2019年8月 どこかにマイルで釧路・帯広へ行ってきた②

2019/08/01 - 2019/08/03

８月に有効期限を迎えるマイルでJALの「どこかにマイル」を利用し、釧路・帯広をレンタカーで周遊してきました。遅めの梅雨明け後の急激な猛暑の中での旅行でしたが、北海道らしさを十分堪能することが出来ました。

1日目　８／１（木）
羽田空港（JAL573）＝ 帯広空港 ＝ 釧路市街（昼食）＝ 釧路湿原 ＝ 釧路市街（泊）【走行距離 230km】

2日目　８／２（金）
釧路市街 ＝ 厚岸町 ＝ 摩周湖 ＝ 神の子池 ＝ 美幌峠 ＝ 阿寒湖 ＝ オンネトー ＝ 帯広市街（泊)　【走行距離 429km】

3日目　８／３（土）
帯広市街 ＝ 幸福駅・愛国駅 ＝ 音更町 ＝ 帯広競馬場 ＝ 池田町 ＝ 十勝川温泉 ＝ 帯広空港（JAL576）＝羽田空港　【走行距離 171km】

エリア 摩周・弟子屈(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

これは7時過ぎの部屋からみた釧路湾の様子です。この1時間前は全面的に真っ白でした。釧路は「日本のロンドン」と言われることもあるらしく、霧の多い街とのことですが、特に夏季は霧の発生が多いそうです。海からやってくる海霧のほかに、川からの蒸気霧などもあるそうで、月の半分以上は霧が発生するとか。

この日のANAクラウンプラザホテル釧路の朝食は6時から可能でしたが、我々は6時半にスタートしました。バイキング・スタイルのメニューは地元食材をバランスよく取り入れている感じがしました。手前の釧路ラーメンは、麺だけ入っているお椀から麺をラーメンてぼに移し、自分で20秒ほど熱湯で湯がいた後、湯切りしスープを注ぎます。

私のチョイスです。蓋がしてあるお椀が釧路ラーメン。その下の白い器はホワイトカレーです。

前日は気象庁が観測する926地点中184地点（8/1時点で今年最高）で猛暑日を観測する暑さでしたが、この日は「昨日より更に暑くなるから気をつけて！」と盛んに注意を促していました。写真は地元テレビの画面ですが、東京が35℃予想の中、今日の最終目的地の帯広は36℃予想と笑えない状況に。そんな中、釧路は27℃予想と同じ北海道でも大分差があることがわかります。

正面からのANAクラウンプラザホテル釧路です。手前の漁船ですが、この日から始まる「くしろ港まつり」でパレードを行う漁船の山車だそうです。

ANAクラウンプラザホテル釧路 宿・ホテル

8時少し前にチェックアウトし、ホテルから5分で釧路駅にやってきました。手前の動輪は釧路駅開業90周年を記念して1991年に設置されたもので、D51の動輪だそうです。

釧路駅構内ですが、金曜日の朝8時のなのですが人があまりいません。同じ駅構内にあるセブンイレブン店内の方が多かったかもしれません。

朝イチで釧路駅に来た目的は、この日の昼食用として駅弁「いわしのほっかぶりずし」をシーフードショップ SKIPP JR釧路駅店で買うためでした。

シーフードショップ SKIPP JR釧路駅店 グルメ・レストラン

この日販売していた「いわしのほっかぶりずし」は3種類。いわしのみ・さばのみ・いわし＆さばの詰合せ、がありました。

で、購入したのがこちらのいわし＆さばの詰合せです。この後立ち寄る「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」で美味しくいただきました。

釧路駅から約1時間、厚岸町にある「厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ」にやってきました。出来ることならば「道の駅厚岸グルメパーク」に行きたかったのですが、そこの店舗の営業開始時間の関係でスケジュールが合わず、今回は見送ることとしまいた。

厚岸漁業協同組合直売店 エーウロコ グルメ・レストラン

エーウロコの店内です。生魚や冷凍・冷蔵・常温の加工品などが清潔感のある店内に陳列されており、また、店員の方もテキパキとされていました。

自宅に送る海産物や加工品を購入した後、イートインコーナーで牡蠣をいただくことにしました。生まれも育ちも厚岸の「カキえもん」、三陸生まれ厚岸育ちの「マルえもん」のLLサイズをそれぞれいただくことに。

これで\660です。初めて牡蠣ナイフを使いましたが、思ったよりはスムーズに開けることができました。食べ方として、電子レンジで蒸し牡蠣にすることもできましたが、どちらも生でいただきました。とてもクリーミーで醤油などの味付けが不要なくらい十分な塩味もありました。

エーウロコから3分ほどの厚岸駅前に来ました。

「氏家かきめし」を購入するためです。

厚岸駅前氏家待合所 グルメ・レストラン

牡蠣等の煮汁とひじきでご飯を炊き上げ、カキ・ツブ・アサリの海の幸と、フキ・シイタケ等の山の幸が盛り付けられています。こちらもこの後立ち寄る「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」で美味しくいただきました。

