還暦祝いは星のや富士で

2019/07/16 - 2019/07/18

早いもので主人も還暦となりました。赤いチャンチャンコも着せたかったの
ですが、『物』より『事』重視。ここは主人大好きな『星のや』でしょう。
という事で行った事の無い星のや富士へgo！
星のや富士は日本初のグランピングリゾートです。

各部屋から絶景の富士山が見えるらしいのですが果たして見れるか。
そして赤いちゃんちゃんこは着れるのか！

エリア 富士五湖(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪からどうやって河口湖に行こうかと検討。
電車は結構乗継が多く面倒くさい。
夜行バスを探したら直行便がありました！

夜行バスは初体験でしたがカーテンで仕切もあり
意外と快適。

富士急ハイランド目当ての若者が多いので
高速バスが大阪から出てるのかな。
妙に納得

河口湖駅に到着しました。
チェックインまで時間があるし 河口湖周辺も観光したいので
レンタカーを借りてgo

河口湖駅 駅

早速 富士山世界遺産で登録された忍野八海へ。
土産物屋の裏手の駐車場は無料でした。
しかし外国人多いですね。

忍野八海 自然・景勝地

写真だと見ずらいですが 凄い透明度です。
これが「モネの池か」と勝手に思い込んでましたが
それは岐阜でした(^_^;)

忍野八海 自然・景勝地

大石公園は花の向こうに富士山がドーンと見える！
と聞いたので来ましたが富士山が何処にあるかサッパリわからず

大石公園 公園・植物園

河口湖側から丘を見ると何やら変わった建物が…
どうやこれが星のやらしい。
友人が「星のや富士は社宅に見える」
と言ってたのが妙に納得。

大石公園 公園・植物園

その社宅 星のやへ行く前にに離れ？でまずは受付をします。
レンタカーはこちらに置いて星のやの車に乗り換えて移動するそうです。
河口湖駅から送迎はありません。

星のや京都も離れで受付てから船に乗って移動しますが
離れで受付する事で外界とリセットして
どっぷり星のやの世界に入る感じがいいですね。

星のや富士 宿・ホテル

星のや富士は日本初のグランピングリゾート。
グランピングとはグラマラス/Glamorous（魅力的な）とキャンピング/Camping（キャンプ）を組み合わせた造語。

要はキャンプの面倒な所は人任せでお気楽キャンプを楽しみましょうみたいな感じ。

滞在中に使うであろうグッズがこのリュックに入ってます。
色んな形のリュックから好みの物を選ばせてもらえます。

リュックの中はこんな感じ。
クッションや望遠鏡、蚊除けなどが入ってます。
水筒やビスケットはお土産に持ち帰れますが
他はチェックアウト時に要返却。

お迎えが来ました。真っ赤なジープです。

星のやのロゴ入りです。
赤いジープは日本に数台しかないんですって。
ラッキー

女性スタッフが運転してくれます。
傾斜のきつい坂道を切り返しを何回もしながら
上がります。

他に黒と白と三台のジープがあるみたいです。
我らは行きも帰りも赤ジープでした。

星のやのロゴの左の絵は各星のやで違うのです。
ここは星のや富士。当然富士山の絵です。

生憎の雨です。
雨の日は特別な招待状がもらえます。

屋内で出来る無料アクティビティです。

早速チェックインします。
入室可能は15:00からですが
今は14:00
わざと1時間早く到着してみました。

受付はソファーでします。
他の星のやに比べるとちょっ狭いかな。

館内マップです。
上が色んな施設。 下のイモムシチックなのが部屋です。
大きさの違いがわかりますね。

映ってませんがこの地図の右側が無料アクティビティ
左が有料アクティビティの案内があります。

部屋にはまだ入れないので早速共用施設探索です。

ライブラリーです。
ここでは毎夜 コンサートが開かれます。
この日はアコースティックギターの弾き語りをやってました。

一応7月なので暖炉に火は入ってません

野外にはマシュマロが。
赤い鍋の中にはビスケット。自由に食べて良いそうです。

外では薪で暖炉が！
7月中旬ですがこの日は寒かった。
20度にも達してません。
この暖炉の暖かさが心地よい。

薪とマシュマロとくれば
焼きマシュマロするしかありませんね。
ちょっと火を通すだけでとろっとろのマシュマロになります。
そのマシュマロをビスケットに挟んで食べると
まいうーです。

