アラ還姉妹とその母、台湾マンゴー三昧（5-1）台南到着編

2019/06/21 - 2019/06/25

美味しいフレッシュマンゴーを食べたいという母の声に、アラ還姉妹も乗っかって実現したシニア女三人旅。
夫から、「その旅費を当てれば、暑い思いをして出かけなくても宮崎マンゴーや沖縄マンゴーをたらふく食べられるんじゃないの？」というごもっともな指摘もあったけれど、母が手元に持て余していた昔のトラベラーズチェック、海外のホテルや空港なら使えるかも？あわよくば使い切ってしまえれば！という魂胆もあって、いそいそと企画に着手。
企画時から、高齢者なりの環境が必要だと言って、あーでもないこーでもないと厳しい条件が続出。
・高齢者同行なので、体調や天候・気分によっては当日予定変更ができるフレキシブルでゆったりした行程（観光に忙しく時間に縛られる団体行動は無理)
・ホテルはバスタブ必須（できれば大浴場あり）で、交通の利便性が高いこと
など、旅行会社の既存のツアーではとうてい無理な条件。
台北では、台北在住の母の友人と待ち合わせをしたいという希望もあり、個別にプランを立ててくれる旅行会社に見積をお願いして、いくつかのパターンを提案してもらっても、最終的に費用面で折り合わず。
いよいよ最後の手段で、飛行機とホテル、現地での移動を自分で手配したらどうだろうと再検討。一時はもうやめようかと思ったけれど、なんとか実現にこぎ着けた。（見積対応してくれたプランナーさんには申し訳ないことでした。）
現地で何かトラブルがあった場合、旅行会社を通してない旅って大丈夫かなぁ･･･と不安もよぎったけれど、結果オーライでした。
ただ、後から思うに、チャイナエアラインが行きも帰りも満席だったのは、エバー航空のストの影響でチャイナエアラインに流れてきたのだろうか？
今回はたまたまチャイナエアラインだったからよかったけれど、もしエバー航空を選んでいたらストに巻き込まれてたのでは？自分で対処できただろうか？（するしかないんだろうけど･･･）と思うとゾッとする･･･。
マンゴーを楽しむことと、新幹線にトライできたことと、台北で母の友人に会うことはクリアできて、目的は果たせたので満足だけど、いささか心残りは、テッパンの観光名所や夜市、台湾式シャンプー、マッサージに行かなかったこと。そしてトラベラーズチェックを使う機会がなかったこと。
それにしても、若い頃のようにガツガツ動き回れなくなったなぁ～としみじみ･･･。

～～ 4泊5日 大まかな費用 ～～
◆事前手配◆
【航空券】チャイナエアライン　＠34,670円×3＝104,010円
　　　　　《往路》成田→高雄　《復路》桃園→成田
【宿泊】《台南》台南大億ランディスホテル　二泊12,665元→44,733円
　　　　《台北》リージェント台北　二泊13,256元→46,552円
【高速鉄道】台南→台北　＠1,080元×3＝3,240元→11,499円
【Wi-Fiレンタル】４G/300MB　＠170円×5日間＝850円
********* 小計 206,764円 （一人当たり 68,932円）**********
◆現地経費◆
【両替】高雄空港　兆豊銀行　レート0.278700(1元≒3.6円)
　　　　＠15,000円×3＝45,000円　
→　12,542元 － 手数料30元 ＝ 12,512元スタート

エリア 台南(台湾)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田空港にてWi-Fiレンタルの受取
今回はフォートラベルさん経由で、グローバルWi-Fiさんを利用。
前回利用したKkdayさんは、データ量無制限は魅力だけれど、高雄空港受取・桃園空港返却では１日当たり６００円位と少し高め。
グローバルWi-Fiさんは４G・３００MB／１日のプランで、１日当たり１７０円。５日間で８５０円でした。データ量制限が気になったけど、ホテルでは無料Wi-Fiを使えるし、外出中に地図検索くらいならば･･･と、こちらを選択。
一日ごとにその日の使用量をメールで通知してくれるので、おおよその目安がついてよかった。
ちなみに今回の＜利用実績＞
2019年06月21日　16.27MB
2019年06月22日　48.41MB
2019年06月23日　37.29MB
2019年06月24日　34.73MB
2019年06月25日　96.51MB
渡航期間中合計　233.21MB
と全然余裕。
ただ、最終日の利用料が多かったのは、グーグルマップの検索のせいだろうと思われるが、あの程度で100MB近く消費するとなると、しょっちゅう道に迷っていたらアウト？

12：20　KAOHSIUNG　CI103　74ゲート

ゲート前で待機中、母が小腹が空いたと。
「すぐに機内食が出るか軽めにね」と、売店で銀だこを買ってきた。

７４ゲートは売店前の階段を降りたところに。

搭乗。
台湾版くまモン？
座席は　2-4-2
３人なので、窓際２席と通路を挟んで１席を指定。

機内食
ポークを選択
カツ丼風

エンタメ
映画『人魚の眠る家』を観て、ちょうどいい頃合いにランディング。

高雄空港到着

ウェルカム感が伝わる楽しい壁画

肉の加工品は持込・持出とも禁止のようで、入国審査で並んでいるところに、NG商品のパッケージ見本の展示かな？
こんなのもダメなの？ってモノも。

空港で両替をして、観光案内所で地図をもらって、MRT窓口で悠遊カードを買って、まずは高雄空港駅から高雄駅に向かってMRT乗車。

20分前後で高雄駅到着。
MRTから台鉄に乗換。
案内に従って進んでいくと、迷うことなく台鉄高雄駅にたどり着いた。

ここから自強号に乗車。
悠遊カードで入ればいくらか割引もあり、指定は取れないけれど空席に座ってOKという情報で、悠遊カードで入場したものの、ホームは案外混んでいる様子。乗車時間は35分程度だけれど、高齢の母には確実に座席があった方がいいと思い直し、係員さんに指定券を買いたいことを身振り手振りと筆記で相談して、いったん退出させてもらって窓口で乗車券を購入し直し。

