2019/04/28 - 2019/05/06
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パディントンさん
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旅も後半に差し掛かり、体調が悪い中、何とかトレドまでたどり着きました。
ここは絶対外せない所…最初マドリードで泊まり、日帰りでトレドに行く?と言っていましたが、パラドールに泊まりたかったのと、トレドの旧市街の夕暮れから夜のとばりが降りるのをパラドールから観たい!という希望があったので一泊することにしました。
旧市街を歩く時間があまりなかったので、ここはパラドールに一泊、旧市街に一泊がよかったかなぁ。
これもまた次への教訓にしましょう!
標高 529m
人口 約85000人
1561年に首都がマドリードに移るまで政治・経済の中心として栄え、
”16世紀で歩みを止めた街”と呼ばれるだけあって、石畳をむこうから甲冑を付けた人が歩いて来るような気がしました。
とても不思議な街…。何と町全体が世界遺産なのです!
”スペインに1日しかいられないなら、トレドに行け!”という理由がよくわかりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
トレド駅構内
イスラム的でもあり、とてもレトロで素敵な駅舎です。
駅前からタクシーでホテルまで行きました。10分弱で到着。 -
楽しみにしていた”パラドール・デ・トレド”
朝食なしで184ユーロ
旧市街を眺められる部屋を予約していました。
頑丈な外壁で、壁も分厚いので、暑さ、寒さに適しているのでしょうね。
軒下も深いです。
-
二階までしかないゆったりとしたホテルです。
この後泊まったマドリッドのホテルもそうでしたが、スペインのホテルはどこも
掛け布団がなくシーツだけでどうもスカスカして頼りない感じがしました。
季節的なものなのでしょうか? -
テラスがついていると思いきや,数少ないついていない部屋でがっくり(涙)
到着が早すぎたのか、遅すぎたのか…。それとも予約するのが早すぎたのか、遅すぎたのか?
テラス付きでも、なしでも同じ料金なので、どうも損をした気分です。
それ以外は、スタッフの皆さんも感じがよく満点でした。 -
バスルームは広くてお湯の出もいいし、言うことはありません。
ジェットバスだったそうですが、全く気が付かず、もったいないことをしました。
洗面台はダブルシンクなので便利です。 -
アメニティはこんな感じ。
-
2階からロビーを見てみました。
これはエルグレコの十二使徒の複製画
本物は旧市街のカテドラルにありました。 -
展望台まで道なき近道を通ったりして10分ほどかけて降りて行きました。
足がもつれて転びそうになりながら…。
タホ川の流れもきっと大昔からトレドの街を映しているのでしょうね。 -
この街全体が世界遺産なんて、すごいですね~!
トレドと言えばここから撮る風景が定番ですね。エルグレコもここから描いたのかしら? -
これはホテルのレストラン横のベランダから写したものです。
日本人カップルばかり3組ほどおられました。
夕方になると風も出てきて、ダウンを着るほどの寒さです。 -
夕焼け空、明日もきっといいお天気!
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だんだんと旧市街の街灯りも見えてきました。
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いつまでも飽きることがありません。
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カテドラルと共にアルカサルも堂々と建っています。
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グラデーションが素晴らしいです。お部屋からの眺め
まだまだお腹の調子も悪く、お湯はレストランからポットで頂いたので、”小さなおうどん”というカップ麺をお部屋で作って食べました。
娘はレストランで食べたかったようなのですが…。
今日は早い目に休みましょう。 -
5月4日(土)
おはようございます!今日もいいお天気です。ようやく少し元気を取り戻しましたが用心して朝食は食べませんでした。
下のレストランのパラソルはまだ開いていないので、すっきりと旧市街がよく見えます。
可愛いウサギもお庭を横切りました。 -
5月4日(土)
最初、旧市街のバスターミナルまで行き、コインロッカーに荷物を預けてから街巡りをしようか、と思ったのですが、時間があまりなくバスターミナルでコインロッカーが空いているかどうかもわからなかったので、ホテルに荷物を預かってもらうことにしました。
ここは1階のラウンジ -
ソコトベール広場までタクシーで行き、しばらく街歩き。
タクシーは駅前から来てくれるので少し高く16ユーロ
バスもありましたが、時間が読めないのでタクシーを使いました。
トレドはこんなナイフとかを売っているお店が多いですね。 -
「中世騎士物語」や「アーサー王物語」に出てきそうな騎士たち
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おばあちゃんがお孫さん?ひ孫さん?のために編むのかしら?
