。
いつもホテルの使いかけの石鹸ってどうするんだろうって思っていたので、ありがたく持って帰りました。

木の扉を引くとハンガースペースが隠れます。
なんて画期的！
でものんびりしている間もなくこれからベネッセハウスミュージアムへ行ってきます。

一瞬雲の間から陽がさして海を照らします。

ミュージアム。

夕暮れの海。
美しいです。

屋外の作品。
杉本博司の「タイム・エクスポーズド」
水平線のモノクロ写真が瀬戸内海の水平線と一体化します。
屋内の作品は撮影NG。

ミュージアムのアート鑑賞を終えて帰って来ましたが、まだまだゆっくりしている暇はありません。
今度はベネッセハウス パークのアートツアーです！
宿泊専用棟のフロントや回廊などの随所に設置された作品をホテルのスタッフが案内してくれます。

杉本博司『観念の形００３　オンデュロイド：平均曲率が０でない定数となる回転面』
なんだか難しそうだけど、見入ってしまう作品です。

ここにも水平線が。

えーと、これは‥　なんだっけ？

今宵のディナーはベネッセハウス テラスレストラン「海の星」でフレンチのコースです。

テラスレストラン グルメ・レストラン

こだわりの菜園で採れた野菜や瀬戸内海の海の幸をふんだんに使った料理。
素材本来の美味しさが味わえます。

タテルヨシノの吉野建さん監修。
美味しいものを食べると幸せな気持ちになります。
大満足のディナーでした。
盛り沢山の一日。
楽しかった。