2016/09/17 - 2016/09/17
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わになのかさん
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「ヨーロッパの壁には本当に落書きが多いわよね」
「うん、でもアートな感じが多いよね。日本みたいにジメっとした感じはないけど。」
「そう?なんかデザインがグロいのが多いよ。」
「ああ、それはある。まあ日本人と感性が違うんじゃない?僕は日本の薄暗いとこに卑猥な感じの落書きが書きなぐってあるやつの方が不快になるけどなあ。」
「どっちがいいとか、そういう問題じゃなくてね。現地の人はどう思ってるのかなって話。やっぱりモラル的には良くないよね。」
「うーん、今度、同僚にでも聞いてみるか」
「あと、え?そんなとこにも描く?ってのあるよね」
「あるある。高速道路の高いところに突き出した設備とかにも時々描いてあるね。いやいや、そこどうやって登ったの?ってとこね。」
「あと、電車の外側とか」
「あれは、どうやってるんだ?夜のうちに車庫とかに忍びこむの?」
「消さないってことは、アートとして認められてるのかしら?」
「それはないでしょ。消してもいたちごっこになるから諦めてるだけじゃない?」
「しかし、リスボンも多いね」
「うん、ケーブルカーとか、もはや元の色わからんよ」
「見て、あれはやばいね」
「…おお、トー〇スの新しい仲間か、あれ」
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アパートで少し休憩した僕たちは、テージョ川とは逆方向へ向かうバスに乗った。新市街の方面だ。行き先はエドゥアルド7世公園。飛行機から見えた大きな公園だ。ポンバル侯爵広場(巨大円形ロータリー(写真左下))の前から延びる公園だが、ここでは降りない。エドゥアルド7世公園はそれ自体が急な斜面になっているらしく、ここで降りたら延々と登るはめになる。という妻の調べた情報で、公園の上側のバス停で降りた。巨大なポルトガルの旗が熱い風にはためいていた。
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こちらで降りて大正解。時刻は昼下がり。9月中旬とはいえ、気温は40℃近くまであがっている。さすがにこれを下から登るのは無理というものだ。
上から眺めると、中央に剪定された低木が長く続き、下にはポンバル侯爵の像、遥か先にテージョ川の青い川面が見える。芝生に人が入っていないのは、単に暑いからか、それとも鑑賞用のスペースなのか。公園の両側が広い遊歩道になっていたので、木陰を選んで歩いて下った。そのままポンバル侯爵広場でバスに乗り、再び旧市街へ戻った。 -
トラムの他にもう一つ有名な乗り物、坂の街リスボンの重要な移動手段であるケーブルカー。ちょうどバス停から近かったこともあり、グロリア線のケーブルカーへ行ってみた。坂はめちゃくちゃ急で、これを登るのは確かに一苦労だ。つるつるの石畳で、雨の日は危ないまであるだろう。この急斜面に合わせてケーブルカーの車体が斜めになっているのがおもしろい。
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もちろん、乗って上まで行ってみることにした。車内はほとんど観光客だ。窓から外を見ると、平然と歩いている人もいる。さすがは坂の街。走っているケーブルカーに走りながら飛び乗ってくる恋人たち、がいることもなく、すぐに上に到着した。
ちなみにこのケーブルカー、降りてくるのを下から見ていると結構怖い。側道を歩いているとカーブからごろりと顔を出すので、なかなか危ない。 -
イチオシ
上側の街をふらふらと散歩。
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路地裏の階段を使って、ロシオ広場へ降りていくことにした。反対側の丘に並ぶ白い壁と赤い屋根、丘の上のサン・ジョルゼ城が、路地の隙間に切り取られて絵画のようだった。
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今夜の食事はポルトガルの郷土料理、魚介鍋カタプラーナにするつもりで、妻がレストランを調べてくれていた。しかし、通しで営業しているとあったのに、夜も更けてからじゃないとオープンしないという。つくづくネット情報と実際が合わない街リスボン。もうここまで来ると、そういうものなのだという境地に至る。
あまり観光客向けのレストランには入りたくなかったが、疲れていたしお腹もすいていたしで、ロシオ広場に面したレストランの一つに入ることにした。店頭にカタプラーナのメニューが出ていたからだ。
ロシオ広場のように観光ロケーションにあるレストランは、なんだかんだで通しでやっていることが多い。一方で値段が高かったり、その割に美味しくなかったりするのだが、このレストランは当たりであった。夕食にもまだ早いので店内も空いていて、料理もすぐ来た。
カタプラーナは銅鍋に魚介をたっぷり入れて野菜と一緒に煮込んだ魚介鍋の一種。ポルトガルに来たら是非食べたかった一品だ。ウェイターが皿にとりわけてくれる。魚介のダシが効いたスープは非常に美味だった。やはりシーフードはいい。 -
少し涼しくなった街をそぞろ歩き。
ヨーロッパではおなじみAmorino(この頃はメジャーなチェーン店だと知らなかった。)でアイスタイムしたり、カステラみたいなお菓子(カステラのルーツで、パォン・デ・ロー・デ・マルガリード、というお菓子だそうだ。)を見つけたので買って食べたりした。
街の上に橋のようなものがかかっている。あれこそ、サンタジュスタのエレベータの上から延びる橋。エレベータで塔の上まで行った後、ああして橋を渡って右手の丘の上へアクセスするようだ。
明日はあれに行ってみよう。
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