クロアチア周辺10日間の旅（７日目スプリット～モスタル）

2019/06/27 - 2019/07/06

ホテルから海岸沿いのバスターミナルまで送ってもらい、ディオクレティアヌス宮殿を10：00まで見学しました。

次に向かったのは約１７０Km離れたボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルです。途中の国境通過に時間がかかりに着いたのは予定より80分遅れた午後2時くらいでした。
遅い昼食後、村内の散策も橋の上からのダイブ（見出しの写真）見学に時間がかかり、ドブロブニクへ出発したのは16時過ぎでした。

そして、またしてもクロアチアへの入国手続きで35分かかりホテルにチェックインできたのは20時近かったです。

本日は少な目の7,900歩でした。

エリア スプリット(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

今朝は6：30から朝食をいただきました。

ホテルから15分ほどで城壁に到着しました。
プロムナードと呼ばれる通りはかつて海の中だったそうです。

初めに現地ガイドさんから完成当時の宮殿を描いた看板を見ながら建物の概略、歴史などの説明を受けました。
宮殿の大きさは南北215ｍ×東西180ｍ、城壁の高さは20ｍ、城壁の厚さは２ｍもあるそうです。

海岸側の「青銅の門」から入場します。

門を入ると地下通路です。

この宮殿は引退した古代ローマ皇帝が晩年過ごすため３０５年ころ建設されたと言われてます。
ローマ帝国が衰退した７世紀に、異民族に攻められた周辺の人々が頑丈な城壁内に逃げ込み古代の宮殿の上に住居を建て増ししたため、古代と中世の住宅が絡み合い、通路も狭くなってしまっているとのことでした。
この町の成り立ちと現状が珍しいことで世界遺産に登録されたそうです。

城壁の上にも増築された家々、現在も６００人位が城壁内で暮らしているとのことです。

壁に取り付けられた法皇様の像は新しいように見えますが・・・？

歴史を感じるバルコニー

八角形の大聖堂と鐘楼
元々は皇帝の霊廟であったものが後にキリスト教会に作り替えられたとのこと。

ここは前庭です。
天井の抜けた広間は皇帝の私邸の玄関だったそうです。

ドーム屋根は抜け落ちたままで修復しないのかな？

鉄の門

上空を見上げると、アーチの隙間から防護柵が落ち、敵の侵入を防ぐようになっています。

西側「鉄の門」を出るとナロドニ広場があります。

「金の門」に向かいます、どこに行くにも狭い路地を抜けます。

狭い路地を走る運搬車は小さく、前端に立ち乗り運転していました。

ゴミ収集車は日本の軽トラ・ダンプのように見えました。
城壁内からは後ろに見える青い小型運搬車が運んでいました。

城壁の北面

表玄関にあたる「金の門」

門の正面にはクロアチアの英雄「Gurgura]の巨大な像があります。

左足の親指に触ると幸運が訪れるるそうです。

もちろん、しっかりと触ってきました。

自由時間になったので宮殿に戻り、3.5ユーロ払い大聖堂に入場しました。
高い鐘楼の全体は写しこめない。

１２本のコリント式の柱列、それぞれの彫刻が細かいです。

スフィンクス？　獅子？　入口階段の両側に鎮座していました。

大聖堂入り口の扉は、樫の木に受胎告知からキリスト昇天まで２８場面が彫られています。

入場するとオルガンのパイプが目立ちます

８本のコリント式の柱が円形に配置され、更に小さい柱が乗っています。
ドームと壁が接するところに残るレリーフは、皇帝の歴史を語る貴重なものだそうです。

八角形の聖堂には四つの祭壇が設けられています。

見上げると上部も手が込んでいます。
はめ込まれている絵画は黒くてよく見えませんでした。

バロック様式の祭壇

説教台も八角形に作られています。
奥の壁に文言が彫られていますが何語かわかりません。

長椅子の背もたれの彫刻も精緻です。
同じチケットで洗礼室、地下室も見学できたのですが集合時間が迫り、見学できませんでした。

１０時にスプリットを出発し、12：30　また国境です。ボスニア・ヘルツェゴビナに入国します。
運転手さんが検査官にミネラルウォーターを差し入れ（袖の下）ていましたが、通過に４５分かかりました。

山の上からモスタルまで下ります。

13：50に着いたモスタルはネレトヴァ川両岸に広がる村です。

このレストランでいただきます、お腹ペコペコです。

前菜はチーズをはさんだ揚げパン？

「チェパブチチ」薄焼きを割いて肉を挟み込んで食します。

サラダ

食後、村内の散策です。
ネレトヴァ川に架かるアーチ橋スターリ・モストの上には飛び込む様子の人影が、岸辺の岩場からも飛び込む人も。

ズームアップして見ると、なかなか飛び込む様子が見られません。
現地ガイドによると２５ユーロ以上集まらなければダイブしないとのこと、

それを聞いたツアー仲間の一人が早くダイブを見たいとガイド君にお金を届けるよう渡しました・・・太っ腹！

たっぷり時間をかけてチップを集めた後、実際にダイブしたのはこの彼でした。　ダイブの瞬間は動画撮影していたので写真はありません。

橋の上で観光客をあおってチップを集めていた男はお金を持って消えてしまいました。

橋のたもとには「１９９３年のボスニア紛争で橋が破壊されたことを忘れるな」との石碑がありました。
現在の橋は２００４年にユネスコなどの援助で再建されました。

お土産屋に並ぶ銃弾を使った飛行機模型などに戦争の影を見ることができます。
記念に欲しかったのですが、成田空港で一悶着起こりそうなので自制しました。

橋の上に立ってみると高いです、右下の岩場からダイブを見学しました。
川面まで２１ｍあるそうです。

川の東側のモスリム地区はトルコの色合いが濃い地域です。

モスリム地区から橋を見ます。
橋からのダイブを見るために時間が押してしまい、１時間ほど出発が遅れました。

周辺諸国の中で物価が一番安いとのこと、駐車場近くのスーパーに寄りお土産を買い漁りました。

モスタルとドブロブニクのほぼ中間、旧鉄道駅のあったRAVNOという小さな村でトイレタイムです。

モスタルから１６０Km アドリア海が見えてきました。

19：30クルーズ船が停泊しています。
ドブロブニク近くです。

19：50漸くホテルに着きました。
４☆のRIXOSホテルです。

海に面した大きなホテルです。
フロントが１階で客室は海辺に向かって下方にあります。

一般客は別館の部屋があてがわれました、一部、海の見えるベランダが付いています。　ただ気をつけないと隣の民家から丸見えです。
２泊24,000円でアップグレードした方のみ本館ウォーターフロントの部屋になります。

残念ですがバスタブはありませんでした。

午後９時から遅い夕食です。
さすが４☆ホテルです、ブッフェスタイルの夕食は品数が多く味も良かったです。

色々なものを少しづついただきました。

デザートの種類も多く妻はうれしそうです。