2019/07/05 - 2019/07/07
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oneonekukikoさん
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ここ数年、海外といえば長女一家が住むドイツだった。
いつもの旅仲間Y氏からは「今度ローマに行きましょう」と誘われて数年が経過しています。
ドイツ詣でも昨年4月の長女一家の帰国で終止符を打ち、兼ねてからの約束が果たせます。いつもの3夫婦での久しぶりの南イタリアの旅が6/27ー7/10まの2週間と決まりました。
全員集合は6/28。それぞれのルートでローマフィゥミチーノ空港。
6/28ー7/3 ローマ5泊
7/3ー7/5 パレルモ2泊
7/5ー7/7 アグリジェント 2泊
7/7ー7/8 パレルモ 1泊
7/8ー7/9 ローマ1泊
7/9 帰国
2週間の南イタリアの旅が始まりました。
7/5
アグリジェントへの移動日です。
南イタリアでのレンタカーは随分躊躇しましたが、アグリジェントへの移動は車が便利。パレルモ市内を通過しないルートを選択して、レンタカーでの移動を決めました。
Via Roma発10:30の予定でしたが、11:00発の乗車となり、12:00の予約に間に合うか気を揉みましたが、何とかクリア。
しかし、問題発生。
夫を第1ドライバーに設定したのですが、日本の運転免許証と支払い登録カードを何とローマのホテルに置いてきたという失態。
フロントのお姉さんからは、「ここにちゃんと書いてあるでしょ。」
「ハイ、ちゃんと書いてありました。それも日本語で。」
それでも何とかS子さんを第1ドライバーに変更し、フル保険も追加して手続き完了。
7人乗り、オートマ、7/5 12:00ー7/8 9:00 パレルモ空港返却。
フルカバー保険付きで568.17ユーロ。リーズナブルです。booking comから予約。noleggioreという私達にとっては馴染みのないレンタカー会社でしたが、デスクは長蛇の列で安心しました。
レンタカー登録の際の不手際から、夫との関係悪化のまま空港でランチとなりました。さてさて、幸先の悪いアグリジェントへの旅の始まりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アグリジェントの宿は街から少し離れた、Agriturismo Passo dei Briganti
2部屋、朝食付き、2泊、356ユーロ。
居心地の良い農家民宿です。
しかし、たどり着くまでの道のりは長かった。
まず空港でナビに目的地のアグリツーリズモを設定してもらい快調に出発しました。
海あり、山ありの風景に癒されながら、周辺までたどり着きました。
そこからが難行苦行の始まりです。 -
ナビはすぐ先を指し示しているものの、車はぐるぐる回るだけ。やっぱり車ではじめてのホテルへ辿り着くのはなかなか大変。
Y氏が「ちょっと聞いてきましょう」と車を降りて近くの農家へ入って行きました。数分後、若い美しいご婦人の車で戻ってきました。案内して下さるそうです。
助かりました。お礼に日本のお菓子を差し上げたけど、気に入ってもらえたかしら? -
障害物のないぴーかんの青空。
ようやくたどり着いた宿では、洗濯タイムの始まりまりです。
家族経営の農家民宿で過ごす二泊三日が始まります。
トスカーナのアグリツーリズモが思い出される宿の造りです。
テラスのテーブル席はディナーで満席となるほどの人気の宿でした。 -
19:00。それでも一番乗りの夕食です。
25ユーロのセットメニューもあるのですが、私たちの胃袋には多すぎるので、メニューからアラカルトで選びます。
前菜盛り合わせ、マグロのタルタルソース。パスタ。 -
マグロのタルタルソースが大人気で翌日もオーダーでした。
-
陽はまだ高く他のテーブルは、人の気配がしません。
20人近くのグループのテーブルは9:00近くの宴会開始のようでした。金曜日ですからね。日が変わる頃まで賑やかな宴だったようですが、ぐっすり眠って気づかなかったoneoneでした。 -
7/6
今日も晴天。
遺跡巡りは暑そうだな。
昨日、つばの広い帽子買ってよかた! -
6:30
朝日が眩しいアグリジェントの朝です。 -
j子さん今日も朝からお洗濯です。
-
周りは何もない野中の一軒家です。
足元の畑では、イチゴや、ズッキーニが出番を待っています。 -
7:30
朝食も一番乗り。
昨日の宴の後は跡形もなくなり、スタッフは早朝から朝食の準備です。
朝食はやっぱり甘いパンが並びます。
イタリアです。 -
「神殿の谷」まで、車で20分の予定です。
先に上に行ってからゆっくりおりて来る方がいいとか、あれこれ検索はしてみるものの、結局行き当たりばったりの予感がします。
「この道をまっすぐ行くと大きな道に出るからね」
「ハイ、ありがとうございます」
ランドマークを目に刻んで出発します。
順調に帰って来られるといいけれど。
暑くならないうちにと早めの出発となりました。 -
9:30
やっぱり最初にたどり着いたパーキングから入場。広い遺跡群の西にあたります。
1人15.5ユーロ。
オリーブの木に迎えられて、遺跡群へ入ります。
古代ギリシャ時代の遺跡が残る「神殿の谷」です。 -
物珍しく何でもカメラに収めていきます。
-
「これも遺跡よね。」
青空のもとハイキング気分の遺跡巡り。ここから東へ丘陵地帯ゆるゆると歩いていきます。暑いけど、心弾みます。 -
目指す神殿跡が見えてきました。
ディオスクロイ(カストール ポルックス)神殿 史跡・遺跡
