2019/06/30 - 2019/07/10
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Migalooさん
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2019/6/30~7/10の期間でポーランドを一人旅して来ました。
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で公認ガイドをしてらっしゃる中谷剛さんに案内してもらいたいと思って数年。
やっと実現しました。
ユダヤ人の事、ホロコーストの事、ナチス・ドイツの事を知る場所と思っていたアウシュヴィッツ=ビルケナウで、まさか自分達日本人の過去と今とこの先の事を考えさせられるとは訪れるまで思っていませんでした。
行くまでは色々と分からない事も多く久しぶりの一人旅だったので不安でしたが、ポーランドとっても素敵な国で毎日沢山の刺激を受け学ぶ事も本当に多くあり、充実した旅でものすごく楽しかったのでまた必ず行きたい国のリストに入りました!
自分の旅の記憶が風化しないうちに、旅行記に残したいと思います。
【日程】
※航空会社はLOTポーランド航空
・6/30 成田→ワルシャワ・ショパン空港
・7/1 ワルシャワ
・7/2 ワルシャワ→クラクフ
・7/3 クラクフ
・7/4 アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
・7/5 ヴロツワフへ日帰り
・7/6 クラクフ
・7/7 クラクフ→ワルシャワ
・7/8 ワルシャワ
・7/9 ワルシャワ→成田
・7/10 成田着→地元
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7/7(日)
午前中に共産主義ツアーに参加をして、午後からワルシャワに戻ります。
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■7/7(日)
クラクフ最後の朝ごはん。
またGreen Caffe Nero。
本当はもう一軒アパートの近くに美味しいパン屋さんがあるってオーナーに教えて貰ってたので、最後はそこでと思ってたんですけど日曜はお休みでした。
でもこのカフェ本当に落ち着くし、店員さんも感じ良くて大好きだった~。
昨日オーナーがワルシャワに戻る午後まで部屋は使って良いよと言ってくれたので、スーツケースをそのままに朝食を済ませクラクフでの最後の観光に向かいます。 -
「CRAZY GUIDES」という会社が催行している、本物のトラバントに乗って共産主義時代のモデル都市だったNowa Huta地区を巡るツアーに参加しました。
日本から予約していったのですが、一人だとガイドさんの英語にずっと集中してなきゃいけないので他のソロ参加者がいたら混ぜて貰えないかな~て事前に聞いてみたんですが、どうやら私の希望した日時でほかのソロ参加者はおらず。
でも「きっと楽しんで貰えるはずだから一人でも大丈夫!」て優しいお返事貰ったし、本物のトラビに乗れるなんて機会そうそうないしな!と思って。
9:00にガレリア・コラコウスカ隣のホテル駐車場にガイドさんがこの緑のトラビでお迎えに来てくれて、Nowa HutaにGO! -
めちゃくちゃアナログなギアの切り替えが面白い。
重ステの車なんてニュージーランドにいた頃以来で懐かしい。
一回エンジン切ると、なかなかかからない事も多いみたいです。
エンジン音がもう本当にうるっさい!!(笑)
でも、それが良い! -
20分ほど走らせてNowa Hutaに到着。
ノバフタは共産主義時代、鉄鋼で栄えた計画都市です。
写真の赤丸から放射線状(扇形)に広がる部分がノバフタ地区。 -
トラビを停めて、まずはガイドさんが街の中心部などを案内してくれました。
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ここにかつて、大きなレーニン像があったそうです。
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ぐるっと街の中心部を歩いてカフェで休憩をします。
このカフェは共産主義時代からあるNowa Hutaで一番古いカフェ。
「STYLOWA」というお店の名前はポーランド語でスタイリッシュ、の意味との事。 -
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ポーランドはかつてソ連の衛星国でしたが、1989年の自由選挙で非共産党政権が成立して今のポーランド共和国となったそうです。
街の至る所にあったレーニン像は全て撤去されて今はありませんが、このカフェの中に小さなレーニンがいました。 -
飲み物(ガイド料に含まれています)を頂きながら、ガイドさんが当時の市民の生活や街の事を説明してくれます。
プロパガンダポスターなどもありました。 -
