イーハトーブマラソン＆花巻・遠野の旅　

2019/04/19 - 2019/04/22

イーハトーブマラソンに参加するための3泊4日の旅行。岩手といえば、宮沢賢治。賢治の童話が好きな私は、一度は訪ねてみたかった花巻。遠野物語の遠野にも訪れ、大学時代の親友にも会って、夜は、花巻温泉を楽しむ。マラソンのタイムはそこそこだったけど、一応は完走。四国では完全に終わっていた桜の花見がここで再びできたことはラッキーだった。

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

7時津乃峰発のバスで伊丹へ。空港で2時間あったの意で、久しぶりに屋上テラスに行き、植物花壇を楽しむ。飛行機の離発着を見ながら、買ってきたお弁当でランチ。20分遅れで出発した飛行機で岩手へ。花巻空港には15分遅れで到着。外の風が冷たかった。

↑伊丹空港

屋上

屋上庭園

岩手上空

もうすぐ到着

いわて花巻空港

　

ようこそ岩手へ

レンタカーを借り、まずは、農業高校の中に移設されている羅須地人協会を見に行く。有名なポーズの宮沢賢治の銅像が あった。

↑標識

羅須地人協会　入口の門

有名な宮沢賢治像

石碑

玄関の伝言板。「下ノ畑ニ居リマス」のチョークの字が上塗りされて濃すぎて笑えた。

移設された羅須地人協会の建物

D建物の横の広場で高校陸上部がストレッチ

まっすぐに行くと高校の校舎

そこから、20数キロで今夜の宿へ。途中でマラソンコースの試走もした。愛隣館は大きなホテルで、川辺に建っていた。いろいろなお湯が3か所あり、今日は川の湯と森の湯に入り、明日南部の湯に入る予定。夕食はおいしかった。民謡歌手のステージ も少し観る。明日は、宮沢賢治を追いかける旅をする予定。本日11120歩。思ったより多いのは、空港の屋上テラスをぶらぶらあるいたせいか。

↑試走中

愛隣館看板

風格があるホテル外観

部屋は広く、和室、ベッドルーム、ソファコーナーの3つに分かれている

洗面台が2つあるのは便利

部屋の窓から外を見ると

こいのぼりが空を泳いでいた

民謡ショーを見た

4/20
　朝6時に起きて、ホテルの裏山の丘へ散歩する。赤い橋を渡ると、ラベンダーやらユリやらの花壇があるのだが、冬枯れの状態。そんな中、カタクリの花だけは可憐に咲いていた。散歩から戻って温泉へ。3つ目は、立ち湯の南部の湯にゆっくりといっても、立ち湯だからそこそこゆっくりしてから出た。朝食はバイキング。朝ドラを見てから、9時に出発。

↑赤い橋を渡って裏山へ

丘には冬枯れの庭が広がる

東北の春は寒い。氷が張っている。

カタクリの花が咲いている

丘からホテルを臨む

　最初、昨日少し走ったマラソンコースの違う道をたどって、会場の運動公園の位置を確かめた。

↑明日のマラソンで走る道

　それから、観光開始。花巻といえば宮沢賢治。まずは、宮沢賢治博物館へ。賢治の作品はたくさん読んでいるし、童話集も持っているので、親しみがあり、展示の説明も興味深かった。それから、賢治の学校・童話の村、イーハトーブ館、と巡る。車移動だったが、3つは近いところに固まっていて便利だった。

↑賢治博物館到着

門のところの看板「雪渡り」

石碑「よだかの星」

入口には「猫の事務所」

銀河ステーションは　童話村の入場門

賢治の森

童話館の建物

賢治の木

不思議なトンネル

虫の世界

セロ弾きゴーシュ

風の又三郎

セロ弾きゴーシュ２

賢治の学校　賢治の教室

星の教室

イーハトーブ館へ

イーハトーブ館　玄関

賢治とゴッホ

賢治関連の資料館

展示の様子

　そこから、隣の遠野市に向かう。お昼になったので、レストランを探して、「はらこ丼」を食べる。宮城名物となっていたので、ここ岩手でしょと思ったら、この店が東北全域にチェーン店を持っていることが分かった。まあまあおいしかった。遠野では、遠野物語の館へ。語り部の東北弁による語りを聴けたのがよかった。リクエストを聞いてくれて、私が「河童の話」と言ったら、悲しい河童の話をしてくれた。山女の話や天狗の清六の話もしてくれた。遠野には、昔話が山ほどある。

