2019/09/15 - 2019/09/15
32位(同エリア952件中)
Siniさん
9月15日、旅の帰りのメキシコシティでは、約20時間のトランジットがあります。この時間を利用してメキシコシティ観光を楽しみにしていましたが、なんと翌日、9月16日は、メキシコの独立記念日。
1810年9月16日から1821年まで11年間に渡り、スペインからの独立を勝ち取るための独立戦争がありました。
毎年独立記念日の前夜23時から宮殿広場に市民が集まり、大統領の掛け声でビバ!メキシコ!とシュピレヒコールをあげます。
愛国心が強くお祭り好きのメキシコ人、この夜に宮殿を中心としたソカロ地区に行くなんて!!と、
いろいろな方から中心地へ行くのは避けてくださいというアドバイスや、警官による身元確認が行われるのでパスポートを持って行ってください、または、スリにはとにかく気をつけて、というようなアドバイスをいただきました。
そんな言葉を聞くたびにビビる私たち。
さて、旅はどうなるのでしょう。
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ここはどこ?という感じのトロント空港の出発ロビーです。
たまたま深夜便だからなのかアジア人、中南米人でごった返しています。空港自体があまりスマートな感じがしない、移民の国の空港です。 -
エアロメヒコ 北米便、今夜もほぼ満席です。
友人は8C通路側。私は30Bだったのですが、呼び出しがあり、アエロメヒコのカウンターへ行くと、
ゲートの係員 「あなたは友人と旅をしているのか?」
私 「はい、そうですけど。」
ゲートの係員 「もしよければ友人の近くの席にうつしてあげましょ」
私 「はあ、お願いします」
ゲートの係員 「実は最後尾はCAが休憩するのに開けておきたいの」
というわけで、めでたく7Dという通路側に座ることができました。 -
約5時間のフライトの後、着陸間近のメキシコシティの灯りです。
搭乗後すぐに軽い食事が出ましたが眠たくて写真撮らず。たしかクロワッサンにハムとチーズが挟んであったような記憶が。 -
メキシコシティ !
私は通路側でしたので窓側の方に写真をお願いしましたら、彼らはマレーシアから中米2週間の旅に来たという4人組でした。
旅行好きらしい彼らは、日本へは何度か来たことがあって、北海道のような寒いところが好きなんだそうです。私が日本人と知ると、(入国カード記入の為パスポートを出すので)、ずっと不機嫌そうにむすっとしていた窓際のリーダー格らしい髪の長い男性がめちゃくちゃ話し始めました。
なんとマレーシアからは、まずマニラへ行き、そこからトロントまで直行便18時間、そしてメキシコシティ まで5時間という、長時間フライトを乗り継ぎ、やっと到着だそうです。
これからメキシコ、グアテマラ、コスタリカ、ベネズエラなどを回るそうです。
グアテマラの火山口へ向かう世界にも一つしかない滑り台?とか、コスタリカの美しい庭とか、面白そうな場所を教えてくれました。 -
マレーシア人の彼らと良い旅を!と挨拶をして別れ、私たちは税関を通り抜け、広々とした到着ロビーに出ました。朝5時ですから人影ほとんどなしです。
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とりあえず、到着出口を出てすぐ右手のこのお店に入りました。
機中で爆睡しましたが、まだ眠い。 -
英語がほとんど通じないスタッフ。絵を見て注文です。
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久しぶりのサラダ。チキンが柔らかくて美味しい!
