2019/09/07 - 2019/09/07
15位(同エリア68件中)
タブラオさん
夏休み明け最初の土曜日に山梨県に一人で日帰りドライブに行ってきました。目的は、前から気になっていた山口温泉とはやぶさ温泉に入ることでしたが、前回入れなかった下部温泉の下部ホテルにも足を伸ばしてみることにしました。これだけでは面白くないので、ネットを見て興味が湧いた金精軒の水信玄餅を食べてみるのと、ルート的にちょうど良かったので、太宰治ゆかりの地である天下茶屋にも寄ってきました。
で、どうだったかというと、金精軒の水信玄餅は、お味は?でしたが、話題性もあるし実際に見て綺麗でしたので、まあ45分並んだ価値はあったかなと。夏場の土日限定の商品ですので、9月に食べ損なうと来年の夏までお目にかかれません。その意味でも取り敢えず行っておいて良かったと思います。
一方、日帰り温泉ですが、山梨の日帰り温泉の中で硫黄臭がすると言われるところを回ってきました。正直余り期待はしていませんでした。奈良田温泉みたいだったら儲け物くらいの気持ちで行ってみましたが、結果はやはりハズレでした。3つともお湯がヌルヌルと聞いていましたが、奈良田温泉のお湯を何倍かに薄めた程度のパンチ力のないお湯でした。そんな中で山口温泉については、シュワシュワの炭酸泉でおまけにぬる湯であったため好印象でした。日帰り温泉なのに風情もあって、ここだけはまた行ってもいいかなと思いました。
この日の総走行距離は463キロ。ほとんど下道でしたが、窓全開で気持ちよく走れました。気になっていた山梨の日帰り温泉にも行けて、有意義な1日を過ごすことができました。
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最初のお目当ては金精軒の水信玄餅でしたが、高速道路をなるべく使わずに下道中心に行こうと思っていましたので、8時半に金精軒到着を目指して家を5時頃に出ました。
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この日は朝から快晴でした。中央道の相模湖インターを下りていつも通り小菅村を目指しました。写真は途中で見掛けた小さな集落です。いつもは通り過ぎるだけですが、気が向いたので写真を撮ってみました。
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いつもの小菅村の道の駅です。着いたのは6時40分でしたが、早い時間であったため、車もまばらでした。
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花粉の季節には絶対に通りたくない、悪魔のような道ですが、木洩れ日がとても綺麗でした。
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柳沢峠に着いたのは7時25分でした。この日は富士山が綺麗に見えました。
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「裂石温泉 雲峰荘」
柳沢峠を下りて暫く行ったところにあります。ずっと気にはなっていましたが、まだ行ったことはありません。 -
よく見たら土日は日帰り入浴不可と書いてありました。
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途中の景色ですが、甲府の街が綺麗に見えました。
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甲府市内が予想以上に混んでいたため、金精軒の韮崎店に着いたのは9時ちょっと前でした。本店ではなく韮崎店に行ったのは、単純に東京からより近かったためです。着いた時には既に駐車場は一杯であったため、係の方の指示で路上に駐車しました。
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お店に行ったらこの通り! 私の後ろに更に20人くらい並んでいました。
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並んでいる人にうちわが配られました。気が利いていますね。
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ここで500円を支払ってレシートをもらいます。あとは中に入って、レシートと水信玄餅を交換するだけです。
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水信玄餅以外のお客さんはそんなにいないためか、中はそれほど混み合っていませんでした。
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レシートと引き換えに水信玄餅を受け取りました。どんどん渡すだけだから、もっと回転が良くても良さそうな気もしますが、結局並び始めから45分かかってしまいました。