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あっちもこっちも遺跡だらけです。
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まだまだ発掘が続いています。
-
石の一つ一つにある物語の想像を膨らませながら進みます。
-
神殿の谷の西側にある最初に見えてくる神殿跡です。
4本の柱だけの小さな遺跡だけど、一番はじめに出会って思い入れがあります。 -
オリーブやサボテン、アーモンドの木がいっぱいです。
アーモンドの実を袋に集めながら歩いているおじさんもいたしね。
さすがイタリア。
自由です。 -
やっぱりいました。
こんな人達。
砂漠の植物サボテンは強いね。
頑張れ! -
木陰で一休み。
-
遠くに見えるのがヘラクレス神殿でしょうか。
-
未完成のうちにカルタゴ軍の襲撃で建築を中断したそうです。神殿の入り口に置かれた人像柱は考古学博物館に展示されいました。想像を絶する大きさで、神殿がいかに大きかったかが想像できます。その後地震で崩壊。帰国後の後付けの説明です。
出発前に調べればいいのにね。
一番大きな神殿になる予定だったそうです。
皆さんがカメラを向けているので興味を持って立ち止まりましたが、
地震で崩壊したとばかり思っていたoneoneです。
無知ということは・・・。
そんな訳で、実物は博物館でお目にかかりましたが、現地にあったレプリカの像には気付かず通り過ぎています。
ただただ、感覚で時代を想像し、感じながら遺跡を楽しんでいます。ジョーヴェ オリンピコ(ジュピター)神殿 史跡・遺跡
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遠くに見えたヘラクレス神殿に到着です。
紀元前520年ごろに建てられたと言われるこの地域で最古の神殿。エルコレ(ヘラクレス)神殿 史跡・遺跡
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多くの人の尽力で復元されました。
エルコレ(ヘラクレス)神殿 史跡・遺跡
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一番保存状態の良い神殿です。
しかし、この時間帯は昨夜イヴェントがあったようで、観客席が設営されておりその後片付けで多くの人が立ち働いていました。ロープが張ってあり、入場できず。
人のいない時を見計らって画像に収めました。
神殿周辺にもロープが張ってあり、立ち入り禁止。
いかにもファッション雑誌の撮影に使いそうな小道具が並べられております。やっぱりここはイタリア。
遺跡と不釣り合いでしたので、スルーして進みました。コンコルディア神殿 史跡・遺跡
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遠くに丘陵地帯が広がりますが、その先は地中海でしょうか。
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多分、神殿の建設に使われた道具。
先人の叡智をたくさん感じました。
このような展示も見られます。 -
観光客は遠巻きに神殿を写しています。
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こんな小部屋が続きます。
お墓の後かしらね。
勝手な想像です。 -
主な神殿の中で、一番東にあるヘラ神殿に到着。
炎天下をよく歩きました。 -
小高い石舞台に登って全体を見渡します。
いい感じの神殿です。ジュノーネ ラチニア(ヘラ)神殿 史跡・遺跡
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青い空に映える神殿。
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行きはヨイヨイ帰りはコワイ。
ジェラートで喉を潤してから炎天下を、パーキングまで戻ります。 -
可憐な花に癒されます。
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パーキングに戻る帰り道、再びコンコルディア神殿が現れます。
ロープもほどかれて自由に入れます。 -
イカロスの像が置かれています。
誰が置いたのでしょかね。コンコルディア神殿 史跡・遺跡
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まだ、舞台は外されてません。
何があったのか興味津々。遺跡の中で。 -
考古学博物館へのアプローチです。
入館時間ギリギリになってしまいました。
「大丈夫。入ってしまえば。」 -
考古学博物館。
沢山の陳列とイタリア語の説明。
ここでも感覚で進みます。
神殿を支える支柱を飾っていた巨人像。
先ほどの崩れた神殿の人像柱です。
大きい。州立考古学博物館 (アグリジェント) 博物館・美術館・ギャラリー
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沢山の巨人像の頭部と思われますが、それぞれ表情があって、見応えがありました。
-
売店のテントの下で、遅めのランチタイム。
-
アグリジェントの街へ寄り道ですが、夏の日曜日の昼下がり、人影はありません。
みんなシエスタですね。
坂の町で、階段を上ったり下りたり。
ジェラートを食べて帰ります。
さて、宿への帰り道。
ランドマークをしっかり記憶して近くまで来たのですがまたまた迷子です。
ここでは、ナビはあてになりません。近くの小さなスーパーでお水を買ってオーナーに道を訪ねました。
