2019/07/03 - 2019/07/05
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oneonekukikoさん
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ここ数年、海外といえば長女一家が住むドイツだった。
いつもの旅仲間Y氏からは「今度ローマに行きましょう」と誘われて数年が経過しています。
ドイツ詣でも昨年4月の長女一家の帰国で終止符を打ち、兼ねてからの約束が果たせます。いつもの3夫婦での久しぶりの南イタリアの旅が6/27ー7/10まの2週間と決まりました。
6/27 JAL便で到着後フランクフルトに前泊の後
oneone夫婦 フランクフルト発14:30ーローマ着18:15 ルフトハンザ航空
A夫妻 19:00着 アリタリア航空
S子さん 17:15着 アシアナ航空
Y氏 2日前よりローマ滞在
とそれぞれのルートでローマに入ります。
全員集合は6/28。
ローマフィゥミチーノ空港。
アリタリア航空到着に合わせて20:00を目処にゲート出口で集合。
6/28ー7/3 ローマ5泊
7/3ー7/5 パレルモ2泊
7/5ー7/7 アグリジェント 2泊
7/7ー7/8 パレルモ 1泊
7/8ー7/9 ローマ1泊
7/9 帰国
2週間の南イタリアの旅の始まりました。
7/3
駅前のホテルをチェックアウトして、パレルモへ飛びます。
大きい荷物はホテルに預かってもらい荷物を小さくして移動です。節約して、機内持ち込みだけの荷物です。テルミニ駅近くのホテルから空港まではバスで移動します。
片道7ユーロ、往復9ユーロ。最終日にまたこのホテルに宿泊するのでもちろん往復のチケットを求めました。T.A.M.社のシャトルバスです。第3ターミナルに到着ですので、第1ターミナルへの移動が必要となりますが、出発が程よい時間帯だったので決めました。
ローマ発12:00ーパレルモ着13:10
1時間ほどのフライトです。
空港で遅めの昼食は軽くサンドイッチ。
シャトルバスで市内に向かいます。空港からは5:00始発で30分ごとに出ています。ホテルからの情報を得てVia Roma下車。終点の一つ手前です。往復10ユーロ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
パレルモのホテルは、なんと2泊朝食付きで一室76ユーロ。あまりの安さに驚きましたが、画像で見る室内の様子も綺麗なので決定。チャレンジャーでした。
Hotel Columbia.ホテル コロンビア ホテル
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隣のビルが工事中のためでしょうか?
入るとすぐレストランになり、続いてフロントとなります。急遽入り口を変えた感じです。朝食は、イタリアによくあるように、甘いパンも並びますが、ふつうに美味しくいただけます。
早めのチェックインでしたが、客室に落ち着けました。 -
普通に心地よかったです。
スタッフはとても親切です。パレルモ空港からのバスの情報を教えてくれました。一番近いシャトルバスの停留所「Via Roma」も聞いて、安心して乗車できました。
市内の中心部で観光する時の移動もとても便利です。
しかし、隣のビルが取り壊し中、大通りからホテルまでの急坂は心底きつかった。
そして、3部屋のうち冷蔵庫があるのは1部屋だけ。
エレベーターがありません。
スタッフが手伝ってくれました。
でもでも2泊で76ユーロですから。 -
海へと続く一本道。東西に走るヴィエットリオエマヌエル通り。
「シチリア?気をつけて行ってきてね」
の友人達の言葉に送られたパレルモの街ですが、旧市街の魅力的な街並みは、そぞろ歩きの観光客で溢れています。 -
マクエダ通りとヴィットリオエマヌエル通りの交差点クワットロカンティの四つの角に、それぞれ3つの彫刻が施されているビルがあり、観光客の目印になってます。
クアットロ カンティ 文化・芸術・歴史
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各階がそれぞれ違った彫刻で飾られています。
クアットロ カンティ 文化・芸術・歴史
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西へ歩くとすぐにパレルモ大聖堂があります。
全容が入りきらないほど大きな聖堂です。パレルモ大聖堂 寺院・教会
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時代によって建築様式が違うそうです。
ちょうど出発前、世界ふれあい街歩きでパレルモが紹介されていました。アラブと西洋建築の融合だそうです。 -
天窓から優しい光が降り注ぎます。
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立派な天蓋のある、ローマ皇帝のお墓がありました。
-
高いところが大好きな3人のジジ・ババは屋上に登ります。
あとの3人はジェラート屋さんで待ってるって。 -
5ユーロです。
3:40から登り始めました。
おじさんが、観光客の様子を係に知らせて、調整しています。
螺旋の細い階段を登るので、時間を調整しているようです。 -
四方が見渡せ、心地よい風が吹いてきます。
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先ほどの天窓です。
アラブの雰囲気でしょうか。 -
瓦が鱗のようです。
色々な角度からカメラに納めてしまいました。 -
タイルもいい感じです。ここもアラブ?