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レシートを貰い、店内に入ったらすぐに水信玄餅をゲットできました。これに500円というのはどうかと思いましたが、水晶玉みたいでとても綺麗というのは、その通りだと思いました。
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陽の光に当てるとより一層輝いて見えました。形を壊してしまうのが勿体なくてなかなか食べられませんでした。
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持ち運ぶ時にちょっと揺れるだけでもプルンプルンと小刻みに揺れて、みずみずしいというか、艶かしいというか…。
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スプーンですくって形を崩してしまうと、ちょっと悲しい形になってしまいました。黒蜜ときな粉と一緒に食べましたが、歯応えもなく、水のような感じで、味があるのかないのかすらわからないまま、一瞬にして食べ終わってしまいました。いっそのことそのまま一気に口に含んで、口の中でコロコロ転がしながら感触を楽しんでおけば良かったと、後になって後悔しました。
いずれにしても夏場の土日限定商品ですので、この9月に食べないと来夏まで食べられません。その意味でも、取り敢えず食べておいて良かったかなと。 -
お店の前に長椅子が置いてあって、みんな長椅子に腰掛けて食べていました。
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食べ終わって金精軒を出たのが10時前。出る頃にはほとんど並んでいませんでしたので、列が一番長い頃に行ったようです。遅い時間に行くと売り切れてしまうリスクはありますが、中途半端に早く行くより、少しずらして行った方が賢いのかも知れません。
写真は金精軒を出たところですが、目の前に富士山が綺麗に見えていました。 -
韮崎の金精軒を出て、次の目的地の山口温泉に向かいました。この日は晴天なのは良かったんですが、30度を優に越える猛暑であったため、途中まで窓全開で頑張っていましたが、流石にエアコンに切り替えました。
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山口温泉に着いたのは10時40分でした。住宅街のど真ん中にあるとは聞いていましたが、何も変哲のない住宅街の狭い道を通って行くと突然現れました。
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一見、日帰り温泉施設というより、スペイン風というか、南国リゾートのコテージのように見えました。
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山口温泉の表札を確認して中に入りました。
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中は民宿のような公共のお宿のような雰囲気ですが、ここには宿泊施設はなく、日帰り入浴専用です。山口温泉の由来はオーナーが山口さんだからだそうですが、飾らない素朴な雰囲気は好印象でした。600円を払って早速お風呂に向かいました。
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受付の上部に飾ってあった、山口温泉の凧(なのかな?)。色合いも良く、風情が感じられました。
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受付のすぐ左手に男湯の入口がありました。
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戸を開けたらこんな感じ。普通の公衆浴場です。右側に着替え用のカゴがあり、左手にロッカーがありました。
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着替え用のカゴ。普通な感じでした。
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まず最初に内湯を覗いてみたら、誰も入っていなかったため、早速激写しました。次に露天風呂を覗いたらこちらも誰もいなかったため、また激写。
最初に内湯に入ってみましたが、結論から言うと、この日入った3つの温泉の中で最も気に入ったのが山口温泉でした。浴室に入った瞬間にもわっと熱く湿った空気を感じたため、お湯が熱いのかと思いましたが、少しぬるいくらいの私にはちょうど良いお湯でした。硫黄泉とのことで期待していましたが、内湯に微かに硫黄の匂いが感じられた程度でした。それよりもここのお湯の売りは、炭酸泉でシュワシュワなところです。何となく泡が身体に付くレベルではなく、泡が纏わり付いてくるレベルでした。写真の下の部分のお湯が白く濁って見えますが、これは泡で白くなっているものです。それとシュワシュワだからヌルヌルに感じるのか、元々お湯がヌルヌルなのかはわかりせんが、ヌルヌル感もいい感じでした。ただ、同じ山梨の奈良田温泉と比べてしまうと、トロトロという程ではなく、硫黄の香りといい、お湯の濃さといい、奈良田温泉のような絶賛レベルではありませんでした。ただ、シュワシュワ感とぬる湯は好印象で、私の総合評価は高いです。 -
