女ひとりで中国 雲南旅！（⑥住むように旅する大理編）

2019/04/24 - 2019/05/07

10連休のＧＷ海外に行きたい、でも飛行機代が高い。skyscannerとにらめっこしマイルを使い中国雲南省に行ってきました。安く済んだことに一種の達成感があります笑（航空券代往復3万円！）

お隣で見た目もほぼ同じ、言葉も同じ漢字圏。
それなのになぜか遠く感じる国「中国」。
一般的にあまり印象の良くない国ですが果たして本当はどんな国、どんな人たちなのか。
この旅行で自分で見てみることにしました。
雲南省はチベット自治区の境の地区。外国人が簡単にいけてチベット文化を感じられるらしいのです。というわけで主要空港昆明inでチベット方面に自然や古都を見ながら西に向かうルートで行ってきました。

①昆明到着 夜行列車編　
②憧れの麗江古城編　
③おすすめ玉龍雪山編
④虎跳峡トレッキング編
⑤残念なシャングリラ編　
⑥住むように旅する大理編　←イマココ
⑦世界遺産石林・昆明駅編
⑧トランジット釜山編

エリア 大理(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 バイク
• 航空会社: JAL 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

香格里拉の古城駐車場でタクシーを拾ってバスターミナルへ向かいます。中国語が不安だから「このバスターミナルだよ。あってる？大理へ行きたいんだよ」って言ってたら運転手のおばさんが「大丈夫よ～シャングリラにバスターミナルは１つしかないから。はははー！」って笑ってたので安心。無事10分程度で到着。

7：55チケットカウンター着。8時のバス乗る？って聞かれたからラッキー！乗ります！パスポート出して手荷物検査して即乗車。
香格里拉～大理は午前中は30分に1本出てるので予約は無しでＯＫ。でも午後になると数時間間隔が空いたりするので要注意かも。

途中、休憩所がレストラン兼コンビニのような売店だったので昼食。大根のスープ、マーボー豆腐、ジャガイモの辛炒め。私の大好きなメニューがあったので大満足。美味しかったなあ。
お会計は食べてるとお姉さんがやってきて徴収していくシステムだった。ご飯は自分で好きなだけ盛れた。普通のレストランと違っておかずが1人分だったから良かった。

ご飯も食べてエアコンの効いた車内でうとうとしてたら大理に到着！歩き方だと10時間って書いてあったけど5時間だった。高速道路が開通したみたい。ロンプラは更新されてたのに、全体的に歩き方中国版は情報が古いと思った。

事前に調べた感じだと、下関バスターミナルについてそこからローカルバスかタクシーに乗って古城ってあったけど、私の乗ったバスは「シャングリラ～（休憩）～（客の申告制でどこでも停まる）～大理古城～下関バスターミナル」って感じだった。大理古城は写真の赤丸のところに停まったので歩いて古城の門を目指す。暑い。

大理古城。麗江に比べて道が広いから混雑感は多少軽減。古城内はwifiがとんでてインターネット超快適！

大理古城 城・宮殿

ゲストハウスにチェックインして散歩。みんな食べてるからアイス買ってみたんだけど、大きいお金しかなくておじさんはおつりが無いって言う。小銭これくらいならあるよ～って言ったらじゃあそれでＯＫ、って！たしか２～３元まけてくれた。

