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中国では感じることの出来ないヒーリングを求めて、麗しの島、台湾の首都・台北をぷらぷらしてみようと思う。

麗しの島、台湾へ家族旅行2

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2019/03/17 - 2019/03/20

207位(同エリア47709件中)

3

7

SamShinobu

SamShinobuさん

中国では感じることの出来ないヒーリングを求めて、麗しの島、台湾の首都・台北をぷらぷらしてみようと思う。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
5.0
グルメ
4.5
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
家族旅行
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩
航空会社
エバー航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 鹹花生咖啡館  Salt Peanuts<br />この店で台湾産コーヒーを飲みながら、ブランチをいただこう。台北でもなかなか飲むことが出来ない台湾コーヒーを出す珍しい店だ。かつて台湾が日本だった頃、昭和天皇に国産のコーヒーを献上するため、台湾にコーヒープラントを作った。その時代に日本にコーヒープラントがあったなんて凄くない?戦後は安い外国産のコーヒーに押されて珈琲農園は衰退していったが、昨今の台湾でのコーヒーブームに復活の兆しを見せ始めている。台湾コーヒーは生産量が少なく市場にあまり出回らない為にどうしても高価になってしまい、台湾人でさえその存在を知らない人が多かった。そのため台北でも台湾コーヒーを置いているカフェは限られていたが、最近になって少しずつ増えてきている。世界のコーヒーファンが希少な台湾コーヒーを求めてここ台北に集まり、その美味しさにびっくりしているらしい。<br />店内は鰻の寝床のように奥行きがあり、その先には中庭があった。建物をくり抜いたような中庭のバナナの木に、太陽がふり注いでいて、南国ムードを醸し出している。そして、更にその奥には別のレストランがあり、大変面白い建築構造である。

    鹹花生咖啡館 Salt Peanuts
    この店で台湾産コーヒーを飲みながら、ブランチをいただこう。台北でもなかなか飲むことが出来ない台湾コーヒーを出す珍しい店だ。かつて台湾が日本だった頃、昭和天皇に国産のコーヒーを献上するため、台湾にコーヒープラントを作った。その時代に日本にコーヒープラントがあったなんて凄くない?戦後は安い外国産のコーヒーに押されて珈琲農園は衰退していったが、昨今の台湾でのコーヒーブームに復活の兆しを見せ始めている。台湾コーヒーは生産量が少なく市場にあまり出回らない為にどうしても高価になってしまい、台湾人でさえその存在を知らない人が多かった。そのため台北でも台湾コーヒーを置いているカフェは限られていたが、最近になって少しずつ増えてきている。世界のコーヒーファンが希少な台湾コーヒーを求めてここ台北に集まり、その美味しさにびっくりしているらしい。
    店内は鰻の寝床のように奥行きがあり、その先には中庭があった。建物をくり抜いたような中庭のバナナの木に、太陽がふり注いでいて、南国ムードを醸し出している。そして、更にその奥には別のレストランがあり、大変面白い建築構造である。

  • 鹹花生咖啡館  Salt Peanuts<br />席を確保して、カウンターで台湾コーヒーを3つお願いする。普通のコーヒーは120元(450円)だが、台湾コーヒーはなんと200元(750円)もする。でも今から90年ほど前に、この豆のルーツを昭和天皇も飲んだかと思うと、旨さ倍増だ。

    鹹花生咖啡館 Salt Peanuts
    席を確保して、カウンターで台湾コーヒーを3つお願いする。普通のコーヒーは120元(450円)だが、台湾コーヒーはなんと200元(750円)もする。でも今から90年ほど前に、この豆のルーツを昭和天皇も飲んだかと思うと、旨さ倍増だ。

  • 鹹花生咖啡館  Salt Peanuts<br />店内に飾ってある絵画は味があって面白いし、ブランチで食べたキッシュも美味しかった。旅のラストは居心地の良い店で、ゆったりと流れる時間の中のんびり過ごした。

    鹹花生咖啡館 Salt Peanuts
    店内に飾ってある絵画は味があって面白いし、ブランチで食べたキッシュも美味しかった。旅のラストは居心地の良い店で、ゆったりと流れる時間の中のんびり過ごした。

  • 207博物館<br />免費参観(見学無料)と書いてあったので、とりあえず入館してみた。台湾の歴史をモチーフにしたアートギャラリーのようだ。貰ったパンフレットによると、1962年に建てられたこのビルは、以前は薬屋だった。3階まで上がると、「記憶台北老建築」という古い台北の街を撮ったスライドの写真展をやっていた。<br />その奥は休憩スペースになっていて、セルフサービスで1杯30元(110円)のコーヒーが飲める。大変有難いが、200元の台湾コーヒーを飲んだ僕には、ちょっと飲めない。<br />ルーフテラスになっている屋上からは、迪化街のレトロな街並みを見下ろすことができ、街歩きの休憩場所としては最適である。