住宅街のど真ん中にあるにも拘わらず、露天風呂には風情が感じられました。蚊取り線香の臭いが強くて硫黄の匂いは感じられませんでした。
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入って暫くは1人でしたが、やがて地元の人と思われる方が入ってきて、最大5人まで増えました。一人で入りにきている方ばかりのようで、みなさん、静かにお湯に浸かってらっしゃいました。地元の方が多いと地元の人の社交場のようになってしまい、居心地が悪く感じることが多いですが、ここではそういうことはありませんでした。好印象だったのはそれもあると思います。
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お湯は透明ですが、少し黄緑がかっていました。
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お湯が注ぎ込んでいる辺りは、内湯と同じく気泡でお湯が白く濁っていました。
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内湯もそうですが、露天風呂もお湯がドバドバ流れ込んでいました。ここは飲泉も出来て、ペットボトルにお湯を入れて持ち帰ってもOKと書いてありましたが、二人組のおじさんが2リットルのペットボトルをかごに入れて大量に持ち込み、2つのお湯注ぎ口に長時間に亘り張り付いて、ペットボトルにお湯を入れていたのには唖然としました。そんなに価値があるものとは思えませんでしたが、そこまでして欲しいと思う人がいることにも驚かされました。
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ここのお湯が気に入って、結局、山口温泉には1時間以上入っていました。他にも温泉も回る予定であったため、途中で切り上げましたが、下部温泉とはやぶさ温泉がどんな具合か知っていたら、ずっとここにいました。それくらい泉質も素晴らしいし、居心地のよい温泉でした。欲を言えば、同じ甲府盆地でももうちょっと東京寄りだったら良かったんですが…。
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お昼はローソンでパンを買って、ローソンの入口のところで立って食べました。景色が良いところで食べられたら良かったんですが、そんなところないし、日向は暑かったし…。
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次の目的地の下部温泉に着いたのは13時30分でした。どの温泉に入るか色々調べましたが、興味のあった「くつろぎの宿 裕貴屋」「古湯坊 源泉館」が日帰り入浴をやっていなかったため、消去法で「下部ホテル」にしました。
8月に来た時も、下部ホテルに寄ったんですが、その時は3時過ぎに来たため、結局入れずに他にしました。今回は3時に間に合うように急いで来ましたが、受付で聞いたら8時まで入浴可とのことでした。前回は3時までと言われて断られたと受付の方に言ったら、夏休み期間等、繁忙期は時間制限をしているとのことでした。 -
1200円を受付で支払い、早速お風呂に向かいました。ここのお風呂は硫黄泉をうたっているため、一応期待していきましたが、結論から言うと全くの期待外れですぐに出ました!
まずは最初から予想していましたが、風情などありませんでした。そのまんまスーパー銭湯でした。硫黄泉と書いてあるお風呂に入りましたが、入った瞬間は全く臭いがせず、何かの間違いではと思った程でした。よ~く嗅いでみると、まあ確かに隠し味のように僅かに硫黄の臭いはしますが、これで硫黄泉? おまけに熱いし…。沢山の種類のお風呂はありましたが、予想外に全て熱くてガッカリ。ヌルヌルするとか書いて有りましたが、どのお風呂もヌルヌルのお湯ではありませんでした。それから下部温泉というと低温湯ですが、低温湯は1つしかありませんでした。露天風呂でしたが、とても狭くて、その中で他の方が中央部をでーんと長時間占拠していたため、端っこにちょこんと入れた程度で、とても居心地が悪く感じました。その露天風呂の低温湯だけが若干の炭酸泉でしたが、シュワシュワ度は山口温泉の足元にも及ばないレベルでした。
散々悪く言いましたが、あくまで私に合っていないだけで、一般的には「信玄の隠し湯」と呼ばれる評判の良い温泉です。この日もたくさんの宿泊客の方がロビーにいましたので、やはり人気の温泉のようでした。 -
