早朝珠海から港珠澳大橋を通って香港空港へ

2019/08/19 - 2019/08/19

台風で上海へのフライトキャンセルから始まり、マカオでは連日雨に悩まされた夏休みは今日の帰国で終わりです。

日の出前に港珠澳大橋で香港に渡り、点心食べてから帰国するつもりでした。
うーん、やはり予定通りには進みません。

それでもいろんなことを発見したので、今後の旅に役立つことができればいい。
また9月に再訪するので、今度は台風に遭遇しないようにお参りしないといけません。

加油香港！

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

一時はデモにより閉鎖されていた香港空港。
14日から乗客以外は建物に入場制限がかけられ、それ以降フライトキャンセルの情報がありませんでした。
それにしても、なぜかニュースサイトやアプリで情報入手を試みるがなかなか繋がらない。
現地simはもちろん、宿やあちこちのwifiでも最後でエラー発生、大陸では規制をかけているのかなぁ。
そのため連日マカオに行った際にニュースチェックをしてました。

午前3時半に起床。
前日早めに就寝しても、やはりちょっと眠い。
当然宿の女将もいないから、いつものように部屋の鍵をテーブルに置いてチェックアウト。
さっそく拱北口岸に向かいます。

まだ4時なので、拱北口岸は朝6時まで閉まってます。
横琴口岸なら24ｈ開放なのだが、この時間だとタクシーだし、マカオ入国後もタクシーになるからちょっと面倒くさい。
なので港珠澳大橋を利用することにしました。

港珠澳大橋珠海口岸行きのバス停ですが、タクシーしかいません。
一応、バスの運行時間は0時から24時になっているけど、やはり深夜は運行していない模様。
とりあえず近くに腰掛けて待ちました。

4時20分頃、バスが到着しましたが、運転手は後部座先に引きこもって居眠り。
これが6時の始発バスでした。
今から横琴口岸からマカオに入り、ターボジェットで香港に向かうことも考えました。
この場合、香港上環に早くても6時過ぎに到着、点心食べに行ったらフライトの時間がかなりギリギリになるのであきらめました。

5時に近づくと拱北口岸にも明かりがつき、6時の開門に向けての準備開始です。
拱北口岸からターボジェットで香港に戻ることもできるが、時間的に香港島でゆっくり出来ないからあまり意味がない。
これなら港珠澳大橋経由で直接空港に向かったほうがいいと、最終的に判断しました。

結局、1時間半近く拱北口岸前のベンチでうとうとしながら待機。
バスの運転手も5時半過ぎには起床し、車内の明かりを点けました。
そしてバスは予定通り６時に港珠澳大橋珠海口岸に向けて出発。
乗客は８人ほどで、ほぼ通勤客でした。

早朝は渋滞もなく、港珠澳大橋珠海口岸に１０分ほどで到着。
しかし、いつもと異なる場所に停車しました。
深夜早朝は別の入り口を利用するようです。
そういえば、前日マカオから珠海に抜けるときのホールは深夜閉鎖されるような案内を見た覚えが。

中国側の出国審査を終えて、夜間用の通路に出ます。
ちょうど珠海口岸の建物の南側を回るように歩いていきます。

珠海口岸のホールを通過せず、直接バス乗り場に到着しましたが、チケットを買っていません。
なので一旦建物内に入りましたが、この時間だとカウンターに人がいない。
自販機で購入することにしましたが、ここで困ったことに。

自販機がスマホ決済のみでした。
後で気づいたのですが、現地simの残高が１元切ってました。
なので決済しようにもデータ転送がうまくいかない。
結局、無料wifiをどうにかつなげて、チケットを購入することが出来ました。

チケットを無事購入したので、バス乗り場に進みます。
しかし人もバスもいない...
ちょっと待っていると、係員が来て
「こっちの乗り場からバスが出るから、改札の前で並んで待ってろ」

５分ほどで改札オープン。
さらに５分後にバスがやってきました。
ほとんどの人が手荷物程度で、観光客ではなさそう。

港珠澳大橋のバスには荷物制限があります。
いつも見てると大きなスーツケースのお客さんも多いので、以前係員に尋ねると問題ないといわれました。
今回は無印良品で買った104リットルのスーツケースに、アマゾンで買った60リットルの折り畳みバッグ。
特に何も言われず、そのままバスの荷物入れに納めました。