麗江、香格里拉と違って古城内で生活してる人がたくさんいる普通の街なので観光客商売に混じって地元の人向けの露店もあった。

大理古城 城・宮殿

フルーツは路上で量り売り。ドリアの屋台はほんとに臭い。麗江、シャングリラと標高上がって、一気に下ってきたから気候も南アジアにちょっと近づいてきた。

大理古城 城・宮殿

ぐるっと回って夕飯。麺がやっぱり美味しいわ。

あたりも暗くなってきて活気が出てきた。暗くなると賑やかになるのが中国の古城あるある。

大理古城 城・宮殿

私は今日は宿に帰ります。
この日泊まったゲストハウスが期待はずれ･･･booking.comで9点だったんだけど、ドミトリーは住み込みスタッフ2人と同室、部屋は彼女らの荷物で大荒れ、共用ロビーではスタッフたちが夜中までゲームしながら飲んでて賑やかだし、朝見たらビールやらお菓子の残骸で汚い。オーナーが閑散期で不在らしくて完全に彼らの家だった。連泊の予定だったけど1泊で宿を変えることにします。
よく切れるwifiでなんとか翌日の宿を予約。街のフリーwifiの方がよっぽど速いってどうゆうこと？

★Pu Inn（下の写真が入り口）

大理古城 城・宮殿

気を取り直して、2日目はスタッフに予約してもらった電気バイクで耳海（アーハイ）一周の旅に出ます。8:30にバイクを持ってきてもらいました。

※「耳」は本当は「サンズイ+耳」

バイク屋のおばちゃんが色々説明してくれた。古城から時計回りに1周する8時間コース。
大理古城～崇聖寺三塔～喜洲（白族の村）～双廊～大理駅周辺～大理古城

崇聖寺三塔は駐車場まで行ったけどなんか大したこと無いわりに入園料が高かったので行かず。そのまま221号線を走ります。広くて真っすぐの道なので運転が怖いこともなく快適。左手に蒼山、右手には耳海です。

喜洲（白族の村）に到着。観光客用駐車場に停めたら民俗衣装のお姉さんが寄って来て駐車料金を徴収されました。

★喜洲

雲南は食べるお花が有名なのかお花のお酒や饅頭？ケーキ？とかもあったのですが、そのお花が作られてい所を発見。あたり一面甘～い芳醇な香り。いい香りと思って近づいたら何か動いてる・・・それは大量の蜂！
あんなに蜜があるんだから当然ですね笑。ビックリした～

★喜洲

中国人観光客がたくさん居て結構賑わってるマーケット。見学のできる文化財（有料）もあった。十分歩いて観光できるけど、道が迷路みたいなので効率よく観光するならトゥクトゥクみたいなタクシーに乗ったほうが良いと思う。私はめっちゃ迷って駐車場に戻るまで数十分歩き回った。

★喜洲

朝市をやっていて、湖で取れたのかはわからないけど大きい樽に入れられた魚や、生きた鶏、野菜、スナック、洋服など狭い道路に所狭しとお店が並んでます。

ドライブ再開。やっと耳海が見えてきた！湖が見えてきたあたりからバイク集団が多くなってきてたくさんの若者とすれ違う。（逆走はほぼいないので、抜かしたり抜かされたり）

また別の観光地（観光村？）があったけどスルー。
お掃除のおばちゃんたちがお昼ご飯食べてた。何か良い。

先ほどの村を通過するとしばらくある上り坂を登ったら上から村を見渡せる展望地！セルフィーする人がほんとたくさんいた。
持ってきたお菓子を食べながら走る、音楽聴きながら走る。

やっと半分！双廊に到着した！途中道がわかりづらくなったけど地元の人に聞いてなんとか着いた。ずっとおんなじ景色の中、なんで到着したかわかるかと言うと、この場所だけたくさんのホテルが軒を連ねていて観光客の数も段違いに多いから。
レストランに入ったら、東京の大学に留学してた男の子が居て日本語で接客されたのにはビックリした。日本人は全然来ないから相手もビックリしてた。みかん2個くれた笑

双廊のホテルは新しいものや建築中が多かった。インスタで検索すると湖に浮かんだような写真を撮れるホテルが流行りみたい。透明なブランコや綺麗なバルコニーを持つホテルがたくさんあった。