厚岸駅から裏摩周へ向かう途中、道道13号での風景。

厚岸駅から約1時間半、裏摩周展望台にやってきました。

裏摩周展望台 名所・史跡

裏と言うだけあって名前からもマイナー感が漂いますが、実際の人出も多くなく静かな感じがとても良かったです。

展望台からの眺めです。摩周湖といえば霧ですがこの日は快晴。もともと反対側の第1展望台や第3展望台よりも標高が低いため、霧の発生が少ないとのこと。摩周ブルーがとてもキレイでした。

摩周湖 自然・景勝地

展望台からの眺めです。話は変わりますが、こちらのトイレにはペーパーが無いので要注意です。

裏摩周展望台から約20分、神の子池にやってきました。

神の子池 自然・景勝地

駐車場から木道が整備されており、また、アップダウンもそれほどありません。

神の子池です。摩周湖がアイヌ語で“神の湖”の意味のらしく、その伏流水からできているという事から、神の子池と呼ばれているとのこと。色合いや枯れずに横たわる樹木も含め、とても神秘的な光景です。

駐車場と駐車場までの道は未舗装でしたが、池の周りは木道が整備されており、散策はスムーズにできます。

近くにいた観光タクシーの運転手によると、池の中の木は30年以上このままだとか。

神の子池から約1時間10分、道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠にやってきました。

ぐるっとパノラマ美幌峠 名所・史跡

北海道で「あげいも」といえば中山峠が有名ですが、こちら美幌峠の「あげいも」もなかなか好評のよう。地場産のキタアカリを特製の衣につけて揚げているとか。

画像から伝わりませんが、こちらは標高500m超あるのですが、折からの猛暑の影響で少しも涼しくありませんでした。

日本最大のカルデラ湖、屈斜路湖です。

屈斜路湖 自然・景勝地

条件が合えば雲海を見ることができるそうです。

ひっきりなしに美空ひばりさんの歌が流れていました。

まさにぐるっとパノラマという感じの景色が楽しめます。

一番高いところからの眺めです。

道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠から約35分、弟子屈町の900草原にやってきました。

900草原 名所・史跡

900草原は広さが約900ヘクタールあることが由来のようで、東京ドーム300個以上が入ってしまう大きさの町営牧場だそうです。

駐車場も広く、キャンピングカーも結構停まっていました。奥に見えるのはレストハウスで、ソフトクリームなど販売していました。

900草原から約50分、阿寒湖にやってきました。自然公園財団第１駐車場にクルマを停め、ボッケと阿寒湖畔を目指します。

阿寒湖畔エコミュージアムセンター裏から続く｢ボッケ自然探勝路｣を15分ほど歩くと「ボッケ」と呼ばれる場所に到着します。

ボッケ(泥火山) 自然・景勝地

画像の案内文にもありますが、ボッケとはアイヌ語で｢煮え立つ｣という意味で、ここでは地下から熱い泥が火山ガスとともに噴き出しているとのこと。

ボッケ近くの展望台からの阿寒湖の眺めです。

阿寒湖 自然・景勝地

阿寒湖畔エコミュージアムセンターです。

阿寒湖畔エコミュージアムセンター 美術館・博物館

阿寒湖から約20分、オンネトーにやってきました。

オンネトー 自然・景勝地

湖面は刻々と色を変えることから五色沼の別名もあるということですが、我々が行ったときは夕方近くで微妙に風も吹いて湖面が動いていたので、色の変化は楽しめませんでした。

オンネトーから約1時間40分、帯広駅前のホテル日航ノースランド帯広に到着しました。契約駐車場が平面と地下にあると案内され、速攻で地下駐車場に向かいました。

ホテル日航ノースランド帯広 宿・ホテル

7階のツインをあてがわれました。

ホテル日航ノースランド帯広は帯広駅の南口に隣接しており、駅へのアクセスは抜群です。ただし、いわゆる繁華街というかお店などが多く展開しているのは、反対側の北口方面になります。

ホテルと反対側の北口にある温度計です。こちらは今年5月末の季節外れの猛暑の際に、40度まで計測できる電光掲示板の目盛りが上端まで到達ことで「カンスト（カウントストップ）した！」とSNS等で話題になった温度計です。

この日は前日を超え、気象庁が観測する926地点中236地点（8/1は184地点）で猛暑日を観測する暑さでした。帯広駅は周辺は18時半近くでも35℃近くあると温度計は表示してました。

帯広駅構内の一角の様子。NHKの朝ドラ「なつぞら」は十勝が舞台となっているだけに、市内の至るところで主人公の写真を見かけ、市内の至るところでドラマの主題歌を耳にしました。

体力を勘案し、夕食のために繁華街に出ることを断念し中食とすることにしました。私は駅ビル1階にある帯広名物の豚丼の有名店「ぶたはげ」で豚丼を購入し、部屋に持ち帰りました。因みに駅ビル自体で人出は多くない中、さすがにこちらのお店は7~8割の席が埋まってました。また、持ち帰りのお客さんも結構いました。

豚丼のぶたはげ 本店 グルメ・レストラン

肉がそもそも美味しいのでしょうが、焼き方やタレも絶妙で、加えてタレを吸った白米もイイ感じで固く、トータルとして抜群に美味しかったです。因みに、翌朝の朝食バイキングの豚丼がイマイチだっただけに、こちらの美味しさが際立ち、強く印象に残りました。

googleマップによると、この日の走行距離は429km、走行時間は7時間29分だった模様です。