2019/05/31 - 2019/05/31
639位(同エリア2108件中)
あおしさん
JALの「どこでもマイル」で今回指定されたのは、熊本空港。
そこで、今回は西南戦争の激戦地で有名な田原坂とその周辺をまわってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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熊本空港に昼前のフライトで到着。
空港でレンタカーを借りて、まずは熊本市植木へ向かいます。
途中の合志市にあった「竹迫城跡」意外なところにある立派な城跡 by あおしさん竹迫城跡公園 公園・植物園
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説明板によれば、源頼朝が鎌倉幕府を開いた時代(1190~1199)に地頭に任命された中原師員(竹迫氏初代)という武士が本拠とした城だそうです。
以来竹迫氏が戦国時代に大友氏に降伏し豊後に移住するまでの320年、その後90年、薩摩の島津氏に滅ぼされるまで合志氏の拠点となり、肥後、西九州の中心として栄えた城とのことです。 -
城跡はきれいに整備されて公園のようになっていました。
結構広い城跡で、当時の竹迫城の規模の大きさが偲ばれました。 -
その後、まずJR植木駅へ。
かつてここは植木町という自治体でしたが、現在は熊本市北区です。植木駅 駅
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西南戦争は西郷隆盛を大将とする薩摩武士団が熊本城を攻め寄せたことによる熊本城籠城戦から始まりました。
政府軍は乃木希典陸軍少佐(後年日露戦争の旅順攻防戦などで有名になった乃木陸軍大将、東京の彼の家のあった場所は「乃木坂」と呼ばれてます)の率いる第14連隊が熊本城の救援に迎い、ここ植木で薩摩軍との野戦が始まりました。
この植木天満宮には「官薩両軍緒戦の地」の碑がありました。 -
乃木少佐と薩摩軍の戦いは薩摩軍の勝利となります。
乃木はこの千本桜というところまで撤退しますが、その際部下の河原林陸軍少尉に連隊旗を預けたところ、河原林少尉は戦死して、連隊旗を薩軍に奪われるという失態を犯してしまいました。
乃木は明治天皇に殉じて切腹したときも、この失態を切腹の理由の1つとしており、生涯苦しめられたようです。
その千本木には乃木の陣跡の石碑がありました。 -
植木・千本桜から国道208号線を田原坂へ向かいます。
途中、七本というところに西南戦争で戦死された官軍兵士の墓地がありました。
兵士たちの墓が整然と並んでいました。 -
こちらは陸軍大尉、中尉、少尉などの士官のお墓。
一般兵士に比べて立派なお墓です。 -
植木の戦いで戦死し、連隊旗を奪われたとされる河原林陸軍少尉のお墓もありました。
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「 雨は降る降る 人馬(陣羽)は濡れる 越すに越されぬ 田原坂」
ここ田原坂では、熊本城に救援に行こうとする政府軍とこれを防ごうとする薩軍が17日間にわたり激戦を繰り広げられました。
現在は田原坂一帯は公園として整備されています。
薩軍の少年兵の銅像。
後ろの大樹は西南戦争を見ていた木です。西南戦争の激戦地跡の公園 by あおしさん田原坂公園 公園・植物園
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西南戦争の激しい銃撃戦を物語る「弾痕の家」
白い壁にたくさんの弾痕が残されています。 -
西南戦争で戦死された方々の慰霊碑。
政府軍、薩軍双方の戦死された方の名前が刻まれていました。 -
大河ドラマ「西郷どん」との関係でしょうか、西南戦争資料館はきれいな建物に建て替えられていました。
新しくなり展示も充実していました by あおしさん熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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資料館のテラスから見た景色。
遠くに見える山は田原坂と並ぶ激戦地だった吉次峠。
後で吉次峠にも行きます。 -
乃木少佐が奪われたとされる連隊旗のレプリカと西南戦争で使われた大砲のレプリカが展示されていました。
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資料館には「戦場体験シアター」もあります。
薩軍の陣地の前で政府軍、薩摩軍の兵士が血みどろの戦いを繰り広げる映像が結構な迫力です。 -
薩摩軍兵士。
着物を着た兵士がほとんどでした。
持っている銃はスナイドル銃。 -
薩摩軍兵士の食事。
大きな握り飯や餅や豆です。
薩摩軍のラッパはイギリス式。 -
政府軍の兵士。
銃を持っているのが一般兵。
後ろの黒い軍服は陸軍大尉。
政府軍の軍服は洋式で統一されていました。 -
政府軍兵士の食事など。
やはり握り飯ですが、おかずは薩摩軍に比べて豊富です。
ラッパはフランス式で、銃は最新式のエンフィールド銃です。
薩摩軍のスナイドル銃を1発撃つと、エンフィールド銃は10発撃てる優れものでした。この銃の差が勝敗を分けました。 -
ここが田原坂。
舗装はされていますが、道の広さなどは当時と変わりません。
坂を上ってくる政府軍兵士を両脇のがけの上の林から薩摩軍は銃撃したり、日本刀でせめて来たりして、政府軍は苦しめられました。西南戦争の激戦地 by あおしさん史跡田原坂 名所・史跡