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ドレッシングはサウザンドアイランド。
美味しかったフレッシュサラダ。友人と分けていただきました。 -
久しぶりのコーラ。炭酸系の飲み物はドリンクバーです。
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ちらほら人が増えてきました。荷物の整理もできたのでそろそろ観光に出ましょう。
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このエスカレーターを登ると出発ロビーです。
これから午後9時頃まで約14時間のメキシコシティ観光です。ワクワクと同時にドキドキ。
安全第一でいきたいと思います。 -
手荷物のうち必要なものだけを持ち、あとは全てコインロッカーに預けます。こちらは有人コインロッカー。24時間180ペソ。有人なので安心です。場所はターミナル2の到着ロビー、一階にありました。
友人はカメラ他、機内に預けられない荷物をたくさん持っていたので、セキュリティ万端なこのロッカーがあって助かりました。
手前のドアは60センチほど空いていて、机で塞いでいます。お兄さんは中にいて荷物を受け取り、ロッカーに入れ、鍵と領収書をくれます。 -
外へ出てバスに乗る前にターミナル2のビルであることをやっと確認しました。
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ターミナル2からメトロまでは直結していません。一番近いメトロの駅は5号線のアンガレス。そこまで一駅バスに乗りました。8ペソ(48円)
この辺は調べて行ったのですが、とりあえずなんでもインフォメーションの人に聞きます。それから空港おまわりさんか関係者に尋ねます。インフォメーションの人は片言でも英語ができますが、その他は手振り身振りでなんとかなりました。
メトロ?オートブス?あとはソカロを連呼して乗り切りました。あれ?習ったスペイン語は?多分少しは役立ったはずです。シェテって、7番線?などと少しは役立ったはずです!(信じよう) -
バスのチケットはドライバーさんから買いました。購入は7時34分。到着してから2時間半も空港でまったりしてたんですね。
行き先はアンガレス、よし! -
アンガレス駅で大半の人が降りましたが、乗ってる人はどこへ行くのかな?
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降りるとすぐに地下鉄入り口です。
道路の向こうはニッサン、手前はメトロ入り口。その間にバス停が見えますよね。そこで下車しました。帰りはこの逆を辿るのかもしれないと、念入りに撮影。 -
ふーん、これがメキシコシティ の地下鉄。スリの被害が多いやつですね。
今年地下鉄ができて50周年を祝っています。
チケットは有人のチケット窓口で買いました。どこまで行っても5ペソ。(30円)安い!! -
四角い地下鉄の顔が珍しくて撮ってみました。
それが音もなくすっと入ってくるのでちょっと驚きます。 -
メキシコシティは、朝夕涼しい高原にあるので皆さんジャケットを着込んでますね。14度くらいだったと思います。
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地下鉄の中。地下鉄ですが途中から地上を走ったりします。
窓ガラスが汚いんですよ! -
恐る恐る乗った地下鉄ですが、寝ている人もいるし、大丈夫そうです。
先ほどからじっとこちらを見ている人がいるので写真は控えよう。 -
地下鉄5号線(黄色)を9駅北上して北バスターミナル(ノルテ)へ行きます。
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北バスターミナルで下車して、人の流れについていきますと、到着しました!
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Autobuses del Norte (通称ノルテ)です。
バスは30分に一本の出発なので、8時半のバスに乗るために急ぎます。
まず往復のチケット(片道52ペソ)をカードで購入し、ゲートを入り、その先のコンビニでお水を買い、それから有料トイレに入り、バスに乗り込みます。 -
バスターミナルは高い塀で囲まれた一画です。外の街の様子は全く見えません。
それにしても道路が凸凹です。ひどい揺れを感じながら、フリーウェイに入るとさすがにそれほどの揺れは無くなりました。 -
フリーウェイにはいり、ややしばらく走ると、バスの窓の左手にはカラフルで可愛らしい街並みがみえてきます。
この辺の情報は、二人で旅をする私たちを心配した日本にいる友人が教えてくれました。SIMカードがサクサクで嬉しい!