６時４５分すぎにバスは出発。
もう日の出は過ぎているが、雲が多くて太陽を見ることは出来ません。

バスに乗っているうちにウトウトと寝入ってしまいました。
ちょっと眩しいなぁと外を見ると、やはり太陽は雲の中。

約40分ほどで香港ポートに到着しました。
ちょうどキャセイの飛行機が着陸寸前。
空港は閉鎖されず、うまく稼動しているよう。
B4バスに乗って空港に向かいます。

空港に到着しましたが、どこで入場制限かけているのかなと思っていたら、バスターミナルへ続く緩やかな坂道にパーティション発見。
中央は空港から出る人の通路で、右側でなにやらチェックしてました。

昨日カジノに向かうバスの中でオンラインチェックインしたので、その画面を見せました。
これで終わりかと思ったら、数十メートル歩いた先で再度チェック。
今度はパスポートとチケットのチェック。
ダブルチェックなんてまるで中国みたい。

一応職員もチェックされてます。
デモ隊の偽者が混じっていないか調べているのかも。
でも多くの香港市民の方が、デモ隊の中に政府関係者や中共のスパイが混じっていることを疑っているので、なんだか逆のように思えるのだが...
まぁ、中国本土ではデモ隊はテロリスト扱いだし、そのテロリストが空港に入らないようチェックしてます、みたいなフェイクニュースを流すためでしょうか。

出発フロアは整然としていました。
月曜日だということもあるが、チケット保有者しか入れないから見送りの人がいない分空いているのかも。
ANAのカウンターには行列が出来てましたが、既にチェックイン済だからバゲージドロップですぐに荷物を預けて、出国審査に向かいました。
荷物検査も空いていて、e-channelだから出国手続きも簡単。
そういえば、以前はe-channel保有者がパスポート更新して始めての入国時はイミグレで並ぶ必要があるが、通過後そのままe-channelブースに行けば新パスポートも登録してくれました。
しかし今度は新パスポートも空港利用実績が必要になったみたいです。

朝3時半起きだが、まだ朝食食べてないのでラウンジで小腹を満たします。
同時にニュースとGメールやFBチェックも欠かせません。
汗を流したいし着替えもしたかったが、シャワールームは10時以降なら空きがあるけど残念、フライトは9時40分出発です。
早めにラウンジを出て、トイレで着替えてから搭乗しました。

前日のオンラインチェックインで、無料で15Hとエコノミー最前列を確保できました。
最前列は前に座席がないので圧迫感がないが、足が壁に当たりちょっと窮屈。

お隣は空席なので、ちょっと気分は楽。
でも最前列はアームレストを上げられないので、座席を広く使うことができません。

いつもは見ない出発間際の安全ビデオは外国人向けなのか歌舞伎系。
でも白塗りだと背景の白と被ってちょっと見にくいかも。
ANAなのだから、背景青でよかったのでは？

空港から西向きに離陸して、その後時計回りで日本へ方向転換。
ちょうど数時間前に通過した港珠澳大橋の香港側の人工島が見えました。

CAがお勧めした機内食は魚。
以前テレビで見たが、機内食が偏りそうなときは人気がない方を美辞麗句でお勧めするそう。
今回は肉に偏りそうだと判断したのでしょう、魚を選んだら「ありがとうございます」と言われました。
基本的に機内食はさっぱりしたいので、事前にシーフードや糖尿病食を申し込むことが多いです。

成田に無事到着。
最後まで雨にストーキングされた気分。
このときはあまり気にならなかったが、滑走路がかなり混雑してました。

滑走路を進んでいくが、ターミナルに近づく気配がないと思ったら、何にもないところで停止。
成田空港到着時にバス移動するのはLCCなら経験あるが、ANA便では初めて。
よくあることなのでしょうか？

バスに乗って入国審査場に向かうと、入ってすぐに人ごみに遭遇。
みんな外国人用カウンターに並んでいます。
日本人は顔・指紋認証レーンがあるが、この人ごみを越えた先にあります。
明らかに日本人の方が入国審査を短時間で終えられるから行列になることは少ないから、入り口に近い方に日本人レーンを分散させればいいのに。
なぜこのような配置にしたのか、ちょっと理解できません。

人ごみをすり抜けて、顔認証で入国し、バゲージクレームに向かうと税関では長蛇の列。
どのくらい時間がかかるのかと落胆したが、この後それ以上に気分爆下げに遭遇しました。

荷物レーンに到着したが、ちょうど武漢便が流れ始めたらしく、とんでもない量。
担当者がイミグレの状況を確認せず、型通りの対応しかしてない。
荷物を立てて隙間を作るが、長蛇のイミグレでそもそも荷物を取りにくる外国人がいないから荷物が溜まるだけ。
どんどん荷物降ろせばいいのに、結局隙間がなくなり荷物が流れなくなる。
別のレーンはどんどん荷物が捌けているのに、このレーンだけ荷物とそれを待つ人で溢れてました。