「アー、そこなら友達だよ。付いておいで」とまたもや先導してもらって無事帰還をはたしました。
ありがとう。心優しいアグリジェント。 -
宿のオーナーのサービスで夕食が始まります。サービスするときは正装です。
モデルになってくれました。 -
今日もマグロのタルタルは欠かせません。
-
パスタと魚のフリッター。
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前菜もね。
お肉も少々。 -
7/7
今日も晴れです。 -
朝ごはんをしっかり食べて、パレルモへ戻ります。
-
予定では、「シネマパラダイス」のロケ地パラッツォアドリアーノやコルネオーネを経由してパレルモへ入る予定でしたが、疲れも出てきたので、近隣の白い崖の海岸経由としました。
Scala dei Turchi トルコの階段という意味だそうです。
迷いながらも到着。
パーキング15ユーロを支払い先ずはゆっくりできます。
人気の海岸のようで、家族づれであふれています。 -
リゾートですねぇ。
白い崖はあの岬を回ったあたりのようです。 -
澄んだ海岸に魅せられて、Y氏は泳ぎだします。
S子さんも、パラソルを借りてお昼寝タイムです。
パラソルとベンチで5ユーロ。りーずなぶるです。 -
4人で砂浜を白い崖目指して進みます。
-
やっぱり、ここは水着ですね。
-
砂浜を15分くらい歩きます。
-
登りたかったけど、最近腰の具合が良くないので諦めました。
下りも、ちょっと不安だったからね。
摑まるところないし、ここで転んだら後々言われそうだし。
グッと我慢です。 -
夫とA氏が挑戦しました。
-
白いのはこちら側だけ。
不思議です。 -
そういえば、数十年も海に入っていなかった。
-
白とブルーの世界
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オッさん2人、楽しんでます。
-
行ってみたかったな。
白い世界。 -
Y氏は気分良く泳いでいるのでしょうね。
-
自然が作る造形です。
-
ちょっと登ってみました。風景が違います。
広がる白い大地。
お日様がいっぱいです。 -
そろそろ戻りますか。
-
砂浜に商品を並べて売り込んでます。
かき入れ時です。 -
広い砂浜
何を運んでいるのでしょうね。 -
遠浅だから、子供達も安心ね。
波も高くないし。 -
シャワーを浴びて車に戻ります。
久しぶりの海岸での夏の1日。 -
こちらは家族連れで賑わう砂浜の一画です。
横をすり抜けて車に戻ります。
本日の宿は空港近くのビーチリゾートです。
Y氏はもうひと泳ぎするのでしょうか?
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この旅行記へのコメント (4)
-
- batfishさん 2019/08/27 19:16:30
- アグリツーリズモ
- oneonekukikoさん こんばんは!
ようやく涼しくなってきましたね。
南イタリアは連日真っ青な空と灼熱の太陽が輝いていますね。
ジェラートに手が伸びるはずです(^^)
お泊りになったアグリツーリズモ、すてきですね。
食事も美味しそうですし、(25ユーロのセットも魅力的)
イタリアの賑やかな雰囲気を堪能できそうです。
さすがイタリア通の方がお仲間にいらっしゃるので
このような貴重な体験ができるのですね!!
ジジババと仰いますが、レンタカーも運転されて
遺跡の他にビーチ遊びまで楽しまれてまだまだお若いです!
batfish
- oneonekukikoさん からの返信 2019/08/27 23:34:05
- Re: アグリツーリズモ
- batfishさん
いつもありがとうございます。
7月の南イタリアは暑さがみにしみましたが
青空に力をもらいました。
帰国後写真を整理して
青空は全てを美しく変身させてくれるなと
お日様に感謝しています。
アグリツーリズモやアパートは
部屋が広いので気に入ってます。
正真正銘のジジ・ババですよー。
ただ、好奇心だけは負けない仲間いるので
出かけられます。
一人だったら諦めていることも
仲間のおかげで前に進めます。
こうして応援してくださる4トラのお仲間も。
oneonekukiko
-
- はんなりさん 2019/08/27 16:23:40
- 悠久の遺跡巡り
- oneonekukikoさん
こんにちは(^^♪
アグリジェント遺跡群、壮大ですね。
一際目立つ保存状態の良いコンコルシア宮殿、
他遺跡も思いを馳せるに充分興味深いです。
マグロのタルタル私も毎日頂くかも~
それにしても案内してくださったアグリジェントの方々の
優しさに感激ですね。
アーモンドの咲く時期と遺跡群の風景も見てみたいものです。
- oneonekukikoさん からの返信 2019/08/27 23:27:03
- Re: 悠久の遺跡巡り
- はんなりさん
こんな時間にごめんなさい。
友人の勧めで何の下調べもなく訪れた、全てお任せのアグリジェントでした。
調べたところで、現地に行くと全て忘れ、
行き当たりばったりなのですが
特に遺跡は
空間に身を置いてタイムスリップした感じが好きです。
シチリアは怖いイメージが強いのですが
心優しい人達に恵まれて過ごした日々でした。
色々な方に助けられ、帰国後は
勇気を出して声をかけようと思いながら
「お節介かな」
何て、言葉を飲み込んでしまいます。
oneonekukiko
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旅行記グループ ジジ・ババイタリアの旅
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