機内サービスに思う・・帰国編⑧

2019/05/07 - 2019/05/08

『終わり良ければ全て良し』とよく言う。
旅も同じで、道中トラブルがあっても、最後は気持ち良く終われば全て払拭され、気持ちは次に向かう。
ところが今回は、バルセロナの空港カウンターで１時間近く待たされ、セキュリティー検査場は長蛇の列。
出国審査にも時間がかかり、３時間前に空港に着いたのに、搭乗は時間ギリギリ。
どこもかしこも手際が悪い。
アエロフロートの機内サービスにも不満はあるが、無事に着いてくれればそれで良いと思う様に慣らされていた。
ところが、ＣＡさんの勘違いによるものか機内で税関申告書を渡されず、成田の税関検査場の前で、テーブルを奪い合う様にして申告書を書く羽目になった。
もう、これにはがっかりだ！！

エリア バルセロナ(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

最終日のホテルは、バルセロナの空港まで車で１０分。
ホテル エル カステル（Hotel El Castell）

１泊９３００円。
以前泊まって、レストランの食事が安くて美味しかったのでリピートした。

何と言っても窓からの景色が良くて期待したが、今回の部屋は今イチだった。
変更を希望したが、空いていなかった。

部屋の窓から、着陸する飛行機が見えるのが良い。
私に関しては、飛行機さえ見せておけば『泣く子も黙る』という感じで大人しくなる。

今回買ったお土産は、この程度。
夫は、荷物は預けるなと言うが、こんなに大きなオリーブオイルを欲しがるんだもの、機内持ち込みには出来ないでしょう。

最後のホテルにバスタブがあったのは嬉しいが、お湯がたまりにくくてメンテナンスが必要だった。

ホテルの食事が良いのはわかっていたが、コース料理を食べるには胃袋が疲れており、今回は街に繰り出し中華料理を食べた。
イカリングがあったら、必ず注文する。

ホテルから空港迄近いのは有り難かった。
無事にレンタカーを返却し、時間にも余裕があり、いつも通り空港の玄関前で写真を撮る。

屋根の上から飛行機が飛び出して来る。
飛行機好きにはたまらないスポットがあるのだ。

出発の３時間以上前。すでにチェックインカウンターには行列が出来ていた。

これがまた時間がかかり、窓口は２つしか開いていない。
同じ場所に３０分以上は留まっていた。

手荷物検査場も混んでおり、出国審査に至っては長蛇の列が出来ているにもかかわらず窓口は２ヶ所しか開いてない。
その１つで手こずっている人がいたので、いよいよ遅くなる。
皆、搭乗券とパスポートを握りしめながらイライラしていた。
日本では、まずこんな事はありえない。

アエロフロートの機内サービス、往路でがっかりした。
ＣＡさんはガムを噛んでるし、乗客の前のクルーシートに座って居眠りしてるし、ギャレーに行ったらしゃがみ込んでお喋りしている。

エコノミーだから仕方がない、嫌なら別の航空会社を使えとなるか。
そうではなく、やり方によってもっと快適になると思う事がたくさんある。
フライト中、とにかく喉が渇く。
『水が欲しい』とギャレーに行ってもＣＡさんは面倒くさそうに仏頂面。

ミールサービス時以外、水は回って来ない。
ドリンクサービスの時に、ジュースとワインを頼んだ。
夫は、１つにしなよ！と言ったが、食事の時にドリンクは回って来ないのを知っての事だ。
エアラインによっては、ペットボトルが置いてあったり、航行中何度もトレイに乗せてサービスしたりする所もある。

アエロフロートに乗る時は、『水を買って乗り込む事！』というのを学んだ。
それでも、航空券代が安いので何もかにも我慢して利用すべきか・・悩んでいる。

ある方の旅行記で、シニアになったらそれ相応のエアラインを選ぶべき。
往きの飛行機で疲れるなんて以ての外。
高くついてもビジネスクラスを選ぶ。
しかし、なるべく安く抑えたいのでアエロフロートのビジネスを使うと書いておられた。
そういう考えも有りか・・と思案している。

ＣＡさんに笑顔が無くても、サービスが悪くても、要は安全に到着地に着いてくれたら良いのだ。
５月５日にアエロフロート1492便炎上事故が発生した。
シェレメーチエヴォ国際空港はクローズしたのだろうが、２日経って私達の運航には支障なかった。

ところが、成田空港に着陸したら間近に黒煙が見えた。
絶対事故だ！
それも今起きたばかりだろうと機内でも騒然となった。

（火事は、近くの工場で起きたもので、運航に支障はなかった。）

成田空港に着いて、税関を通り抜け様としたら申告書を出す様に言われた。
『もらってない。必要ないと言われた。』と話すと、必要だからそこのテーブルで書いてと言われた。

機内で税関申告書を配っている時にトイレに行っていた。
もらってなかったのでＣＡさんに欲しいと言ったら『ＮＯ』と言われた。
再度『For Japanese ！』と言ったけど『unnecessary　必要ない』と言われたので、とうとう面倒な税関申告書は書かなくて良くなったんだと喜んでいた。

ところが、成田に着いたら必要だという。
何という事か！クルーのミスじゃないか！
何人もの人が荷物が回っているターンテーブルのそばで申告書の記入をしていた。
こういう事は、機内に乗り込んだらまずやってしまいたい事だ。

日本に着いたら、いつもお蕎麦が食べたくなる。
サービスエリアのトイレに入ったら清掃が行き届いていて、ゼラニウムのアロマがとても香しい。
アエロフロートのトイレは、ペーパーが散乱していて酷かった。
右手看板の『おもてなし』の言葉にグッときた。

最後は文句になってしまったが、いくら安くても、二度とアエロフロートは使わない！という気持ちになっていた。
ところが、８月末に行くイタリアもアエロフロートなのだ。
今から頭が痛い。
かなりの覚悟を持って行って来ようと思う。