    207博物館
    免費参観(見学無料)と書いてあったので、とりあえず入館してみた。台湾の歴史をモチーフにしたアートギャラリーのようだ。貰ったパンフレットによると、1962年に建てられたこのビルは、以前は薬屋だった。3階まで上がると、「記憶台北老建築」という古い台北の街を撮ったスライドの写真展をやっていた。
    その奥は休憩スペースになっていて、セルフサービスで1杯30元(110円)のコーヒーが飲める。大変有難いが、200元の台湾コーヒーを飲んだ僕には、ちょっと飲めない。
    ルーフテラスになっている屋上からは、迪化街のレトロな街並みを見下ろすことができ、街歩きの休憩場所としては最適である。

  • 台北松山空港<br />タクシーで圓山大飯店に戻り、預けたキャリーバッグを受け取ると、そのまま空港へ。<br />セブンイレブンで悠遊カードの残金を使いきろうと、パイナップルケーキやお茶を買う。悠遊カード3枚の残金は一度に使えず、1枚ごとに精算したので、レジカウンターが渋滞してしまった。それでも店員は嫌な顔一つせず、客も黙って待っていてくれた。さすが台湾。中国だったら暴動が起こっている。<br />再両替手数料100元を払って、残った元を円に替える。チェックインカウンターでチェックインしたら、後は飛行機に乗るだけ。<br />

    台北松山空港
    タクシーで圓山大飯店に戻り、預けたキャリーバッグを受け取ると、そのまま空港へ。
    セブンイレブンで悠遊カードの残金を使いきろうと、パイナップルケーキやお茶を買う。悠遊カード3枚の残金は一度に使えず、1枚ごとに精算したので、レジカウンターが渋滞してしまった。それでも店員は嫌な顔一つせず、客も黙って待っていてくれた。さすが台湾。中国だったら暴動が起こっている。
    再両替手数料100元を払って、残った元を円に替える。チェックインカウンターでチェックインしたら、後は飛行機に乗るだけ。

  • 台湾には昔から「食巧不食飽」と言う言葉があって、「飽きずに美味しく食べる」という意味だが、その為には料理の量は食べ飽きないように少量の物が多い。例えば中国で拉面を頼むと、麺だけで信じられない量が入っていることがあるが、台湾の担仔麺は茶碗ほどのサイズである。こんな些細なことからしても、日本人に合っていると実感してしまう。勿論、その味付けも素材を生かしたシンプルな物が多い。海鮮料理がメインだと言うのも、日本人にとっては嬉しい限りである。<br />ということで、今回は、朝からひたすら食べまくった飽食、もといグルメの旅と言ってもいいだろう。スタート地点に臭豆腐というトラップを仕掛けることで、そこからの台湾料理は涙なくしては食せないほど美食の連続だった。市場チャーハン対決で優勝した海老チャーハン、死ぬほど食べた火鍋、世界10大レストランに選ばれた鼎泰豐の小籠包、海鮮料理店の蟹炒め、素朴なB級グルメの魯肉飯や担仔麺等、何を食べても驚くほど美味しかった。屋台や朝食ブュッフェのフルーツ、ミルクを削った珈琲かき氷、タピオカミルクティー、台湾コーヒーも捨てがたく枚挙にいとまがない。そしてやはり僕は、カバランウイスキーと台湾クラフトビールの味が忘れられない。<br />そして台湾人の誰もが日本愛に溢れていて、程度の差こそあれ、皆カタコトでも日本語を知っている。中国で日本語を聞くことなどほぼ無いので、初日台湾に着いて、「さあ、中国語話そう!」と気合を入れていたら、拍子抜けしまった。もちろん日本人観光客が多いということもあろうが、こちらが日本人だと分かると皆嬉しそうな顔をしてくれるのは、やはり親日国たる所以であろう。現在台湾とは国交がないが、気持ち悪いくらい反日の韓国とは早々に国交断絶し、台湾とは一日も早く国交回復してもらいたいものだ。<br />始めに書いたが、外国にもかかわらず、今回はどこか緩みっぱなしの旅だった。必要最低限の危機管理さえしていれば、不安を感じることもまずない。中国では入国と同時に入れる戦闘モードのスイッチを、台湾では一度も入れることはなかった。久しぶりにリゾート感溢れる旅をした気分だ。<br />

