路線バスと徒歩で根來寺へ。暑い日で体力を消耗するが、街並みや風景に和む。

2019/09/18 - 2019/09/18

和歌山県岩出市にある根來寺、歴史にも登場し、名前はよく知られた寺院。最近では道路が整備されたことにより、クルマでの参拝が一般的で効率も良い。
今回は阪和線紀伊駅から路線バスで向かう。往路は別のルートを考えていたが、バスの時間に間に合わず、往復とも同じルートになってしまった・・・
根來寺とそれに続く街並み、バスに揺られて初秋の時を楽しむ。
路線バス、街並み、根來寺の様子をご覧ください。

エリア 岩出・紀の川(和歌山)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スタートは天王寺駅から。関西空港行の関空快速に併結している紀州路快速に乗車。
関西空港行は混雑していたが、紀州路快速はそれほどの混雑ではなく、座席を確保できた。
天王寺駅から約1時間、紀伊駅に到着。

紀伊駅 駅

紀伊駅。1930年6月の開業。2面4線のホームがある。みどりの窓口設置駅。
大阪府と和歌山県の境の駅。
和歌山市の駅だが、利用者の大半は岩出市民が占めるといい、最近では近畿大学和歌山キャンパスの通学駅になっている。

駅の出入り口は一か所。傾斜地に駅があり、駅前のバス停の間には高低差がある。
通学時にはこの階段が学生であふれるとか・・・

この紀伊駅から根來寺へ向かいましょう。
路線は和歌山バス那賀の路線で近畿大学行。昼間でも15～20分間隔での運転。
ただ、通学路線なので時間によってバラツキがあり、土休日は本数も減ってしまう。
乗車したバスも9割が学生さんでした。

根來寺への最寄バス停は根来。
このバス停から徒歩で向かいます。

バス停からの道・・・
随所に古い家屋が残る道を進む・・・根來寺までは緩やかな登坂。

伝統的な家屋・・・

白壁土蔵・・・

ナマコ壁・・・

人通りも少なく、クルマの通行も少ないので、静かに歩ける道・・・

観光的ではない生活感の残る道・・・

根来郵便局。
風景印設置駅なので依頼する。

岩出市内を循環するバス停。
市内循環バスは本数も限られていて利用するのは困難だが、住民の足の確保にはなっているようだ。

カラー版マンホールの蓋。といっても小型で、空気弁、消火栓などの用途に使用されているもの。

色違いバージョン。

バス停から街並みを抜け、そのまま歩いていくと・・・
根來寺大門。
ここから伽藍まではかなりの距離があり、根来寺の大きさを実感する。
古い歴史を持つ寺院、現在は新義真言宗総本山。

大門を過ぎ、そのまま歩いていくと根來寺の受付がある。ここからも入場できるが、
駐車場、資料館方向へ進む。

根來寺の駐車場、岩出市民俗資料館への入り口。バス停の根来寺もここにある。
先ほどの、根来バス停からは20分ほどかかる。
根來寺にバスでアクセスする場合、和泉砂川駅、南海樽井駅からも路線がある。
そして、根来寺バス停というのがこの場所。
ただ、根来寺バス停は本数が極めて限られるので、利用には注意が必要。
一般的には本数が多い、根来バス停が便利だが、寺までは徒歩・・・

それでは参拝しましょう。
拝観料がかかります。
大伝法堂。根來寺の本堂。

大塔。国宝に指定されている高さ40ｍの木造多宝塔。

大師堂。弘法大師を祀る堂で、根來寺の中で最も古い建物。

奥の院参道。

真義真言宗の宗祖のご廟所。

本坊、寺務所で御朱印をお願いし各堂の参拝に向かう。
紀州家別邸を移築した名草御殿。

名草御殿から光明殿への回廊。

回廊から見た名草御殿。

名勝庭園。

光明殿。紀州家ゆかりの建物。

聖天堂。

鐘楼門。

不動堂。ここで根來寺拝観は終了。
御朱印は本坊で二種類、不動堂で二種類いただけます。
参拝後は、根来寺バス停から和泉砂川駅まで利用する予定だったが・・・時間が過ぎてしまって・・・結局、往路と同じ道をたどり、根来バス停に向かう。

根来バス停。
紀伊駅行はバラツキはあるものの1時間に3～4本、まあ、このくらいの本数なら十分でしょう・・・

そんなわけで・・・バスで紀伊駅へ。やはり車内は近畿大学の学生さんでほぼ満席。

紀伊駅到着後大阪方面行の紀州路快速に乗車・・・天王寺駅まで・・・
車内は座席が埋まるほど・・・
短い時間だったが、根来の街並みと根來寺を楽しんだひと時・・・
賑やかな学生さんと、静寂が包む根來寺の対比が面白かった。
外国人、他の参拝者にも会うことなく、一人だったし・・・
初秋の小さな旅、でした。