ちょっとレトロな手芸屋さん -
スーパーでなく八百屋さん、魚屋さんもありました。
近所の方がエプロンをして、籠を持ってお買い物に来ているのも見かけました。 -
バルセロナと違い、トレドはスペイン国旗とEUの旗が掲げてあります。
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イチオシ
中世の街そのものです。
その先には何があるのか、とワクワクします。 -
楽しい街歩き!
細い路地は人っ子一人いません。 -
ここで一つトレド名物のマジパンを買いました。
二人で一つ
美味しかったです。カフェも併設されていて地元の方で賑わっていました。 -
マジパンだけでなく色々売っていましたよ。
一つ買いました。三日月のようなマジパンでした。餃子型もあり。
結構美味しい…でも二人でひとつで十分でミッション完了!という感じ -
南ヨーロッパはアニスをつかったお菓子が多いですね。
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お店のショーウィンドウにはこんな修道女のお人形が一生懸命にマジパンを作っている様子が見られます。
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「美味しそう~! ちょっと味見してみようかな~」
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「アナタ、手が止まっているわヨ」
「ス、スミマセン~!」
どのお人形も可愛くて見入ってしまいました。 -
マグネット これは買わなくて後悔しました。
生ハムもパエリアもあります。 -
”ファティマの手”
どうやら邪視から身を守るお守りみたいなものだそうです。
トルコ、エジプト、ギリシャには青い目をしたお守りがありますね。そのようなものでしょうか。 -
”サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会”
入場はこちらから -
ここです。
一人3ユーロ
ここは静かでおススメです。 -
イチオシ
光と影…画に描いてみたいです。
-
修道院の回廊
一階はこのようなゴシック建築になっています。 -
南スペイン特有のオレンジの木もお庭のアクセント
-
イチオシ
一か所だけ中庭に出られる箇所がありました(教会関係者用)
-
礼拝堂の入り口
-
1476年のトロの戦いでポルトガルに勝利したことを記念してカトリック両王が建立したそうです。
この礼拝堂はゴシックとムデハル様式がミックスされた”イザベル様式” -
最近は防火のために電池式の献火も増えています。
確かに誰もいない教会にロウソクは危ないですよね。 -
何世紀も前の修道士の方ときっと同じ感情だと思います。
壁に映った壁が美しい…。 -
二階に上がってみましょう。階段上にはすごい顔の彫刻!
お顔にもびっくりしましたが、私は羽の下がウナギの寝床のウナギか穴子のように見えました。あれは一体何だったのでしょう? -
二階の回廊からの眺め
ゴシック建築にルネッサッス装飾を施す形で始まった”プラテレスコ様式”
スペイン語の「銀細工」を表す言葉からきているそうです。 -
天井はムデハル様式
床のタイルは色々な模様がはめ込んであります。
一階と二階とでは全く印象が違います。 -
こんな感じ。
-
天井はムデハル様式
木のパッチワークのような…どうやって作ったのでしょう?
素晴らしいです。これも木目込み細工なのかしら。 -
ライオンの足が可愛い!
-
バグパイプを吹いている人
ライオン、鳥、天使などいろいろな雨どいがありました。 -
イチオシ
回廊に囲まれた美しい中庭
こちらは殆ど観光客はいませんでしたが、入ってよかったです。 -
出口頭上にはこんな骸骨が横になっています。
いつも”死”が身近にあるという戒めなのでしょうね。
私も子供の頃、若い頃にはわからなかったことが、最近よくわかるようになってきました。 -
こちらには武具の前に、ドン・キホーテとサンチョ・パンサ
ドン・キホーテは風車に向かって突き進んで行きましたが、それは現代文明に対する風刺と読んだことがあります。それをセルバンテスは1600年代初めにはもうわかっていたのですね。 -
ドアの中にドアがあります。
普段の出入りはこの小さなドアからかしらね。 -
イチオシ
こういう坂ばかりで、あまりお年を召された方は見かけませんでした。
でも手すりがついているということは、これにつかまって上り下りされるのでしょうね。
却って足腰が鍛えられるかもしれませんね。 -
”サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会”
一人3ユーロ
ここに来るのも楽しみにしていました。
ブランカ?白?と思い入ってみると…。 -
「わ~!、ホント、白い教会!」
ここはトレドに残っている最古のユダヤ教会です。13世紀初めに造られ、
1405年にキリスト教会になり現在の名前にに改められました。 -
イチオシ
内部はイスラムのムデハル様式
柱は円柱形にに見えますが実は八角形で石灰で白く塗られています。
中は広くありませんが、白いので広い空間が広がっているように見えました。
こちらもおススメのスポットです。 -
馬蹄形のアーチが美しいです。
チケット売り場にはキリスト教ではなくユダヤ教徒が被る帽子やら燭台が売っていたのが不思議でした。 -
道に迷っても塔を目指して行けば、カテドラルにたどり着けます。
-
カテドラルの大きな鐘楼が見えてきました!