↑遠野　物語の館　入口

東北弁の語り口

天狗や鬼、河童の話がたくさん

古い大きな家が保存されている

語り部のグループの中でただ一人の男性だとか

　その後、10分ほどドライブして、伝承館へ。おしら様の部屋がちょっと怖かった。「曲がりや」といわれる大きな農家を見学。歩いて「カッパ淵」も見てきた。

↑伝承館　到着

館の玄関

うまや

畳の部屋

おしらさま。言い伝えがちょっと怖い。

おしら堂

曲がり屋。厩と母屋が一緒になった屋敷。

板倉

道沿いに木彫りの河童。名前は安全太郎。

案内標識

カッパ淵への道しるべ

初めて見たホップの畑

ホップの畑２　株だけ残っている

ホップ畑の説明

寺の門

カッパ淵

カッパ淵は、小さな川

狛犬もカッパ犬

白いこぶしの花が満開

　無料高速道路を50分ほど走り、花巻駅前のホテル「グランドシェル」にチェックイン。すぐにOさんと会って、居酒屋「おでれんせ」　へ。明日のお互いの健闘を願って乾杯。夕食後、宮沢賢治の銀河鉄道のライトアップを見に行く。今夜は、花巻駅を見下ろす8階の部屋で寝る。明日は本番。ハーフだから、まあ心配はないけど、頑張るろう！！本日14538歩。まあまあ歩いている。

↑ホテルの窓から花巻駅が見える

居酒屋「おでれんせ」

銀河鉄道のライトアップ

　

4/21
　駅前のホテルで目覚める。コンビニで買ってきてあったサンドイッチとスープで朝食。Oさんがレンタカー（私たちのレンタカーは返却済）で迎えに来てくれて、7時半ごろホテルを出て、会場へ。スタート前には少しジョグをしたり、会場付近の写真を撮ったり・・・。会場のすぐ隣に大谷翔平や菊池雄星を輩出した花巻東高校があった。二人の名前の垂れ幕を駐車場の桜の背景にして撮影。

↑駐車場の桜

駐車場の横に、かの有名な花巻東高校

さっそく当日受付へ

会場のグラウンド

会場案内

幟が風に揺れている

　8:50 、ハーフスタート。すぐに田園風景の中に入って、遠くに雪をかぶった山を見ながら走る。10km地点で、折り返してきた夫と、さらに少したってOさんとすれ違う。折り返しまで無理をせず7分台で走り続けた。やはりハーフはフルに比べると楽。結局2時間33分でゴールしたのだが、ラストまでへたることもなく余裕のゴールだった。後で思ったことだが、もっとしんどいくらい走ったら、10分くらいは短縮できたかも。次は、余力を残さず、全力でチャレンジするのもいいかもしれないと思う。足がつらなかったから、後々のことを考えるとこれでよかったとも思うのだが。

↑田んぼの中の道路を走る

車で試走したコース

折り返し地点

ゴール

　ゴールしてから、おそばとおにぎりを食べて、岡田さんに車で送ってもらって花巻駅まで戻る。途中で花巻神社に立ち寄ったら、境内で綱引き大会をしていた。Oさんと二人（同じ趣味！）御朱印状をゲット。駅で気仙沼の友達に会いに行くというOさんと別れる。

↑花巻神社は階段の上

神社の鳥居

神社では、綱引き大会が始まるところだった

　荷物を駅に預けて、宿へのシャトルバスが来る時間まで駅の近くを散策。まずは、来る前にチェックしてきた「林風舎」へ。宮沢賢治をモチーフにした童話の世界そのままの素敵なカフェだった。

↑カフェ林風舎

カフェの中

　それから、花巻城址へ。城跡らしきものはなく、あちこちの立て札と門だけ見て駅に戻る。

↑見学グループと重なった圓城寺門

門の説明

鳥谷埼神社の階段

あの大きい木は？

近づくと、千本かつらの木

桜の向こうに花巻の街

花巻城時鐘

時鐘の桜

風情がある橋

下は川

いいね！銀河鉄道のベンチ

駅前に戻る

駅前のモニュメント　いい感じ

3時過ぎのシャトルバスは満席。花巻温泉は谷に沿って宿がぽつぽつと続いている。藤三旅館は昔からの古い旅館。温泉が4つあり、湯治部も備えている。夕食前に2つ、夕食後にも１つ入って寝た。今日はめっちゃ多い！ハーフを走ってから、街中を歩き回ったので。フルを除いて、歩数6万越えは初めて。

↑これは観光用のシャトルバス

2/22
朝ゆっくり起きて、朝ドラを見てから、朝食会場へ。9時過ぎに岩手の友達が夫婦で会いに来てくれて、車で空港まで送ってくれることに。途中で枝垂桜の公園と宮沢賢治の菩提寺「身照寺」へ。ここの枝垂桜も素晴らしかった。徳島ではとっくに終わった桜をまた楽しめる幸せ！

↑ぎんどろ公園の桜満開

看板

しだれが美しい

身照寺への階段

寺の桜も見事なしだれ桜

宮沢賢治の供養塔

そばにフクロウ

寺の庭

身照寺は宮沢家代々の菩提寺　御朱印と御朱印帳をゲット

大きな乳母車で保育所さんも花見

　空港で4人でお茶してからさよならをする。たくさんお土産までもらった。久しぶりに遠くの友と会えてうれしかった。「持つべきものは友」と思う。12:25搭乗、伊丹でランチタイム、少しゆっくりしてから高速バスで徳島へ。9時前に帰宅した。

↑空港まで見送ってもらう

淡路で見た夕焼け