せっかく下部温泉まで来ましたので、温泉街を少し歩いてみることにしました。まずは身延線の下部温泉駅。無人駅だそうです。下部ホテルは下部温泉駅からすぐでした。
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下部温泉の温泉街ですが、下部温泉駅からだと少し離れていて、歩いて10分位です。車で行きましたが、古い温泉街ということもあり、駐車するところに苦労しました。時間帯のせいか歩いている人も少なく、少し寂しい感じでした。
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「くつろぎの宿 裕貴館」
1300年の歴史を誇る老舗旅館です。登録有形文化財に指定されているようです。洞窟風呂も良さそうですし、宿泊料金もそんなに高くないようですので、夏場に泊まりに来るのもいいかもです。 -
下部温泉を出たのが15時30分。精進湖、河口湖経由で天下茶屋を目指しました。天下茶屋は河口湖から笛吹市に抜ける御坂みちの旧道沿いにあります。太宰治ゆかりの地としても有名です。太宰治はここに3ヶ月滞在し、天下茶屋は小説「富嶽百景」の舞台になりました。随分前に一度来て、お汁粉を頂いた記憶がありますが、ちょうど通り道でしたので寄ってみました。
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ここから見える富士山が絶景なんですが、残念ながら夕方になって雲が広がり、よく見えませんでした。
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天下茶屋に着いたのは5時過ぎでしたが、残念ながらちょうど閉店したところでした。車を停めて写真を撮っていたら、写真の白のWRXの方から声を掛けられ、その場で話し込んでしまいました。山口温泉でも車好きの方から声を掛けられましたが、同じ趣味の方とは話が合います。
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旧道のトンネルです。古さも怖さも全く感じない旧道トンネルでした。旧道そのものも、道幅が狭いわけでもなく舗装もされていたため、かっ飛ばすにはちょうどいい道でした。
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次に向かったのが、楽しみにしていた「はやぶさ温泉」です。夜の9時までやっているのを知っていましたので、最後に行くことにしました。
はやぶさ温泉に着いたのが18時40分。外は真っ暗でした。駐車場がやたらと広くて県外も含めてたくさんの車が停まっていましたので、中は人が多いことが予想され、第一印象は良くありませんでした。 -
はやぶさ温泉の入口。入ったら玄関口で人がごった返していました。
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お風呂に入る前に併設の食堂で夕食を食べることにしました。お風呂に行っても人が多い雰囲気でしたので、時間をずらすのも目的でした。
「富士山 ゆずサイダー」。ご当地サイダーですが、美味しかったです。 -
とろろそば定食をいただきました。ご飯のおかずに困りました。
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写真はネットから拝借したものです。極上湯と紹介されることが多い温泉でしたので、期待して行きましたが、結論から言うとイマイチでした。泉質なら山口温泉の方がずっと好みです。
まずは硫黄臭ですが、申し訳程度にそれらしき臭いがするだけです。まずこれでガッカリ。ヌルヌルすると書いてありましたが、これも期待ほどではありませんでした。下部ホテルと同じで、お湯にパンチが全くありませんでした。地元の人が集まる社交場的な温泉であるため、地元の人同士の会話が気になり、とてもリラックスして入れる雰囲気ではありませんでした。
いつもドライブコースに近いですからロケーション的にはグッドなんですが、山口温泉がはやぶさ温泉の場所にあったら良かったのにとついつい思ってしまいました。 -
はやぶさ温泉を出たのが8時過ぎ。そこから柳沢峠を通って、行きと逆ルートで帰ろうかと思いましたが、ガソリンに余裕がなかったため、ガソリンスタンドを求めて、結局大月まで20号線を東に進みました。大月からまた小菅村方面に向かい、行きと逆の道を通って相模湖方面を目指しました。
写真は小菅村の近くの集落ですが、夜の10時近くにも拘わらず灯りが点いていて、車が集まっていましたので、車を停めて覗いてみました。 -
なかなかこういうものも間近で観る機会もありませんので、たまたま見れてラッキーでした。
結局最後まで下道を走りましたので、家に着いたらちょうど12時でした。総走行距離463キロ。いつもながら充実の日帰り温泉ドライブでした。
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