北海道の直線道を走る

2019/07/20 - 2019/07/24

梅雨のなかなか開けない天気が続き、台風までやって来た7月、青い空が見たくなって北海道へ飛びました。何度も行っているのですが、夏に行くのは久しぶり。でもアジアからのLCCが就航してますます海外のお客さんが増えたようなのです。そこで千歳で降りてレンタカーを借りてから、直ぐ札幌には向かわずに、まず北海道らしい風景を見ようと追分あたりへ向かったのでした。

カーナビ任せで走っていると、道の駅がありました。見ただけで施設が新しい事がわかります。（2019年の4月開業）駐車場は地元の車で埋まっていましたが、観光バスはいません。立ち寄って見ようと中に入ると、大きな空間にお土産や特産品の販売などもしていましたが、奥へ進むと屋内に蒸気機関車が展示されています。外にはキハ（昔の特急かな）の車両も。名前も「道の駅あびらD51ステーション」なのだそうです。追分地区は室蘭線が通っていて夕張炭鉱からの石炭を運んで発展した関係から、このスタイルの道の駅になったようです。

次は石勝線へ向かいます。畑の間の未舗装道路を進み、金麦の踏切へ。これが正式の名称かどうか知りませんが、以前にビールのCMがここで撮影されたため、地元の人はこう呼んでいるようです。誰もいなくて静か、踏切の先の道路が空に伸びていくような景色で北海道を感じます。景色を眺めて感傷に浸っていたら、土埃を上げたトラックが通り過ぎました。地元の方には農作業に必要な生活道路なのかもしれません。

もう一つの直線道路は、美瑛から旭川空港まで後日に走った道。国道は車が多いため、地元の人に抜け道を教えてもらいました。神社を曲がって丘に出て、、、と進んだのですが、真っ直ぐな農道が続きます。そこで曲がり角を間違えたのか、畑の中で行き止まり。細い農道まではカーナビも苦手なようです。少しウロウロしましたが「就実の丘」につきました。車も通らず、誰もいない見晴らしの良い地点です。それでも中国語やハングルの看板がありました。インバウンドがここまで来ているとは思いませんでした。

美瑛と言えばジェットコースターの路が有名ですが、誠実の丘から空港までの道路もそれに負けないくらいの長さがあります。そして坂の角度としては、こちらの方が急なところもあるのではと感じました。農地の中をアップダウンし、途中に一回緩く曲がりますが、そこからは平地をまた真っ直ぐ。旭川空港が見えたら道路の終わりでした。

有名観光地ではないため、観光バスにも人混みにも出会いません。広々とした大地と広がる空を見ながらまっすぐ走ると、北海道に来たなあと実感できました。

エリア 美瑛（びえい）(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ドライブの始まりは道の駅。新しく出来たばかりでした。

追分駅を模したような室内展示場。

D51がありました。線路に乗っていて、時々移動して屋外でも展示をするようです。

追分駅や機関車の歴史の本、石炭からなのか黒いどら焼きがありました。

デゴイチ ステーション ショップ グルメ・レストラン

金麦の踏切。この景色を見ながら金麦を飲みたかったのですが、運転のため写真撮影だけにしました。

ちょうど特急が通り過ぎました。明るいブルーは帯広まで行く十勝かな。南富良野方面のリゾートへも行けるはずです。

札幌の近郊でも、富良野か美瑛にいる様な景色。

走っていても車と出会わない。車を止めてのんびり景色を眺めら荒れます。

後日の美瑛で。ウロウロしながら、就実の丘へ行く道をを探しました。

目印の神社を発見。ここまでは間違ってい無いようだ。

道路が直線になり、緩やかな登りになってきました。

一直線の道路、両側は畑が広がっています。

車が来ないので駐車し、広々とした景色を見ながらぼんやり。

曲がっても真っ直ぐ、、、でもだんだん細くなってしまい、道を間違えてしまいました。

やっとたどり着いた就実の丘からの眺め、どれだけ広々しているのか。

就実の丘 自然・景勝地

小麦が黄色に実り、刈り取りの季節でした。

ここにも多言語の看板が。アジアの観光パワーはすごいですね。

どこまでも直線に見える道路を、丘からスタート。

1キロほど走っても、まだまだ直線です。

先の道路が見えないのは、高い所だから。この先は急坂でした。

道路も両側の畑も平坦になってきました。

空港に沿った道路と合流すると、直線ドライブもおしまいでした。今回のルートを逆に走った方が、直線道への入り方は迷わないようです。

こちらは別の日に走ったジェットコースターの路。こちらは有名なので何台もの車とすれ違いました。