2019/08/11 - 2019/08/13
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多摩川コナンさん
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この旅行記スケジュールを元に
北京駅から国際列車K23に乗りモンゴルのウランバートルへ。しかもこれで東アジアの国・地域はすべて制覇することができた!
今回は、モンゴルが日本人ビザ免除になったため、「これはいい機会」と夏休みを利用してモンゴル旅行を計画。しかも、あまり知られていないが、北京からウランバートルまでは国際列車が運行している。鉄オタとしていつかは乗りたいと思っていたK23、ここぞとばかりに乗車してきた。
中国‐カザフスタンに続く第2回目となる列車での国境突破。今回も途中で車両を持ち上げた車輪交換があるなど、イベント目白押しだ。
初回は国際列車の乗車記録を中心にまとめていきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8月11日(日)、北京駅そばの北京国際飯店1階にある中国国旅CITSの窓口へ。北京駅発の国際列車の切符はすべてここで販売されている(駅窓口では買えません)。
北京発ウランバートル行きの国際列車は毎週月曜日と火曜日に運行している。
(ちなみに月曜日はモンゴルの車両、火曜日は中国の車両)
土日は午前中(9時~12時)のみ営業なので、月曜出発を計画している人は要注意。また営業時間は不定期で変わる模様なので、それも要注意。Beijing International Hotel ホテル
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2,000元(3万ちょっと)で高級軟臥のチケットを購入。
明日(12日)の朝7時27分発。ウランバートルまで約30時間の道のりだ。 -
8月12日(月)、朝6時半に北京駅に到着。
上海駅とは違い、国際列車の乗客も通常の入口から入場する。
自分も身分証・チケットチェックと荷物検査を済ませて入場。北京駅 駅
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K23の乗車口である807。
ちゃんと掲示板に「烏蘭巴托」と書いてある。 -
発車の30分前に駅係員に列に並ぶよう言われ、検票が始まった。
乗客は20~30人とかなり少ない。
ちなみにほとんどの客は中国国内の途中駅で降りてしまい、本当にモンゴルに行くのは自分含め10人もいなかった。またそのほとんどが欧米人だった。 -
検票を済ませてホームに降りると・・・。
でた!見慣れぬ白い車両!
これはモンゴルの車両で、月曜日がモンゴル、火曜日が中国の車両となっている。 -
行先票を撮影。
キリル文字難しいな・・・。
もうここから異国情緒が溢れている。 -
自分の部屋がある6号車を目指す。
モンゴル国鉄の乗務員さんの制服はブルーだ。 -
こちらが廊下の様子。この車両の乗客は、自分含めて3人だけだった。
やっぱりモンゴルへの国際列車はあまり知られていない(いや、ニーズがないのか!?)ようだ。
ちなみに隣の部屋はアメリカ人の夫妻だった。 -
よって部屋は貸し切りになりました。
この部屋にはトイレもついているが、隣の部屋と共有になっているため(つまりトイレを通じて隣の部屋に行ける)、用を足すときは隣の部屋の鍵をロックしなければならない。 -
朝ごはんのクラッカーとミカンジュース。
昨日北京のole(輸入品スーパー)で購入したもの。
行きかう鉄道を眺めながらモグモグ・・・。 -
北京駅を出発したK23は京包線を進み、1時間ほどでこんな景色に。
北京は意外に自然に囲まれている街であることがわかる。 -
岩山が連なる合間を通り抜けていく。
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参考までに、車内にあった時刻表を掲載。
ちなみに国境の街「二連(エレンホト)」で停車時間が異様に長いのは、車輪交換とイミグレがあるから。 -
乗車してしばらくして気が付いたのがコンセント。
机の下の部分にあって、電気もちゃんと流れていた。 -
車窓を眺めているとどこかのダムの放流に出くわした。
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10時半ごろ、張家口南駅を通過。
みんな珍しい車両に驚いて写真を撮っていた。 -
午後1時、出発から6時間ほどで山西省の大同市に到着。
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大同駅の手前で大きくカーブしている様子を撮影。
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午後1時15分に大同駅を通過。
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徐々に景色がのどかになってきた。
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午後3時半に内モンゴル自治区ウランチャプ市の集寧南駅に到着。
ここで多くの乗客が降りて行った。 -
内モンゴル自治区のため、案内がモンゴル語と併記になっている。
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集寧南駅を出てエレンホト方面に大旋回。
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車窓からは放牧されている牛が見えるなど、徐々にモンゴルっぽくなってきた。
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windowsのデスクトップのような草原が延々と続く。
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午後6時、朱日和駅に到着。
完全に建物がモンゴル風になってきた。 -
午後7時ごろに日が暮れ始めた。
地平線に沈む夕日を眺めて過ごす。ユーラシア大陸ってでかいんだな。 -
午後8時、中国側最後の駅である二連(エレンホト)駅に到着。
ここで数時間停車して、今回の鉄旅のメインイベントともいえる車輪交換とイミグレが行われる。エレンホト駅 (二連站) 駅
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係員がパスポートと出国カードを回収した後、車両は乗客を乗せたまま車輪交換車庫に向かう。中国とモンゴルではレールの幅が違うため、ここで車両ごと持ち上げて車輪をモンゴル仕様に交換する。
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「ガターン!」「ガターン!」と夜中に近所迷惑な音を立てながら車両を切り離して車庫に入ってゆく。
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分けられた車両はこのオレンジ色の機械で持ち上げられ、車輪を交換していく。
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隣の車輪交換の様子を暫し眺める。4つのジャッキで1車両を持ち上げてゆく。
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持ち上がっている、、、持ち上がっているよ!!