来るときトラブっていた友人もなんとかSIMカードが使えるようになっていました。 -
バスターミナルを出発した時は半分くらいの乗車客でしたが、途中のバス停で人々を拾っていくので降りる頃には満席になりました。
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右手の遠くに火山が見えます。
プエブロ州にあるポポカテペトル山(5426m、北米の活火山で2番目に高い)は、首都メキシコシティに近いのですが、2016年に続き、今年は3月、6月に噴火が続いて起きています。大規模なブルカノ式噴火が起きる山です。 -
約70分。ようやくテオティワカン遺跡に到着しました。観光客はココでおりますが、この先へ行く人もいました。
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サボテンのお出迎えです。
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お犬様のお出迎えです。先ほどまでグタッと寝転んでいたのに急に男前な姿!
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入り口で購入したチケットを渡して、さぁ、遺跡を見に行きましょう!
入場料は1人75ペソです。
突き当たりを左手に遺跡が広がっているはずです。 -
遺跡に向かって歩きます。広いのか狭いのか、もちろん広いのですが飛行機の中、地下鉄の中などにいたせいか広さが掴めません。
以前行ったカリブ海クルーズでは、ユカタン半島に船が着き、小舟で半島へ。そこからバスでジャングルの中を片道約1時間半かけてヤマの古代遺跡を見に行きました。
マヤ文明は紀元前5世紀頃から約2000年も栄えた文明。都市国家が共存し、現在のメキシコ他中米4カ国にかけて70の都市があったと推測されています。
ユカタン半島の遺跡はジャングルに囲まれた中にあったので、この高原にあるテオティワカンは、それとは全く違います。まず、広い!!歩いてもなかなか着かない太陽のピラミッド。(ハードな旅の最後で疲れているからなのか?)友人は足を痛めていてゆっくりしか歩けないので澄んだ空気の中、ますますジリジリ焼かれる感じでした!! -
右手が太陽のピラミッドで正面が月のピラミッドです。結構歩きづらい道です。ズリズリと極小石が動きます。
少しずつですが近づいてきました。
強烈な太陽の光になんだかボーッとしてきます。
テオティワカン遺跡は、紀元前2世紀頃建造されたメキシコ最大の宗教都市国家です。巨大なピラミッド都市を建設したのはテオティワカン人と呼ばれる人々。しかし8世紀頃には滅亡して消えてしまいます。どうして滅亡したのか、今も謎だそうです。 -
ようやく太陽のピラミッドに到着。登り始めます。
登るところはもちろん階段ですが、それ以外はデコボコの岩が上まで続いています。 -
太陽のピラミッドの途中で休憩。
高さ65m、底辺の一辺が225mの巨大な神殿です。テオティワカン最大の建築物で、世界では3番目の大きな建築物とか。
1番目、2番目は、エジプトのピラミッドと中国の万里の長城かな?それに次ぐ建築物なんですねぇ!すごい!そろそろ万里の長城へ行かなくては!
(訂正 エジプトのギザ三大ピラミッドのうちのクフ王とカフラー王のピラミッドに次ぐ建造物だそうです)
宗教儀礼のために建造され、平坦な頂上には神殿が建っていたとみられているそうです。
年二回、太陽がこのピラミッドの真上に来る日には、まるで後光が差しているように輝いて見えるそうです。(きゃー!見たい!!) -
巨大なピラミッドの内部にはもうひとつのピラミッドが眠っていて、古い神殿を覆うように今の神殿が造られているそうです。
階段は248段。山梨県久遠寺の階段くらいの数ですが、2240mの高地のため、やたらと心臓がバクバクして、はぁはぁしちゃいます。 -
太陽のピラミッドから見た景色。
1万人の労働者と10年の歳月をかけて造られたとみられています。 -
足の痛い友人は登れないので、さっさと降りてきました。二人で月のピラミッドに向かって歩きます。
これがまた近そうで遠い!
途中で土産物を売ってるおっちゃんからペンダントヘッドを買おうと交渉します。
おっちゃんは日本語が少しできます。つまり日本からの観光客が多いということですね。
ーこれいくら?ハウマッチ?