マシュマロ以外にもバームクーヘンが！

これをミニフライパンで軽く両面に焼き色をつけ
生クリームやフルーツを乗せて食べます。
これもまいうー

そしてスパークリングワインも飲み放題。
これを期待して1時間前にチェックインしたのです（笑）
星のやバリではアルコールサービスはありませんが
軽井沢同様 富士も太っ腹。
バリ星のやも是非やって欲しい。せめてビールでもお願い！

そして謎の木箱。
ここには何が入っているのでしょうか。

赤ワインとレモンの棒アイスです！

レモンアイスを
ミントとブルーベリーを入れたスパークリングワインの風呂(！)に入れて
食すこの幸せな時間 至福以外の何物でもありません。

主人もネスカフェのCMに出てる人みたいになっちゃってます。
『違いの分かる男』
ダバダ～と音楽が聞こえてきそうです。
これが解る人も少なくなってしまいましたね。(笑)

社宅みたいな（笑）部屋の入口です。

中は至ってシンプル。星のやにしては狭いです。

本当はこの前に富士山がどーんと見えてるはず（泣）
7月に入ってから富士山の全景が見れた事が無いそうです。

意外にも夏は蒸気が多く 綺麗に晴れる日が少ないらしい。
ガーン！ もしかしたら見れずにチェックアウトになるのか（泣泣）

この風呂からだって富士山がドーン！の筈。
星のや富士は温泉ではないので風呂はこの自室のみ。

早速近くのワインセラーで買ったワインを早速開けます。

赤富士ワインセラー グルメ・レストラン

本当は外でグリルの予定が雨で中止となったので
急遽部屋食に変更。
ベランダで夕食の準備をしていただきます。

今夜はシャブシャブです！
富士山は全く見れませんが このベランダは最高に気持ち良いです。
部屋に備え付けてあるブルーツゥース対応のコードレスミニスピーカーをベランダに
置いて好きな曲でリラックス。

夜になるとベランダの暖炉が雰囲気を盛り上げます。

朝目覚めると富士山！
ワインセラーの人が
「朝早いと見れるかも」と言ってましたが
仰る通り！

マッチ箱の集合体の様な建物を出て
早速朝のアクティビティへ出かけます。
近くで見ると全く社宅ではありませんでしたよ

星のやから出るアクティブに出かける時は
ここから出発します。バス停みたいですね。

朝のアクティビティはカヌーです。
河口湖畔を漕ぎます。
実はこの時の富士山が絶景でしたが
水没の危険がある為カメラ持込禁止につき写真は無し。

カヌー終了すると終了証書がもらえます。

終了後にもらえる終了証 嬉しいです。

終了証書授与式です。
星のや富士は西洋人の割合が星のやの中でも1番多い気がします。

体感では日本4:アジア3:西洋3という感じ。

ひと汗かいた後は早速朝食。

グランピングリゾートなので
結構自分でする事も多い。
バジルのオリーブオイルソースも
自分でスリコギでバジルを潰します。

これが香りが漂って凄く美味しい

パンもストーブオーブンで焼かれてきました。
見た目と違いもっちもち。
出来立てパンに 自分で作ったバジルソース 最高です。

今日は主人の還暦の日です。
夜まで待ち切れず 朝からスパークリングワインで
ベランダソファーで乾杯します。
既に富士山は隠れてしまいました。

お昼はピザを自分で作ります。
グランピングなので生地や具材は予め準備してあります。

我らは生地を伸ばし ソースを塗り 具材を乗せるだけ(笑)