★双廊

いくら走ってもずーーーーっと同じ景色。そろそろ飽きたけどまた半分･･･リタイアも許されないので走るしかない。この辺りから修行になってきた。

★双廊

ほぼ無心で、歌いながら走ってやっと辿り着いた大理駅周辺の耳海公園！でっかい像がある。地図の一番下の部分、この辺りの湖は濁って汚かった。

大理駅周辺は高層マンションや高層ホテルがたくさん。大理のバスターミナルもこっちにあった。昆明みたいに人がたくさん歩いてるわけではないけど、車はたくさん走ってる典型的な地方都市って感じだった。

8時間かけて16:30頃に大理古城に戻ってきた！めっちゃ日焼けした！心配だったバイクの充電は半分も減らず、私の体力だけが削がれた笑。耳海一周アクティビティーやってつまらないことはないけれど、お勧めはしないかも。どうしても暇でやること無くなったらチャレンジすれば良いと思う笑　蒼山トレッキングすればよかったかもしれない。次に大理に来たらそうする。

新たなゲストハウスで数時間休憩してから夜の街に出ます！

大理古城 城・宮殿

夕飯はＫＦＣの四川風チキン丼！辛い！美味しい！

登れるのかな？と思ったけど昼も夜も登っている人は一人も見えなかった。

★五華楼

広場では女性たちが民俗衣装を着てダンスの練習をしてました。少なくとも1時間半近くはやってたような。熱心です。

鮮魚屋さんではありません。宝石屋さんで牡蠣付の真珠が売ってました。
古城の中心部はライブハウスかライブ演奏付レストランなので凄く賑やか。レストラン密集地のホテルだとちょっと煩いかもしれない。

ちょっと道を外れると街灯一つ無い真っ暗な住宅街だったり、重りをつかったはかりでピーナッツ売ってるおじさんが居たりローカル感を感じる大理古城。ビーナッツが大好きな茹でピーだったので即購入！しかも超安い！日本だと結構高いのよ。おじさんは近くの農家なんだって。言葉よくわからないけどとっても気さくで、写真撮らせてって言ったら良く見えるようにしてくれた。

今回大理で2泊したゲストハウスは「春田客棧（Dali Spring Field Hostel）」ここが本当に本当に素晴らしい宿で、ここのおかげで私の大理旅行がとっても充実したといっても過言ではない。ってか、大理では観光50％、ゲストハウスでの交流50％くらいの割合だった。ちなみに私と同じ時期に滞在してたのは4泊してる韓国人と2泊目のタイ人、夜遊びしにきた中国人、みんな女子ひとり旅でした。

Dali Spring Field Hostel ホテル

朝起きて、洗濯して犬と子供と追いかけっこして遊んで、ごはん食べて読書して昼寝して、洗濯物取りこみに行ったところでおばさんたちとおしゃべりして。珈琲飲みたいなってお願いしたら、他のゲストもやって来てみんなでお菓子食べながらお茶の時間。そのままちょっと観光したら夕飯を食べにお家に戻って部屋でyoutubeでも見ながらビール飲んで就寝。
幸せすぎた。

Dali Spring Field Hostel ホテル

予約内容に食事は無いんだけど、たぶんご好意で一緒に昼食、夕食に誘ってくれました。家族経営のゲストハウスだからホームステイしてるような感じ。
「ほとんどお母さんが作ったんじゃん」って言われたお姉さんが「でも私が作ったコレ（肉料理）美味しいでしょ！」って反論。お母さん苦笑みたいな雰囲気がとってもほっこりした。お料理はどれもとても美味しかったです。おかげで大理ではあんまり外食してない。

Dali Spring Field Hostel ホテル

いたずら好きなワンちゃん。もう一匹小さいのもいる。ケージもあるので犬苦手な人でも大丈夫だと思います。
あんまり観光名所の多い土地じゃないので夜遊びに行かないならホテル選択が大理の満足度にかなり影響するかも？この数日で観光疲れした体もすっかり回復、旅行もほぼ終了、早朝の新幹線で昆明に戻ります。

Dali Spring Field Hostel ホテル