ー本物の銀。100ペソ。リアルシルバー。ワンハンドレッドペソ。
ー(私たち)(日本語で)ビンボー、ビンボー(だからまけて)
ー(おっちゃん)モアビンボー(私の方がもっとビンボー)
とあっさり却下されました。ビンボーという日本語をしっかり理解していましたよ、このおっちゃん。 -
なかなか到達しません。
独自に高度な文明を持つテオティワカンは、メキシコ盆地を中心に350年~650年の間に繁栄の頂点に達したと推測されています。最盛期の人口は20万人。平和的神制政治が行われ、神官、軍人、商人と階級別に暮らしていたようです。
神官は、高い数学、天文学の知識を操り一分の隙もないピラミッドの建造を指示し、平和的な生活が営まれていたようですが、このテオティワカン人の謎の滅亡後、放置されたこの地をアステカ人が発見し、荘厳なピラミッド群を見て、これこそが神々が建てた都市だと信じたといいます。 -
月のピラミッドを目指してもなかなか遠いです。炎天下、気温はさほどでもないのですが日陰がありません。日陰の良いところはおみやげ屋のおっちゃんに取られています。
足の痛い友人はさぞ辛かったと思うのですが、よく頑張りました。
途中で石の影で休みました。背中に予想外の石の冷たさが伝わってきて癒されました。日向と日陰の温度差大。 -
第1入口から入り、メインストリートを歩き、太陽のピラミッド、月のピラミッドを見て、第3の出口から出ました。出たところに遺跡があり、ちょっと面白い格好をした古代マヤ人。
このあたりは出口なので、トイレとお土産やさんのテントが並んでいました。
お土産やさんを過ぎたところに女性おまわりさんがいたので、(今のところ空港でもおまわりさんは女性でした)ブス?というと指差してくれました。
指差された先は、赤土の駐車場がしばらく続き、道路に出たところに駐車場の入り口がありました。
駐車場の入り口にいたおっちゃんに聞くと、ここがバス停と言います。があたりにバス停らしきものはありません。来る時に見たブルーのバス停の印のポールがありません。
が、ここはメキシコ。バス停がなくても、ここは観光地です。必ずバスが来るはず、となんとなく待っていたら、他にも観光客が来てホッとしました。
5分もしないうちにバスが来たので乗りました。しかしこの赤土!これを見ると熱い! -
バスは、第2出口、第1出口で観光客をさらに乗せて、フリーウェイを通り、同じように小さなバスターミナルやバス停で人を下ろし、乗せて、北バスターミナルに戻ってきました。
その間、歌手?らしき、高音がもっと練習しないと無理よ、という中年男性が歌を歌い、これはチップもらえない程度なので日曜の午後のアルバイトではなく練習??して降りて行きました。
またアイスキャンデー売りの少し年増のお姉さん。一本120ペソですが、外が暑かったのでバカ売れでした。最後尾の座席にいた私たちのところに来た時は三本しか残っていませんでした。
友人は、マンゴー味が食べたかった、さっきバスを待っている時に先に買えばよかった、としきりと言ってました。お腹も壊さず大丈夫だったようです。私はもちろんパス。(君子危うきに近寄らず) -
さて、バスターミナルに戻ってきたのはもう1時を過ぎています。お腹すいたぁー、けれどこの時間このタコスのお店は、休憩らしく売ってくれません。
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日曜日のお昼休みなのか?
ここにはタマレスという、古代マヤ伝来の肉や野菜をトウモロコシの葉に包んで焼いたり蒸したりした料理もあったので、本当に試しに食べてみたかった。
しょうがなく、まさか、サブウェイのサンドイッチやハンバーガーなどは食べたくないので、メキシコ菓子パンのようなお店で一個だけ、買って食べました。空腹では良い旅ができません。このお店もこの後閉店。どーなってるの?
そして例え一個でも食べたのは大正解でした。これから街の中心、観光客が行くべきソカロ地区へ向かうのですが、なんと移動にとても時間がかかったのです。
この続きはまた後ほど。
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旅行記グループ 初めてのメキシコシティ 2019年9月
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