奈良ここだけ街歩き！…法華寺辺りを散策！

2019/05/29 - 2019/05/29

風爽やかな晴天の日…ご近所友達にお誘いを頂き、法華寺に参拝する事となりました。
法華寺は、奈良公園や東大寺のある近鉄奈良駅より 一駅西側の新大宮駅から徒歩20分程の所に位置します。近鉄奈良駅や大和西大寺駅から バスで行く事も出来ますが、私達は 新大宮駅の次の大和西大寺駅から ぶらぶら歩く事にしました。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

大和西大寺駅北側の道を 真っ直ぐ東方向に歩きます。
左手に 池…。
駅近くには 近鉄百貨店や 居酒屋などのお店も多くあり、結構賑わっていますが、ちょっと歩くと のんびり感じられる風景が広がっています。
風も心地いいなあ～！

鯉や亀も ちらほら…。
観光客も少ないし、自由に泳いでる感じがします…鯉ものんびり…。

右手に 平城宮跡の大極殿が見えて来ました。
古代の宮都における中心施設で 天皇の即位や 外国施設との謁見など国家の重要な儀式が行われた場所です。
この大極殿は、2010年に復元されました。

遠くに若草山が見えてきました。

若草山は 「三笠山」ともいい、丸い山が三段になっているため この名となりました。私は だいぶ… かな～り前の話…奈良市内の公立小学校に通っていたんですが、毎年恒例の山登りがあり、1年生は 松の木まで 6年は 一番上までと 毎年少しずつ上に登っていました。
1月15日には 恒例の山焼きが行われます。

大和西大寺駅から 40分程歩いてきました。
法華滅罪之寺( ほっけめつざいのてら)です。
奈良時代に建立された国分尼寺です。

法華寺からも若草山が見えます。

法華寺 山門です。
4月1日から6月10日迄 庭園を特別公開しています。

御本堂の拝観料は 大人で500 円ですが、特別拝観時は別料金となり、今回は 庭園とのセットの券を購入しました。

御本堂です。
法華寺は、天平時代から続くお寺で、光明皇后様は 藤原不比等公没後、不比等公の屋敷を皇后宮とし、その後 総国分尼寺 法華滅罪之寺とされました。
その後 略称として 法華寺と呼ばれるようになったようです。
6月5日～6月10日 迄 国宝 十一面観音菩薩立像の特別開扉があります。

御朱印は御本堂内にて。
お友達が御朱印帳を持参されていたので お写真拝借。

奥に見えるのが 鐘楼です。

池の中に建てられた「 護摩堂」 です。
不動明王坐像が祀られており、護摩法要の舞台となります。
室町時代に倒壊されたものが2004年に再建されたそうです。

万葉歌碑です。
「いにしへの古き堤は年ふかみ
池の渚に水草生ひにけり」

上皇陛下 皇后陛下 、天皇陛下 皇后陛下も参られておられます。

浴室(からふろ)です。
国指定重要有形民俗文化財に指定されています。
光明皇后様は、寺内に 浴室を建立され、千人の衆生の垢を流されたという有名なお話もあります。

県文化財指定の光月亭です。

昭和46年に奈良県月ヶ瀬村の民家を移築したものです。

入ってみました。

茅葺きを下からみても…見事！

薬師堂です。
御本尊は薬師如来様です。

庭園は 自然な感じ…。
平日だったので 人も少なく、のんびりと素朴な風情を味わえました。

華楽園には 蓮の池がありますが、御本尊様の国宝の十一面観音様は、光明皇后様が蓮池を歩かれたお姿を写したと言い伝えられているようです。

紫陽花は もう少し後…。

法華寺を後にし、大和西大寺駅方向に戻ります…行きとは違う道を歩くと…
平城天皇 楊梅陵(へいぜいてんのう やまもものみささぎ)がありました。
第51代の天皇で 御父様が桓武天皇です。陵形は 円丘。

右手に 佐紀神社があります。
長い歴史の流れを感じながら その一瞬に身を置いている自分の存在を見つめ直し、ゆっくりとした時間の流れを感じる事の出来る一日となりました。
有難うこざいました！