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やっぱり、屋上は開放感いっぱいです。
3人が待つジェラート屋さんへ急ぎます。
ピスタチオとバジルのツインを勧められました。
バジル?
誘いに乗ってしまったババです。
ピスタチオは丸だったけど・・・。
S子さんはバジルもいけるって。 -
観光用の馬車が待機しています。
-
Y氏のシチリア出身の友人のアドレアーノさんのお勧めのCasa de professa。地図ではなかなか見つからずジェズ教会。教授の家かと思って帰国後調べたら信仰の家、つまり修道院という意味もあるようで、ジェズ教会というより、地元の人にはcasa de Professaの方が一般的のようでした。
ちょうど結婚式でしたが、普通に参列させていただきました。ビックリです。ジェズ教会 寺院・教会
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天井画が柔らかい光を感じさせます。
-
柱の細工に圧倒されました。
大理石なのか。象嵌細工がされていて、思わず見入ってしまいます。
式はまだ続いていますので、おいとましました。
お幸せに。 -
入り口はごく普通の教会です。
近くのカフェで早めの夕食。
お茶のつもりが、そのまま夕食になってしまいました。カフェなのに、ディナー。ノリのいいオーナーでした。
前菜、サラダ、ピザ、パスタ。ジェズ教会 寺院・教会
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7/4
Y氏は1人でバスで海へ向かいます。
モンデッロでひと泳ぎしてくるんですって。
その前に、マッシモ劇場はご一緒しましょうよ。
中を見学するには、ガイドツアーに参加が必須です。
1人8ユーロ。
10:30に集まって、ツアーの始まりです。
まずはロビーから。
ゴッドファーザーの撮影に使われたことくらいの知識だったのですが、素晴らしいオペラハウスでした。
さすがシーズンではないので、オペラの上演はなかったけど。
二階の人影は何なんだろう。
気になります。 -
ガイドさんに続いて進みます。
貴賓室を通り抜けます。鏡の間
四方が鏡に囲まれています。
フカフカのソファもあるけど、落ち着かないです。
妙な気分です。マッシモ劇場 劇場・ホール・ショー
-
内装も素晴らしい。
ヴェネチアグラスが存分に使われています。 -
続いて客席。
高い天井のフレスコ画が飛び込んできました。 -
客席と同じ大きさの舞台だそうです。
もう、秋のオペラの練習、打ち合わせがある始まっています。マッシモ劇場 劇場・ホール・ショー
-
ヨーロッパで3番目に大きなオペラハウスだそうですが、ボックス席が5階まであり、入った途端に圧倒されました。こんな気持ちになったのは初めてです。
1974から修復のため24年間閉鎖されていたそうです。
ということは、修復中にゴッドファーザーが撮影された?マッシモ劇場 劇場・ホール・ショー
-
下から見上げるロイヤルボックスです。
これから案内してもらいます。 -
階段の手すりの細工も気になります。
-
ロイヤルボックス前の貴賓室。
木材を多用した、温かみのある室内です。 -
ロイヤルボックスからの眺め。
気分いいです。
記念撮影してきました。 -
このホール。
男性専用の社交用のホールだそうです。(ん?どういうこと?)
ガイドさんに「この下で声を出して見て」と誘われて、皆さん「はーい。」
天窓の下で発声すると、まあビックリ。「うわぁ~ん」と自分の声が響いてきます。声が天から降り注いでくる錯覚に陥ります。
内緒話できませんね。
それが目的でしょうか?この反響は。
天井のフレスコ画も素晴らしかったけど、音の反響に負けました。
ちゃんと見ていない。 -
ロビーへのもどり道。
バレーの練習に使われている部屋もありました。
これがロビーから見えた人影でした。
納得。
ツアー終了後、たまにはゆっくり優雅にお茶をしたいと、この劇場併設のカフェに陣取ろうと提案しましたが、却下されました。 -
ツアー解散後ぐるりと外観を見て、近くの青空市場に向かいます。
これも、シチリア出身の友人のお勧めです。 -
青空市場に到着。
カーポの市場 市場
-
ピスタチオ、いちじくなど乾物購入。
活気溢れる市場です。
魚屋さんでは今晩の夕食用でしょうか、大きなマグロが切り分けられて、飛ぶように売れていきます。 -
総菜屋さん兼食堂というところでしょうか?
