2019/05/02 - 2019/05/03
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gyachung kangさん
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令和元年の始まりの日に世界遺産キナバル山の登頂に成功してコタキナバルの街に戻った私。予定の宿にチェックインして全身を休めた。明日は移動なしの中休み、当初はそのつもりであった。
ところが。ベッドの上でパラパラとガイドブックをめくっているうちにアイデアがひらりんと舞い降りてきた。
ブルネイ・ダルサラーム
まだ足を踏み入れたことがない国がすぐ近くにある。しかも海路を使っていけるらしい。フェリーは朝から出ているみたいだ。
こうして翌日の行動予定はアッサリ決まった。これが一人旅の醍醐味。思い立ったが吉日、登山の疲労回復を兼ねてノンビリ船旅でASEAN最後の未踏の国を訪れることにした。翌朝いちばん、私は船着場へと向かった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
コタキナバルの繁華街ど真ん中にある居心地のいいミニホテルに泊まった翌朝、街の外れにある船着場に向かった。
朝7時回ったばかり、まだ人は少ない。 -
チケット売り場を発見し
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窓口でブルネイまで行きたいことを告げ本日第一便の片道チケットを購入。運賃は63リンギット。
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お店も開いている。
朝食を食べていない私は営業開始していたテラスを覗くとチマキに目がいった。
一つお買上げ。開いてみると中華チマキとは全く違うマレーシアンチマキ。ちょっとスパイシー味。 -
この船着場の名前はジェッセルトンポイント。観光船専用のようだ。だんだん人が集まって来る。
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7時半になりウェイティングエリアへ。
ジェッセルトンとは英国統治時代のコタキナバルの呼称である。実は第二次世界大戦中はいっとき日本の占領下にもなっている。ここには1963年当時の提督?が任務を終えて帰国する時のパネル写真が飾られていた。 -
乗船準備が整いボート乗り場へ
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乗客は50人くらい。
船内には売店もあり前方のテレビでは映画を上映。コタキナバルからブルネイに向かう客船のイメージは全く想像もついていなかったのだが、乗ってみれば普通に快適。海も穏やかで揺れもない。 -
ボートは11時20分ラブアン島に到着。
船を降りてカメラを取り出すと瞬時にレンズが曇るこの湿度感。 -
ブルネイへ行くためには必ずこのラブアン島でボートを乗り換える必要があった。ラブアン島はマレーシア領のフリーポートで物価が安い。さらにダイビングスポットがあるので観光も楽しめる島のようだ。
船着場を出るとボート待ち、タクシー待ちの人が集まってちょっとした活気。 -
ブルネイ行きは13時半
ここで出国税を払いブルネイの入国カードを受けとる。ブルネイまで1時間ちょっとの船旅である。 -
午後3時前、ブルネイ入国。ブルネイは持ち込み品のチェックに厳しいと聞いていたが入国審査では何一つ聞かれずアッサリパス。ご覧のような小さな建屋を出ると車寄せ以外は何もない。
運良く愛想のいい老タクシードライバーから声がかかりブルネイの首都バンダルスリブガワンの街に向かった。 -
タクシーで30分、バンダルスリブガワンの市内にあるホテルにチェックイン。
予想通りコタキナバルのような幅のある宿の選択肢はこの街にはない。ホテル利用者はある程度の予算を持っている人という前提があるようにも見える。一泊117ブルネイドル、日本円9400円くらい。 -
滞在時間は限られている。
早速ホテルを出て街中を歩いてみる。
ところが、とにかく人の気配がない。
いきなりの不思議感覚。 -
建物は整然としている。
日本を代表する超有名企業の駐在所を発見。でもやっぱり人が少ない。大丈夫か、ブルネイ。なんだか不安になってきた。 -
不安なるまま歩くこと10分。
ブルネイと言えばココ、というスポットにやって来た。そうブルネイの精神的支柱、オールドモスクである。 -
この日は木曜日。モスレム以外の旅行者も入れる日だったので入ってみたが、ここにも人がいなかった。
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外に出て外観を眺める。
1958年完成の築浅物件。
オイルマネーの賜物であろうな~
モスクと言えば過去シリアやイランで見た歴史的建築物のイメージが強烈でピカピカ過ぎるこのモスクはオールドの呼称が似合わない笑 -
この場所に来てようやく観光客に遭遇した。中国人おばちゃんの二人連れ。モスクを背にお互いポーズを決めてからのスマホ撮影大会。今や世界の観光地でお約束となった光景に出会って逆に安堵したという顛末。
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モスクの前は広々とした公園に続いていた。高層ビルが全くないバンダルスリブガワンの街では圧倒的なランドマーク。
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で。
目の前に現れたブルネイ川。
その向こうに見える家並み。
あれが噂の水上集落、カンポンアイールである。 -
川べりは階段となってそこに渡しのボートが縦横無尽に発着していた。
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私がブルネイに入国したほぼ唯一の目的がこのカンポンアイール。
今日はもう遅い。明日朝一番でボートに乗ってみることに。 -
ブルネイ川のリバーサイドに立つビルに寿司屋があってその入口にこの写真。最近にわかに人気観光地になった富士吉田市の新倉山浅間公園の富士山ビュースポットだ。
寿司+富士山。
この組み合わせは世界に輸出できる最強コンテンツ。その証拠かも。 -
とはいえバンダルスリブガワンまできて寿司屋に入るのもこの国に失礼。飲食店らしい店がほとんど無い中、営業していたこの店に入ってみた。
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シーフードヌードルをオーダーしてみた。
スープヌードル並みのあんかけに目を疑ったが、味は至ってオーソドックス。見た目通りの味、ちょっとスッパ甘い、アレですよ。 -
夕闇が訪れたブルネイ川。
陽が落ちて気温が下がる時間になると街中にワサワサと地元民が繰り出してくるのがイスラム圏のイメージだが、相変わらず人がいない。バンダルスリブガワンは私が知る限り、今までで一番静かな首都かも知れない。 -