こんな感じでピザを作りました。
もとい ピザの具材を乗せました。(笑)

自分で釜に入れます。
数分で出来上がりー

美味しそうです。

ピクニック気分で 外で食します

この青空の下で

スプーンの様なチェアに座ったり
還暦のくせにはしゃぎ過ぎ(汗)

外でくつろぎ
部屋に戻ってもさらにくつろぎ

3時のおやつは薫製作りに挑戦

チーズ、トマト、ナッツ、塩、はちみつ、バルサミコ、干しブドウ、ひき肉、魚
これを燻製に仕上げます。

数分でこんな飴色になりました

最後はなんとアイスクリームを燻製に(驚)
ほのかに香る燻製アイスクリームに
燻製蜂蜜や燻製塩をかけて食べます。

初めての体験。
これは感動物です。

燻製作りに励む隣では西洋人が薪割り体験。
他にもハンモックで寝てる人や
虫捕りしてる家族など
皆自由人。

今夜は館内レストランで食べます。
左に照らされてるのは鹿の角。
ここで取れたものだそう。

今夜のメニューです。
ここで取れた鹿がメインディシュです。

どこの星のやも地消地産がメイン。
採れたての野菜に大好きなバーニャカウダを付けて食べます。
輪切りにされた木の上に盛りつけられてますが
これも敷地内の木を切った物だそうです。

これがメインの肉。
牛のサーロインと鹿のロースが２つずつ。
どちらが鹿でどちらが牛かわかりますか？

鹿のレアは心配でしたが
なんのなんの 牛と全くひけを取らない美味しさ。
相当新鮮なんでしょう。
臭みも全くありません。
こんな風に食されたら鹿も本望だと思う素晴らしいお肉です。

最後にサプライズが！
富士山の還暦ケーキです。

胃が無いので余り量が食べられない主人の為に
部屋に運んでくれました。レストランでの2人の写真と共に。

軽井沢に宿泊した時は母の傘寿の祝いで
その時は写真とスパークリング酒。
お祝いの日の星のやさん 最高です。

最終日もかろうじて富士山見えました。
さすが晴れ男です。

私はマウイ島でさえ 真っ黒の海にしてしまう位の雨女ですが
主人と一緒だといつも天気です。

最終日の朝は青木ヶ原樹海ウォークです。
富士山トレッキングのプロがとっておきの場所に案内してくれます。

ここはとても不思議な場所。
ここに来ると突然空気がひんやりします。
この場所だけが特別な空気を発してるみたいです。
心が清められていきます。

ここは星のや滞在のゲストしか案内しない特別な所らしいです。
神様っているんだな
と思える場所。
自然と涙が出ます。

青木ヶ原樹海 自然・景勝地

青木ヶ原は自殺の名所と聞くので少し怖かったですが
全くの偏見でした。
自然が生きている！
と実感出来る場所でした。

『死にに行く場所』では無く
『生きている事を実感しに行く場所』です。

心があらわれたら富士山もくっきりあらわれてくれました。
逆さ富士です！

7月は富士山全景は見れないと言われたのに！
神秘感倍増

富士山 自然・景勝地

部屋に戻ると既に雲がでてました。
部屋から見る富士山は全く遮る物がありません。
全ての部屋から電線１つでさえさえぎる物が無いのは非常に
珍しいそうです。

最後の朝食もベランダで。
このベランダ大好きになりました。

左の箱を担いでスタッフが朝食の準備び来てくれました。
とても機能的で軽いんだそうです。

準備完了

ベランダでピクニックしてる気分です。

おまけ

事前に星のやさんに
「還暦なんでチャンチャンコあったら貸してください」
と無謀なリクエストに当たり前の様に断られました((^^;;

そんな話しを友人にしたら
赤いちゃんちゃんこを準備してくれました。
ここは勿論星のやではありません。

という事で『物』も『事』も満たされた
主人の還暦でした。