#64　フェロー諸島最大の祭典 聖オラフの日 世界最大のチェーンダンス　-絶景のフェロー諸島３-

2017/07/29 - 2017/07/29

7月29日を迎え、フェロー諸島最大のお祭り、聖オラフの日の本祭が始まります。
伝統的な衣装を着た人々が次々と集まり、小さな島は熱気に包まれます。

祭りのクライマックスは深夜24時から始まるチェーンダンス。
広場に集まった1万人以上の人々が手をつなぎながら朝まで踊ります。


7/29の様子です。
全体旅程
7/27　羽田⇒フランクフルト⇒コペンハーゲン⇒トースハウン
7/28　聖オラフ祭　前日祭
7/29　聖オラフ祭　当日
7/30　ヴォーアル島・ストレイモイ島
7/31　トースハウン⇒ギョグ
8/1　ギョグ⇒トースハウン⇒レイキャビク⇒アークレイリ
8/2　アークレイリ⇒ミーヴァトン湖
8/3　ミーヴァトン湖⇒ゲイシール
8/4　ゲイシール⇒セリャラントスフォス
8/5　セリャラントスフォス⇒レイキャビク
8/6　レイキャビク⇒コペンハーゲン⇒ミュンヘン⇒
8/7　⇒羽田

エリア ストレイモイ島(フェロー諸島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

聖オラフの日の朝です。
前日は遅くまで賑やかでしたが静かな朝を迎えました。

雨が降っていますが、朝は9時頃から大聖堂で行われる合唱や演奏の中継で始まりました。
厳かな音楽の演奏もあります。

11時になると広場前にある議会で、フェロー諸島の議会が開かれます。
外では合唱で国歌も歌われました。

雨が降っていますが、たくさんの人が集まっています。

この日も早めにお昼を食べました。
場所は昨日のホテルハフニア近くのお寿司屋さん。外装がおしゃれなお店です。
実は海外でお寿司を食べるのは初めてでした。

当時は1クローネ=約18円でした。
仕方ない部分もありますが、物価の高さは否めません。

お寿司以上に感動したのは、皆さんお箸を随分上手に使っていましたことでした。

これで165クローネ。日本円で3000円近くします。
高い・・・

雨はほとんど上がったので、午後はトースハウン市内を街歩き。

広場の脇には議会場があります。
議会終了後は自由に見学することができます。

議会の定員は33人。
軍事などはデンマーク本国が決めますが、
それでも自治領として殆どの案件をこの議会で決めていきます。

港のダンス会場は昨日以上に多くの人が踊っていました。
こういう光景は幸せをもらえる気がします。

歩いていたら地元TVの方に声をかけられました。
放送されたかどうかはともかく、インタビューされました。

この祭りを見るために日本から来たと言ったらすごく喜んでくれました。

夕方になると港付近で次々とイベントが行われます。

すごい人！！

トースハウンの人口は2万人しかいません。フェロー諸島全部合わせても5万くらい。
そのうち今ここにいるのは何人だろうか・・・というくらいたくさんいます。
おそらく1万人は軽く超えていると思います・・・

すごい熱気とパワーに圧倒されました。
それでも、海からの風は涼しくて、居心地はすごく良かったです。

夜11時ごろから広場に人が集まり始めました。
いよいよ祭りもクライマックスです。

12時になると歌が始まります。
現地ではMidnight Songと言っていました。
フェロー諸島に関係のある歌が21曲歌われます。
演奏は一切なく、ひたすらみんなで歌い続けます。

21曲中の17曲目は「蛍の光」でした。
元々はスコットランド民謡だから関係があるんでしょうね・・・

おそらく、広場にいるのは1万人を軽く超えて、12000～15000人くらいはいそうです。

そして最後の唄が終わると、みんなが手をつないでチェーンダンスが始まります。
この時点で深夜1時近く。

1万人以上が手をつないで踊る様子は圧巻です。

私も仲間に入れてもらいました。
日本から来たと言うと踊り方を丁寧に教えてくれました。

最初は大きなチェーンですが、時間が経つにつれて少しずつ小さくなっていきます。
2時過ぎると半分ほどに。
それでも最後の人は朝6時ごろまで踊るそうで、１年に１度の島のお祭りを楽しんでいました。

翌日からフェロー諸島の絶景を回ります。