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そして自分のいる車両もジャッキアップされていく。
持ち上がるスピードはとてもゆっくりで、10秒に数センチずづくらい。
車両からミシッ!ミシッ!という事故物件のようなスクラップ音がしていた・・・。 -
ジャッキアップ中は車両内の移動は自由にできる。
そのため最後尾まで行って写真を撮ってみた。 -
隣の線路にまた新しい車両がけん引されてきた。
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こちらもジャッキアップ。自分はすでに吊り上げられているので高みの見物。
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隣の車両も持ち上がった。
ちなみにジャッキアップ中はトイレを使用できない。
数時間トイレを我慢しなければいけないので、トイレが近い方にはお勧めしない移動手段かも・・・。 -
取り外された中国側の車輪が右から左に受け流されてゆく・・・。
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モンゴル仕様の車輪をセットしたら車体を下げてセット完了。
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車両は再びエレンホト駅に戻って来て、1時間ほど休憩タイムに入る。
車両のトイレはまだ使えないが、駅のトイレを利用することができるため外に出てトイレに向かった。 -
エレンホト駅には4本のレールが敷かれている。
そのため中国側の車両もモンゴル側の車両も入線ができる。 -
パスポートも無事出国スタンプを押されて戻ってきて、午前1時にエレンホト駅出発。写真は深夜1時のボーダー。緩衝地帯のようになっており、何もない。ってゆうか怖い。
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のろのろと走り30分でモンゴル側の最初の駅「ザミンウード駅」に到着。
ここで再びモンゴル側の係員がやって来てパスポートを回収。午前2時半にスタンプを押されて戻ってきた。
これで自身34カ国目となるモンゴルに無事入国。また、これで東アジアのすべての国と地域を制覇した。 -
無事パスポートが戻ってきた後、安心できたからかやっと眠りについた。
寝ている最中はなぜか高校時代の夢を見ていた。高校時代のクラスメートと他愛のない話をしている夢。朝にはっと目が覚めると、何やらモンゴルの街に停車していた。ここはどこだろう。僕はなぜか切ない気持ちになった。 -
明らかに中国じゃない雰囲気の家が建ってる。
ってか家が少ないな。。。 -
どこまでも地平線が続くモンゴル平原をK23は駆け抜けていく。
モンゴルには、windowsのデスクトップみたいな景色が永遠と広がっていた。 -
列車から外を眺めていると第一ゲルを発見。
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馬が放牧されていた。そういえばモンゴルは騎馬民族の国だった。
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少し引いて写真を撮ると本当にWindowsの画面みたいになる。
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11時ごろに食堂車に移動。バーもくっついていた。
料理の味も気になるところだが、K23に乗車した人のブログを見ていると「食堂車の料理は微妙」という口コミが多かったため、自分は写真撮影のみ。 -
モンゴルのディーゼル機関車はどれもかっこいい。そういえば石炭をけん引している列車をよく見かけたな。
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ゲル付きの家。
チャーハン定食に半ライスがついてくる感じか。 -
モンゴルはタキ(タンク車)もカラフルだ。
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途中、どこかの駅に停車。
キリル文字が読めず、またネットもつながらないため、今自分がどこを走っているのかよくわからない。 -
ディーゼル機関車を掃除する人々。
モンゴルの機関車はかっこよくがっしりしたデザインのものが多い。 -
Windows画面と放牧された牛。
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もはやずっとWindowsの画面を眺めているみたいだ。
こんな景色がずっと続くが、土地に起伏や川があり、また動物や民家も出てくるので、見ているだけでも意外と楽しい。 -
カーブを曲がるとき、車両の前方が見渡せる。
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っと思ったら雲行きが怪しくなってきた。雷も見えた。
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案の定スコールが始まる。
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っと思ったらまた急激に晴れた。
それにしても列車から確認ができるくらい、やっぱりモンゴルはゲルが多いな。 -
再び天気も晴れて、Windows草原が見れるようになった。
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雲がすごい。
列車から眺めているだけで、モンゴルの自然のダイナミズムを感じられる。 -
またどこかの小さい駅に到着。
単線を走っているため、こうしたところで度々対向車両の通過待ちがあった。 -
再び車両がカーブに差し掛かる。
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途中、線路わきに綺麗な花が咲いていた。ウランバートルまであと1時間ほど。
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ウランバートルの手前で連続して湾曲している箇所があり、右に左にクネクネ進んでいく。
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自分の中で一押しのカーブ写真。
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ウランバートルの市内に入った。
やはりモンゴルの首都なだけあって、住宅が密集している。 -
山の斜面にも住宅が広がっている。
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遠くにウランバートルの中心市街地が見える。
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さっきの雨のせいなのか、川がかなり増水していた。
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中心市街地にもゲルがあった。ちゃんと人も住んでいる模様。
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ウランバートルの中心市街地。観覧車まである。
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8月13日(火)の午後2時半、30時間を経て無事ウランバートル駅に到着。
ウランバートル駅 駅
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ウランバートル駅の駅舎。手前にはシベリア鉄道が止まっている。
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ここがウランバートル駅の出口。
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ウランバートル駅の駅舎。
ガイドや客引きが激しかったが、何とかかわしながら写真撮影に専念。 -
間近でディーゼル機関車を見れた。やっぱりモンゴルのはかっこいいな。
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先ほどのシベリア鉄道をけん引して、これからロシアに向かうようだ。
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駅構内には機関車も展示されていた。
後編はウランバートルの市内観光をまとめていきます。
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