13世紀に着工し約270年もの歳月をかけて15世紀に完成したそうです。 -
カテドラルの向かいにチケット売り場があります。
オーディオ付きで一人10ユーロ
鐘楼へ入場する場合は 12・50ユーロ
カテドラルを後回しにしてしまったので、大混雑に閉口しました。
せっかく早く旧市街に来ていたのに、いの一番に入場すべきでした。 -
トレド大聖堂の一番の見どころ「トランスパレンテ」
チェリゲーラ様式というスペイン独自のバロック様式とのこと。
沢山の天使が支えたり、周りを飾っています。
一人ひとりのお顔を見るのも色んな表情があって面白い。 -
日本人の団体さんも多かったです。
これは大理石?天使たちはヘラクレスも顔負けの力持ちですね。 -
明り取りの窓から差し込む光がさらに荘厳な雰囲気を醸し出しています。
冬の弱い光だとまた違った印象かもしれません。
一番太陽が輝く季節、時間に訪れてよかったと思いました。 -
メインチャペル
ここには入れませんが、何とか柵の間から撮影できました。
キリストの生涯が階段状に描かれています。
立体的なのでよくわかり、一つ一つじっくりと観ました。 -
この聖歌隊席に彫られた彫刻群はレコンキスタが終結したグラナダ戦争がモチーフとなっているそうです。
前にはトレドの守護聖人である”白いマリア像”が立っています。
人間的で、柔らかい印象の像でした。
後ろのバラ窓も輝いています。 -
聖具室にて
エルグレコ ”聖衣剥奪”
エルグレコがスペインに移住してから初めて依頼を受けた画だそうです。
十字架に架けられる前のキリストを表しています。緋の衣が何とも鮮やかです。
今まであまりデフォルメされた人物が苦手で、エルグレコには惹かれなかったのですが、これには感動しました。
キリストより群衆の方が上に描かれているとか、教会側から色々文句をつけられたようで…。 -
カラバッジオ 「洗礼者ヨハネ」
他にもヴァン・ダイク、ティツィアーノ、ラファエロ、ゴヤの作品もありまるで美術館のようでした。 -
当時のトレド大司教は10代のイザベル女王を常に支えたそうです。(23歳で女王の座に着いた後は、決別したそうですが)
アラゴンのフェルディナンド王子との結婚もこの人がいなかったらできなかったとか…。
時間があればもっとゆっくり周りたかったなぁ…。そろそろソコトベール広場まで戻りましょう。 -
広場にはきれいなお花屋さんも出張販売
-
広場で喜劇をやっていました。
ヨーロッパではこういった劇を演じられているのが多いですよね。
子どもにもわかりやすいようで、みんな大笑いしていました。 -
カテドラルのステンドグラスのような模様の絵皿
-
ランプがエキゾチックで美しいです。
欲しいな、と思いましたが電圧が違うのですよね…。
JCBカードも使えるようですから、日本人のお客さんも多いのかな。 -
一般の方のおうちの玄関も立派で趣があります。
-
トレドの旧市街
観光の街なのでゴミも落ちていなくてきれいです。 -
リヤドロのお店
日本女性のお人形もありました。どこか違うな~、と思ったら襟が着物本体と色が違っているのでそう見えたようです。 -
ソコトベール広場からホテル経由でトレド駅まで戻ってきました。
タクシー代はチップ込みで20ユーロ
駅のカフェで少し休みます。
向こうの立派な建物は何とお手洗いです。 -
娘だけランチ
これで8.6ユーロ
美味しかったそうです。いつもなら”一口ちょうだ~い!”と言うのですが…。 -
イザベル女王、フェルディナンド2世 カトリック両王の劇?テレビ放映?があるようで大きな広告が駅にありました。
”イザベル”というのを英語読みにすると”エリザベス”になるそうです。
エリザベス1世よりはずいぶん前に生まれていますが、女王になるまで苦労し、耐え忍び、女王になった後は国を繁栄に導いた点には共通点があります。
イザベル女王の娘はヘンリー8世の最初の妻の”キャサリン・オブ・アラゴン”です。 -
ムデハル様式の飾り窓には美しいステンドグラスがありました。
時計の下は昔の切符売り場です。
バスも便利でしたが、この駅舎を見たくて電車にしました。 -
マドリード・アト―チャ駅まで戻ります。
13時25分発 マドリードまで23分 一人11・10ユーロ
乗る前に手荷物検査がありました。本当はもっとゆっくりトレドの街歩きをしたかったのですが、今日しかもうプラド美術館に行けないので…。
どの街も後ろ髪を引かれながら次の街を目指します。
トレド、ここもまた再訪を誓いました!