夜市はないのか?とかぐるっと一回りしてみたが、そんな気配は一向にない。東南アジア特有の湿度と屋台から立ち込める食材の匂いと人いきれが混ざり合ったあの熱気がないのですよ。ただ、モスクだけが客の居ないカジノの如く燦然と光りを放っていた。
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翌朝。
ホテルから歩いて10分、ブルネイ川のほとり、ショッピングモールがあるゾーンへ。
時間は7時、開店前の時間帯とはいえ人影なさすぎ。これってブルネイ国民は早朝からあくせく働く必要がないくらいオイルマネーの恩恵を受けているのかもしれない。とにかくこの異質な空気感は初体験。UAE国民だってもっと仕事してんじゃないの? -
川岸に降りると客待ちボートが待ち構えていた。
怖いのか優しいのか、よくわからない男性だが、まあいいや。カンポンアイールの案内を依頼すると任せとけ、二つ返事で快諾。 -
じゃあ行ってみましょう
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対岸の住宅地帯に入っていく。
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川の潮位と階段のレベルが合ってない。
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こんな高架橋もあり
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とある民家の下に停留して下から声をかけ、なにやら作業を始めた。
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そう、上はガソリン屋だった。ホースを下ろして給油するのがここのやり方。
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それが終わるとおもむろにこの家に立ち寄る。今度はなんじゃ?
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ここ、俺のウチなんだよ、と言い奥さんをサクッと乗せて仕事がある対岸の陸地まで送っていった。
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送り届けたら再度ブルネイ川のど真ん中をフルスピードで疾走する。
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むむ、こんな水上にもモスクがある。ご丁寧にミナレットまで。
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奥は大マングローブ帯
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ボートは旋回して再び住宅地帯を眺める
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これはボートストップ。一ヶ所ずつ番号が振られていた。ざっと200ヶ所あるんだって。
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うーん、杭を打ち込んでるけど、安定地盤まで届いてるようにはどうしても見えない。ね、そう思いませんか?
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船上に立ちすくむ男性が
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網を打っての漁であった。ざっくり獲物は20匹程度と見えた。それがビッグハントなのかこれまた不明。
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これは学校。学校もスーパーも病院もあるらしい。銀行だけは無いって言ってました。まあ、そうだろう。大量の現金を川の上には置けないよなあ笑!
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全住戸がご覧の構造に支えられた
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水上集落地帯
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これがブルネイが世界に誇るカンポンアイール。
ここにどれくらいの人がいるの?って尋ねてみたら「うん、トゥハンドレッドサウザンド」と胸を張って答えたが、それ20万人!? 絶対2万人の間違いだって。敢えてツッコミは止めておいた。まあ、日本的な感覚なら2000人位なら納得する。その10倍の人が住んでるのはやっぱり異例だ。世界は広いよホントに。 -
カンポンアイール見学はこうして終了。
今回のご案内代金は15ブルネイドル。日本円1200円。日本に居たんじゃ1200万円払おうとしたって絶対に見ることができない珍品集落なんだからタダみたいなもんである。 -
限られた時間の中で
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相変わらず誰もいない街中を歩き
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バンダルスリブガワンの光景を目に焼き付けて
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ホテルへと戻った。途中、生身の人間に代わって懐かしい人物の広告看板に出会った。そうサッカー界のスーパースター、デビッド・ベッカム。
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ホテルに帰ってチェックアウト。
タクシーに乗って船着場から出国。帰りのフェリーは何故か巨大な積載量の大型船舶であった。左下に預けた私のスーツケースが見える。たった一個でスミマセンという気分。 -
スッキリ整理された船内は快適。
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デッキからは石油なのか天然ガスなのか不明だが、掘削プラントが続々と現れるマレーシア領ラブアン島までの航路。これぞ資源立国ブルネイらしい景色である。
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これが今回の番外編、海路で行くブルネイダルサラーム一泊二日の旅行IN旅行。
総予算2万円そこそこで成立します。
飛行機を使うより断然味わいがあると思う。是非ご参考に。
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