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当時は配給制。
配給カード制度は今の時代は確か北朝鮮とキューバだけって言ってたような。
配給だけでは足りないので、市民は闇市で買い物をしていたみたいです。 -
撤去されるレーニン像。
「グッバイ・レーニン!」の話もこの時出たので、ずっと気になっていた映画だったし良い機会だと思って帰国してから観ました。
ベルリンの壁が崩壊した事をその間意識不明だった母親に知られまいと、壁がまだあるかのように、東と西が分裂しているかのように必死に偽装する息子と娘のお話。
このツアーに参加してから観たので、聞いていた話とかぶる所もあり時代背景をかなり理解して観れて良かったです。 -
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トイレットペーパーも貴重なものだったので、こうして盗まれないよう鍵がつけられていたそうです。そこまでする(しなくちゃいけない)んだー?!て驚きました。
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トラビのドア内側の文字。
デザインが可愛い。 -
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ガイドのアントニオです。
この緑のトラビが1989年製らしく「この車と同い年なんだ」て言ってたのでまだ30歳。
アントニオの英語も凄く聞き取りやすかったですし明るくて気さくな人柄だったので、一人参加でしたがとても楽しかったです。 -
トラビの説明もしてくれました。
上の方にあるタンクに直接ガソリンを入れるそうです。
古い車なので、しょっちゅう壊れるんでツアー途中でもし走らなくなったらゴメンねとも言われましたが、この日は無事最後まで走りきってくれたトラビありがとう。 -
途中で同じCRAZY GUIDEの他のツアーの人と遭遇。
その人たちは女性ガイドさんで、このクリームイエローのトラビでした。
この色も可愛い! -
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「大気汚染カー」の別名もあるらしく今は特別な許可がないと走れないそうですが、排気ガス問題クリアしたこのデザインの車があるなら私は乗りたいな~。
今の日本車の丸いデザインより、こういう直線的な角ばったデザインの車が好きです。
街中を走っていると、このトラビが普通に街中を走行していた時代を知っているだろう年代のおじさん達に何度か手を振られたり、サムズアップされたりしました(笑)懐かしいんだろうなあ。 -
製鉄工場の入り口。
ここも、かつてはレーニンの名を冠した工場だったしNowa Hutaの中心にもレーニンの名がついた通りもありましたが、脱ソ連衛星国をして以降そういったものはすべて名称を変更したそうです。 -
ツアー中、アントニオがよく「Can you imagine?」て言ってたんですが、ポーランドは20年ぐらい前までは英語を話せる人なんてほとんどいなかったそうで、コカ・コーラやリーバイスのデニムなども30年前からやっと普通に手に入る様になったって言ってました。
ポーランドの今の若い子達(主に20代以下)はこの時代の事を知らないのが当たり前で、学校でもあまり教えていないんだそうです。 -
アントニオが、他の支配下だったこの時代の生活が良かったとは思わないけど、今のポーランドもEUに加盟してから物凄い速さで色んな事が変わっていってる。
古き良きポーランドが失われつつあるのが、少し寂しいって言ってました。
ポーランド国外に出て行く若者が多いようで、そういった若い人の国外流出を防ぐための政策で26歳未満の就業者の所得税免除の法律が施行されるって、つい先日ニュースで取り上げられてたのを見ました。
クラクフの街は第二次世界大戦の戦禍を免れた場所で、古い歴史的価値のある建造物が今も残っています。
アパートのオーナーも、どんどん先進国の様に都会的になっていくワルシャワよりも古い景観が沢山残るクラクフの街が大好きって言ってました。
私もたった5日間しかいなかったですが、ワルシャワよりもクラクフの方が好きだなあって感じたので、このまま穏やかな時間の流れを残した街でずっとあって欲しいです。 -
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本物の戦車。
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鷲のマークはポーランドのシンボルで本来は王冠が頭にあるんですが、共産主義時代には王冠は取り除かれて描かれたそうです。
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Our Lady Queen of Poland Catholic Churh.