いよいよ明日帰ります。よろしければ最終日もお付き合いください。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- fuzzさん 2019/08/08 22:24:53
- お人形さん♪
- パディントンさん、こんばんは。
修道女のお人形さん、超かわいい~
私もこんな風にお人形を楽しく飾ってみたいです。
そしてマグネット、確かに買わずに後悔しちゃいますね・・・
まさかのスペインで日本女性のリヤドロ!
リヤドロ高いんですよね・・・
前列の3体がイイ感じですね。
海外に行くとお財布のひもが緩くなりますが・・・
高額商品は悩みますよね・・・
fuzz(#^.^#)
- パディントンさん からの返信 2019/08/09 10:50:36
- Re: お人形さん♪
- fuzzさん、こんにちは!
毎日暑いですね(;^ω^)
コメント&いいね!ありがとうございます。
修道女のお人形、ショーウィンドウに30体程あったでしょうか。
マジパン作りの工程を丁寧に再現してあり見飽きませんでした。
何だか楽しそうなおしゃべりや歌(本当は修道院ではNGなのでしょうけど)が聞こえてきそうでしたよ!
リヤドロのお人形、最近では日本のお雛様や武者人形もありますね。
色が淡くて素敵です。いつか欲しいナ~と思っています。
では残暑厳しき毎日ご自愛ください。
パディントン
-
- deracineさん 2019/07/07 06:34:52
- やっぱり若いと違いますね~
- こんにちは、はるばる異国の地から書いています
フランスでは熱波で連日35度の猛暑にみまわれ食欲不振になりましたが何とか生きております
現在最後の観光地ワルシャワにいますがとりあえず予定していた最低のノルマは達成してホッとしています
バディントンさんはお腹の具合が悪くてもこれだけ多くの場所を精力的に廻ることが出来るのはやはり若くて情熱があるからでしょう
パン作りのお人形は本当にかわいいですね
私も目にしていたら人形好きの義妹に買いたかったです
では、また
- パディントンさん からの返信 2019/07/07 09:18:47
- Re: やっぱり若いと違いますね~
- deracineさん、おはようございます。
遠くポーランドからの書き込みありがとうございます。
旅行記もご覧いただき感謝です。
ニュースでもヨーロッパ全体が酷暑と聞いていましたのでderacineさん大丈夫かしら?と心配していました。
トレドのマジパン作りのお人形は30体ほどあったでしょうか。修道女たちがそれぞれの工程を細かく再現していて見飽きませんでした。
本当に可愛かったです。
今はワルシャワにいらっしやるのですね。体力温存でぼちぼち周ってください。どうかお気を付けて!
パディントン
-
- sakatomoさん 2019/06/28 12:32:47
- 素晴らしい写真ばかり!
- パディントンさん こんにちは
いつもありがとうございます。
きれいな写真ばかりで何度も見入ってしまいました。
それから丁寧なコメントも…(笑)
スペインにはまだ行ったことがありませんが
パディントンさんの旅行記を拝見して行ってみたくなりました。
特にトレドの旧市街の街並みを…(笑)
続編を楽しみにしています。
sakatomo
- パディントンさん からの返信 2019/06/28 19:29:05
- Re: 素晴らしい写真ばかり!
- sakatomo さんへ
こんばんは。こちらこそいつもありがとうございます。
素敵なコメントも頂き恐縮です。
sakatomoさんの旅行記はいつもお花への愛情や尊敬が表れていていいな~!と思っています。アングルも勉強になりますが、いかんせん足元にも及びません…。
スペイン想像以上に魅力いっぱいの国でした。
ぜひぜひいつかいらして下さい。
パディントン
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