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史跡田原坂の最寄のJR田原坂駅。
ホームと待合室があるだけの無人駅です。田原坂駅 駅
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田原坂駅の駅名票
「雨は降る降る じんばはぬれる こすにこされぬ田原坂」の歌も書かれていました。 -
周辺には民家が少なく、この駅の利用者は数えるほどでしょう。
1日20人ほどの利用者しかいないそうです。 -
田原坂からさらに北へ向かうと木葉と言うところに着きます。
ここでも激戦が行われました。
薩摩軍の大将は、陸軍大将西郷隆盛でしたので、政府軍は対抗してやはり陸軍大将有栖川宮を大将にしました(実際に政府軍を指揮したのは陸軍中将山縣有朋です)。
田原坂の戦いの際の有栖川宮の本陣跡。 -
ここからは戦場である田原坂から吉次峠まで一望できます。
ここで有栖川宮や山県有朋は政府軍の指揮を執ったのです。 -
有栖川宮の本陣の下付近には、田原坂の戦いの際の政府軍の本営が置かれました。
今は古井戸だけが当時の姿をとどめています。 -
薩摩軍の病院があった正念寺。
門に弾痕が残っていると聞いていましたが、よくわかりませんでした。 -
木葉にも官軍墓地があります。
JR木葉駅から徒歩5分程度。
レンタカーではなく、電車で回る場合には、一番アクセスのいい官軍墓地です。アクセスが一番便利な西南戦争の官軍墓地 by あおしさん高月官軍墓地 名所・史跡
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木葉からさらに北に行き、菊池川のある高瀬大橋。
ここでも「西南戦争の関ヶ原」と呼ばれる高瀬の戦いが行われました。
薩摩軍は植木の戦い、木葉の戦いと乃木少佐の率いる第14連隊を圧倒し、ここまで進出してきました。
一方政府軍は山県有朋陸軍中将、薩摩の野津鎮雄陸軍少将、大山巌陸軍少将(のちの日露戦争の最高軍司令官、西郷隆盛のいとこ)、長州の三好重臣陸軍少将などが集結しました。 -
植木の戦い、木葉の戦いと連勝してきた薩摩軍は陸軍少将桐野利秋(中村半次郎)、陸軍少将篠原国幹、西郷隆盛の一番弟子で勝海舟から「薩摩では大久保に次ぐ者」と言われた村田新八、陸軍少佐別府晋介らが政府軍と闘いましたが、政府軍の前に撤退しました。
それまで敗戦続きだった政府軍はこれ以降、攻勢に転じ、田原坂、吉次峠の戦いとなっていきます。
激戦の場所も今では静かな雰囲気。
JR鹿児島本線の鉄橋が高瀬大橋に平行して架かっています。
なお、今年の大河ドラマ「いだてん」の舞台地で、ここでロケも行われました。西南戦争の激戦地だったところ by あおしさん菊池川 自然・景勝地
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この高瀬の戦いでは西郷隆盛の末弟・西郷小兵衛が戦死しました。
西郷隆盛は4人兄弟で、次男西郷吉次郎は明治維新時の戊辰戦争で戦死、三男西郷従道は兄隆盛とたもとをわかち、陸軍中将として政府軍で参戦、四男小兵衛は長兄・隆盛に従い薩摩軍の幹部となっていました。
この石碑を見つけるのは本当に苦労しました。わかりにくい場所で見つけるのに苦労しました by あおしさん西郷小兵衛戦死の地碑 名所・史跡
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薩摩軍と同じく、高瀬から熊本方面にUターン。
今度は吉次峠経由で熊本に向かいます。
吉次峠は田原坂と並んで政府軍と薩摩軍が激戦を繰り広げた場所です。 -
吉次峠から見た半高山。
やはり「西郷どん」の関係でしょうか、付近はきれいに整備されていました。田原坂と並ぶ西南戦争の激戦地 by あおしさん半高山 吉次峠戦跡 名所・史跡
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半高山から見た高瀬や木葉の風景。
この平野から政府軍がこの半高山や吉次峠へ攻め上ってきました。 -
吉次峠で陣頭指揮を執っていたのが、陸軍少将・篠原国幹。
薩軍では陸軍大将だった西郷隆盛に次ぎ、同じく陸軍少将だった桐野利秋(中村半次郎)と並ぶナンバー2の人でした。
彼はここで狙撃されて戦死しています。 -
最期は田原坂と吉次峠の間にあった横平山陣地。
田原坂、吉次峠とも政府軍は薩摩軍になかなか勝てませんでしたが、その間にあるこの横平山陣地を元会津藩の士族、精鋭の警察官で構成される抜刀隊(元新撰組の斎藤一も参加しています)により、この陣地を奪取すると、形勢は逆転。
やがて田原坂も吉次峠も政府は攻め落としました。
今はアクセスも不便で訪問する人も少なく、かつての激戦地もとても静かな雰囲気でした。政府軍が奪取したことで、田原坂の戦いを制した場所 by あおしさん横平山戦跡 名所・史跡
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熊本駅でレンタカ―を返却して、今日の宿泊先である荒尾まで電車で移動します。
2両編成の電車は熊本からの通勤通学客で大混雑でした。駅から見えますが、徒歩だと大回りするので15分ほどかかります by あおしさんHOTEL AZ 熊本荒尾店 宿・ホテル
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