Nowa Hutaで最初に出来た教会。
このNowa Hutaは共産主義理想の計画都市なので、キリスト教は不要だといわれていて、この教会を建設するためにたくさんの市民が動きやっと許可が下り、10年かけて建てられたそうです。
でも、この街の鉄は一切使ってはいけなかったらしくわざわざオランダから取り寄せたとの事。 -
この日は日曜日で、ちょうどミサをしていて残念ながら中は見学できなかったです。ミサをしていない時間は普通に内部も見学可能です。
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教会のこの鐘はフランスのノートルダム寺院の鐘と同じ所で造られたそうです。
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知らずに見ると教会って感じのデザインじゃないな~と。
このNowa Hutaという街らしい外観と言えば、そうだなって思います。
教会を観終わって、お迎えに来て来れた場所まで戻りそこでツアー終了。
予約完了メールには1人参加の追加料金が50PLNで209PLNになるとあったんですが、結局もともとのツアー代金159PLNだけしか請求されず。
……良かったのかなあ(笑)
アントニオへのチップも含めて170PLNを渡しました。
チップに慣れてないので、もうちょっとこう…スムーズなチップの渡し方を学びたいなと旅行に出るといつも思います。 -
12時前にアパートに戻って一休み。
SNSをしたり、アパートのオーナーに改めてお礼の手紙を書いたりして13時過ぎに駅に向かいました。 -
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ワルシャワ行きの列車は定刻通り13:49に入って来ました。
帰りも一等車を早割り予約していたので119PLN。 -
一等車は無料で軽食が出るので注文すると、このおしぼりが配られたんですがこれ日本でも無いのかな?
真ん中を押すと圧縮されたお手拭きが周りの水を吸ってモコモコ…て出てくるんです。 -
初めてこんなおしぼり見て感動(笑)
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バジルソースのペンネ?
この時調子に乗ってポーランド語で炭酸無し水頼んだら、私の発音が悪かったらしく炭酸入りを渡され、気が付かずにキャップ開けたら噴水の様に水が噴き出してテーブル水浸しになりました(笑)
大人しくノンガスって言うべきだったな…。 -
延々とのどかな風景が続くので音楽を聴きながら2時間半過ごしました。
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ワルシャワ中央駅には10分程遅れて到着。
駅を出て文化科学宮殿を右手に眺めながら、ポーランド最後のお宿に向かいます。 -
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ワルシャワ中央駅から徒歩で15分ぐらいのアパート。
Airbnbで予約していました。
オーナーから予めアパートのメイン玄関を入るパスコードと、部屋の鍵が入っているBOXのパスコードを貰っていたので、ここは完全セルフチェックイン。
エレベーターもある大きな集合住宅でした。
お部屋も凄く広くて綺麗! -
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海をイメージしたお部屋らしいです。
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バスルームも綺麗&清潔。
シャワーの水圧も問題無し。 -
とりあえず、またお水だけは買っておこうと思って荷物置いて外に出ました。
あまりお腹は空いてないから晩御飯は良らないかな~と思って出たんですが、レストランが並んでいる通り歩いてるとやっぱり何か食べたくなり、イタリア料理店に入っちゃいました。
MERCATO BARというお店。 -
モッツアレラチーズと生ハムのサラダ。
生ハムとバルサミコ酢の相性が最高でめちゃくちゃ美味しい。 -
このサラダもピザも一人じゃ食べきれない大きさで、ピザ来た時に「デカ…」て顔してたらスタッフのお姉さんが「もし食べきれないなら持ち帰りの箱もあるから言ってね!」て声掛けてくれました。
サラダ・ハム・コーラで82PLN。
やっぱり食べきれず、残ったのはお持ち帰りしました。
この後近くのスーパーでお水を買った時にコインでお財布がパンパンでなんとかしたいなと思って、両手に大量のコイン出してレジのおばさまに「取ってほしいな…」て顔したんですよ。
面倒臭いって嫌な顔されるかなぁって思ったら、ニコニコの笑顔で物凄く細かくちゃんと私に分かるように数えながら取ってくれて、ここでまた人の優しさに感動しました。
ポーランド語で「どうもありがとう!」て言うと「Proszę! Proszę!(どう致しまして)」てまたニコニコ笑顔で返してくれました。
明日は実質ポーランド最終日で、お土産を買うのにワルシャワの街をウロウロします。
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