2019/05/04 - 2019/05/05
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norijiroさん
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成都といえば三国志である。世間的にはそういうことになっている。パンダ、四川料理と並ぶ成都観光の目玉なのだ。が、私も妻も、もちろん子どもたちも、三国志に関する知識がまったくない。諸葛亮や関羽などの名前くらいは聞いたことがあるが、彼らがいつ、どこで、どんな活躍をしたかについては皆目分からない。蜀の人だった、ということも今回はじめて知った。せっかくだから会いにいくか。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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二度目の成都の朝。本日も曇りでもやっている。 「蜀犬吠日」(四川省は盆地・山地で霧が深いため、たまに晴れると犬が太陽に吠える→(1)無知なためにあたり前のことを怪しむたとえ、(2)見識の低い人が優れた人の言行を怪しみ非難するたとえ)などという言葉があるくらいだ。
ホテルは以前と同じリッツカールトンだが、部屋は28階から36階にランクアップ! 見える景色が少しよくなった気がする。労働節休暇の影響なのか、朝食会場の人が明らかに増えた。が、相変わらず外国人はほとんどいない。ザ リッツ カールトン チェンドゥ ホテル
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朝食後、三国志の英雄たちがまつられている成都武侯祠へ。門前には「三國聖地」と刻まれた石碑が置かれている。
もともとは諸葛亮をまつるための霊廟だったらしいが(武侯祠という名称は彼の諡号「忠武侯」による)、その他関係者もついでにまつられるようになったらしく、現在では蜀の上層部から下っ端まで、オールスター総出演状態となった。成都武侯祠博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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入口からしばらく進んだ壁に、諸葛亮が2代皇帝・劉禅に奏上した「出師表」が飾られている。南宋の著名な武将・岳飛の筆によるものらしい。なかなか流麗な筆遣いである。
この出師表には、諸葛亮の国に対する熱いエナジーがほとばしっているとされ、「讀諸葛孔明《出師表》而不墮涙者、其人必不忠」と評される名文とのこと。そこで周囲を見渡すと、感涙にむせぶ忠義者などどこにもおらず、にやけながら写真を撮る人民ばかり。不忠の徒輩めっ! -
武侯祠の目玉は、蜀を支えた武将たちの像である。清の時代につくられたもので、小説「三国志演義」からイメージした姿をしているため、若干誇張されている面もあるという。この分かりやすい像がないとあまりにも地味で素っ気ないので、作って正解だったかもしれない。
末席近くの大部屋に並んでいるのものは、名前を聞いても正直なところ誰が誰だか分からない。 -
やはり単独で飾られている像は大物が多い。こちらは蜀の初代皇帝・劉備。
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一喝で曹操の大軍を追い払ったといわれる伝説の猛将・張飛。顔が真っ黒なのも異様だが(内臓が悪いのだろうか)、何よりその目が恐い。そりゃ逃げるわ。
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神様としても広くまつられている関羽。町中で売っているキャラクターグッズでは真っ赤な顔が定番だが、この像はなかなか福々しいお顔である。
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そして皇帝や並み居る強豪をおさえ、いちばん奥の専用の霊廟に鎮座するのはあの諸葛亮である。手に持つ羽扇がトレードマークだ。知勇兼備の名将ということで学問の神様的な扱いをされており、とにかく中国人には人気がある。念入りにお参りし、子どもたちの学力向上を切に願う。
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霊廟の脇には、竹林の散歩道が続いている。青々とした竹と赤い壁のコントラストが見事。実に写真映えするので、自撮りに励む人民多数。
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劉備の陵墓とされる「恵陵」。こんもりとした丘状になっていて、古墳のような感じだ。かなり質素である。
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武侯祠の門前には、錦里という商店街が延びている。この日は土曜日ということもあるが、とにかくすごい人。
錦里古街 史跡・遺跡
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寛窄巷子同様に、古い街並みが再現されている。路面店で買った食べ物を立ち食いできるようになっているが、人が多すぎてそれどころではない。
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ということで、お昼ご飯は錦里入口あたりのレストラン「三顧園」へ。劉備が諸葛亮を迎える際の故事「三顧の礼」から取っているのであろう。
で、いろいろ食べた後、最後の締めで出てきた「孔明饅頭」。名乗った者勝ちである。しかし、饅頭の発明者は諸葛亮という説もあり、あながちウソでもないのかも。 -
宣伝に利用される英傑たち。
さて、まだお昼過ぎなので、観光の時間は十分に残されている。候補にあがったのは、パンダのいる「成都大熊猫繁育研究基地」と、古代遺跡の博物館「金沙遺址博物館」。妻はパンダを熱烈に推したが、子どもたちが「パンダはもう一生分見た」という理論をもって難色を示し、長い議論の末に博物館へ。 -
「なんでこんなところに…」と嘆く妻をよそに、子どもたちは割と乗り気。
金沙遺址博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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本遺跡の出土品は、紀元前1,200~500年ごろのものと推測されている。2001年に近辺で行われた下水道工事中に偶然発見されたもので、その後の発掘調査で金器や玉器などの貴重品から石器や陶器に至るまで大量の出土品があった。
当時の現地を再現したジオラマ。かなりリアルだ。 -
イチオシの出土品・金のマスク。想像よりもかなりペラペラではあったが、仮面舞踏会的な怪しい雰囲気を醸し出している。
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太陽をかたどったと思われる金のリング。何に使ったのだろうか。成都市章のデザインとして使われている。
その他、玉や青銅の宝飾品もなかなか見事な品であった。 -
最後はこの旅の締めとして、天府広場前の毛沢東主席に謁見。同じポーズで記念写真を撮り、旅の無事を感謝した。
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翌日は朝9時発の飛行機にて帰国。日本発が夕方、中国発が早朝というのは、完全に訪日客向けのダイヤである(日本滞在時間が長くなる)。帰りも行きと同じ老朽機であったが、帰国ラッシュの成田に無事到着した。
成都双流国際空港 (CTU) 空港
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今回の旅はこれにて終了。最後の写真で、旅行中さんざんお世話になった「蛋炒飯」に敬意を表する。日本で食べるどんな炒飯よりも上をいっていた。本場の力、恐るべし。長男も「タンチャオファンイーフェン」は覚えた。これでどの店でも発注可能である。
久々の中国はなかなか楽しかった。家族のみなもそれぞれの目的が達せられたことだろう。また別の町にも行きたくなってきた。
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旅行記グループ
2019年子連れ中国の旅
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