まだ、シートがかけられいる食材もあります。 -
ランチはこの市場に決定。
あんまりやる気のないおにいさんだったけど。
あーーー。
マッシモ劇場のカフェとの落差。
まあ、庶民としては、こんなものですかね。 -
店先に並ぶ惣菜を指差して注文。
パレルモ名物のアランチーノかと思ったら、普通のチーズたっぷりのメンチコロッケでした。
でも、それで正解。
パンもあったしね。
美味しくいただきました。
でも、ちょっと塩っぱかった。
ここでY氏とはお別れ。
夕方まで海辺でゆっくりお過ごしくださいね。 -
見逃したマルトラーナ教会へ向かいますが、門は固く閉ざされています。
結婚式ですって。
昨日のジェス教会の結婚式はオープンでしたねー。
プレトーリア広場。別名「恥ずかしい広場」
当時のパレルモでは、裸の彫刻の林立は刺激が強かったのでしょうかネ。
フィレンツェで作られた彫刻をパレルモの篤志家が引き継いだそうです。プレトーリアの噴水 建造物
-
やっとありついたパレルモ名物
アランチーナ。
チーズが効いていておいしかったけど、オヤツに一人一個は食べられない。
シチリアの人が病み付きになるほどの味かなぁ。
個人的見解 -
こちらもシチリア名物カンノーロ。
オーダーするとお姉さんが一つ一つ丁寧に作ってくれます。
シチリア出身(ちなみに何とコルネオーネ出身)のY氏の友人に言わせると「それはもうたまらなく美味しいよ。是非試して。日本の人には甘すぎるかも」と言われてトライした。
リコッタチーズが美味しかったし、甘みも抑えてあって小さいサイズならもう一ついけます。Y氏は大きいサイズもオーケーだって。 -
小さいサイズの6個セットをオーダー。
いろいろ楽しめました。
甘党のY氏は海に持って行って、大きいサイズを2個平らげました。
他のケーキも試せばよかった。
暑いとジェラートに走ってしまうoneoneです。 -
夕方、Y氏が散歩中に見つけた広場の屋台で夕食です。
ここは広場なので、車がガンガン入ってきます。そこにテントやテーブルを張り出して営業中です。お客さんもそれは承知で、車が入ってくると上手に椅子をよじって車を通します。ごく普通の風景。
魚専門店、お肉のグリル。デザート。たくさん屋台が並んでいます。 -
私たちは魚介の屋台に入店。
パンやアランチーノ、デザートは隣のテントから購入してお持込。
揚げたて、焼き立ての魚介をレモンの味でいただくシンプルな夕食。
特にタコ、小魚の唐揚げ。お代わりしました。
最高!!! -
お会計のクイズをしました。
これまでの経緯から全員150、130、など。Y氏は98ユーロを提示。
なんと飲み物込みで56ユーロ。
エエエーーーッ!!! -
20:15
海辺まで夕食後の腹ごなし。
海辺のカフェで再びビール&デザート。
ジェラートないというのでアイスクリーム。 -
そろそろ陽が沈みます。
20:17
2分間の夕焼け劇場。 -
21:10
街に灯りがともり始めました。 -
7/5
12:00に空港でレンタカーの手配をして、アグリジェントへ向かいます。
それまでの時間を初日に時間外で行けなかったノルマン宮殿で過ごします。
パラティーナ礼拝堂+博物館入場料14ユーロ。
伝統的な建物の中庭に現代アート?
