ブリュッセル、幻を現実に。

2019/06/17 - 2019/06/17

欧州には35年前からあちこちに行っていて、ある国に行くとその首都に足を踏み入れないことは普通ないのですが、ベルギーにはリエージュ、アントワープ、ブルージュなどには行ったものの、首都ブリュッセルには今まで一度も行ったことがありませんでした。

先日、そのブリュッセルに用ができ、ついに行くことができる、と思いきや、この前アムステルダムと掛け合わせでと欲を掻いたらストライキでおジャン。
やっとの思いで幻を現実にした、その様子をご覧ください。

また、往路は「空中からのライン・モーゼル下り」状態になりましたので、国が違いますが一緒に掲載します。

なお、いつものとおり、たいした内容ではありません。ご容赦ください。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

飛行機がブリュッセルに向かうとき、ライン川のやや南を飛びました。
右中央に見える集落は、ライン下りの拠点、リューデスハイムです。
そして、ブドウ畑を西側へ行ったところに、ニーダーヴァルトデンクマールが見えました（○印）。

ニーダーヴァルト記念碑 モニュメント・記念碑

少し先の、ライン川が右に直角に曲がる手前左岸がオーバーヴェーゼルです。
さらにその先に、ローレライが見えます（○印）。
飛行機の窓越しに取っているので、全体的に青っぽくなっています。この前後のコマは色補正をして、少し実際に近付いていますが、このコマだけはどうにもなりませんでした。

ローレライの岩 自然･景勝地

ボッパルトの大蛇行です（町は崖の下で見えません）。

ボッパルト 滝・河川・湖

機はさらに西に飛び、モーゼル川に達しました。
ところどころに川から発生した水蒸気（川霧？）で蓋をされたようになっています。
一反木綿のような大きい霧の左端あたりがコッヘム、その上（北）にはこの川に終点であるコブレンツが見えます（○印）。

マルクト広場 (コッヘム) 広場・公園

大蛇行はモーゼル川にもあって、ここはそのひとつ、ツェルです。

ベルギーに入って高度が下がったあと、一直線の水路が見えました。
これは見るからに人工的です。

空港から列車に乗り、中央駅へ。

ブリュッセル中央駅 駅

駅直近のサン マリー マドゥレーン教会(Eglise Sainte Marie-Madeleine)です。

ショッピング街の目抜き通りである、ヌーヴ通りに接するアーケードというかパサージュ。
「らしい」ですね。

パサージュ デュ ノール 専門店

お昼はもちろんベルギー名物をと思い、ネットで良い評判が記されていたここにしました。
外見も店内も趣があって良い感じでした。
し、か、し、 付いた給仕が最低。注文を取りに来ていろいろ尋ねているとき、突然他の若い給仕に何か話し掛け、こちらに何も言わずいなくなってしまいました。５分くらい待っても私の前を右へ左へ動き回っているだけで戻ってこないので、もう出ようと思ったら若い給仕が注文を取りに来ました。
何か都合があって、私の担当を若い給仕に変える必要があったのかも知れませんが、断りもなしに去り、ひと言もなしに長い時間待たせるなんて、欧州人の客にするとは到底思えません。アジア人を見下す態度に思えました。
その初老の給仕が、隣の身なりのしっかりとした客といろいろ話していたとき、私はフランス語が分からないのでドイツ語で「信じられない失礼な態度だ！」と独り言を放ったら、その客が私を見ながら給仕に何か言っていました。彼はひょっとしたら私の言が分かったのかも知れません。

ドラッグ オペラ 地元の料理

ビール。
日本主流のものでない、たぶん上面醗酵の色が濃いものを選びました。
手を洗いに行っている間に持ってこられたので、少し泡が飛んでいます。

メインです。
美味しいものはたくさんありますが、ムール貝はブルージュ他で何度も食べているし、それに「ｒ」が付かないこの月はシーズンではありません。
なもんで、まだ食べたことないワーテルゾーイにしました。
これは、鶏のクリーム・シチュー（極めて乱暴ないい方）で、ゲント発祥だそうです。
なお、 本来は川魚で、四つ足の肉を使うこともあるとのこと。
美味しゅうございました。

市役所。
こうしてみると、ライプツィヒやミュンヘンのそれに似てますねぇ。

ブリュッセル市庁舎 建造物

ブリュッセルのへそ、グランプラス。

グランプラス 広場・公園

レストランでは、給仕の態度に不満ゆえデザートを取らなかったので、仕切り直しにここでワッフルを食すことに。

メゾンダンドワ ティールーム&ワッフル スイーツ

ワッフルにはブリュッセル～（写真上）とリエージュ～（同下）の２種類あることを知りました。
悩んだ末に、両方トライ。前者は付け合わせの果実やクリームものとのコンビネーションで楽しむもの、後者はワッフル自体を味わうものだと思いました。
双方とも良かったですが、ハラがパンパン！

言わずと知れた、小便小僧。
この女の子版が近くにあることを、帰ってから知りました。不勉強で自業自得ですが、残念。

小便小僧 建造物

街のあちこちには、ワッフルやポムを扱う店がたくさん。

ブリュッセル中央駅です。

ブリュッセル中央駅 駅

内部。
列車発車案内板と出札口。

彫刻があったり立派な造りです。
不正乗車扱いされないため、打刻機を探しましたが、ありませんでした。
空港には自動改札機があり、無事通れました。

空港の誘導路上には、運行停止を余儀なくされているであろう、B737 MAX8が留置されていました。
塗装からして、ドイツ本拠のツアー御用達航空会社、TUIです。ここはこの機種をたくさん保有しているので、大変らしいです（置き場所にも）。

ブリュッセル空港 (BRU) 空港

無事ブリュッセルを離陸。
西側に出て、左に半回転。街が見えました。ちょうど雲の影が掛かっているあたりが中心部です。
さようなら、ブリュッセル！