高雄駅17:27発の自強号に乗車。
乗車前に母がトイレに行きたいと！
ホームにいた係員さんに列車内にトイレはあるか訊いたら「ある」と。
よかった～。１本遅らせなきゃならんかとハラハラしました。
列車内は案の定、混んでいてほぼ満席状態。
指定の席に座っている人がいたので、「私の席です」とチケットを見せたらすんなりどいてくれました。

ケチらず指定券を買ってよかった。
ひとり１０６元。日本円にして４００円弱。
悠遊カードで割引があったとしても数十円の話で。
１１号車　座席番号３４，３６，３８
進行方向左側、西日が強くてカーテンを開けていられず、車窓を楽しめなかったのは残念。

台南駅到着

台南駅、反対側ホームにはたくさんの乗車待ちの人々。
通勤通学のラッシュの時間帯か。
台南駅で悠遊カードの入場取り消しをしてもらわなくちゃいけないんじゃないかと窓口へ。
切符と悠遊カードを見せて、高雄駅でいったん悠遊カードで入場してしまって指定券を買い直したこと、伝わったのかどうか･･･。JRでSuicaのトラブル時に対応してくれるような操作をしてくれているようないないような･･･。
悠遊カードを返されたので、念のため悠遊カードの残高を確認したいと言ったら、駅すぐそばの観光案内所に連れて行かれ、観光案内所では「残高確認はコンビニで」とセブンイレブンに連れて行かれ。連れて行ってくれるっていうのは親切だわと、ありがたく思いつつ、自分の意思が伝わっているのかどうかがわからなくて不安も募ったけれど、残高は間違いなかったので、大丈夫なのかなと一安心。

台南大億ランディスホテル
ホテルへは台南駅前のバスターミナルからブルーラインのバスで到着。
悠遊カードの件でコンビニに行っていた間に、姉が観光案内所でホテルへの行き方を確認してくれていた。
３人ならタクシーの方が料金も大して変わらず楽だと思っていたけれど、せっかくなのでバスも体験してみようと。
バスの中では、言葉が通じないなりに乗客の皆さんが親切で、席が空いたら座れと勧めてくれたり、目的地に着いたら教えてくれたり。助かりました。
問題の悠遊カードで乗車したけれど、特にトラブルになることはなく、無事にランディスホテル前のバス停で下車。
チェックイン時は日本語対応スタッフだったので、チェックアウトの支払にトラベラーズチャックを使えるか尋ねたら、使えると回答。ヤッター！使い切れるぞ！と喜んだものの、実際のチェックアウト時にNGと言われてガックリ。

部屋は４人部屋、Wベッド２台で広々。
スーツケース３つを広げても邪魔にならない広さで快適。

使わなかったけれど、バスローブも

トイレは洗浄式
シャワーブースは独立型

バスタブはシャワーブースの向かい側。
大浴場を利用したので、室内のお風呂を使うことはなかった。
女三人、お風呂の順番待ちをしなくてすんだのでよかった。
大浴場はスポーツジムの利用者用という風情の設備。
受付のお姉さんはあまり感じがよくなかったけれど、施設内の係の人は親切だった。

さっそくウェルカムフルーツで一息。
小型のフルーツナイフは預け入れのスーツケースに入れてきました。

夕飯に繰り出し、保安路へ
闇夜に浮かぶ『保安宮』

庶民のグルメが集まるという保安路あたりなら何かあるだろうと行ってみたけれど、これといったお店を見つけられず、そぞろ歩いて海安路にぶつかったところで、ひときわ目を引く人だかりのお店。
明かりを頼りにたどり着いたのが『集品蝦仁飯』
後で確認したら、ガイドブックにも掲載されているお店でした。

厨房はオープンキッチン

蝦仁飯 ５５元
すき焼きの具が蝦って感じのご飯
とっても風味豊か、濃厚で美味しいけど、ちょっと甘めかな。

蝦仁鴨蛋湯 ４０元
貢丸湯 ２５元
すっきりした味わい。

蝦仁鴨蛋湯、しっかり蝦の存在感

母が白いご飯が食べたいと。
ライン翻訳を頼りに白飯があるか訊いたら、先方はグーグル翻訳を使って「あるけど固い」との回答。ならばお粥は？と訊くと、「できるけどさらに固い」と。お粥なのになぜ？？？と思ったけれど、そこで問い詰めても仕方ないので、とりあえずあるのならと、白飯とお味噌汁を追加注文。
確かに固く、なぜかお味噌汁は甘め。
ご飯が固いのでお味噌汁で雑炊風にしてみたけれど、残念ながら母の口には合わないようでした。

『集品蝦仁飯』の並びのジューススタンド
昔ながらの佇まいに期待してマンゴージュースを購入。
砂糖も氷も不要で注文したら、なんだか味が薄くてイマイチ。

ホテル近くまで戻り、新光三越の向かい側にスーパー発見。
24時間営業の看板があったような。
店内は普通のスーパーと同様の形態で、何でも揃う感じ。
ここでフルーツの他に、1.5Lのペットボトルの水（10元）も購入。

店先に山盛りのフルーツ

マンゴーだけでも多種多彩

マンゴーと皮をむいたパイナップル
パイナップル 45元
マンゴーは量り売り、この二つで39元。
日本円にして約140円。やっすーい！

大浴場でひとっ風呂浴びて、さっそくパイナップルをいただきます。
完熟、たまりません。