9:15
まだ人もまばらです。 -
パラティーナ礼拝堂。
噂に違わぬ金ピカのモザイク画です。
ビザンチン様式と言うのでしょうか。パラティーナ礼拝堂 城・宮殿
-
天窓からの陽の光が、更にモザイクに輝きを与えているようです。
あっぱれ、お日様。 -
よく見ると、こちら側も金箔なのですが、お日様がまだ届かないので、優しい輝きです。
こっちが好きです。 -
絢爛豪華。
しかし、改めて画像で見返すと、隅々まで気を抜かない細密なモザイク画に、畏敬の念にかられます。
やっぱり素晴らしい。 -
陽の光をうまく取り入れ、金箔を際立たせている演出に、心意気と誇りを感じます。
-
マクエダの広場に戻って、王家の部屋に移動します。
至って簡素な広場です。ノルマン王宮 城・宮殿
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ヘラクレスの間
シチリア州会議室として使用されています。ノルマン王宮 城・宮殿
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現役で働いています。
-
ジェロニモ王の間
王家の部屋の天井画です。 -
更に細密な金箔のモザイク画の部屋に圧倒されました。
関わった人々の努力と誇りの賜物でしょうか。 -
全てが計算されて設計されているように感じます。
アルマン宮殿。
パレルモの誇りです。 -
12:00にパレルモ空港でレンタカーの予約をしていますので、1度ホテルに戻り、さっぱりしてシャトルバスで空港に向かいます。
-
それでも気になる旧市街の街並みです。
マクエダ通りにはこのような家が続いています。
現役で活躍中。
やっぱり、色々寄り道して、レンタカーのカウンターにはギリギリ間に合いました。
遅れたら、予約がキャンセルになるのではヒヤヒヤ物でしたが、夫はそれ以上の失敗をしていました。ああああーーー。
何と、国際免許証は持ってきたものの、日本の免許証を、よりによって、ローマのホテルに置いてきたのでした。これでは貸し出しができないと言われ、急遽S子さんが第1ドライバーとなり、難関を突破したのでした。
アグリジェントへ向けて出発です。 -
7/7
シチリア最終日。
明日は、10:25パレルモ発ーローマ11:35着のアリタリアのフライトですので、空港に近いホテルにチェックインしました。海岸沿いのリゾートです。
アグリジェントからナビ通りに順調に、ホテルまで、あと数十メートルのところで、久々の受難に会いました。
ナビが示すのは、車一台がギリギリの海岸に続く一本道。後5メートル進めば、海岸です。そこへ海岸から対向車。どうやら、近くの大豪邸のパーキングに入れるようにですので、少し戻って譲りました。
その先が坂道である事はわかっていましたが、それがジャンプ台かと思われる急坂です。バックするにもレンタカーを傷つけたらと躊躇されます。意を決して進みました。助手席のS子さん、胃がおかしくなりしばらく体調不良でした。
ビーチに面した明るいリゾートホテルです。 -
ホテルはリゾート感たっぷりのPalm Beach Hotel
1泊朝食付きで88ユーロとリーズナブルです。 -
日没が近づいています。到着した時はビーチはパラソルの花盛りでしたが、まだ名残を惜しむパラソルの花が咲いています。
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シチリアでさんざんお世話になったイタリアビールともお別れかな。
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到着の際の急坂のストレスから、出かける元気はすっかり失せ、ホテルのレストランでの夕食となりました。
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雲がかかっていますが、レストランから夕陽を眺めながらのリゾート気分いっぱいの夕食です。
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もうすぐ日没です。
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夜のビーチは堤防の灯りだけが道しるべです。
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朝のビーチ。
まだパラソルの花は咲きません。 -
朝食会場。
レンタカーの返却もあるので、早めの朝食を済ませて、空港へ向かいます。 -
10:25のフライトですので、空港まで30分とはいえ、レンタカー返却などがあるので、早めの出発です。
返却はいとも簡単に終了。
ローマ1泊を残して、夏のイタリア旅が終わります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- はんなりさん 2019/08/21 14:53:40
- 見事な建造物
- oneonekukikoさん
またお邪魔しちゃいました。
シチリアと聞くとゴットファザーのイメージが強いので
皆さん(私も)心配されているのですね。
でも行ってみたい気持ちはあるのです。
マッシモ劇場のロイヤルボックス貴重な体験!
パラティーナ礼拝堂の壁一面の金箔モザイクも見事な輝き
ですが私も優しい輝きのモザイクが好みです。
シチリア発祥のジエラード、どれにしようか迷いそうね。
食品も美味しそうですし
何よりお安いのがいいわ。
- oneonekukikoさん からの返信 2019/08/21 17:54:54
- Re: 見事な建造物
- はんなりさん。
書き込みありがとうございます。
厳しい暑さでしたね。
シチリアは、やっぱりマフィア?
という感じで、
「行ってみたいけど、個人じゃねー」
と敬遠してましたが、ヒョンなことから実現しました。
ローマ、シチリア。
厳重装備でいざ出発でしたが、不安は払拭されました。
皆さん人懐っこくて、親切でした。
そして、ホテルも食事もリーズナブル。
というか、そんなところしか出没しないジジ•ババですけどね。
シチリアは、アラブとヨーロッパの文化の交差点と言われるように、
一粒で二度美味しいグリコ状態でした(古!)
oneonekukiko
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