2019/07/20 - 2019/07/25
48位(同エリア139件中)
駿河大納言さん
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首都ソフィアに住んでいる人に、「1日弱あったら何をしたらよい?」と聞いたところ、「ブルガリア第2の都市プロヴディフに行ってみたら?」と勧められ、行ってきました。ソフィアからプロヴディフ中央駅までバスで2時間(700円位)ほど。ところどころに、見渡す限りのヒマワリ畑が広がり、快適でした。
プロヴディフは、8000年を越える歴史をもつと言われる街であり、とてもオシャレな新市街、古い時代のさまざまな建物がある旧市街、ローマ時代の遺跡などいろいろな「色」をもっている街でした。
「6つの丘の街」(8つの丘という説も、旧市街は「3つの丘の街」)と呼ばれる程の高低差がある街で、しかも、旧市街の道の多くは石畳(それも、素朴に、石の凸凹が大きい石畳)ですので、足元はしっかりした用意が必要です。ハイヒールなんてとんでもありません。
また、新市街は、駅から放射状になっており、旧市街は迷路のようになっていますので、Information Centerで地図をゲットすることをお勧めします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バスは、ソフィア中央駅の隣の中央バスステーションから。
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途中、見渡す限りのヒマワリ畑が広がります。
現地の人に話を聞いたら、ヒマワリオイルは、オリーブオイルの1/10の値段だそうです。この畑を見て、納得。 -
バスは、プロヴディフ中央駅に、到着。途中ノンストップ!
駅から中央広場を目指すが、道は、駅から放射状になっているので、ここを間違えないように、注意! -
中央広場からは、ローマ時代の公開会議場の跡を望むことができます。
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中央広場からリムスキ・スタディオン広場までの道が、アルクサンダル・バテンベルグ通り。両側には、オシャレな街並みときれいな植生。
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その途中には、欧州文化首都Plovdiv2019のキャッチフレーズ「Together」が。
文化首都に選ばれた異なる国の2都市は協力して活動し、協力してイベントを運営するのだそうで、2019年のもう一つの都市は、イタリアのマテーラ。 -
リムスキ・スタディオン広場にあるのが、ローマ競技場跡とジャマヤ・ジャーミア。
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競技場跡といっても、直線部分がほとんど残されいず、その間のコーナーがのこされており、その最深部がこの社員のアーチ。
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オスマン朝初期のイスラム寺院ジャマヤ・ジャーミアの内部。ビザンチンとオールドブルガリアの混合様式というらしい。
室内は、白いタイルをブルーの絨毯が美しい。 -
旧市街の断崖を利用したローマ劇場跡。建設は2世紀にローマ皇帝トラヤヌスの命令によって行われた。この劇場跡は、土砂崩れが発生した後に都市の壁を補強する作業中に偶然に発見された。なんと、6000人を収容することが可能と言う。
跡と言っても、立派な『現役』。この日も何かの劇の準備中。 -
街を歩いていたら、こんなポスターが。
ローマ劇場では、この「オセロ」を演じる準備が行われていたのでした。 -
いよいよ旧市街の中心部へ。
こんな感じのゴツゴツ石畳が続く。 -
まずは、ボヤジエフ(ブルガリアの現美術作家)の家。ただし、工事中。
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さらに進むと、聖コンスタンティン・エレナ教会。塔はちゃんとしているものの、教会らしくない構造。
ブルガリアのキリスト教を認め、それを国教と宣言したコンスタンティン皇帝の名前が尊敬される聖人として、教会の名前に取り入れられている。 -
聖コンスタンティン・エレナ教会の先を右に曲がるとヒサル・カピヤ(要害門)。
オスマン帝国のHisar-kapiyaの入り口であり、市壁にある3つの入り口/出口のうちの東の門。
歴史を感じる良いゲートだと感じた。 -
ヒサル・カピヤを通り抜けたところは、ゲオルギアディの家。1848年にトルコ人の金持ちによって建てられた「お屋敷」。
今は、ブルガリア民族復興博物館として利用。 -
その正面。
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目立たないものの、ゲオルギアディの家の正面を入っていったところに、古い塔の跡が。往時は、ヒサル・カピヤから繋がっていたと思われる。
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ゲオルギアディの家の隣が、ネドコヴィッチの家。こちらは、イエローグレイの壁の色。
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その先には、聖ネデルヤ教会。内部を見ると、正教会の教会ではあるものの、それほど古くはなさそう。
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そこから、旧市街を出たところにあるPhilippopolに東門の跡。プロヴディフの名前は、ギリシャ語(「Philippopol」)とトルコ語(「Filibe」)の方言からできているらしい。
明らかに、まだ、整備中。 -
来た道を戻る。
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聖コンスタンティン・エレナ教会の所まで戻り、右に折れると、イスタンブール出身のハジ・ゲオルギが建てた屋敷。その後、地元の金持ちKuyumdzhievの家族が住んでおり、今は、地域民俗学博物館として利用されている。
外壁の花模様が美しい。 -
その先にあるのが、ネベット・テぺの遺跡。
紀元前4世紀のトラキア人の要害の場所に、マケドニアのフィリッポス2世にまで引き継がれたが、その息子のアレクサンドロス大王の時代には、破棄されたらしい。 -
ここからは旧市街といくつもの丘を眺めることができる。
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しかし、許すことができないのは、このような落書き!
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3たび、聖コンスタンティン・エレナ教会まで戻り、さらに、右に曲がる(つまり、ヒサル・カピヤから直進)と、すぐのところにあるバラバノフの家。
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隣りの、ステファン・ヒンディリアンの家との外壁の色の違いが面白い。
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ステファン・ヒンディリアンの家の壁とその模様。
とても清々しい。 -
再び、アレクサンドロス・バテンベルグ通りに出る。
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こんな噴水も見ながら、駅に戻ります。
本当に、良い街でした!
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