    台湾には昔から「食巧不食飽」と言う言葉があって、「飽きずに美味しく食べる」という意味だが、その為には料理の量は食べ飽きないように少量の物が多い。例えば中国で拉面を頼むと、麺だけで信じられない量が入っていることがあるが、台湾の担仔麺は茶碗ほどのサイズである。こんな些細なことからしても、日本人に合っていると実感してしまう。勿論、その味付けも素材を生かしたシンプルな物が多い。海鮮料理がメインだと言うのも、日本人にとっては嬉しい限りである。
    ということで、今回は、朝からひたすら食べまくった飽食、もといグルメの旅と言ってもいいだろう。スタート地点に臭豆腐というトラップを仕掛けることで、そこからの台湾料理は涙なくしては食せないほど美食の連続だった。市場チャーハン対決で優勝した海老チャーハン、死ぬほど食べた火鍋、世界10大レストランに選ばれた鼎泰豐の小籠包、海鮮料理店の蟹炒め、素朴なB級グルメの魯肉飯や担仔麺等、何を食べても驚くほど美味しかった。屋台や朝食ブュッフェのフルーツ、ミルクを削った珈琲かき氷、タピオカミルクティー、台湾コーヒーも捨てがたく枚挙にいとまがない。そしてやはり僕は、カバランウイスキーと台湾クラフトビールの味が忘れられない。
    そして台湾人の誰もが日本愛に溢れていて、程度の差こそあれ、皆カタコトでも日本語を知っている。中国で日本語を聞くことなどほぼ無いので、初日台湾に着いて、「さあ、中国語話そう!」と気合を入れていたら、拍子抜けしまった。もちろん日本人観光客が多いということもあろうが、こちらが日本人だと分かると皆嬉しそうな顔をしてくれるのは、やはり親日国たる所以であろう。現在台湾とは国交がないが、気持ち悪いくらい反日の韓国とは早々に国交断絶し、台湾とは一日も早く国交回復してもらいたいものだ。
    始めに書いたが、外国にもかかわらず、今回はどこか緩みっぱなしの旅だった。必要最低限の危機管理さえしていれば、不安を感じることもまずない。中国では入国と同時に入れる戦闘モードのスイッチを、台湾では一度も入れることはなかった。久しぶりにリゾート感溢れる旅をした気分だ。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • Kちゃんさん 2020/12/22 09:52:12
    台湾ですね
    拝見させて頂きました。
    台湾へはこの20年以上に渡り仕事で10回~/年訪れていますが、今年は旧正月後の1月末に訪れて以来、渡航することが出来なくなってしまいました。
    これほどの長期間訪れないのはSARS事件以来でしょうか? 
    ほとんどがウィークデイに2泊~3泊での訪問ですので、いわゆる観光に赴くことはほとんど無く、台北市内のことなどはSNSやガイドブック片手に歩き回る日本人観光客のほうがよほど詳しいと思います。 仕事先は日本語が通じてしまいますしホテルでも英語/日本語で終わってしまうので北京語も全く解らず、ただ相手の人同士が北京語で話しているか台湾後で話しているか? くらいはフィーリングで解りますね。
    カバランウイスキー、良いですね。 最初は「金車」ブランドのものも有ったと思います。 安いモノでも充分に美味しいので下から2番目の茶色いボトル(一番安い緑のものは少し?です)を重宝しています。 その昔、台湾へ出入りし始めた頃に会社の自販機にMr.Brown缶コーヒーがあり休憩時間などに飲んでいましたが、カバランとMr.Brownが同じ金車だとわかり、よく見ると街中のMr.Brownコーヒーショップにカバランコーナーがあり売ってますね。 金車グループは文化活動にも熱心でイーランに博物館も持っています。 ビールにしても昔は台湾ビール(今のクラシック)しかなく、他はハイネケンなどの輸入物。 次第に極一部の店で台湾ビールの生サーバーが置かれるようになり、この10年ほどでは「金牌」「Browny」や「7Days」など様々なブランドが展開されていますね。 ここまでのビールは台湾の専売公社ともいえるTTLのものですが、カバランに対抗して出したTTLのウイスキーは?です。  20年前は台北近郊の都市でTAXIに乗ってメーターを倒す事は皆無だったと思います、市内だいたい何処へ行ってもイーパイ(100元札)を渡しておしまい。 どうしようもない渋滞や反対車線を走ってごぼう抜きなど当たり前の時代です。  たまに台北市内に行くとメーターを倒して走り「80元」なんて拍子抜けでした。   良かったか悪かったかは別として過去の日本統治が日本的な文化とマナーを植え付け、文化革命でグチャグチャになった大陸の人達と決定的な差をもたらした思っています。 早くまた行けるように願っています(仕事にも支障が生じるので)

    SamShinobu

    SamShinobuさん からの返信 2021/01/06 12:37:26
    RE: 台湾ですね
    大変興味深いお話ありがとうございます。
    カバランウイスキーの味が忘れられなくて、探していたら、銀座のリカーマウンテン銀座777に売っていました。ここは有料試飲をさせて貰えるので、じっくり選んで購入しました。確かにそれほど高くない物でも十分に美味しいですよね。
    今度台湾に行く機会があったら、海岸線を電車でぐるっと一周する旅も面白いかなと漠然と考えています。まあ、いつになることやらですが。



    Kちゃんさん からの返信 2021/01/08 11:21:05
    RE: RE: 台湾ですね
    わざわざ返信ありがとう御座います。
    最近は都内や地方都市のBAR(いわゆるオーセンティックバー)にもちらほらとカバランが置かれているようになりました。
    見つけるとつい飲んじゃうんですけど。



    > 大変興味深いお話ありがとうございます。
    > カバランウイスキーの味が忘れられなくて、探していたら、銀座のリカーマウンテン銀座777に売っていました。ここは有料試飲をさせて貰えるので、じっくり選んで購入しました。確かにそれほど高くない物でも十分に美味しいですよね。
    > 今度台湾に行く機会があったら、海岸線を電車でぐるっと一周する旅も面白いかなと漠然と考えています。まあ、いつになることやらですが。
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